子育て情報『子どもが熱中症になった!? 夏の練習後ぐったりしている子の食事や休養法【具体策】』

2022年7月21日 20:00

子どもが熱中症になった!? 夏の練習後ぐったりしている子の食事や休養法【具体策】

そして、可能であればタンパク質を。タンパク質は、疲労回復を促進し血の巡りをよくする栄養素でもあるからです。

なお、スポーツドリンクを飲む際は、一気飲みは避けて少しずつ飲むようにした方が良いと三宅先生はアドバイスをくれました。

一気に飲むと、腎臓が水分を排出するように働いて尿が増えたり、お腹を下してゆるい便と共にせっかく摂った水分を排出してしまったりと、逆効果になりかねないからだそうです。

ですので、例えば500mlのペットボトルなら、100mlずつ5回に分ける程度にしてみてください。

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■家庭でできる熱中症対策:入浴編

必ずしも湯船につかる必要なし!ぬるめのシャワーだけでも十分

熱中症の可能性があるとき、体はほてった状態になっています。そのため、入浴は体を温めすぎないことを意識しましょう。

「湯船には無理に入らず、シャワーだけで十分です。
湯船に入りたいと子どもが言うようであれば、体をあたためるためというより、リラックスするためというスタンスで入りましょう」(三宅先生)

シャワーもお風呂も、いつもよりぬるめのお湯で良いそうです。ほてった体をクールダウンすることにもつながります。

なお、体調によってはシャワーすら難しい場合もありますよね。その際は、そけい部や頭、首、わきの下などを氷嚢や冷たいタオルで冷やしてみると良いそう。大きな血管がある部分を冷やすことで体内を流れる血液の温度も下がるので、この方法でも短い時間で体を冷やす効果が望めるのだと教えてくれました。

■家庭でできる熱中症対策:休息編

涼しい部屋でゆっくり休ませて

食事と体のクールダウンが済んだらあとは休息です。クーラーを効かせた涼しい部屋で過ごし、早めに就寝できるとベターだそうです。

サッカー以外にも学校や塾、習い事など最近の子どもたちは忙しい毎日を過ごしていますが、しっかり休息をとることは体調を整える上でも大事なことです。


■翌朝元気に朝食が食べられれば安心

栄養、クールダウン、休息で対処し一晩休めば、翌朝には回復していることも多々あります。いつも通り朝食を食べられれば、熱中症への対処がうまくいったと思ってOKだと三宅先生は言います。

前夜にあまり食べられなかった分、しっかり食べさせてあげてください。

もし、体調が回復せず朝食も普段通り食べられない場合は、学校や練習を休ませて引き続き休息を十分とり、水分をはじめとする栄養摂取を心がけてください。

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