2022年7月21日 20:00
子どもが熱中症になった!? 夏の練習後ぐったりしている子の食事や休養法【具体策】
■熱中症予防に、日頃の朝食は和食がおすすめ
食事は3食バランス良く摂ることは、熱中症対策にも有効ですが、特に朝食に課題が多い子どもが多いようです。「朝はパンとジュースだけ」という子どもは、どうしても朝食の栄養バランスが偏りがちかもしれません。
前述した栄養素の「糖分・水分・塩分」の3つをしっかり摂るなら、朝ご飯は和食がおすすめだそう。
ご飯はパンに比べて水分を多く含んでおり、味噌汁でも水分、そして塩分をしっかり摂れるから、というのが理由とのこと。
毎日和食はちょっと......というお子さんは、夏場だけ数日に1回は和食にしたり、熱中症を疑う体調不良を感じた翌朝は和食にチャレンジしてみるのも手です。
■熱中症予防の知識もアップデートを
三宅先生が10年以上にわたり携わっている「熱中症予防声かけプロジェクト」は、熱中症を予防することにつながる夏の過ごし方を働きかける官民共同プロジェクトです。
公式WEBサイトには、熱中症を予防するための正しい知識がわかりやすく紹介されていますので、予防法の復習もぜひしてみてください。
三宅康史(みやけやすふみ)
帝京大学医学部救急医学講座教授/帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長、熱中症予防声かけプロジェクト実行委員長
東京医科歯科大学卒業後、公立昭和病院脳神経外科・救急科(ICU)・外科医長、さいたま赤十字病院救命救急センター長・集中治療部長、昭和大学医学部救命救急センター長など歴任し、2016年帝京大学医学部救急医学教授・同附属病院救命救急センター長に着任。
2017年からは同高度救命救急センター長を務める。
熱中症予防声かけプロジェクト
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