最初は「危険な祭り」だった? サッカーの母国イングランドの歴史から紐解く「紳士のスポーツ」としてのサッカーの起源
と「統一ルール」が完成。
手を使ってはいけない、「紳士のスポーツ」として危険なプレーはしないことが定められました。
こうして近代サッカーが誕生しました。つまり、イングランドは「サッカーの母国」ということになります。
狭いエリアで強度の高いプレーをする中で、相手と味方の位置を見ながら「レーン」や「中間ポジション」を見つける眼を養えば、試合でもポジショナルプレーで「意図的に」相手の守備を突破することができるようになるでしょう。
■手を使っちゃいけないなんてつまらない!そうして生まれたスポーツが...
サッカーのルールを決める上では、「手を使っていいかどうか」で最後まで意見が分かれたそうです。最終的に、投票の数で「手を使ってはいけない派」が勝利。
一方敗れた人たちは8年後の1871年に『ラグビー・フットボール・ユニオン』を結成しました。
そう、それが今も世界中で人気の「ラグビー」です。こちらも、組織を作ってルールを決めたのは上流階級の人たち。
だから、ラグビーもサッカーと同じく、「紳士のスポーツ」と呼ばれます。