「ヘリコプターペアレント」という言葉を聞いたことがありますか?これはアメリカで生まれた言葉で、「子どもの周りを常にヘリコプターのように旋回し、過度に干渉する親のこと」を指します。愛情から来る行動ではありますが、子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性があると言われています。前回に続き、心理カウンセラーのあさくらゆかりさんに、ヘリコプターペアレントの特徴や弊害、そして対処法についてお話を伺いました。(取材・文鈴木智之)(C)たむらさいか<<前編:干渉しすぎて自立を阻害する「ヘリコプターペアレント」になってない?過保護にならないための対処法親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■ヘリコプターペアレントの特徴心理カウンセラーのあさくらさんによると、ヘリコプターペアレントには、以下のような特徴があります。1. 子どもがすべき問題解決を親がしてしまう2. 子どもがすべき決断を親がする3. 自分の理想を子どもに押し付ける4. 子どもが失敗する体験を奪う具体的な例として、あさくらさんは次のように説明します。「幼稚園児ぐらいだと『そのおもちゃ貸して』『いやだよ』と言われたときに、どうしようかって一緒に考えられるといいんです。でも『貸してあげなさいよ』とか『順番でしょう』『今度はうちの子の番よ』と、親が代わりに言ってしまったり、その子の親に言ってしまうことは、ヘリコプターペアレント的な行動と言えます」年齢が低いうちは、仕方のない場面もあるかもしれませんが、いつまでも親が子どもを子ども扱いし続けることは、長期的に見ると、大きな弊害が生まれます。「幼い頃だと、今日着る服とか、何を食べるかといった、小さなことから始まり、思春期や成人になってくると、どこに進学するのか、どこに就職するのか、どんな人と結婚するかなど、本来自分で決めることを、親が決めてしまうことがあります。これはかなり危うい行動です」■失敗する経験を一度もさせてもらえずに社会に出たら......過度な干渉は、子どもの成長にさまざまな悪影響を及ぼします。特に、自立心の欠如、問題解決能力の低下、自己肯定感の低下、社会性の未発達などが挙げられます。あさくらさんは、なかでも「失敗経験の重要性」を強調します。「失敗も挫折も一つもしたことがない、傷つかないまま大人になって社会に出たら、どうなるでしょうか。経験したことしか、自分の人生の自信にはなりません。いくらインターネットで見たり、本で読んでも、経験しないと自分のものにならないんですね。だからこそ、その子がチャレンジする環境を作り、ときには失敗を経験させることも必要だと思います」■監視と見守りの違いヘリコプターペアレントの行動は、名称の由来どおり「監視」に近いものです。大切なのは、子どもを監視するのではなく、見守ることです。あさくらさんは、監視と見守りの違いを、次のように説明します。「コンビニに監視カメラがついているのは、万引きの防止のためです。つまり、店員がお客様を信用していないから、カメラで監視しているわけです。一方で見守りは、安全な状態かどうかに注意を払うことです。つまり必要なときに手助けをするのが、見守りだと言えます。だから親御さんには『監視ではなく、見守る』スタンスでいてほしいです」■失敗した時に「お母さんが言ったからだ」と他責な考えの子にしないために見守り、必要な時にそっと手を差し伸べる。それが、理想的な関わり方です。しかし「必要な時」を見極めるのは難しいもの。その見極め方をあさくらさんはこう言います。「大人が先回りして手助けするのではなく、子どもの方から『お母さん、助けて』と言ってきた時に、対応するのが理想的です。カーナビに例えると、間違った場所に着いてしまったら、それは住所を入力した人の責任ですよね。同じように、親御さんが細かく指示ばかり出していると、お子さんは指示を待つようになり、その結果、失敗したときに、『自分は悪くない。お母さんが言った通りにしただけ』という他責思考になってしまいます」■他責思考ではサッカーでも伸びない(C)たむらさいかこのような考え方のクセがつくと、困ることがたくさんあります。サッカーのプレーで言うと、コントロールミスしたときに、他責の人は『何でそんなところにパスするんだ、お前が悪い』となり、自責の人は『パスをうまく受け取れなかった自分が悪い』と考えます。どちらの考え方が、子どもを成長に導くのでしょうか?それはもちろん「自責思考」です。自責思考を持つことで、自分の成長に焦点を当てることができます。サッカーの現場では「自分に矢印を向ける」という言葉がよく使われていますが、これはまさに「他人に原因を向けるのではなく、自分ができることを考えよう」「自分の成長に目を向けよう」という意味を表しています。■ヘリコプターペアレントにならないための心構え最後にあさくらさんは、ヘリコプターペアレントにならないための、親の心構えを教えてくれました。・境界線を設定しましょう(※サッカーのことはコーチに任せる)・失敗を恐れずに試させましょう・アドバイスをやめてみましょう・子どもに任せて決断させましょう・物理的な距離を置いて、見ないようにしましょう・アドバイスしすぎないで10秒待ってみましょう・自分の時間や趣味を大切にしましょうなかには「子どものサッカーを観るのが趣味なんです」という人もいるでしょう。そこで、あさくらさんは「お子さんのサッカーを見に行ってもいいんです。楽しみにしてもいい。でも時と場合、さらには、やり方によっては子どもに害があるかもしれないということを知っておくのは重要だと思います」とアドバイスをくれました。■サッカーは子どもの自立心や決断力を育むのに最適なスポーツお子さんの成長を願う気持ちは、誰しも持っています。今回の記事は、そのためのアプローチを振り返る、良いきっかけになったのではないでしょうか。サッカーは子どもの自立心、決断力を育むためにも最適なスポーツ。サッカーを通じて、お子さんの成長を見守る方法を、見つけていきましょう。あさくらゆかり公認心理師・心理カウンセラー一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事、株式会社kikiwell所属カウンセラー・統括責任者幼稚園教諭・保育士・公立小学校学級支援員を経て心理カウンセラーに。2007年1月より(株)kikiwellが運営するキキウェルメンタルヘルスサービス(旧:聞き上手倶楽部)に所属。ライトカウンセラーとして活動開始。「聞ける人ほどうまくいく」をスローガンに、カウンセラー養成講座の講師を務めている。また「聞かせて下さい、あなたのお話」、このひとことを熱く胸に抱え(株)kikiwellで電話カウンセラーとしても活動している。【カウンセリング実績】キキウェルメンタルヘルスサービスのカウンセラーとして 17年間で、のべ14,000件以上の電話カウンセリング、3,600件のメールカウンセリング実績。最長連続カウンセリング11時間。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>
2024年07月23日酔って帰って息子のベッドにダイブ近藤真彦さんは1994年に一般人女性と結婚。2007年に誕生した一人息子は現在、高校2年生になりました。番組では妻との関係性にも言及。ゲストらから「尻に敷かれてるっぽい?」と聞かれると、近藤さんは「尻に敷かれてるわけじゃないけど、たまに(妻が)怖いときがある」と告白。近藤さんはお酒を飲んで帰ると、子どもの寝ているベッドに「ただいまー!」と飛び込んで起こしてしまうことがあるのだとか。翌朝、「昨日パパ帰って来て、僕起こされたんだ」と息子の苦情を聞いた妻から、「昨日、ごうすけ(息子)の部屋行ったらしいね。迷惑だって言って学校行ったよ」と叱られる。これには近藤さん自身も「自分が悪い」と自覚しているようです。夫婦間ではとくに家事の分担をしていないそうですが、近藤さんがゴミを持ってゴミ捨て場に行く姿が世間的に良くないと妻は考え、「ゴミ捨ては私がやりますけど、他のことでできることはやってほしい」と言われているそう。「子どものどこか行くとか、ちょっと遠いところに買い物に行くとかだと、僕が運転手をする」と、近藤さんはもっぱら運転担当のようです。誕生日や記念日は家族で食事に行く近藤家ですが、ちょうど少し前の結婚記念日を近藤さんがすっかり忘れてしまうという悲惨なエピソードも。翌日妻から「昨日なんの日だったか知ってる?」と聞かれた近藤さんはハッと気づき、食い気味に「ごめんなさい」と謝罪したといいます。番組では1年半ほど前に撮影したという息子との2ショット写真も公開し、父子の素敵な笑顔にスタジオは大盛り上がり。「顔は似ていないけど、仕草はよく似ていると言われる」そうで、周囲からはよく「お子さんは将来芸能界ですか?レースのほうですか?」と聞かれるものの、息子はそのどちらでもなく、幼稚園の頃から現在まで「本気でやってて、しょっちゅう骨折してますよ」というほど空手に熱中していると明かしました。しかし大好きな空手が嫌になった時期もあるそう。息子が正直にその気持ちを言わず「お腹が痛い」と嘘をついて休もうとしたことがどうしても許せなかったという近藤さん。当時のことを「部屋に呼び出して、もみくちゃにしてやったんです。奥さんが僕の部屋に入って来て、それ以上やめてって言うぐらい」と振り返りました。ただ、大きな雷を落としたことはその一度だけ。息子への接し方として、普段のちょっとしたことでは怒らないけれど、ここぞというときはしっかり怒るようにしていると明かしていました。
2024年07月18日子どもの成長を願う親心が、逆効果になることがあるって、ご存知ですか?最近、「ヘリコプターペアレント」という言葉をよく耳にします。これは、ヘリコプターがホバリングするような形で上から子どもを見張り、子どもがつまづきそうなリスクがあったら急降下して排除してしまう、自分で判断できる年齢になっても子どもに逐一関わり続ける親を指す言葉です。サッカーの現場でも常に子どもの近くにいて動きを全部監視し、試合が終わるたびに着替えを手伝いにチームのテントに入ってきたり、子どもの1日のすべてを把握しようとするような保護者がいます。この問題について、長年、子育て相談に携わってきた心理カウンセラーのあさくらゆかりさんに話を聞きました。サッカーを題材に、子どもの自立を促す具体的な方法を紹介します。(取材・文鈴木智之)(C)たむらさいか<<関連記事:あなたは大丈夫?過干渉タイプチェックシート親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■子どもの行動を監視し何かあったら急降下「ヘリコプターペアレント」とは子どものサッカーを応援したい。サポートしたい。もっと上手くなってほしい! など、子を思う気持ちから、ときに過保護や過干渉になってしまう......。それが「ヘリコプターペアレント」と呼ばれる行動に現れてしまうことがあります。ヘリコプターペアレントとは、常に子どもの周りを飛び回り、不都合なことがあったときに急接近して干渉する姿が、ヘリコプターに似ている様子を表した、アメリカ発祥の言葉です。サッカーの現場だと、試合が終わるたびチームのテントに入ってきて子どもの着替えを手伝ったり、子どもたちに自立を意識させたいと遠征の引率人数が決まっているのに「心配だから」とほとんどの親がついてきて身の回りのことを世話していたり、子どもの1日をすべて把握しているような親御さんが増えているという声を聞きます。中には、保護者エリアが決まっているのにいつの間にかベンチの後ろ、コーチのすぐ後ろに立ち逐一指示を聞き漏らすまいとして、休憩中に我が子にダメ出しする親までいるとのこと。そのような、子どもに干渉しすぎることの弊害などについて心理カウンセラーのあさくらゆかりさんに聞きました。■過保護・過干渉になる親の心理あさくらさんは「親御さんの思い自体は素晴らしいものです。でも、その思いが強すぎるあまり、親御さんの行動が、お子さんにとってマイナスになっていないか。立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません」と、優しく語りかけます。そもそも過保護、過干渉になる親の心理として・我が子可愛さゆえ・親としての責任感(きちんと育てなければ、という重圧)・自分の夢を子どもに実現させる、子どもは親の育児の成果(優秀な子を育てた自分の価値が上がる)といったものが考えられるのでは。と教えてくれました。■自分ではなく親の価値観で物事を決める「インナーペアレント」とは?「子どもの側からすると、親が近くで見ているだけでも『心理的に干渉されている』というストレスがあるのに、何かあったときに急接近してきて干渉するとなると、物理的なストレスにもなりますよね」さらに、こう続けます。「私がカウンセリングをお受けしたケースで、成人したお子さんが、親にされた行動で辛かったと言うのが、過保護、過干渉です。小さい頃から、親が子どもの決定に口を出したり、何でも親が決めてしまうことで、お子さんの中に『自分の親なら、こう言うだろう』という思考が生まれ、自分ではなく、親の価値観で物事を決めるようになります。それを『インナーペアレント(自分の中にいる親)』というのですが、その思考が強制力を持っていたり、価値観が社会に合致してない場合、お子さんは非常に生きにくくなってしまいます」この状態が続くと、お子さんにとって、ネガティブな影響が出てしまうことは明らかです。「そうならないために思春期や反抗期があるのですが、そこをうまく通れなかったお子さんはかわいそうです。反抗する機会さえ作らせてもらえないほど、常に見張っていて、何かあったらすぐ親の方から来る。そして、親が提案したことに反抗させない。そうなると、反抗期として成立しないですよね」■ヘリコプターペアレントの弊害あさくらさんはヘリコプターペアレントの弊害として、次の要素を挙げます。・1人で問題解決ができない・自分を好きになれない・ネガティブな思考になりがち・精神的に不安定になりやすい・自己決定ができない・他人の評価を過剰に気にする特にサッカーのような団体競技では、自立心や問題解決能力が重要です。「一流のサッカー選手で、問題解決能力が低くて、依存体質がある人っていないですよね」というあさくらさんの言葉は、とても示唆的です。■ヘリコプターペアレントにならないために(C)たむらさいかでは、ヘリコプターペアレントにならないために、どうすれば良いのでしょうか。あさくらさんは、具体的な対策を提案してくれました。「例えば、練習の準備をいつも親御さんがしているのであれば、お子さんに任せてみるのもいいかもしれません。ほかにも、新しいソックスを買うといったときに、お子さんに選ばせてみましょう。いつもお母様が準備したり、選んでいるのであれば、お子さんは戸惑うかと思いますが、『自分でやってみる?』『自分で選んでみる?』と聞いてみましょう。そのときに、お子さんが喜ぶか、嫌がるかを見ていただきたいです」このときに、お子さんが「自分ではできない、決められない」「面倒だから、お母さんがやって」と言ってきたら、危険信号かもしれません。「お母様の提案に対して、お子さんが『うまくできるかな』『やってみたいけど不安』というのはOKだと思います。そこで『じゃあ一緒にやろうよ』とふたりでやることで、やり方がわかったり、自信がつき、次からはひとりでできるようになるかもしれません」■子どもの問題解決能力を阻害しているか、他責思考にしてしまっているか確認する方法日常生活の中にも、親の関わり方によって、子どもの問題解決能力を阻害していないか、他責思考になっていないかを測る方法があります。「例えば、食事のときに、お味噌汁を洋服や床にこぼしてしまったとします。基本的に大人が『シャツを脱ぎなさい』『雑巾で拭きなさい』など、解決方法を提示しますよね。でもそこで、親御さんの方から『こぼしちゃったね。どうしようか?』と言って、お子さんに問題を解決する能力があるのか、見てみるのはいかがでしょうか」問題解決の具体的な方法を思いつくのか、その手順に沿って解決できるのかを、見てみる作戦です。「そこで、呆然として何もできなかったらまずいですよね。反対に、急いで行動してくれたら、その子に問題解決能力が備わっていると言えます」■サッカー上達のために必要な思考力、問題解決能力は、チームだけでなく家庭でも育てられるサッカーが上手くなるためには「自分で考え、ピッチ上の問題を解決する能力」が必要です。それはサッカーの時間だけでなく、日頃の親の関わり方からも育むことができます。過保護・過干渉は止めて、お子さん自身に考えさせ、決断させる。その繰り返しが、ピッチ内外で、自立した人間へと成長していくための、大切なことと言えるでしょう。次回の記事では「ヘリコプターペアレントにならないための、親の心構え」について、あさくらさんに解説していただきます。あさくらゆかり公認心理師・心理カウンセラー一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事、株式会社kikiwell所属カウンセラー・統括責任者幼稚園教諭・保育士・公立小学校学級支援員を経て心理カウンセラーに。2007年1月より(株)kikiwellが運営するキキウェルメンタルヘルスサービス(旧:聞き上手倶楽部)に所属。ライトカウンセラーとして活動開始。「聞ける人ほどうまくいく」をスローガンに、カウンセラー養成講座の講師を務めている。また「聞かせて下さい、あなたのお話」、このひとことを熱く胸に抱え(株)kikiwellで電話カウンセラーとしても活動している。【カウンセリング実績】キキウェルメンタルヘルスサービスのカウンセラーとして 17年間で、のべ14,000件以上の電話カウンセリング、3,600件のメールカウンセリング実績。最長連続カウンセリング11時間。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>
2024年07月17日癇癪(かんしゃく)とは?大声で泣いたり、激しく奇声を発したりする「癇癪(かんしゃく)」は、1歳頃からみられます。2歳から3歳頃には、自分の意見を言葉や行動で主張するようになり、癇癪が激しくなる時期でもあります。また、癇癪は幼児期に限られた行動ではなく、児童期にも見られ、思春期や大人になっても続くこともあるようです。癇癪は子どもの成長過程のひとつです。その表れ方には個人差がありますが、激しい癇癪の対応は、保護者や周りが疲弊してしまうことも……。今回は、発達支援の専門家監修の具体的な手立てや癇癪の知識を深める記事をまとめてご紹介します。癇癪(かんしゃく)が起きた時、どう対応したらいい?一口に癇癪といっても、原因や状況によって適切な対応は異なります。発達ナビの「親子のヒント」というコーナーでは、場面別で具体的な手立てを紹介しています。お菓子を途中でやめられない、「今日はここまで」と言われるとパニック……そんなときは?もしかして「かんしゃくを起こす=お菓子がもらえる」と学習しているかも?そんなときは悔しいときの感情コントロールが苦手……そんなときにできる工夫って?負けたときに切り替えて次の活動に取り組むのが苦手……そんなときにピッタリの遊びは?「あと3分」と約束したのに、切り上げられない!そんな時は……上手な交渉を覚えてもらうには……?「親子のヒント」コーナーでは、毎日の生活や幼稚園や小学校での活動中の困りごとに対する具体的な手立てを紹介しています。ぜひ参考にしてください!親子のヒント【LITALICO発達ナビ】癇癪(かんしゃく)の理解を深める公認心理師や医師監修の癇癪をテーマにしたコラムをご紹介します。発達ナビでは、ほかにも癇癪にまつわる体験エッセイを多数公開しています。ぜひご覧ください!癇癪のコラム一覧【LITALICO発達ナビ】癇癪が起きているときには、「何か不都合を取り除こうとしている」そして「困っているというサインを発している」と考えられます。さまざまな手立てや参考記事をご紹介しましたが、お子さんがたびたび激しい癇癪を起こす場合、保護者の方だけで向き合うことは非常に大変です。子どもの癇癪に悩んでいたり、保護者の負担が多くなってしまっている場合は、発達の専門家や医師に相談してみましょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年06月30日あなたはこれまでの恋愛を振り返ってみて「モテたことがない」と思っていませんか?しかし、実は気づいていないだけで「隠れモテ期」が近づいていることもあるのです。ここでは、その「隠れモテ期」が到来したときのサインを4つ紹介します。異性と恋バナする機会が増えたかも?もしも最近、あなたが異性と恋バナをする機会が増えていると感じたら、それは「隠れモテ期」の始まりかもしれません。これは、好みのタイプについて語ることが増えたり、逆に聞かれたりすることも含みます。あなたに好意を寄せている相手は、あなたの恋バナを聞いて探りを入れているのかもしれません。そんなときは、積極的に恋の話題に飛び込んでみましょう。イベントへのお誘いが増えた合コンだけでなく、友人のパーティーやアウトドアイベントへのお誘いが突然増えたら「隠れモテ期」の兆しでしょう。あなたのことを周囲が魅力的だと認め、人として信頼している証拠です。それぞれのイベントから新たな出会いのチャンスも広がるので、この機会を大切にしてください。褒め言葉をよく耳にする知り合ったばかりの人からの、少し大げさな褒め言葉も「隠れモテ期」のサインかもしれません。他意はないとわかっていても、その言葉にはあなたを人として、または異性として魅力的だということが含まれています。その言葉を糧に、もっと自分を磨き上げてください。恋愛相談を受けることが多い男女問わず、恋愛相談を受けることが増えてきたら、それは隠れモテ期を迎えている可能性があります。恋愛において信頼できる存在になっているのでしょう。また、相談を通じて相手を深く思いやることで、自身も恋愛について見つめ直す機会になり、周囲からの印象も変わるかもしれません。「モテ期」を実感したことがない人は多いかもしれませんが「隠れモテ期」は意外に近くまで訪れていることもあるのです。そして、気づかないうちに誰かがあなたを特別な人として見ている可能性も…。そのサインに気づいて行動に移したら、素敵な恋が訪れるかもしれません。(Grapps編集部)
2024年06月27日長い間一緒にいて良好な関係を築けていても、子どもの思春期は避けられないものですよね。なかには、我が子との距離感に悩んでしまったという方もいるようで……。そこで今回MOREDOORでは、「思春期の我が子との間で起きた問題」をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。Kさんの場合一番上の子どもが中学生になり、だんだん口数が減っていきました。親である私の小言にも敏感な反応を示すように……。そんな中、下の子は小学1年生なのでまだまだママに甘えたい盛りで、うまいことママにベタベタくっついてくる一方、上の子はうまく甘えたい時に甘えられない様子。強がるばかりで、寂しそうにも見えました。中学生にもなり、学校のテストや友人関係のトラブルもあり、私に相談したいだろうし慰めてほしい様子もありましたが、うまく甘えられない姿がもどかしかったです。どんな気持ちになりましたか?我が子は皆、同じ可愛く愛おしい存在なので、中学生になった一番上の子にも、甘えてほしいし頼ってほしいと思っていました。また、ママはママで寂しい気持ちでした。どのように向き合いましたか……?毎日話をして、子どもの日常について聞くように心がけました。娘の様子をよく見て、何かあったら対処できるようにし……。娘が反発しないような、かつやる気を出させてあげるような言葉があれば知りたかったです。(46歳/主婦)どうやって対話すれば?「思春期は適切な距離を保つ」「親として少し離れて成長を見守る」ことがよいと聞きますが、思春期の子どもとどうやって向き合えばいいのか、私たちはあまり教わってきませんでしたよね。臨床心理士はどう考えるのでしょうか?出雲いいじまクリニック院長の飯島先生に伺いました。臨床心理士からの言葉こどもが思春期に差し掛かると、親子関係も急激に変化していくものですが、この時期の子どもの変化に困惑する親御さんも多いでしょう。いったいお子さんの変化をどのように理解し、どう接したらよいのでしょうか。ところで、もともと春という漢字は「性」の暗喩として用いられるものです。つまり思春期というのは性を思う、つまり性に興味を持ちはじめる時期という意味です。というのもこの時期には男性ホルモン、女性ホルモンといった性ホルモンが人生最高濃度で分泌されるようになり、大きく心身の状態を変えていくからです。性ホルモンは脳にも大きく影響し、脳全体を成熟させるとともに自我意識を高め、比較的従順な子どもの脳から自身の自立と独立性を重んじる大人の脳へと変化させていきます。つまり、思春期の心身の変動は心理学的なイベントであると同時に、それ以上に脳自体の「大人化」という現象と理解できます。通常、人間関係は心理学的なやりとりをベースに変化していきますが、思春期においては脳自体という心の大元が変化しますので、親から見るとこどもの急激な変化についていけず、困惑することになります。親からすれば「いままでとなんだか違う、可愛くあどけなかったあの子はどこにいってしまったの?」という気持ちになります。この出来事は親にとっては、大きな喪失感になるとともに、変化しつつある新たな人格を持った我が子と再度人間関係を結び直していくという、親自身の発達課題を突きつけられるということでもあります。一方で、記事のようにまだ幼い妹や弟がいる場合、接し方の切り替えを頻繁に求められることになり、混乱に拍車がかかります。思春期のこどもはまだ成長過程であるため、親に反発する一方、甘えたいという気持ちも残っており、弟や妹に親がいままで通り愛護的に接しているのをみて、嫉妬をしてしまうこともあるでしょう。うざいけど甘えたい、でもベタベタするのも違和感がある、世話をしてほしいけど、自分でやりたい。といった、自己矛盾する感情を抱えているのが思春期の特徴です。また、性に関する衝動をうまく発散することができず、大きなイライラを感じ続けてもいるという状態です。親としては、自身の喪失感に向かい、少しずつ子離れを受けれ入れていく時期です。自身の喪失感を乗り越えることが難しいと、小さな子どもに対するように過干渉になったり、逆に支配的になってしまうことになります。これでは、親子関係は破綻せざるを得ないでしょう。親は「あの子は変わった、そして今も変わりつつある」ということを受け入れて喪失感を克服し、主として「見守る(もちろん危機には手助けしますが)」だけのスタンスに緩やかに移行していくのがよいでしょう。まとめ中学生の我が子との関係性に悩んでいたというKさん。幼いことろは違い、強がるばかりでうまく甘えられない姿に困惑していた様子。思春期の子どもとの関係は、親にとっては時に難しく感じるかもしれませんが、見守る立場をとることで大切な時期を乗り越えていくことができるのかもしれませんね。皆さんは、思春期の子どもを育てる過程で、悩んだことはありますか?監修者:飯島慶郎(不登校/こどもの大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック院長)精神科医・総合診療医・漢方医・臨床心理士診療科の垣根を超えた総合的な心身医療を行う。他院で解決できない複雑な病態、とくに不登校児の診療や不定愁訴(心身におこる様々な原因不明の症状)を得意とする。全国で初めての「不登校専門クリニック」を開設し、社会問題の解決に尽力中。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年06月12日子供から大人へ移行する期間である、思春期。自身を取り巻く環境が変化する時期で、精神的にも不安定になる人が多いといわれます。思春期の難易度、高くね?思春期の娘さんを育てる、ちょりす(@chorisu625)さん。「思春期の子の気持ちを理解するのは難しい」と感じたエピソードをXに投稿したところ、18万件を超える『いいね』を集め、話題になっています。ある日の朝のこと。ちょりすさんが寝ている布団の中に、娘さんが入ってきて「ママァ…学校を休みたいなぁ…」といったそうです。娘さんのお願いにちょりすさんは「オッケー!朝マックとコメダのモーニング、どっちにする!?両方!?」と、学校を休むことをすんなり了承し、返答しました。すると、娘さんが盛大にため息をつき、いった言葉というのが…。「ママ、こういう時は、励まして行かせるようにするんだよ…?」※写真はイメージ娘さんの発言にちょりすさんは「なんなん?思春期の気持ち、難易度高くね?」とお手上げな様子。「学校に行きたくない」といった直後に「学校に行かせようとしてよ」と正反対のことをねだる、娘さんの言動は確かに理解し難いものです。ユニークな親子のやり取りに、さまざまなコメントが寄せられています。・笑っちゃった。たまには休みたくなるよね。・子供が「学校を休みたい」っていった場合の、おそらく一番正解の対応だったのでは?・素敵な母親!見習いたい。中には、「自分の子供も同じようなことがあった」や「自分が思春期だった頃を思い出した」といった声も多く上がっていました。娘さんは本気で学校を休みたかったわけでなく、ちょりすさんに甘えたくなっただけなのかもしれませんね。娘さんが甘えられるのも、ちょりすさんがすぐに朝食のメニューを聞けるのも、円満な親子関係があるからこそのコミュニケーションでしょう。多くの人が和んだであろう、思春期の娘と母親の親子エピソードでした![文・構成/grape編集部]
2024年06月07日今回は、思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。息子の変化に向き合おうとする主人公。気持ちを新たにお弁当作りに精を出して…。イベントの日は…一歩前進![nextpage title="0J__S0cS0W0f…"]学校で…家に帰ると…[nextpage title="`o[P0nN 0kao"]嬉しい一言友達の一言がきっかけで、息子の頭に母親である主人公の姿が浮かんだようです。自宅に帰って、またお弁当を作るようお願いする息子。いろいろありましたが、2人の距離はまた近づいたようです。卒業式ではどのような展開が待っているのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月20日今回は、思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。息子の喜ぶ顔が見たくて作ったお弁当は、結果的に息子を怒らせることになってしまいました。翌日、息子の様子は…。お弁当の代わりに…家での食事も…好きな食べ物だけ…写真の夫に…涙を浮かべながら…栄養をつけてほしいという主人公の気持ちと、息子の気持ちはなかなかかみ合いません…。夫の写真に今の気持ちを打ち明ける主人公。弱気になりそうな気持ちを振り払うように、その手は硬く握られています。このあと、主人公は息子にどのように接していくのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月19日今回は、思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。距離感に気を付けたものの、息子の思わぬ行動におどろく主人公。翌日の朝に…。おはようの挨拶に…感想を聞いても…[nextpage title="`o[P0naK^0o…"]無言のまま…テレビで…[nextpage title="0000000c0f…"]これなら…【次回予告】話しかけても返事をしてくれない息子…。「どうしたものか…」と困っていたところ、テレビのお弁当特集が目に止まりました。2人の関係を改善するためのヒントが見つかったのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月17日今回は思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。妹に相談したことで、息子とは適度な距離感で接しようと決めた主人公。実際にやってみたのですが…。距離を置いて…話しかけても…[nextpage title="epe_0k…"]数日後に息子が…部屋に閉じこもってしまい…息子のために「構わない」「口出ししない」などと気を遣っていた主人公。しかし、息子は突然怒り出して部屋に閉じこもってしまいました。一体何が問題だったのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月16日今回は思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。抱えていた悩みを妹に打ち明けた主人公。予想していなかった返答に、主人公は思わず妹の話に耳を傾けます。【前回の話はこちら】大人になろうと…思わず納得…今日からは…気持ちが明るくなって…妹と話していくうちに、前向きな気持ちになることができた主人公。「あまり構わない」という方針は、母親と息子の関係性にどのような影響をあたえるのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月15日今回は思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。幼い頃の息子と一緒に花見をしたことを思い出す主人公。そこに突然の訪問客がやって来ました。チャイムを鳴らしたのは…元気がない理由…[nextpage title="bS0af0Q00h…"]打ち明けると…思わぬ一言が…自分の胸の内を、妹に打ち明けた主人公。すると、妹から「お姉ちゃんが間違ってるんじゃない?」と思いがけない一言が返ってきます。一体どういう意味なのでしょうか。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月14日今回は、思春期の子どもを育てる女性のエピソードを紹介します。息子のために朝からお弁当を作っていた主人公。思春期になった息子との接し方に、悩みをもっているようです。息子のために…幼い頃の写真を…お弁当を渡すと…今日も…写真を落としてしまい…【次回予告】お弁当を渡しても、そっけない態度の息子。そのとき、息子の写真をうっかり落としてしまったのです。作画:CHIHIRO原案:愛カツ編集部編集:愛カツ編集部
2024年05月13日普段はみんなを盛り上げるような声も出せて、プレーでも周りから頼りにされる選手だけど、急にイライラ仕出しチームメイトに酷い言葉を投げかける選手。チームメイトもコーチも腫れ物に触るように接している。思春期だから?このような選手への接し方に悩む。というご相談をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんが、海外視察で目にしたエピソードやご自身の体験を踏まえてアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<相手のラインを崩し、スペースを作って前に運ぶ動きコンビネーションを理解させるにはどうしたらいい?<お父さんコーチからの質問>池上さんのコラムなどをいつも拝見しており、日々の活動の参考とさせていただいております。今回は当少年団に所属するU-12の選手の件でアドバイスをいただきたく、ご連絡をいたしました。この選手は調子のいいときはみんなを盛り上げられるような声も出し、よく走り、点も決めてくれる、選手たちからは頼りにされる選手です。私たち指導者も非常に楽しみな選手なのですが、気分の浮き沈みが激しい選手です。(試合、練習関係なく元気だったにも関わらず急にイライラし始めたり、チームメイトに気に入らないことをされると急激に不機嫌になり、倫理に反するような行動、言葉を投げかけるなどがある)。直接の担当コーチはその選手の機嫌をとるような言葉をかけたり、チームの雰囲気が悪くなっていてもその選手を試合で使い続けるなど、腫れ物に触るような対応で私からすれば「そこまで気をつかわないといけないかな?」と思う対応をしています(効果については不明)。私がその学年に帯同した場合は、その選手が倫理的に問題がある行動の場合は本人とその件について話を個別でする(怒るのではなく、そのことがいい行動かどうかを考えさせるようにしています)などの対応をしています。また、試合や練習中にイライラしたり、不貞腐れ始めると一旦、冷静にさせるためにメンバーから外し、少しその選手1人の時間をつくるなどさまざま試しているのですが、効果があるのかどうかが不明です。一旦乱れ始めると周りの選手もとても気を遣っている姿があります。何とかしていい方向に持っていきたいのですが、どうすればよいでしょうか。年齢的にも思春期の入り口にいると考えられますし、難しい年齢であることも理解しています。私としてはサッカーを存分に楽しんでほしいですし、仲間たちからも調子のいいときは頼られているだけに残念でなりません。これまでいろんな年代の選手に指導してきた池上さんなら、このような選手にどう接しますか?アドバイスをお願いいたします。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。小学6年生は「前思春期」という時期ではありますが、この選手の行動を思春期が原因としてよいかどうかは意見が分かれるところでしょう。■ドイツで目にした、相手選手へのイラつきを鎮めさせる方法要因がどこであれ、このようにすぐキレてしまう癖は子どものうちに早く直したほうがいいでしょう。このような事象を、イングランドなどの指導者たちは「bad habit」(バッド・ハビット=悪癖)と呼び、見つけたら早々に修正するようです。昨夏に訪ねたドイツで、こんな場面に遭遇しました。小学生の試合を視察したときのことです。プレーしている中でとても上手いセンターバックの子がいました。危ない場面では必ず相手を止めていました。ボールを取られた相手はまた奪い返そうとしますが、そのCBはボール扱いが上手く視野もあるのでできません。相手は徐々にイライラして、激しくチャージし始めたのです。ファウルを取られてもおかしくないようなマークが続くなかで、そのCBはとうとうやり返しかけました。その瞬間、コーチが大きな声でその子の名前を呼びました。ベンチのほうに来るよう手招きし、やってきた子をくるりとコート側に向けさせると、その背中を抱きしめながら試合を見せました。しゃがんで頬を近づけ、指差ししながらアドバイスもしていました。10秒ちょっとの短い時間です。その子が落ち着いたと見極めたのでしょう。コーチは「さあ、行っておいで」というように背中をトントンとたたいて、コートに送り出しました。私は感心しました。なるほど。後ろから抱きしめるのかと。とてもいいものを見せてもらった気がしました。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■年齢にかかわらず良くない振舞いは指導者がきちんと伝えた方が良いさて、ご相談者様の話に戻りましょう。小学6年生であれば、自分のサッカーキャリアを思い描いたり、目標を持てる年齢です。より高みを目指せるよう、やってはいけないこと、良くない振舞いなどを指導者がきちんと伝えましょう。それは思春期だからとかではなく、対象が低学年でも同様に対処してください。■対応方法:1on1で個人的な話として伝えることでは、どうするか。前述したような話を1on1でしっかり伝えましょう。みんなの前で言うのではなく、その子と二人になれるところで、あくまで個人的に話します。そのような時間を確保してください。もちろんすぐには修正できないでしょう。その後、試合中や練習中に同じように感情的になったり、我を忘れる姿を見かけたら、呼び寄せます。そこで「今やっていてどう?」「今どんな感じ?」と話しかけます。それでその子には伝わるはずです。コーチの短い言葉が「今、君はどんな状態ですか?それで良いですか?」という問いだと、その子は受け止めるはずです。そこで気持ちが落ち着いたら、またコートに出ていけばいいのです。■話すときに気を付けること「絶対ダメ」など頭ごなしに否定しない選手と話すときにもっとも気をつけて欲しいのは、「絶対ダメ」などと頭ごなしに言わないことです。ありがちなのは「キレるなら試合に出さない」と罰則規定を作ることですが、それもよくありません。試合に出たいからキレないようにするのは、道理が違います。冒頭でお話ししたドイツのコーチのような姿を、日本では残念ながら見かけません。選手が感情を抑えられなくなると、「もう出ろ」と試合から外すことが多いようです。もしくはそのままプレーさせながら「落ち着け」と声を掛けます。なかにはコーチも同じように感情的になっている場合もあります。■腫れ物に触るような扱いは不要小学生年代に特別扱いしないこともしくは、逆に腫物に触るように遠慮がちに言うか、黙ってみていることもあります。ご相談者様が書かれている他のコーチの方々と同じです。このような態度は、その子にとっても、他の子どもたちにとっても決して良くありません。よくない扱いのツケはあとできます。小学生のときにチームの中心で活躍していた子どものなかには、上述したような扱いを受けてしまい、天狗のまま中学生になります。私はそんな子たちを数多く見てきました。そういう中学生を変えるのはとても大変です。よって、どんなに上手でも、チームの中心であっても、小学生時代に特別扱いしてはいけません。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■変化を促すために、撮影して本人に見せるのも一つの手(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)以前、すごいドリブラーに出会ったことがあります。そこで中学生とやらせました。すると1か月もすると、中学生のディフェンスを抜けなくなりました。小学生のうちにそういうことを体験させる必要があります。小学生のチームだと自分ひとりでやってしまい、フリーの子にパスしない子どもをよく見かけます。そんなときはこんな話をします。「フリーの子にパスしたら?そうすれば、みんな嬉しいよ。サッカーはチームでやるものだよ」そういった上手い子は、ミスした子を責めることもあります。そのときも「みんなでやるスポーツだ」と言い続けることが重要です。それがチームのスローガンになれば、パスしなかった子も変わっていきます。その子の様子をビデオで撮って見せるのもいいでしょう。胸でトラップするとき、手を広げてトラップしようと伝えるのですが、どうしてもできない中学生がいました。注意しても「僕は手を広げてる」と言い張ります。パスを出さずひとりでドリブルする子でした。手を広げないと審判からはハンドに見えることがあるので習得してほしい技術です。よってビデオに撮って見せました。観念したような様子でしたが「これは僕じゃない」と言いました。そんな子でも、少しずつ変わっていき、次第にパスができるようになりました。指導者によって選手は変わります。子どもを伸ばしてあげてください。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年05月10日絶賛「イヤイヤ期」中のキッズたちと格闘しているママさん、多いのではないでしょうか?そして子どもの成長とともに、次にやってくるのが「思春期・反抗期」!ほんと、ママの悩みって尽きませんよね。親子関係のプロとして子育て講演やコラム執筆などされている森田典子さんが、mamagirl読者に心強いアドバイスをしてくださいました!ぜひ参考にしてみてくださいね。子どもの思春期が保護者のストレスになる?待っていました!反抗期!!のように、子どもの成長を楽しんでいる方もいるかもしれませんが、思春期の子どもと向き合う保護者の中には、悩みが尽きない日々を送っている方も多いのではないでしょうか。 実際に、内閣府が実施した「令和3年 子供の生活状況調査の分析報告書」注1 の中でも、「中学生の子どもを持つ保護者のおおよそ2割が子どもの成長に伴う強い心理ストレスを感じたことがある」と伝えています。(注1)内閣府「令和3年子供の生活状況調査の分析報告書」保護者の心理的な状態(K6 のスコア)より参考文献/「イラストエッセイ高野優の思春期ブギくもり、どしゃ降り、ごくたまに晴れ」(高野優・著)ジャパンマシニスト社2012保護者が困惑する思春期児の態度多くの保護者を悩ませてしまうのが、子どもの態度です。 暴言を吐いたかと思えば、急に甘えてきたり、自信満々に振る舞ったかと思えば、この世の終わりのように落ち込んだりします。 コロコロと変わる子どもの態度に、親として毅然とした態度をとりたいと思っていても一緒に迷走しまうことも少なくありません。過度な「褒めて伸ばす」はNGこの迷走を悪化させる原因の1つが「褒めて伸ばしましょう」というフレーズだと私は考えています。 褒めること自体は非常に大切ですが、ときに「褒めて伸ばす」が逆効果になることがあります。思春期の子どもたちにとって、褒めすぎは気まずさやプレッシャーを倍増させる場合もあるからです。10代頃になり自己理解が進むと、自分の裏の性格を理解し始めます。 つまり子ども自身が「私は、自己中だし、すぐイライラするし、わがままだし」という具合に分析します。この状態で、「すごいね」と声をかけられると「私はすごくないのに、ウザっ!!」となってしまいがちです。そこで、「すごい」をもう少し丁寧に表現してみましょう。子どもの行動などに、ママが「すごい」と感心した何か理由があるはずです。「忙しいのに勉強も部活もがんばっている」「塾で帰りが遅い日でも早起きして学校に行っている」など、感心できる「理由」の部分をしみじみと伝えてあげてみてください。照れくさそうに笑顔を見せてくれるかもしれませんよ!覚えていたら楽になる10代の育児感情の波が激しくイライラしやすい思春期児は、怒ったハリセンボンのようにトゲで自分をバリアしていることがあります。 これは自己表現のひとつで、そのトゲで親を傷つけようと思っている子はほとんどいません。むしろ「こんな僕/私でも受け止めてくれるだろうか」という不安になっていることが。今はトゲトゲしていても、成長に合わせてトゲが抜け、高校生頃になると以前よりも「落ち着いたな」と感じることは多くなるはずですよ。思春期の子どもと向き合うことは、大変なときもあります。しかし、あまり子どもの態度に集中しすぎず、彼らの成長を見守る距離感を適度に保ちながら、一緒に成長していきましょう。次回は、子どもの個性を尊重し、育てるための「しつけ」について考えていきましょう。お楽しみに!
2024年04月22日『思春期の心理を知ろう!』書影株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年4月5日に、『思春期の心理を知ろう!――心の不調の原因と自分でできる対処法』(松丸未来監修/3,850円税込)を発売しました。文部科学省の調査によれば、2022年に全国の不登校の児童・生徒の数はおよそ29万9千人で、過去最多を記録しています。不登校の一番の理由は「不安・無気力」が半数以上を占め、子どもたちの多くが何らかの「心の不調」を抱えていることが浮き彫りになりました。本書は、自意識や同調圧力が高まる思春期の心の変化を理解し、自分でできる「心の不調」の対処法を学べるワンテーマ図鑑です。ストレスへの対処法を知り、心とうまくつきあう助けになる本思春期とは、10〜23歳頃(学童期の終わりから青年期)を指し、「自分は何者なのか」と迷いながら、社会に出る準備をする時期です。身体の変化に加え、進学・受験、部活動、友人・異性関係などのストレスが多いため、不安になったり、落ちこんだり、イライラや怒りから攻撃的になったりすることもあります。しかし、こうした心の不調には個人差があり、考え方(認知)のくせが大きく影響しています。そこで本書では、思春期にありがちな考え方(認知)のくせを解説したうえで、認知や行動を変えることで心の不調を治す認知行動療法の基本と、自分でできる対処法を紹介します。本書の監修者で、子どもや若者の認知行動療法の専門家である松丸未来氏は、「発熱などの身体の不調に対処するように、心の不調にも早めの対処が大切です」と述べています。本書の構成と読み方本書は、全3章オールカラーの構成。1章は、思春期に心と身体がどのように変化するのかを解説します。2章では、「心の不調」を抱えやすい考え方のくせについて紹介します。「良いところを無視するマイナス化思考」「判断が両極端であいだがない全か無かの思考」など、小学生と中学高校生の2つの立場で、具体的な例を図解します。そして3章では、不安、緊張、怒り、落ちこみなどを身体、行動、認知への働きかけで軽くする方法を紹介します。これから思春期を迎える小学生は「予習」として、中高生は、普段の自分の口ぐせ、行動パターン、思いこみを「復習」しながら読むと、より理解が深まります。思春期の子どもへの対処に苦慮する親の助けとなる、専門家の見解も満載です。<本書で紹介する「心の不調」を抱えやすい考え方のくせ>〇良いところを無視するマイナス化思考(例)大会で優勝した→「でも〇〇さんは私よりもっとすごかった」(自分にとってうれしいこと、楽しいこと、肯定的な出来事を無視したり、無意味と判断し、素直に受け入れられない)〇判断が両極端であいだがない、全か無かの思考(例)自信のあったテストが75点だった→100点じゃなきゃ意味がない(100%以外の現実を評価できず、なぜ間違えたのかを考えようとしない)『思春期の心理を知ろう!』について1項目について、1見開きで解説本文サンプル第3章では具体的な実践方法を図解で紹介本文サンプル監修者プロフィール松丸未来(まつまる・みき)1998年、英国レディング大学心理学部卒業。2001年、上智大学大学院文学研究科心理学専攻修了。臨床心理士、公認心理師。スクールカウンセラー、東京認知行動療法センター心理士を兼務。著書に『よくわかる 学校で役立つ子どもの認知行動療法』(遠見書房)など。書誌情報タイトル:思春期の心理を知ろう!副題:心の不調の原因と自分でできる対処法監修者:松丸 未来判型:A4変型判上製[楽しい調べ学習シリーズ]定価:3,850円発売日:2024年4月5日ISBN:978-4-569-88164-5発行:株式会社PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月09日小学5年生のころ、思春期を迎えていた私は、素直に親と話すことができなくなっていました。そんなとき、あることを隠し通そうとして……。 親に話すのが恥ずかしい私は小学5年生で初潮を迎えたのですが、恥ずかしさから親に話すことができませんでした。そのため、自宅のトイレに置いてある生理用ナプキンを使ったら生理になったことが親にバレてしまうと考え、私は「家にある物でこっそりナプキンを作ること」を思いつきました。 使った物は、トイレットペーパーとガムテープです。トイレットペーパーを折りたたんで、ガムテープでパンツに固定するという、超簡易型ナプキン。この「自作ナプキン」を作ったときは、我ながら天才だと思いました。 自作ナプキンを使った感想実際、自作ナプキンを使ったところ、パンツが汚れることもなく誰にも生理がバレなかったため、なかなか万能でした。しかし、夏場などの汗には弱く、トイレットペーパーが溶けてボロボロになってしまうことが。体育の授業中にポロッとトイレットペーパーのカスが地面に落ちたときは、とても焦りました……。 それでもなんとか生理期間を乗り切り、小学生時代は自作ナプキンを使い続けていた私。中学生になるころには、親にバレる恥ずかしさがなくなり、「生理がきた」と伝えてナプキンを使うようになりました。ナプキンの使い心地がとてもよかったので、恥ずかしがらずにもっと早く親に報告すればよかったと後悔しました。 生理になっていると親にバレるのが恥ずかしく、小学生のころの私は「自作ナプキン」を使って過ごしていました。今振り返れば、自作ナプキンを使っていたことのほうが、恥ずかしく思えます。けれど、必死になって隠していたことも、今となっては思春期ならではの笑えるいい思い出となっています。 ※すべて個人の感想です。デリケートゾーンのトラブルにもなりますので、市販の生理用品を使用しましょう。 著者/匿名作画/ふるみ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年03月27日発達障害グレーゾーン小学生、特別支援学級に在籍。思春期・反抗期を迎えた時に二次障害を起こさないか不安ですQ:発達障害グレーゾーンの子どもがいます。幼少期から多動や癇癪、こだわりが激しく、就学前のWISC検査で発達にかなりの凸凹があることが分かりました。小学校では特別支援学級に在籍し、放課後等デイサービスにも通っており、今のところ大きな困り事はありませんが、思春期・反抗期を迎えた時に二次障害を起こさないか不安です。トラブルが起きないよう今からできることはないのか知りたいです。A:学校では個に合わせた教育環境を整えることで、二次障害の原因になる心理的負担を減らしたり、対人関係スキルを学びトラブルを減らしたりできると思います。家庭では、本人が困ったことなどについて親子で気軽に話せる関係を築いていけるといいでしょう。Upload By 発達障害のキホンこのケースのお子さんの場合、特別支援学級に在籍しておられるということですが、個に合わせた教育環境を整えることで、失敗経験の積み重ねによる不安や抑うつなど、二次障害の原因になる心理的な負担感を和らげることができると思います。加えて、対人関係のスキルを学ぶことで、トラブルなどを減らすこともできると思います。※法的には特別支援学級入級に際して医学的診断は必須ではありませんが、求められる地域もありますので注意が必要です。ただし教育的評価は必要です。中学校段階では、引き続き特別支援学級に籍を置いて学習面を伸ばすことを重視する場合と、通常学級に籍を移して大勢のクラスメートの中での学習に慣れていくことを重視する場合があります。これらの方向性は一人ひとりのニーズや状態、クラスメイトや学級担任などの環境要因によって変わっていきます。家庭では過剰に心配する必要はありませんが、本人が困ったことやつまずいていることに対して、親御さんと気軽に話題に出せたり相談できたりする関係を築いていけるといいでしょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年03月16日息子のサッカーについて良く思っていない妻。本当はサッカーと無縁の芸術分野を愛する子にしたい理想があったのに、サッカーをしている息子が対極な事に心穏やかでなく、我が子と衝突ばかり。サッカーが好きじゃない妻と息子が折り合いをつけるにはどうしたらいい?と家族間の関係性に悩むお父さんからご相談をいただきました。子どものサッカーが原因で家庭が......、と言う悩みを持つ方、少なくないですよね。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、思春期を迎え手に負えなくなる前にやった方が良いことをアドバイスします。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子は補欠。私は若いママたちのノリについていけず孤独。サッカーが苦痛です問題<サッカーパパからの相談>5年生の息子と妻の関係について相談させてください。息子のサッカーについて、妻はあまり良く思っていません。理由としては、・クラブには、問題児とされている子や粗雑な子が多く、息子が悪影響を受けている・サッカーばかりになってしまい、勉強や他の習い事とのバランスが取れていない・試合が多すぎて、土日に家族全員で過ごす時間が取れない(息子は上級生の試合にも召集されている為、ほぼ毎週試合がある)・ママ友の人間関係が面倒くさい(○○君の方がうまいのに~、△△君は~、といった話に付き合わされるのが嫌)といったところです。それぞれに、そういった面があるのは事実ではありますが、本音は別のところにあります。妻は、息子を「芸術や音楽を愛する穏やかな子」にしたかったのですが、それとは対極のタイプに育ちつつある為、心穏やかではないのです。息子や私の前でそういったことを口にすることはありませんが、本音は隠せないもので、言動の端々に本音が垣間見えます。その影響もあってなのか、最近息子と妻の関係が急激に悪化しているように見えます。息子は妻の言う事について事あるごとに悪態をつき反抗し、聞き入れません。(ちなみに私の言う事は聞きます)また、そのような態度や言葉遣いはサッカーの友達が原因だと思っているので、ますますサッカーに否定的になる、という悪循環に陥っています。息子の言動にサッカーの友達関係が一定程度影響している事は間違いないと私も感じていますが、品行方正にというのも難しい年ごろではあるので、あまり細かいことに口を出しても......、とは思います。息子の言動は褒められたものではないですが、この年代の男の子としてはまぁこんなもんだろうというのが私の印象です。少なくとも自分が子どもの頃よりはまだ良いかなと......。前置きが長くなってしまいましたが、・サッカーが好きではない妻と息子がどう折り合いをつけるのが良いか・言葉遣いや立ち振る舞い等にはどの程度まで干渉すべきかといったところにアドバイスを頂ければ幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。短いご相談文の中で察するだけなので、間違っていることもあるかと思いますが、あくまで参考にしてください。■お父さんも不安だと思うが、息子さんもネガティブな感情を持っているお父さんが、息子さんとお母さんの関係性の悪さにこころを痛めている様子がメールから伝わってきました。お母さんがご自分の理想の息子像があるばかりにサッカーを快く思っていないことはよくわかりました。お母さんと息子さんの諍(いさか)いがあるため、家庭に波風が立っている。そこをお父さんはとても嫌な気持ちだし、不安なのだと思います。私にこうやって相談されるくらいかですから、家庭の外の誰かに話せないのでしょう。しかし、お父さん以上に息子さんがいかに不安でネガティブな感情を持ちながら過ごしているか。そこを重くとらえてください。子どもにとって家庭は安全基地です。特に日本の子どもは学校でもスポーツの現場でも「ちゃんとやれ」「真面目にやれ」と抑圧される傾向があります。そうではなく、自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態である「心理的安全性」が健やかな成長には必須です。その点をよく考えて「わが家」として、わが子にとって安全基地であるかどうかを話し合いましょう。お母さんが悪いとか、お父さんにも責任があるといった責任のなすり合いではなく、ともに反省すべきは反省し「じゃあこうしていこう」と二人で具体的な方法を探しましょう。サカイク公式LINEアカウントでadidasの人気スパイクがあたる!■お父さん自身がどう育てたいか、自身の「子育ての根幹」を考えてみようまた、相談文のなかにお父さんの子育て観や教育観が書かれていませんでした。私はそこが気になりました。お父さんは息子さんのサッカーについてどう感じておられるのでしょうか?例えば「息子の人生なのだから、息子の好きなようにさせたい」と考えているのでしょうか?恐らく母子の様子を書くのに精一杯だったでしょうか。きっとお父さんなりの考えがおありかと思います。そこをまずはお母さんに伝える必要があります。話し合う際、お父さんはどうしたいのか?ここを明確にしましょう。相談文には「品行方正にというのも難しい年ごろではあるので、あまり細かいことに口を出しても」「息子の言動は褒められたものではないですが、この年代の男の子としてはまぁこんなもんだろうというのが私の印象」と、どちらかというと対処法について触れられています。無論、どう対処すればいいかという相談なのでそうなったのかもしれませんが、できれば枝葉末節ではなく子育ての幹をどうするかを考えましょう。まず幹のほうをお父さんなりに考えてください。そこから対処法も生まれるはずです。以下の五つを参考にしてください。■その①子どもは親の私物ではない。親の理想を押し付けるのではなく本人の意思を尊重してひとつめ。子どもは親の私物ではありません。親とは違う個性であり、子どもにも人権があります。お母さんも、お父さんも、ご自分の理想ではなく、本人の意思を尊重することがまずは重要です。そのなかで忘れてはいけないのは「小学生の本分は勉強」だということです。昨今、サッカーさえ上手ければ勉強できなくてもいいといった感覚で育てられている方は少なくありませんが、アスリートとしてあわよくばプロになったとしても、30歳前後で引退するのがサッカー選手です。自分のできる範囲で自分で計画を立てて勉強とサッカーを両立することが求められる。そのことをご両親がお子さんに伝えることが重要です。その際に感情的にならず「お父さんとお母さんはこう思うよ。ただし、君の人生だから自分で決めて自分から取り組もう」と主体性を育むことに軸を置きましょう。■その②家庭は安心安全に過ごせる場所にすべき二つめ。子育ての幹のひとつにありますが、家庭は安心安全に過ごせる場所にすべきだということ。親としての一番の役目は安全基地を用意することではないか。そのほうが子どもは意欲的に取り組みます。それは脳科学で立証されています。私たちの脳の中、大脳に「線条体」という大脳基底核の主要な構成要素のひとつがあります。意思決定(依存や快楽)などその他の神経過程にも関わると考えられています。その線条体は、他者から褒められたり、認められたりすると活発に動き、人は意欲的になります。逆にけなされたり、否定されたり、嫌なことを言われると、線条体はぴたりと止まってしまいます。子どもが親から小言ばかり言われると「そうやって言われるとやる気なくすんだよ!」とよく逆切れしますね。これは脳科学的に正解。当然の反応なのです。したがって、子どもの仲間を悪く言うのはやめることを夫婦のルールにしてください。息子さんも含め、子どもは全員成長の途中です。「社会で子どもを育てる」この言葉を知りませんか?そのためには、互いにどう振舞えばよいのかは、自ずとわかるはずです。■その③自分が親にされて嫌だと思っていたことを、知らずにわが子にもしがち三つめ。ご夫婦で、互いに自分がどう育てられたのかを情報共有しましょう。なぜならば、自分が育てられたように育てるケースが多いからです。私たちは、親にされたことが嫌だなと思っているのに、知らず知らずの間に似たような子育てをしてしまっています。例えば、過干渉を受けた人は自分もわが子を過度に干渉しがちです。■その④ここがダメ、なぜなら○○が悪いから、など子どもを「分析」しすぎている四つめ。相談文を読むと、とくにはお母さんになりますが両親ともに子どもに対するジャッジメントが非常に多いと感じます。うちの子はこう。うちの子はここがダメ。なぜならば友達が悪いから。そんなふうに何の根拠もない極めて主観的なジャッジを下します。そのように分析することに、実は意味はありません。必要なのは子どもの話を聞くことです。■その⑤家族の対話を増やす何が楽しいのか。何を難しく感じているのか。何に困っているのか。家族の中に対話を増やしましょう。これが五つめです。大人が冷静に、感情に乗っ取られずに、子どもに傾聴することがとても重要です。夫婦も家族も本音で話し合うことです。すでに伝えましたが、子どもは親とは別人格です。親が行動や思考をコントロールできると思わないこと。ジャッジするのではなく、わかろうと努力することが大切です。ただし、すべてわかることはあり得ません。わが子でもわからなくて当たり前です。なぜならば別人格なのですから。■今のままでは先が思いやられる、まず親が変わることから始めよう(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そのうえで、君をわかりたいんだというメッセージを送り続けること。もう11歳。思春期はすぐそこまで来ています。今のままでは先が思いやられます。子どもを変えるのではなく、まず親が変わる。お母さんを変えるのではなく、まずお父さんが変わることです。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年03月13日小学校卒業まで、イヤイヤ期から反抗期まで切れ目なし!?Upload By 丸山さとこ子どもが2歳頃になると、自我が芽生えることで『イヤイヤ期』が始まると言われています。「あれをしたい、これはイヤ」などの自己主張が強くなり、強い抵抗や癇癪も始まるイヤイヤ期。赤ちゃんの頃とは違った形で手がかかるようになり、大変な思いをされる保護者の方もたくさんいらっしゃると思います。そんなイヤイヤ期は一般的に3歳から4歳にかけて落ち着いていくそうですが、コウは自己主張が強くなりだした2歳頃から小学校を卒業するまで『イヤイヤ期』と『反抗期』の切れ目がないような状態でした。現在中学生のコウ本人がこれまでを振り返って「僕は小さな頃からずっと反抗期みたいなものだからね」と言うほど長く続いた彼の反抗は、地味に大変なものでした。コウのイヤイヤ期&反抗期は、怒って暴れたり駄々をこねてひっくり返ったりするような見た目の派手さはありませんでした。基本的に泣いたり反論し続けたりするような感じで、激しいときでも癇癪を起こして床を叩く程度だったので、反抗の程度としては大人しいほうだったかもしれません。ただ、その『泣いたり反論し続けたり』がすごいのです。息が吸えずに顔色が真っ青になるまで泣きますし、「何で?〇〇は□□のハズなのに!」と混乱からパニックになっていくこともしばしばでした。Upload By 丸山さとこそれに加えて、反論はコウが納得するまで長時間に渡り続くこともありました。対応している私としては、精神的につらいのはもちろんのこと、長く時間がとられることにも負担を感じることがありました(私はグッタリと疲れ果てながら「説得の千本ノックみたいだな……」と思っていました)。今のコウは、当時を振り返って「あの頃はねぇ、あらゆることに『納得いかない!』って思ってた」と言っています。その『納得いかない!』の暴風雨にコウ本人も周囲の人も振り回された、嵐のような時期だったと思います。小学校6年生から少しずつ現在のコウに近くなってきましたそうしてイヤイヤ期から反抗期までを過ごしてきたコウは、小学校6年生から少しずつ落ち着き始めました。周囲の様子や事情が見えるようになり始めたことで、「理不尽だ!おかしい!!」と思うことが減っていったのだそうです。また、クラスメイト同士の関わりを落ち着いて見るようになったことで、「自分の感情表現は周りに比べて激しすぎるのかな?」と気づいたのも大きかったと言います。それにより、コウは感情表現の仕方を意識的に調整するようになったそうです。Upload By 丸山さとこ周りを見ることにより0-100思考も少しずつ和らぎ、「まぁいいか」と言えるようになったことで、パニックも減っていったようです。その流れは中学校に入ってからも続き、今では滅多にイライラすることはなくなりました。コウ本人も「思春期に入って自分や周りを見るようになってきたことで、イライラが減って情緒が安定してきた」と言っていました。幼児の頃から今までを『反抗期みたいなものだった』として振り返りつつ、コウは「自分としては反抗期だとは思っていないところもある」と言います。詳しく聞いていくと、以下のように話してくれました。・保育園や小学校の頃は特に反論しまくっていたと今なら分かるんだけど、疑問や納得できない点をそのまま言っているだけで、自分としては反論しているつもりはなかった。・納得できない!おかしい!と思うことはよくあったけど、反抗的な気分ではなかった。人に対してではなく、『納得できないこと』に向かってイライラしている感じ。・先生や親に対して反抗しようと思うほど、人のことを見たり考えたりしていなかったと思う。自分のことだけって感じ。でも、結果的に反抗的と取られる言動をしていたってことも今は分かる。Upload By 丸山さとここのように思っていたことを話してくれたコウは、今では別人のように落ち着いたと言われることもあります。ですが、私は「実は内面はそれほど大きく変わってはいないのではないかな?」と思ったりします。コウのこれまでを振り返ると、今のコウも言葉や態度がマイルドになっただけで、納得を求めて疑問を投げ続けるようなところは変わっていないと感じるからです。Upload By 丸山さとこそれでも、納得できない気持ちを「おかしいよ!」ではなく「それはなぜ?自分はこう考えたんだけど」と表現できるようになったコウは、確かに変化しているのだと思います。コウの調子の悪い日は納得するまで『説得千本ノック』が始まることもありますが、私に対して疑問を飲み込まずに投げてもらえる内が華なのかもしれません。「今日はコウのボールを受け止められそうかな?」と、心身の余力と相談しながら可能な範囲で対応していきたいです。執筆/丸山さとこ(監修:室伏先生より)コウくんの幼児期から小学生までのご様子を、コウくん自身の言葉も交えて共有くださり、ありがとうございます。疑問や納得できないことをとことんまで納得しようとする姿勢、ご本人もご家族も本当におつらかった時期があったことと思いますが、ついつい自分を甘やかしてしまう私からすると、尊敬の気持ちでいっぱいです。また、それを客観視して表現の仕方を自ら変えていかれたことも素晴らしいと思いました。その姿勢ゆえにストレスや苦悩を抱えてしまうこともあるかもしれませんが、誰にでも真似できることではありません。また、コウくんのその疑問やイライラに向き合ってこられた、さとこさんの忍耐強さも決して簡単に真似できることではありません。さとこさんのその大きな愛情の中で、コウくんは安心して疑問、そして感情をぶつけることができ、少しずつ自身を客観視できたのかなと思います。次の記事も楽しみにしております、時々コウくんのお言葉も聞かせてくださいね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年03月08日征矢は大学のとき、付き合っていた弓香とデキ婚。娘の奏を出産後、弓香は体調を崩して大学を休学し、一日中家で過ごすものの、家事も育児もほぼ放棄。征矢はワンオペ状態で奏を育てましたが、奏が中学生になると反抗期がやってきて…。■父親がワンオペで子育て状態にところが奏が2歳になっても、弓香は何もせず家で過ごしていました。奏がママと遊びたいと言うと…そして奏が5歳になっても、弓香が家事育児をすることはほぼなく、征矢が一人で頑張って担っていました。奏が小学生になったある日、重い病気にかかり入院することに。そんな時、征矢は部長から呼び出され、転勤の誘いがありました。征矢にとっては大型のプロジェクトに参加できるチャンス。結局、征矢は出世コースを諦めて家族との時間を最優先することにして、マンションも購入。爽は無事退院し、病気の再発もなく、小学校に通うようになっていました。そして弓香の態度は相変わらず、日々冷たいもので…。奏が退院して3年が経った頃、「中学受験がしたい」と言い始めました。応援したいという弓香。征矢は塾や学費、ローンの返済も考えるとかなり厳しいと思いましたが、もう一度奏と話して応援することに決めました。■父に対する娘の暴言の裏に…パパっ子だったはずの奏から「うざい」と言われ愕然とする征矢。ついに反抗期か、その後も奏から征矢に対する暴言は続き…。母親と普通に話しているだけマシなのかと、自分に言い聞かせる征矢でしたが。奏が学校へ出て行った後。土日も家にいられなくなった征矢。平日は深夜帰り、休日は図書館で過ごす日々が数年続き、疲れきっていました。征矢は弓香が奏に吹き込んでいた内容を聞き絶句。冒頭で征矢は「父親の役目を終えた」と話していましたが、この先、どう展開していくのでしょうか…。こちらは投稿者のエピソードを元に、2024年1月7日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。■読者からはさまざまな意見が母親の弓香に対しては「ひどすぎる」「寄生虫のよう」など批判的なコメントが殺到。また、なぜ働きに出ず、家にいて家事もしないのかという疑問の声も多く聞かれました。・娘もだけど、母親がひどいし、ズル過ぎる。自分のことしか考えていないし、思春期であっても母親としてのフォローが必要。父親が何でもできる人だけに悲しいね。・奥さんは何やってるの? 夫婦としても家族としても破綻してない? 何もしていない母親でも、父親の悪口だけはしっかりと伝えてるんだね。・なんで奥さんは働きもせず、家事もせず、ほぼ子育てもしていないのか。それで結婚している意味ある? ・娘が寄生虫みたいな母親と態度がそっくりになってきましたね。奥さんの態度が悪すぎる。大学中退で奨学金を返してもらって、おんぶにだっこでいいご身分なのに、パートに出るのもイヤだなんて。わがままぶりを娘が学習したとしか思えない。・これは母親が酷すぎる。最低の母親にこの娘ありという感じ。・弓香は1日何をして過ごしているの? ずーっと家にいて何もせず、奏の味方風に過ごしているの? もう受験は終わったし、家事をしない理由にはなっていないよね? ・子どもに嘘を吹き込むのはダメですね。というか見ていれば、父親がどれだけやっているか、娘もわかりそうなものだけど。上昇志向だけで大事なものが見えてない母と娘。・最低の妻で、最低な母親ですね。まさか自分の旦那を最低な父親に陥れるなんて。子どもだってそのうち所帯を持てば、母親の嘘に気づきますよ。その時に一人ぼっちになるのは、こういう母親なんでしょうね。・これはもう家庭内モラハラです。会話を録音して弁護士と協力して離婚したほうがいい。奥さんから慰謝料を請求してもいいレベルです。・妻は最低ですね。夫がいない時に娘に嘘を言いふらす。離婚した方が正解だと思いますが、旦那さんも子どもを小さい頃から育てたから悩むと思います。娘の奏に対しても辛辣なコメントが集まりました。・この母にしてこの子ありですね。母親が父親を蔑ろにする家庭で育ってきた娘としては仕方がない姿かと。でも常に家族ファーストの父親的には理不尽すぎる環境。裕福な家庭の子女が集まる学校でのストレスを父親にぶつけているんだろうけど。・この娘さん、ひどいの一言ですね。母親も何もしない。父親が母親と娘の奴隷のようで、健気に頑張っている分、痛々しい。・家事、育児、仕事を父親だけがするという構図に、娘は疑問を何も感じていないのかな。なんで母親が何もしないのかっておかしいって思わないのかな?・母親の悪い影響を受けてる。父親が悪いと摺りこまれている。・中学生にもなれば、お母さんが働いていないのに 家事もせず、お父さんの悪口ばかり言うのおかしいってなんで気がつかないのかな? ・妻らしき怪物はどうでもいいけど、娘は思春期とは言っても母親の行動に疑問を持たないほど頭が悪い。洗脳されているのも、周りにまともな人間がいなさすぎる。 ・高校3年にもなって、母親がおかしいって理解できない奏の思考もおかしい。毒親に毒されて本当にダメ人間になっちゃうよ。・娘も性悪すぎます。いくら母親に刷り込まれたからといって、幼少期に面倒をみてくれた父親を蔑ろにしていいわけないです。父親が不憫すぎます。・母親が何もしてないのを娘は見ているはずなのに、何とも思わないのか疑問です。小中学生ならともかく、子どもも大きくなれば視野が拡がり、もう少し周りが見えてくるものですが、勉強しかしてなくて精神的に全く成長してないのでしょうか? こんな子がそのまま育つと母親のような、ろくでもない人間になる危機感がないのかな? 父の征矢に対するコメントは賛否両論。「気の毒」、「不憫」という声も多かったですが、一方で「鈍感」「自業自得」と言った声も。・父親が頑張っているのはわかるが、子どもが生まれるときにもっと妻と今後を話し合うべきだった。妻は産後鬱に見えたが、違うとしても、妻が娘に辛く当たったときも妻を野放しにした。対処というか、妻ともっと話すべきだった。・主人公が気の毒過ぎる。ATM&ただ働き家政婦じゃないですか…。妻に優しい性格とデキ婚に付けこまれてしまって、娘に悪口を言ってのるは毒妻の仕業。続きが気になります。・反抗期だからといってあんな口答えを許す必要はない。舌打ちなんて最低行為。ちゃんと言い聞かせてそれでも変わらないなら、お弁当、洗濯は自分でやらせるべき。・家庭のために頑張って働いているのに、こんな扱い…見ていてかわいそうすぎる。・デキ婚とはいえ、この嫁と結婚したのが運の尽きにしか見えない…。人が良すぎて気がつかないのが不幸なのか幸運なのか。働きもしない口だけの妻なんて最悪。出世コースに誘われてるし、それを断って定時上がり部署&副業までこなせるとは、優秀なのよね。早く妻子から自由になれることを祈ります。・それにしても奥さんの異常さに気づかない主人公さんは、見事なお人好しですね。・「夫は金だけをたっぷり持ってこい」って言われているようなものだ。働かない、家事育児もしてこなかった妻を甘やかした結果でもある。・夫婦のどちらかが優し過ぎるともう片方は図に乗りがち。夫がなにより娘と妻をとても大事にしているのでひたすら尽くしていて見ていて辛い。冒頭で父親の役目を終えていたけど離婚もしてる感じだった。先が気になる。・なんでこの旦那、こんな妻の言うことを全部間に受けてるの? 逆にそっちの方が気になる。家のことをなーんにもしないで家にいるだけのお荷物のくせに、この妻の言うことが正しいって思える方がおかしいんだけど。・仕事しながらすべての家事・育児をこなすのがどんなに大変か…。言うならば騙されたのはご主人の方ですよね。娘さんは見てればわかりそうなものなのに。・ただただ征矢がかわいそうだし、弓香が酷すぎ。弓香に洗脳されてるとはいえ奏も恩知らずすぎる。最後には征矢が救われてほしい。・夫はかわいそうだけど…学生の彼女相手に避妊しなかったんだから自業自得だよね。彼女はそれで大学も中退して、人生が変わってしまったんだから、騙されたって思うのもわからなくもない。残った奨学金を払ってあげて、主婦にしてあげて、自分が家事を全部こなしたからチャラだと思っているのかもしれないけど、そう簡単じゃないよ。・こんな女性と結婚してしまったのは夫の責任。甘えさせてしまったのも夫の責任。でも子どもを利用するのはダメ。・夫が鈍すぎる。もっと早い段階で妻のおかしさに気づいて行動するべきだったと思います。お坊ちゃん育ちで、他人の悪意に気づきにくい、性善説の人にありがちですが。・妻が他力本願でひどいのは確かだけど、主人公も人の話を聞いていないというか、自分の見たいものだけを見て、自身の理想を押しつける点で、どっこいどっこいだなと。娘を妻から守りたいという父の気持ちもわかりますが、娘からしたら親の経済状況で進路の幅が狭まっているのは事実だし、娘に自分を認めてほしいという父のエゴが全て悪循環ですね。征矢が鈍感という意見もわかりますが、さすがに弓香の態度はひどいですし、娘の奏も反抗期とはいえ、父親に対する暴言は目に余るものがあると思います。果たして夫婦、親子関係はどうなっていくのでしょうか。▼漫画「父をやめる日」
2024年03月03日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。イラスト:CHIHIRO思春期の息子のお弁当主人公は思春期の息子と距離を感じていました。ある日、主人公は「これなら…!」と思い、息子に凝ったデザインのお弁当を持たせます。お弁当を渡す出典:愛カツ激怒する息子出典:愛カツここでクイズこの後、息子はなにが嫌だったと言ったでしょう?ヒント!息子は学校で恥ずかしい思いをしていたようです。困惑する主人公出典:愛カツ正解は…正解は「クラスメイトがお弁当を見に集まってきたこと」でした。息子はお弁当のせいで恥ずかしい思いをしていたのです。息子から「もうお弁当いらない」と言われた主人公は「まさかこんなことになるなんて…」と困惑するのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(愛カツ編集部)
2024年02月23日皆さんは、パートナーの言動に呆れた経験はありますか? 今回は「若い女性と合コンする夫」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言子育てに無関心な夫反抗期の息子との接し方に悩んでいる主人公。夫に相談してもろくに話を聞いてくれず、主人公の不満は募る一方です。ところがそんな主人公をよそに、夫は若い女性と合コンを楽しんでおり…。合コン中の夫は…出典:モナ・リザの戯言合コンであえて妻との仲のよさをアピールして、若い女性に気に入られようとする夫。女性たちから「かっこいいー♡」と持ち上げられて、大はしゃぎです。その後も夫は合コンで出会った女性とデートを楽しむようになります。そんなある日、女性とのデート中に息子と遭遇しました。デートを見られた夫は、慌てて父親ぶって「こんな時間に何してるんだ」と息子を叱りましたが…。息子からは「浮気相手といる父親に叱られたくない」と言われ、何も言えなくなってしまったのでした。読者の感想息子の痛烈な一言にスカッとしました。浮気中の父親から説教されてもまったく説得力がないですね。(30代/女性)反抗期の息子と浮気をしている夫がいる主人公は大変ですね。息子の正論に何も言えなくなってしまった夫は自業自得だなと感じました。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年01月26日明治学院大学心理学部付属研究所では2024年2月23日(金・祝)に公開セミナー「思春期の子どものこころ」を実施します。2022年の子どもの自殺者数は初めて500人を超え、統計がある1980年以降で最多となりました。子どもたちの自殺リスクの高まりが懸念される中、子どもたちの異変や不調に早期に気づくためには、子どものこころの発達について理解を深めることが重要です。特に小学校高学年から高校生の年代にあたる思春期の時期は、子どもから大人への変化の途上で心理的に不安定になりやすい時期であり、この時期の子どもたちの感情、考え方、生理的な変化を理解しておくことは、保護者、教師、支援者、ひいては社会全体にとって非常に重要です。本講演では、近年の科学的な知見を踏まえて、思春期の子どものこころの発達について概説します。■公開セミナー詳細タイトル: 「思春期の子どものこころ」日時 : 2024年2月23日(金・祝)13:30~16:00場所 : 明治学院大学白金キャンパス 本館2階 1254教室開催方法: 対面参加費 : 無料申込方法: 下記のURLへアクセスし、申込みフォームに必要事項を記入のうえ、お申込みください。 定員 : 50名(先着順・事前申し込み)講演内容: (1)脳科学・心理学の観点から思春期の子どものこころを理解する(2)思春期の子どものこころと発達の偏り(3)子どものメンタルヘルスの不調の早期兆候について(4)子どものメンタルヘルスの保護因子・危険因子について(5)思春期の子どもとのコミュニケーションにおいて何が重要か講師 : 足立 匡基(明治学院大学 心理学部心理学科 准教授/公認心理師/臨床心理士)■問い合わせ先明治学院大学心理学部付属研究所〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37TEL : 03-5421-5445(受付時間:平日10:00~16:00)E-MAIL: ipr@psy.meijigakuin.ac.jp URL : 詳細は下記のポスターをご確認ください。ポスター表面ポスター裏面□■明治学院大学について■□創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるヘボン博士。建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。2023年は創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を開設します。 明治学院大学 白金校舎 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月25日娘は穏やかな性格で、育てやすいタイプだと思っていました。しかし、中学3年生になって態度が激変。高校1年生までの約2年が反抗期のピークでした。当時は私も更年期が始まり、心身ともに不調を感じていました。娘の思春期と私の更年期が重なり、親子関係は最悪でした。そんな親子関係が変わったのは……。母の更年期と娘の反抗期が重なり喧嘩ばかり…娘はのんびり屋さんで穏やかな性格。幼いころから、子育てで苦労することはあまりありませんでした。家ではよく会話していて、親子関係は良好でした。そんな娘の態度が激変したのは中3のときです。学校から帰ってきてもあいさつもせず、自分の部屋に直行して出てきません。「どうしたの? なんかあったの?」と聞いても、返ってくるのは「うるさい」という返事。ついにきたか思春期、と思いました。部屋にこもりたいからか、娘はこれまで共用スペースに置いていたタオルや洗面用具などをどんどん自室に持ちこみます。そのせいで、娘の部屋がどんどん汚部屋に……。「片づけたら」と言うと、「うるさいっ部屋を見るな!!」とドアがばたーんと乱暴に閉められました。娘が別人になってしまったようでショックでした。大喧嘩で約1週間無視され続け…私自身も10代のころ親をうざいと思い避けていた時期があったので、娘の態度も仕方ないとは理解していました。しかし、母親にも感情があります。特に私が怒ってしまったのは食事のことでした。ある日、娘が「ごはんいらない」というので、「じゃあおなかがすいたら食べてね」と娘の食事を片づけていました。すると、娘がお菓子を出して食べ始めたのです。ひどい! と思いました。「食べられるならちゃんとごはん食べなさいよ!」とキレ気味でお菓子を取り上げると、「だってごはん食べたくないんだもん」と娘。私は料理は得意ではありませんが、栄養バランスなどを考えて食事を用意しています。せっかく用意した食事を拒否され、傷つきました。怒る私に、「もうごはん作らなくていい、食べたいものだけ食べる」という娘。「そうはいかない、栄養をとらないとダメ」と怒る私。大喧嘩になり、その後1週間ほど無視され続けました。食事のことだけではありません。日常のささいなことですぐに喧嘩になりました。女性ホルモンの乱れのせいでしょうか。お互いすぐに不機嫌になってしまいます。大した理由がなくても毎日のようにぶつかり合う日々が続きました。あいさつしただけなのに文句を言われたり、話しかけても無視されることは日常茶飯事。イラついた娘から、私が畳んだ洗濯物を投げつけられたこともありました。ひとりになって考えたこと中3から高1にかけては、思春期というだけでなく、高校受験や環境の変化など、娘もいろいろ大変だったのだと思います。そう頭ではわかっていても、私も当時45歳で更年期の始まりを自覚しており、心身共に不安定な時期で、過剰に怒ったり落ち込んだりしていました。家にいると娘のことでストレスがたまり、「こんな家にいたくない」と思うときもありました。あるとき、ストレスから家にいるのがつらくなり、夜にひとりで近所のファミレスに逃げました。そこでひとり時間を過ごしながら、「私が時々ひとりになりたいように、娘もひとりになりたいのかな」と考えました。子離れのときなのかもしれません。私は私、娘は娘。「私が娘のことを気にし過ぎるからお互いにつらいのかもしれない。少し距離を置いて、娘のことはそっと見守ろう」と思いました。まとめ娘が中3になってからの約2年間は、私の更年期と娘の思春期が重なったこともあり、母娘の喧嘩が絶えずつらい日々でした。私が意識を変え、娘と少し距離を取ることで親子関係に良い変化があったと思います。これからも娘と適度な距離感を保ちつつ、見守る子育てをしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/あさり著者/もめん(46歳)高校生の娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。
2024年01月21日子育てをしていると、「いつか、自分の子どもにも思春期がくるのかな」と思ったことはありますか?思春期は周囲の影響を受けながら一人の大人として自分を確立する時期です。(引用:e-ヘルスネット)いざ、その時がくると、どう対応すればよいのか悩む方もいるはず。そこで今回のMOERDOORでは、「子どもの思春期と向き合ったときの体験」を聞いてみました。当事者の声はさまざまですが、あくまで一例として、参考になれば幸いです。そういう年頃かもしれないけど……Eさんの場合息子が中学校1〜2年生の頃、親とはとにかく口を聞いてくれず、まともに話しができなかったのが大変でした。「高校の進路もあるのに……」と一時は本当に困っていました。どのように向き合いましたか?最初は息子が会話をしてくれないことに怒ってましたが、学校生活に余計なことは言わず、自分のやりたいようにやらせてみました。子どもの自立のためのいいキッカケだと思い途中から見守ってました。悩んでいる方へ……子どもだと思っていても、自立した1人の人間です。親子といえども、いい距離感を保ってみるといいと思います。(39歳/会社員)そっと見守ることで……この経験をしたEさんは、子どもをそっと見守っていたようですね。親は子どもが大切だからこそ、心配しすぎてしまうときもあるでしょう。ですが、子どもも「自分の意見や考えがあることを理解してほしい」という思いを素直に伝えられず、反抗してしまうのかもしれません。そんな時はEさんのアドバイスにもあったように、子どもを信じながらも、いい距離感を保ってみてはいかがでしょうか。※この漫画はフィクションです。■作画:長月よーこ■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2024年01月21日自分が中高生の頃、親とどんなふうに接していたか覚えていますか。思春期真っただ中で「つい反抗的な態度ばかり取っていた」という人も、少なくはないでしょう。心身が急成長する思春期に、子供が親に対して、反抗的な言葉をいうケースは珍しくありません。親としては『そういう時期』と分かっていても、自分に向けられる鋭利な言葉に、複雑な思いを抱くものです。反抗期の息子が7年前に書いた手紙に、涙ティー(@bny_xy)さんは最近、中学生の長男によく反抗的な言葉をいわれるとか。ある朝も「腹が減っていないのに、なんでご飯を食べる必要があるのか。強制するな」と、キツイ言葉を掛けられました。我が子のためを思って朝食を用意したティーさんは、少なからずショックを受けたでしょう。その後、前日から進めていた収納の整理に取り掛かると『あるもの』を見つけて、泣いてしまったそうです。おかあさんへ。あかあさん、いつも遊んでくれてありがとう。いつも大好きだよ。また一緒に遊ぼうね。またお出かけに連れて行ってね。めっちゃ大好きだからね。いつも信じているよ。いつも遊んでくれて、ほんとにほんとにありがとう。ティーさんが見つけたもの…それは、7年前に息子さんが書いた母親への手紙!反抗的な態度を取る息子さんも、小学1年生の頃には、こんなにもピュアな手紙をティーさんに送っていたのです。「ありがとう」と「大好き」が繰り返しつづられ、ハートマークもたくさん描かれたラブレター。ティーさんは、現在の息子さんの様子と手紙の温度差に「7年間でこんなに…」と呆然としつつも、大切な記憶を思い出して、涙があふれてしまったのでした。X(Twitter)に投稿されたこちらの写真には、さまざまなコメントが寄せられています。・これは泣いてしまう。そして、我が子にも反抗期が来ると思うと震える…。・うちも反抗期真っただ中なので、向き合うことに疲れる日が多いけど、写真を見て元気付けられました。・今まさにそのような手紙をくれる時期だけど、当たり前じゃないことを改めて考えさせられました。その時その時を大切にしたいですね。親だって1人の人間。我が子が反抗期だと分かっていても、ひどい言葉や態度には傷付くものです。タイムカプセルのごとく出てきた、息子さんとの思い出の手紙は、ティーさんの心を癒してくれたことでしょう。息子さんの本心は、きっと今でも変わっていないはず。反抗期が終わり、息子さんが大人になった時には、笑いながらこのことを話す日が来るかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年12月04日子どものころから話すことが苦手で、聞き役になることが多かった私。子どもが生まれてからもそれは変わらなかったんですが、幸い(?)子ども達5人ともマシンガントークタイプだったので、毎日ひたすら子ども達の話を聞いて過ごしてきました。更に、家事や仕事なども忙しく、子どもたち同士で楽しくおしゃべりしている間もバタバタし続けていて、私自身がガッツリ喋りまくる! みたいなシチュエーションは皆無でした。そんな私が先日、珍しく長男と2人きりになったんですが… 下の子達がそれぞれ登校・登園した日。振替休日だった長男と、仕事の合間にごはんに行くことにしました。思春期真っただ中な中学生長男。昔のように『聞いて聞いて!!』がなくなり、自分からガッツリ喋ることも減っていたので、「ここは私から!」と、長男に喋りかけました。 元々がどうしようもないくらい口下手な上に友達もおらず(←)そのうえこの十年以上、子ども達の話をただただ【聞く側】だった私が、思春期のわが子との会話を盛り上げるスキルなど持ち合わせているわけがなく…!!特に盛り上がることもないまま普通にごはん食べて普通に帰ってきました。【極度の口下手母ちゃん×思春期男子】の組み合わせ。難易度が高すぎる(笑) 長男同様、長女も思春期にさしかかり、私レベルでは会話を広げることができないのですが、そんな思春期ペアに対し、本人たちから上手に話を引き出しつつ、かつ大盛り上がりすることのできる夫。毎回その様子を見ながら『スゲー…そのスキル分けて!』って思ってます(笑)
2023年10月04日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。日頃はちゃめちゃなことばかりしているモン太ももうすぐ12歳!かわいい時代はとっくに終わり、迎えたのは…そう、モン太は遂に思春期の扉を開きまして…たびたびかーちゃんとぶつかるように。機嫌の良い時と悪い時があからさまに違います。注意しても反抗的な態度。思春期って難しい~!大人は良いのになぜ子どもはダメなの?言ったことはちゃんとやったのにそれじゃダメなの?何か言っても突っかかってくるモン太についイライラ。特にキーちゃんに突っかかって嫌なことを言うので喧嘩が爆発的に増えました。しかし、かーちゃんも子どもの時に同じようにイライラし、兄弟に当たっていたので、今は見守ることしかできません。一番良いのはなるべく寛大に、干渉せず縛り付けないこと。納得がいくまで話すこと。わかってはいるけどなかなか難しい…かーちゃんは高校くらいまで親と話したくない、ほっといてほしい! という時期があったのでなが~い目でみていかないといけませんね。ただ、基本的にモン太はよく喋り素直、たまに思春期が顔を出す程度。まだまだ序の口だと思うので少しずつ攻略していきたいと思います!それにしてもいくつになっても悩みが尽きない!子育てって本当にたいへ~ん!!初めての思春期男子を前に、小さい時の動画を見続けているかーちゃんです(泣)
2023年09月09日