子どものタイプによって響く指導が違う! 指導者に伝えたい3つのタイプ別「やる気と能力を最大限に引き上げる接し方」
そのため、振り返りや反省は面倒なだけ。チームの反省会でも上の空かもしれません。
そんな直感タイプに効果的なのは、「次の試合では活躍できる」と思える景色をイメージさせること。憧れの選手が同じシーンでは失敗せずむしろスーパープレーになったという動画があれば最適です。
こんなフレーズが心に響きます
「あの場面、メッシはこうやって切り抜けたらしいよ」
「君なら次はきっとできる!メッシのプレーを見てイメトレしよう!」
■特性に合わせた接し方は、良好な関係性構築のきっかけに
3つのタイプごとに、褒め方や失敗への声かけのコツに大きな違いがあります。同じことをしても素直に聞いてくれる子とそうでない子、成長に繋げられる子とふてくされてしまう子など、全く違う反応をする理由は、受け手である子どものタイプの違いかもしれません。
また、その違いがわかると接し方がぐんとラクになるのも事実。選手と良好な関係性を築き、サッカーでも伸ばしていくためにぜひ実践してみてください。
次回の記事では、選手のタイプ別サッカーノートの書き方の特徴やアドバイス方法を具体的にお伝えします。
河野 真杞(こうの まこ)
親子関係/チームスポーツ専門 心理タイプ分析アドバイザー
自身の子育ての悩みから、3000万件以上のデータを活用して日本で開発された統計心理分析ツールに出会う。子ども達のやる気・自信・自己肯定感をまっすぐに伸ばしたいという思いから、子どもと接する大人を対象に、子どものタイプに適した関わり方を伝えたいと考え、心理タイプ分析アドバイザーの活動を開始。子育てに悩む親やスポーツをしている子どもの親、スポーツチームの指導者に対してセミナーや個別相談等を行い、これまでに延べ300名以上をサポート。現在は、大学・高校の運動部のメンタル・チームワーク構築をサポートする"High Performance Analysis"という事業を立ち上げ、担当チームの全国大会初進出、選手権優勝などの結果にも繋げながら、学生達の自己肯定感・協調性・他者理解力の向上に取り組んでいる。著書に『子どものやる気を引きだす親 うばう親』(キノブックス)。
High Performance Analysisのページはこちら
https://www.hpa34.com/
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