サッカーやっている息子は自分の理想と正反対、と息子のサッカーを嫌う妻を何とかしたい問題
逆にけなされたり、否定されたり、嫌なことを言われると、線条体はぴたりと止まってしまいます。
子どもが親から小言ばかり言われると「そうやって言われるとやる気なくすんだよ!」とよく逆切れしますね。これは脳科学的に正解。当然の反応なのです。
したがって、子どもの仲間を悪く言うのはやめることを夫婦のルールにしてください。息子さんも含め、子どもは全員成長の途中です。
「社会で子どもを育てる」この言葉を知りませんか?そのためには、互いにどう振舞えばよいのかは、自ずとわかるはずです。
■その③自分が親にされて嫌だと思っていたことを、知らずにわが子にもしがち
三つめ。
ご夫婦で、互いに自分がどう育てられたのかを情報共有しましょう。なぜならば、自分が育てられたように育てるケースが多いからです。
私たちは、親にされたことが嫌だなと思っているのに、知らず知らずの間に似たような子育てをしてしまっています。例えば、過干渉を受けた人は自分もわが子を過度に干渉しがちです。
■その④ここがダメ、なぜなら○○が悪いから、など子どもを「分析」しすぎている
四つめ。相談文を読むと、とくにはお母さんになりますが両親ともに子どもに対するジャッジメントが非常に多いと感じます。
うちの子はこう。うちの子はここがダメ。
なぜならば友達が悪いから。そんなふうに何の根拠もない極めて主観的なジャッジを下します。そのように分析することに、実は意味はありません。必要なのは子どもの話を聞くことです。
■その⑤家族の対話を増やす
何が楽しいのか。何を難しく感じているのか。何に困っているのか。家族の中に対話を増やしましょう。
これが五つめです。
大人が冷静に、感情に乗っ取られずに、子どもに傾聴することがとても重要です。夫婦も家族も本音で話し合うことです。
すでに伝えましたが、子どもは親とは別人格です。親が行動や思考をコントロールできると思わないこと。ジャッジするのではなく、わかろうと努力することが大切です。ただし、すべてわかることはあり得ません。わが子でもわからなくて当たり前です。
なぜならば別人格なのですから。
■今のままでは先が思いやられる、まず親が変わることから始めよう
(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
そのうえで、君をわかりたいんだというメッセージを送り続けること。