発達障害グレーゾーン小学生、特別支援学級に在籍。思春期・反抗期を迎えた時に二次障害を起こさないか不安ですQ:発達障害グレーゾーンの子どもがいます。幼少期から多動や癇癪、こだわりが激しく、就学前のWISC検査で発達にかなりの凸凹があることが分かりました。小学校では特別支援学級に在籍し、放課後等デイサービスにも通っており、今のところ大きな困り事はありませんが、思春期・反抗期を迎えた時に二次障害を起こさないか不安です。トラブルが起きないよう今からできることはないのか知りたいです。A:学校では個に合わせた教育環境を整えることで、二次障害の原因になる心理的負担を減らしたり、対人関係スキルを学びトラブルを減らしたりできると思います。家庭では、本人が困ったことなどについて親子で気軽に話せる関係を築いていけるといいでしょう。Upload By 発達障害のキホンこのケースのお子さんの場合、特別支援学級に在籍しておられるということですが、個に合わせた教育環境を整えることで、失敗経験の積み重ねによる不安や抑うつなど、二次障害の原因になる心理的な負担感を和らげることができると思います。加えて、対人関係のスキルを学ぶことで、トラブルなどを減らすこともできると思います。※法的には特別支援学級入級に際して医学的診断は必須ではありませんが、求められる地域もありますので注意が必要です。ただし教育的評価は必要です。中学校段階では、引き続き特別支援学級に籍を置いて学習面を伸ばすことを重視する場合と、通常学級に籍を移して大勢のクラスメートの中での学習に慣れていくことを重視する場合があります。これらの方向性は一人ひとりのニーズや状態、クラスメイトや学級担任などの環境要因によって変わっていきます。家庭では過剰に心配する必要はありませんが、本人が困ったことやつまずいていることに対して、親御さんと気軽に話題に出せたり相談できたりする関係を築いていけるといいでしょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年03月16日息子のサッカーについて良く思っていない妻。本当はサッカーと無縁の芸術分野を愛する子にしたい理想があったのに、サッカーをしている息子が対極な事に心穏やかでなく、我が子と衝突ばかり。サッカーが好きじゃない妻と息子が折り合いをつけるにはどうしたらいい?と家族間の関係性に悩むお父さんからご相談をいただきました。子どものサッカーが原因で家庭が......、と言う悩みを持つ方、少なくないですよね。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、思春期を迎え手に負えなくなる前にやった方が良いことをアドバイスします。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子は補欠。私は若いママたちのノリについていけず孤独。サッカーが苦痛です問題<サッカーパパからの相談>5年生の息子と妻の関係について相談させてください。息子のサッカーについて、妻はあまり良く思っていません。理由としては、・クラブには、問題児とされている子や粗雑な子が多く、息子が悪影響を受けている・サッカーばかりになってしまい、勉強や他の習い事とのバランスが取れていない・試合が多すぎて、土日に家族全員で過ごす時間が取れない(息子は上級生の試合にも召集されている為、ほぼ毎週試合がある)・ママ友の人間関係が面倒くさい(○○君の方がうまいのに~、△△君は~、といった話に付き合わされるのが嫌)といったところです。それぞれに、そういった面があるのは事実ではありますが、本音は別のところにあります。妻は、息子を「芸術や音楽を愛する穏やかな子」にしたかったのですが、それとは対極のタイプに育ちつつある為、心穏やかではないのです。息子や私の前でそういったことを口にすることはありませんが、本音は隠せないもので、言動の端々に本音が垣間見えます。その影響もあってなのか、最近息子と妻の関係が急激に悪化しているように見えます。息子は妻の言う事について事あるごとに悪態をつき反抗し、聞き入れません。(ちなみに私の言う事は聞きます)また、そのような態度や言葉遣いはサッカーの友達が原因だと思っているので、ますますサッカーに否定的になる、という悪循環に陥っています。息子の言動にサッカーの友達関係が一定程度影響している事は間違いないと私も感じていますが、品行方正にというのも難しい年ごろではあるので、あまり細かいことに口を出しても......、とは思います。息子の言動は褒められたものではないですが、この年代の男の子としてはまぁこんなもんだろうというのが私の印象です。少なくとも自分が子どもの頃よりはまだ良いかなと......。前置きが長くなってしまいましたが、・サッカーが好きではない妻と息子がどう折り合いをつけるのが良いか・言葉遣いや立ち振る舞い等にはどの程度まで干渉すべきかといったところにアドバイスを頂ければ幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。短いご相談文の中で察するだけなので、間違っていることもあるかと思いますが、あくまで参考にしてください。■お父さんも不安だと思うが、息子さんもネガティブな感情を持っているお父さんが、息子さんとお母さんの関係性の悪さにこころを痛めている様子がメールから伝わってきました。お母さんがご自分の理想の息子像があるばかりにサッカーを快く思っていないことはよくわかりました。お母さんと息子さんの諍(いさか)いがあるため、家庭に波風が立っている。そこをお父さんはとても嫌な気持ちだし、不安なのだと思います。私にこうやって相談されるくらいかですから、家庭の外の誰かに話せないのでしょう。しかし、お父さん以上に息子さんがいかに不安でネガティブな感情を持ちながら過ごしているか。そこを重くとらえてください。子どもにとって家庭は安全基地です。特に日本の子どもは学校でもスポーツの現場でも「ちゃんとやれ」「真面目にやれ」と抑圧される傾向があります。そうではなく、自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態である「心理的安全性」が健やかな成長には必須です。その点をよく考えて「わが家」として、わが子にとって安全基地であるかどうかを話し合いましょう。お母さんが悪いとか、お父さんにも責任があるといった責任のなすり合いではなく、ともに反省すべきは反省し「じゃあこうしていこう」と二人で具体的な方法を探しましょう。サカイク公式LINEアカウントでadidasの人気スパイクがあたる!■お父さん自身がどう育てたいか、自身の「子育ての根幹」を考えてみようまた、相談文のなかにお父さんの子育て観や教育観が書かれていませんでした。私はそこが気になりました。お父さんは息子さんのサッカーについてどう感じておられるのでしょうか?例えば「息子の人生なのだから、息子の好きなようにさせたい」と考えているのでしょうか?恐らく母子の様子を書くのに精一杯だったでしょうか。きっとお父さんなりの考えがおありかと思います。そこをまずはお母さんに伝える必要があります。話し合う際、お父さんはどうしたいのか?ここを明確にしましょう。相談文には「品行方正にというのも難しい年ごろではあるので、あまり細かいことに口を出しても」「息子の言動は褒められたものではないですが、この年代の男の子としてはまぁこんなもんだろうというのが私の印象」と、どちらかというと対処法について触れられています。無論、どう対処すればいいかという相談なのでそうなったのかもしれませんが、できれば枝葉末節ではなく子育ての幹をどうするかを考えましょう。まず幹のほうをお父さんなりに考えてください。そこから対処法も生まれるはずです。以下の五つを参考にしてください。■その①子どもは親の私物ではない。親の理想を押し付けるのではなく本人の意思を尊重してひとつめ。子どもは親の私物ではありません。親とは違う個性であり、子どもにも人権があります。お母さんも、お父さんも、ご自分の理想ではなく、本人の意思を尊重することがまずは重要です。そのなかで忘れてはいけないのは「小学生の本分は勉強」だということです。昨今、サッカーさえ上手ければ勉強できなくてもいいといった感覚で育てられている方は少なくありませんが、アスリートとしてあわよくばプロになったとしても、30歳前後で引退するのがサッカー選手です。自分のできる範囲で自分で計画を立てて勉強とサッカーを両立することが求められる。そのことをご両親がお子さんに伝えることが重要です。その際に感情的にならず「お父さんとお母さんはこう思うよ。ただし、君の人生だから自分で決めて自分から取り組もう」と主体性を育むことに軸を置きましょう。■その②家庭は安心安全に過ごせる場所にすべき二つめ。子育ての幹のひとつにありますが、家庭は安心安全に過ごせる場所にすべきだということ。親としての一番の役目は安全基地を用意することではないか。そのほうが子どもは意欲的に取り組みます。それは脳科学で立証されています。私たちの脳の中、大脳に「線条体」という大脳基底核の主要な構成要素のひとつがあります。意思決定(依存や快楽)などその他の神経過程にも関わると考えられています。その線条体は、他者から褒められたり、認められたりすると活発に動き、人は意欲的になります。逆にけなされたり、否定されたり、嫌なことを言われると、線条体はぴたりと止まってしまいます。子どもが親から小言ばかり言われると「そうやって言われるとやる気なくすんだよ!」とよく逆切れしますね。これは脳科学的に正解。当然の反応なのです。したがって、子どもの仲間を悪く言うのはやめることを夫婦のルールにしてください。息子さんも含め、子どもは全員成長の途中です。「社会で子どもを育てる」この言葉を知りませんか?そのためには、互いにどう振舞えばよいのかは、自ずとわかるはずです。■その③自分が親にされて嫌だと思っていたことを、知らずにわが子にもしがち三つめ。ご夫婦で、互いに自分がどう育てられたのかを情報共有しましょう。なぜならば、自分が育てられたように育てるケースが多いからです。私たちは、親にされたことが嫌だなと思っているのに、知らず知らずの間に似たような子育てをしてしまっています。例えば、過干渉を受けた人は自分もわが子を過度に干渉しがちです。■その④ここがダメ、なぜなら○○が悪いから、など子どもを「分析」しすぎている四つめ。相談文を読むと、とくにはお母さんになりますが両親ともに子どもに対するジャッジメントが非常に多いと感じます。うちの子はこう。うちの子はここがダメ。なぜならば友達が悪いから。そんなふうに何の根拠もない極めて主観的なジャッジを下します。そのように分析することに、実は意味はありません。必要なのは子どもの話を聞くことです。■その⑤家族の対話を増やす何が楽しいのか。何を難しく感じているのか。何に困っているのか。家族の中に対話を増やしましょう。これが五つめです。大人が冷静に、感情に乗っ取られずに、子どもに傾聴することがとても重要です。夫婦も家族も本音で話し合うことです。すでに伝えましたが、子どもは親とは別人格です。親が行動や思考をコントロールできると思わないこと。ジャッジするのではなく、わかろうと努力することが大切です。ただし、すべてわかることはあり得ません。わが子でもわからなくて当たり前です。なぜならば別人格なのですから。■今のままでは先が思いやられる、まず親が変わることから始めよう(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そのうえで、君をわかりたいんだというメッセージを送り続けること。もう11歳。思春期はすぐそこまで来ています。今のままでは先が思いやられます。子どもを変えるのではなく、まず親が変わる。お母さんを変えるのではなく、まずお父さんが変わることです。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年03月13日征矢は大学のとき、付き合っていた弓香とデキ婚。娘の奏を出産後、弓香は体調を崩して大学を休学し、一日中家で過ごすものの、家事も育児もほぼ放棄。征矢はワンオペ状態で奏を育てましたが、奏が中学生になると反抗期がやってきて…。■父親がワンオペで子育て状態にところが奏が2歳になっても、弓香は何もせず家で過ごしていました。奏がママと遊びたいと言うと…そして奏が5歳になっても、弓香が家事育児をすることはほぼなく、征矢が一人で頑張って担っていました。奏が小学生になったある日、重い病気にかかり入院することに。そんな時、征矢は部長から呼び出され、転勤の誘いがありました。征矢にとっては大型のプロジェクトに参加できるチャンス。結局、征矢は出世コースを諦めて家族との時間を最優先することにして、マンションも購入。爽は無事退院し、病気の再発もなく、小学校に通うようになっていました。そして弓香の態度は相変わらず、日々冷たいもので…。奏が退院して3年が経った頃、「中学受験がしたい」と言い始めました。応援したいという弓香。征矢は塾や学費、ローンの返済も考えるとかなり厳しいと思いましたが、もう一度奏と話して応援することに決めました。■父に対する娘の暴言の裏に…パパっ子だったはずの奏から「うざい」と言われ愕然とする征矢。ついに反抗期か、その後も奏から征矢に対する暴言は続き…。母親と普通に話しているだけマシなのかと、自分に言い聞かせる征矢でしたが。奏が学校へ出て行った後。土日も家にいられなくなった征矢。平日は深夜帰り、休日は図書館で過ごす日々が数年続き、疲れきっていました。征矢は弓香が奏に吹き込んでいた内容を聞き絶句。冒頭で征矢は「父親の役目を終えた」と話していましたが、この先、どう展開していくのでしょうか…。こちらは投稿者のエピソードを元に、2024年1月7日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。■読者からはさまざまな意見が母親の弓香に対しては「ひどすぎる」「寄生虫のよう」など批判的なコメントが殺到。また、なぜ働きに出ず、家にいて家事もしないのかという疑問の声も多く聞かれました。・娘もだけど、母親がひどいし、ズル過ぎる。自分のことしか考えていないし、思春期であっても母親としてのフォローが必要。父親が何でもできる人だけに悲しいね。・奥さんは何やってるの? 夫婦としても家族としても破綻してない? 何もしていない母親でも、父親の悪口だけはしっかりと伝えてるんだね。・なんで奥さんは働きもせず、家事もせず、ほぼ子育てもしていないのか。それで結婚している意味ある? ・娘が寄生虫みたいな母親と態度がそっくりになってきましたね。奥さんの態度が悪すぎる。大学中退で奨学金を返してもらって、おんぶにだっこでいいご身分なのに、パートに出るのもイヤだなんて。わがままぶりを娘が学習したとしか思えない。・これは母親が酷すぎる。最低の母親にこの娘ありという感じ。・弓香は1日何をして過ごしているの? ずーっと家にいて何もせず、奏の味方風に過ごしているの? もう受験は終わったし、家事をしない理由にはなっていないよね? ・子どもに嘘を吹き込むのはダメですね。というか見ていれば、父親がどれだけやっているか、娘もわかりそうなものだけど。上昇志向だけで大事なものが見えてない母と娘。・最低の妻で、最低な母親ですね。まさか自分の旦那を最低な父親に陥れるなんて。子どもだってそのうち所帯を持てば、母親の嘘に気づきますよ。その時に一人ぼっちになるのは、こういう母親なんでしょうね。・これはもう家庭内モラハラです。会話を録音して弁護士と協力して離婚したほうがいい。奥さんから慰謝料を請求してもいいレベルです。・妻は最低ですね。夫がいない時に娘に嘘を言いふらす。離婚した方が正解だと思いますが、旦那さんも子どもを小さい頃から育てたから悩むと思います。娘の奏に対しても辛辣なコメントが集まりました。・この母にしてこの子ありですね。母親が父親を蔑ろにする家庭で育ってきた娘としては仕方がない姿かと。でも常に家族ファーストの父親的には理不尽すぎる環境。裕福な家庭の子女が集まる学校でのストレスを父親にぶつけているんだろうけど。・この娘さん、ひどいの一言ですね。母親も何もしない。父親が母親と娘の奴隷のようで、健気に頑張っている分、痛々しい。・家事、育児、仕事を父親だけがするという構図に、娘は疑問を何も感じていないのかな。なんで母親が何もしないのかっておかしいって思わないのかな?・母親の悪い影響を受けてる。父親が悪いと摺りこまれている。・中学生にもなれば、お母さんが働いていないのに 家事もせず、お父さんの悪口ばかり言うのおかしいってなんで気がつかないのかな? ・妻らしき怪物はどうでもいいけど、娘は思春期とは言っても母親の行動に疑問を持たないほど頭が悪い。洗脳されているのも、周りにまともな人間がいなさすぎる。 ・高校3年にもなって、母親がおかしいって理解できない奏の思考もおかしい。毒親に毒されて本当にダメ人間になっちゃうよ。・娘も性悪すぎます。いくら母親に刷り込まれたからといって、幼少期に面倒をみてくれた父親を蔑ろにしていいわけないです。父親が不憫すぎます。・母親が何もしてないのを娘は見ているはずなのに、何とも思わないのか疑問です。小中学生ならともかく、子どもも大きくなれば視野が拡がり、もう少し周りが見えてくるものですが、勉強しかしてなくて精神的に全く成長してないのでしょうか? こんな子がそのまま育つと母親のような、ろくでもない人間になる危機感がないのかな? 父の征矢に対するコメントは賛否両論。「気の毒」、「不憫」という声も多かったですが、一方で「鈍感」「自業自得」と言った声も。・父親が頑張っているのはわかるが、子どもが生まれるときにもっと妻と今後を話し合うべきだった。妻は産後鬱に見えたが、違うとしても、妻が娘に辛く当たったときも妻を野放しにした。対処というか、妻ともっと話すべきだった。・主人公が気の毒過ぎる。ATM&ただ働き家政婦じゃないですか…。妻に優しい性格とデキ婚に付けこまれてしまって、娘に悪口を言ってのるは毒妻の仕業。続きが気になります。・反抗期だからといってあんな口答えを許す必要はない。舌打ちなんて最低行為。ちゃんと言い聞かせてそれでも変わらないなら、お弁当、洗濯は自分でやらせるべき。・家庭のために頑張って働いているのに、こんな扱い…見ていてかわいそうすぎる。・デキ婚とはいえ、この嫁と結婚したのが運の尽きにしか見えない…。人が良すぎて気がつかないのが不幸なのか幸運なのか。働きもしない口だけの妻なんて最悪。出世コースに誘われてるし、それを断って定時上がり部署&副業までこなせるとは、優秀なのよね。早く妻子から自由になれることを祈ります。・それにしても奥さんの異常さに気づかない主人公さんは、見事なお人好しですね。・「夫は金だけをたっぷり持ってこい」って言われているようなものだ。働かない、家事育児もしてこなかった妻を甘やかした結果でもある。・夫婦のどちらかが優し過ぎるともう片方は図に乗りがち。夫がなにより娘と妻をとても大事にしているのでひたすら尽くしていて見ていて辛い。冒頭で父親の役目を終えていたけど離婚もしてる感じだった。先が気になる。・なんでこの旦那、こんな妻の言うことを全部間に受けてるの? 逆にそっちの方が気になる。家のことをなーんにもしないで家にいるだけのお荷物のくせに、この妻の言うことが正しいって思える方がおかしいんだけど。・仕事しながらすべての家事・育児をこなすのがどんなに大変か…。言うならば騙されたのはご主人の方ですよね。娘さんは見てればわかりそうなものなのに。・ただただ征矢がかわいそうだし、弓香が酷すぎ。弓香に洗脳されてるとはいえ奏も恩知らずすぎる。最後には征矢が救われてほしい。・夫はかわいそうだけど…学生の彼女相手に避妊しなかったんだから自業自得だよね。彼女はそれで大学も中退して、人生が変わってしまったんだから、騙されたって思うのもわからなくもない。残った奨学金を払ってあげて、主婦にしてあげて、自分が家事を全部こなしたからチャラだと思っているのかもしれないけど、そう簡単じゃないよ。・こんな女性と結婚してしまったのは夫の責任。甘えさせてしまったのも夫の責任。でも子どもを利用するのはダメ。・夫が鈍すぎる。もっと早い段階で妻のおかしさに気づいて行動するべきだったと思います。お坊ちゃん育ちで、他人の悪意に気づきにくい、性善説の人にありがちですが。・妻が他力本願でひどいのは確かだけど、主人公も人の話を聞いていないというか、自分の見たいものだけを見て、自身の理想を押しつける点で、どっこいどっこいだなと。娘を妻から守りたいという父の気持ちもわかりますが、娘からしたら親の経済状況で進路の幅が狭まっているのは事実だし、娘に自分を認めてほしいという父のエゴが全て悪循環ですね。征矢が鈍感という意見もわかりますが、さすがに弓香の態度はひどいですし、娘の奏も反抗期とはいえ、父親に対する暴言は目に余るものがあると思います。果たして夫婦、親子関係はどうなっていくのでしょうか。▼漫画「父をやめる日」
2024年03月03日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。イラスト:CHIHIRO思春期の息子のお弁当主人公は思春期の息子と距離を感じていました。ある日、主人公は「これなら…!」と思い、息子に凝ったデザインのお弁当を持たせます。お弁当を渡す出典:愛カツ激怒する息子出典:愛カツここでクイズこの後、息子はなにが嫌だったと言ったでしょう?ヒント!息子は学校で恥ずかしい思いをしていたようです。困惑する主人公出典:愛カツ正解は…正解は「クラスメイトがお弁当を見に集まってきたこと」でした。息子はお弁当のせいで恥ずかしい思いをしていたのです。息子から「もうお弁当いらない」と言われた主人公は「まさかこんなことになるなんて…」と困惑するのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(愛カツ編集部)
2024年02月23日皆さんは、パートナーの言動に呆れた経験はありますか? 今回は「若い女性と合コンする夫」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言子育てに無関心な夫反抗期の息子との接し方に悩んでいる主人公。夫に相談してもろくに話を聞いてくれず、主人公の不満は募る一方です。ところがそんな主人公をよそに、夫は若い女性と合コンを楽しんでおり…。合コン中の夫は…出典:モナ・リザの戯言合コンであえて妻との仲のよさをアピールして、若い女性に気に入られようとする夫。女性たちから「かっこいいー♡」と持ち上げられて、大はしゃぎです。その後も夫は合コンで出会った女性とデートを楽しむようになります。そんなある日、女性とのデート中に息子と遭遇しました。デートを見られた夫は、慌てて父親ぶって「こんな時間に何してるんだ」と息子を叱りましたが…。息子からは「浮気相手といる父親に叱られたくない」と言われ、何も言えなくなってしまったのでした。読者の感想息子の痛烈な一言にスカッとしました。浮気中の父親から説教されてもまったく説得力がないですね。(30代/女性)反抗期の息子と浮気をしている夫がいる主人公は大変ですね。息子の正論に何も言えなくなってしまった夫は自業自得だなと感じました。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年01月26日明治学院大学心理学部付属研究所では2024年2月23日(金・祝)に公開セミナー「思春期の子どものこころ」を実施します。2022年の子どもの自殺者数は初めて500人を超え、統計がある1980年以降で最多となりました。子どもたちの自殺リスクの高まりが懸念される中、子どもたちの異変や不調に早期に気づくためには、子どものこころの発達について理解を深めることが重要です。特に小学校高学年から高校生の年代にあたる思春期の時期は、子どもから大人への変化の途上で心理的に不安定になりやすい時期であり、この時期の子どもたちの感情、考え方、生理的な変化を理解しておくことは、保護者、教師、支援者、ひいては社会全体にとって非常に重要です。本講演では、近年の科学的な知見を踏まえて、思春期の子どものこころの発達について概説します。■公開セミナー詳細タイトル: 「思春期の子どものこころ」日時 : 2024年2月23日(金・祝)13:30~16:00場所 : 明治学院大学白金キャンパス 本館2階 1254教室開催方法: 対面参加費 : 無料申込方法: 下記のURLへアクセスし、申込みフォームに必要事項を記入のうえ、お申込みください。 定員 : 50名(先着順・事前申し込み)講演内容: (1)脳科学・心理学の観点から思春期の子どものこころを理解する(2)思春期の子どものこころと発達の偏り(3)子どものメンタルヘルスの不調の早期兆候について(4)子どものメンタルヘルスの保護因子・危険因子について(5)思春期の子どもとのコミュニケーションにおいて何が重要か講師 : 足立 匡基(明治学院大学 心理学部心理学科 准教授/公認心理師/臨床心理士)■問い合わせ先明治学院大学心理学部付属研究所〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37TEL : 03-5421-5445(受付時間:平日10:00~16:00)E-MAIL: ipr@psy.meijigakuin.ac.jp URL : 詳細は下記のポスターをご確認ください。ポスター表面ポスター裏面□■明治学院大学について■□創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるヘボン博士。建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。2023年は創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を開設します。 明治学院大学 白金校舎 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月25日娘は穏やかな性格で、育てやすいタイプだと思っていました。しかし、中学3年生になって態度が激変。高校1年生までの約2年が反抗期のピークでした。当時は私も更年期が始まり、心身ともに不調を感じていました。娘の思春期と私の更年期が重なり、親子関係は最悪でした。そんな親子関係が変わったのは……。母の更年期と娘の反抗期が重なり喧嘩ばかり…娘はのんびり屋さんで穏やかな性格。幼いころから、子育てで苦労することはあまりありませんでした。家ではよく会話していて、親子関係は良好でした。そんな娘の態度が激変したのは中3のときです。学校から帰ってきてもあいさつもせず、自分の部屋に直行して出てきません。「どうしたの? なんかあったの?」と聞いても、返ってくるのは「うるさい」という返事。ついにきたか思春期、と思いました。部屋にこもりたいからか、娘はこれまで共用スペースに置いていたタオルや洗面用具などをどんどん自室に持ちこみます。そのせいで、娘の部屋がどんどん汚部屋に……。「片づけたら」と言うと、「うるさいっ部屋を見るな!!」とドアがばたーんと乱暴に閉められました。娘が別人になってしまったようでショックでした。大喧嘩で約1週間無視され続け…私自身も10代のころ親をうざいと思い避けていた時期があったので、娘の態度も仕方ないとは理解していました。しかし、母親にも感情があります。特に私が怒ってしまったのは食事のことでした。ある日、娘が「ごはんいらない」というので、「じゃあおなかがすいたら食べてね」と娘の食事を片づけていました。すると、娘がお菓子を出して食べ始めたのです。ひどい! と思いました。「食べられるならちゃんとごはん食べなさいよ!」とキレ気味でお菓子を取り上げると、「だってごはん食べたくないんだもん」と娘。私は料理は得意ではありませんが、栄養バランスなどを考えて食事を用意しています。せっかく用意した食事を拒否され、傷つきました。怒る私に、「もうごはん作らなくていい、食べたいものだけ食べる」という娘。「そうはいかない、栄養をとらないとダメ」と怒る私。大喧嘩になり、その後1週間ほど無視され続けました。食事のことだけではありません。日常のささいなことですぐに喧嘩になりました。女性ホルモンの乱れのせいでしょうか。お互いすぐに不機嫌になってしまいます。大した理由がなくても毎日のようにぶつかり合う日々が続きました。あいさつしただけなのに文句を言われたり、話しかけても無視されることは日常茶飯事。イラついた娘から、私が畳んだ洗濯物を投げつけられたこともありました。ひとりになって考えたこと中3から高1にかけては、思春期というだけでなく、高校受験や環境の変化など、娘もいろいろ大変だったのだと思います。そう頭ではわかっていても、私も当時45歳で更年期の始まりを自覚しており、心身共に不安定な時期で、過剰に怒ったり落ち込んだりしていました。家にいると娘のことでストレスがたまり、「こんな家にいたくない」と思うときもありました。あるとき、ストレスから家にいるのがつらくなり、夜にひとりで近所のファミレスに逃げました。そこでひとり時間を過ごしながら、「私が時々ひとりになりたいように、娘もひとりになりたいのかな」と考えました。子離れのときなのかもしれません。私は私、娘は娘。「私が娘のことを気にし過ぎるからお互いにつらいのかもしれない。少し距離を置いて、娘のことはそっと見守ろう」と思いました。まとめ娘が中3になってからの約2年間は、私の更年期と娘の思春期が重なったこともあり、母娘の喧嘩が絶えずつらい日々でした。私が意識を変え、娘と少し距離を取ることで親子関係に良い変化があったと思います。これからも娘と適度な距離感を保ちつつ、見守る子育てをしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/あさり著者/もめん(46歳)高校生の娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。
2024年01月21日子育てをしていると、「いつか、自分の子どもにも思春期がくるのかな」と思ったことはありますか?思春期は周囲の影響を受けながら一人の大人として自分を確立する時期です。(引用:e-ヘルスネット)いざ、その時がくると、どう対応すればよいのか悩む方もいるはず。そこで今回のMOERDOORでは、「子どもの思春期と向き合ったときの体験」を聞いてみました。当事者の声はさまざまですが、あくまで一例として、参考になれば幸いです。そういう年頃かもしれないけど……Eさんの場合息子が中学校1〜2年生の頃、親とはとにかく口を聞いてくれず、まともに話しができなかったのが大変でした。「高校の進路もあるのに……」と一時は本当に困っていました。どのように向き合いましたか?最初は息子が会話をしてくれないことに怒ってましたが、学校生活に余計なことは言わず、自分のやりたいようにやらせてみました。子どもの自立のためのいいキッカケだと思い途中から見守ってました。悩んでいる方へ……子どもだと思っていても、自立した1人の人間です。親子といえども、いい距離感を保ってみるといいと思います。(39歳/会社員)そっと見守ることで……この経験をしたEさんは、子どもをそっと見守っていたようですね。親は子どもが大切だからこそ、心配しすぎてしまうときもあるでしょう。ですが、子どもも「自分の意見や考えがあることを理解してほしい」という思いを素直に伝えられず、反抗してしまうのかもしれません。そんな時はEさんのアドバイスにもあったように、子どもを信じながらも、いい距離感を保ってみてはいかがでしょうか。※この漫画はフィクションです。■作画:長月よーこ■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2024年01月21日自分が中高生の頃、親とどんなふうに接していたか覚えていますか。思春期真っただ中で「つい反抗的な態度ばかり取っていた」という人も、少なくはないでしょう。心身が急成長する思春期に、子供が親に対して、反抗的な言葉をいうケースは珍しくありません。親としては『そういう時期』と分かっていても、自分に向けられる鋭利な言葉に、複雑な思いを抱くものです。反抗期の息子が7年前に書いた手紙に、涙ティー(@bny_xy)さんは最近、中学生の長男によく反抗的な言葉をいわれるとか。ある朝も「腹が減っていないのに、なんでご飯を食べる必要があるのか。強制するな」と、キツイ言葉を掛けられました。我が子のためを思って朝食を用意したティーさんは、少なからずショックを受けたでしょう。その後、前日から進めていた収納の整理に取り掛かると『あるもの』を見つけて、泣いてしまったそうです。おかあさんへ。あかあさん、いつも遊んでくれてありがとう。いつも大好きだよ。また一緒に遊ぼうね。またお出かけに連れて行ってね。めっちゃ大好きだからね。いつも信じているよ。いつも遊んでくれて、ほんとにほんとにありがとう。ティーさんが見つけたもの…それは、7年前に息子さんが書いた母親への手紙!反抗的な態度を取る息子さんも、小学1年生の頃には、こんなにもピュアな手紙をティーさんに送っていたのです。「ありがとう」と「大好き」が繰り返しつづられ、ハートマークもたくさん描かれたラブレター。ティーさんは、現在の息子さんの様子と手紙の温度差に「7年間でこんなに…」と呆然としつつも、大切な記憶を思い出して、涙があふれてしまったのでした。X(Twitter)に投稿されたこちらの写真には、さまざまなコメントが寄せられています。・これは泣いてしまう。そして、我が子にも反抗期が来ると思うと震える…。・うちも反抗期真っただ中なので、向き合うことに疲れる日が多いけど、写真を見て元気付けられました。・今まさにそのような手紙をくれる時期だけど、当たり前じゃないことを改めて考えさせられました。その時その時を大切にしたいですね。親だって1人の人間。我が子が反抗期だと分かっていても、ひどい言葉や態度には傷付くものです。タイムカプセルのごとく出てきた、息子さんとの思い出の手紙は、ティーさんの心を癒してくれたことでしょう。息子さんの本心は、きっと今でも変わっていないはず。反抗期が終わり、息子さんが大人になった時には、笑いながらこのことを話す日が来るかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年12月04日子どものころから話すことが苦手で、聞き役になることが多かった私。子どもが生まれてからもそれは変わらなかったんですが、幸い(?)子ども達5人ともマシンガントークタイプだったので、毎日ひたすら子ども達の話を聞いて過ごしてきました。更に、家事や仕事なども忙しく、子どもたち同士で楽しくおしゃべりしている間もバタバタし続けていて、私自身がガッツリ喋りまくる! みたいなシチュエーションは皆無でした。そんな私が先日、珍しく長男と2人きりになったんですが… 下の子達がそれぞれ登校・登園した日。振替休日だった長男と、仕事の合間にごはんに行くことにしました。思春期真っただ中な中学生長男。昔のように『聞いて聞いて!!』がなくなり、自分からガッツリ喋ることも減っていたので、「ここは私から!」と、長男に喋りかけました。 元々がどうしようもないくらい口下手な上に友達もおらず(←)そのうえこの十年以上、子ども達の話をただただ【聞く側】だった私が、思春期のわが子との会話を盛り上げるスキルなど持ち合わせているわけがなく…!!特に盛り上がることもないまま普通にごはん食べて普通に帰ってきました。【極度の口下手母ちゃん×思春期男子】の組み合わせ。難易度が高すぎる(笑) 長男同様、長女も思春期にさしかかり、私レベルでは会話を広げることができないのですが、そんな思春期ペアに対し、本人たちから上手に話を引き出しつつ、かつ大盛り上がりすることのできる夫。毎回その様子を見ながら『スゲー…そのスキル分けて!』って思ってます(笑)
2023年10月04日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。日頃はちゃめちゃなことばかりしているモン太ももうすぐ12歳!かわいい時代はとっくに終わり、迎えたのは…そう、モン太は遂に思春期の扉を開きまして…たびたびかーちゃんとぶつかるように。機嫌の良い時と悪い時があからさまに違います。注意しても反抗的な態度。思春期って難しい~!大人は良いのになぜ子どもはダメなの?言ったことはちゃんとやったのにそれじゃダメなの?何か言っても突っかかってくるモン太についイライラ。特にキーちゃんに突っかかって嫌なことを言うので喧嘩が爆発的に増えました。しかし、かーちゃんも子どもの時に同じようにイライラし、兄弟に当たっていたので、今は見守ることしかできません。一番良いのはなるべく寛大に、干渉せず縛り付けないこと。納得がいくまで話すこと。わかってはいるけどなかなか難しい…かーちゃんは高校くらいまで親と話したくない、ほっといてほしい! という時期があったのでなが~い目でみていかないといけませんね。ただ、基本的にモン太はよく喋り素直、たまに思春期が顔を出す程度。まだまだ序の口だと思うので少しずつ攻略していきたいと思います!それにしてもいくつになっても悩みが尽きない!子育てって本当にたいへ~ん!!初めての思春期男子を前に、小さい時の動画を見続けているかーちゃんです(泣)
2023年09月09日多くの母親が経験するであろう息子の反抗期。今では成人してすっかりやさしくなった長男も、思春期は毎日が戦闘モードでした。対する私も、よせばいいのにまさかの臨戦態勢! 更年期VS思春期の親子バトルを繰り広げてしまったのです。仲が良さそうな周りの親子を見るたび、うらやましいやら情けないやら…… 。ホルモンバランスの波にさらされた親子の泥仕合は、約2年間続きました。★関連記事:「学校辞める」次男の高校中退宣言! 学校からも呼び出され #鬼ばば母ちゃんの波乱万丈記 1更年期VS思春期の親子バトルイライラする長男とオロオロする私陽気で愛されキャラだった長男が、ささいなことでイライラするようになったのは、中学2年生のころでした。野球バッグのファスナーを無理やりこじ開けて壊したり、ポロシャツのボタンを外さずに脱いで引きちぎったり。そうかと思えば上機嫌で話しかけてくる日もあります。これがうわさに聞く思春期男子の反抗期なのか!? と、私は実感し始めました。このとき私は46歳。長男が14歳、次男が11歳とまだまだ子育てに忙しく、更年期の不調もそれほど強く感じてはいませんでした。思春期男子の反抗期に漠然とした不安はあったものの、理由もなくイライラするような精神状態ではなかったのです。そんな中で始まった長男の反抗期。最初のころは、何が気に入らないのかまったくわかりませんでした。うっかり地雷を踏んでは怒らせてしまい、オロオロする私。長男のご機嫌を損ねたくなくて、次第に話すのが怖くなっていきました。中学校には休まずに登校するし、野球も頑張っている。そこに悩みがあるのはわかるけれど……。ひたすらイラついている長男に戸惑うばかりでした。更年期のイライラが発動しバトル開戦!ささいなことで怒りを爆発させる長男の様子にショックを受けながらも、引きずられるように私も長男に対してイライラを募らせるようになりました。怒らないで話し合いたいのに、話せば喧嘩になるという悪循環。一度衝突したら、売り言葉に買い言葉の泥仕合が始まります。何がきっかけでこんな大喧嘩になったのだっけ? と、原因すらわからなくなる始末。強い疲労感やめまいなどの更年期症状もイライラに拍車をかけ、コントロール不能な迷走が続きました。その後も長男の荒れっぷりはエスカレート。私と言い争いになった腹いせに、照明のスイッチを力まかせにたたいて壊すわ、部屋にバリケードを築いて立てこもり食事を拒否するわ、まるでドラマのような展開を見せ始めたのです。それでも私に手を上げることは決してありませんでした。物に当たったり、暴言を吐いたりするけれど、必死に自分を抑えてもがいている。部屋の前に置いておいた食事をきれいに平らげ、キッチンに下げてきた長男のばつが悪そうな顔を見て、私はようやく自分の愚かさに気付きました。心配だから、歯がゆいからと、つい口うるさくしてしまったけれど、そんなことは本人が一番よくわかっていたはず。多感なお年ごろの長男にとって、私はさぞかしウザい母親だったことでしょう。夫や次男の協力で事態は好転へ私は深く反省し、ひたすら母としてやるべきことだけをやりました。食事を用意し、弁当を作り、野球のユニフォームを洗濯する。長男の生活に必要なことだけをおこない、必要でないことに口を挟むのをやめたのです。長男の態度はそう簡単には変わりませんでしたが、言い争いは劇的に減っていきました。また高校受験など、これから先に控える長男にまつわるほぼすべてのことを夫に任せ、私はフォローに徹することにしました。私と長男がバトルを繰り広げていたとき、夫は中立の立場を取っていました。私のことを責めないけれど、長男のことも怒らない。そんな態度に不満を感じていましたが、結果的にはそれが正解だったようです。長男は素直に夫の話を聞いて勉強や野球に打ち込むようになり、高校生になるころには反抗期を卒業していきました。わが家のもう一人の男子である次男はどうなったのかというと、彼は大変クールな男性に成長しました。暴れることなく思春期を過ごしたのは、紛れもなく母と兄のバトルを見ていたからでしょう。冷静沈着で母にはとてもやさしいけれど、あっという間に親離れしてしまいそう。なんだか物足りない? いやいや平和で何よりと安心しています。まとめあれから7年。成人した長男とは今、あの嵐のような2年間を笑って振り返ることができます。でも当時の私は、荒れる彼を鎮めるどころか、さらにあおるような言動をしていたのです。更年期のイライラだったのかもしれませんが、親としての器が小さかったと反省しています。親子バトルは長男が高校生になるころには終結。中学時代と同じように悩みはあったはずですが、周囲に当たるようなことはめっきり減りました。私が更年期を自覚し、夫に任せたことで事態は好転していったように思います。次男の反抗期がなかったことも大きな要因。そういえば夫も次男だったな……。私の更年期卒業まであと数年。このまま平和な日々が続きますように!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/しおみなおこ著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2023年07月02日子供が心身ともに大きな変化を迎える、思春期。成長する上で必要な過程ですが、子供から日常的に反抗的な態度やきつい言葉を向けられるケースもあり、親としてはつらいことも多いでしょう。息子が小さい頃に使っていたバッグから見つけたもの花ノン(@bluebeetle421)さんの思春期の息子さんも、絶賛反抗期中とのこと。「うぜーんだよ消えろ」なんて、いわれてしまったこともあるそうです。平気なふりをしていても、我が子からの暴言は傷付くものですね。そんなある日、花ノンさんは息子さんが幼い頃に使っていたバッグから、1枚のラベルテープを見つけました。それは、文具を扱う株式会社キングジムのラベルプリンターの『テプラ』を購入した際、最初に息子さんが作ったものだといいます。テープを見た瞬間、花ノンさんは涙があふれたそうです。そこには、幼い息子さんからのメッセージがつづられていました。「ままだいだーいだーいすき」テープには、母親への愛情あふれる言葉がプリントされていたのです。きっと幼い頃は、息子さんが「大好き」と素直に甘えてくれる機会が、たくさんあったでしょう。『時の流れ』を実感し、懐かしさがよみがえるとともに切なさを覚えた、花ノンさん。投稿は拡散され、写真を見て涙をこらえきれない親たちから、共感や励ましの声が相次ぎました。・涙が止まらなくなり、夫に見せたら読んだ途端、同じく泣き始めました。・まだ甘えん坊の男子がいて、ついいろいろと注意したくなってしまって反省です。この瞬間を大事にします。・思春期は、小さい頃のビデオや写真を見返して初心を思い出していました。悪魔の期間が終わればまたかわいくなるので頑張って!・もらい泣きしました。我が家も反抗期真っ只中。思い出を胸に一緒に乗り越えましょう!ひどい言葉をぶつけていても、息子さんの「大好き」の気持ちはきっと心の奥底にあり続けているでしょう。思春期を乗り越えたら、きっとまた優しい言葉をかけられるようになるはず。それまで、このテープを大切に取っておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月30日多くの人は、誰にも見られたくない一面を持っていることでしょう。みり(quino_kozakura)さんと一緒に暮らすコザクラインコのキノちゃんにも、見られたくない姿があるようです。お腹が空いていても、飼い主さんの前ではご飯を食べないキノちゃん。部屋から誰もいなくなった瞬間に、ご飯を食べ始めるのだそうです。キノちゃんの行動には「反抗期?それもかわいいね」「人前でご飯を食べるのが恥ずかしいだなんて、思春期なのかな?」などの声が寄せられていました。ちなみにですが、飼い主さんによると、基本的にキノちゃんは飼い主さんが目の前にいてもご飯を食べるとのこと。しかし、遊ぶ時間にも関わらずご飯を食べさせようとすると、食べなくなってしまうのだそうです。「まだ遊んでいたい!」という気持ちをアピールするために、食事に興味のないフリをしているのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年05月09日こんにちは!miharuです♪新生活が始まって、気持ちが繊細になったり、特に思春期の学生さんや、その親御さんに是非オススメしたい本があります、、!!今日はその、私がいつも元気をもらっている本について、ブログで紹介したいと思います✊読むだけではなく、書き込むことで完成する本。まずは自分を知るところから!たくさんの女性とコミニケーションして、 製作に2年かけて出来上がった"DEAR GIRL,"。 辞書のように分厚い本ができました! 日本語、フルカラー288 ページ。 内容は全ての女性のためのサバイバルガイド。 前半は女性でいること、母親について、女友達について、恋愛や結婚、美や自分自身の身体に向き合うこと、人生の困難や哲学、そして死について。 コーチングのワークシートもところどころに入っています。 後半は女性たちへのインタビューで構成されています。 女性が女性として生きる上で出会う様々な困難。 自分の考えから少し離れて考えることができたら突破口も見つけやすくなります。 「もっと早く知りたかった、、、!」という話を色々な女性に聞いてまとめた本です。(DEAR GIRL,予約サイトより引用)作者のITSUMIさんは、職業上でもプライベートでも、女性たちから色々な相談を受け、その中でも特に多かった悩みが「自分の好きなことがわからない」「やりたいことがない」ということだったそう。私も、子育てで毎日をこなすことでいっぱいいっぱいで、自分の趣味ってなんだろう?もし時間ができたら何をしたいんだろう?何が好きなんだろう?と考えるようになったり、自分のことをなかなか好きになれない部分もあったのですが、この本を読んでから自分を見つめ直すことができたり、もっと自分を大切にしようと思うきっかけにもなりました。自分がどういう人間なのか?よく分析できるよう書き込みをしたり、特に覚えておきたい言葉には線を引いたり。他にも、嫌なことが起きても、楽観的に考えさせてくれる言葉ばかりで、全ページに背中を押してもらえます!!笑まだまだ載せたいページがたくさん、、読み進めていくうちに自分が成長していく気分になります!笑インスタの投稿でファンになり本を買うキッカケに!最初はインスタで、友人の投稿をキッカケにこの本を知りました✨ITSUMIさんは、自身のインスタでもいろいろなイラストや言葉を投稿していて毎回毎回ほんとーに心にグサーっと刺さるような言葉ばかりで、悩みがあるときや、元気が出ないときは度々ITSUMIさんの投稿を読み漁っていましたこれはほんの一部ですが、文章はもちろん、イラストや、綺麗すぎないこの字も可愛らしくて!本の後半は、様々な女性のインタビューで構成されているので参考になることがたくさん!本の後半はみんなのセルフケアの仕方や、海外在住日本人女性に、外国で住んで気づいたことをインタビューしたページだったり、自分の生活とは全く違う人の意見や生活が知れてとても面白いです!また、海外の素敵な写真もたくさん載っていて、どこを切り取ってもカラフルで行ってみたくなるような場所ばかり本は注文後2週間から約1ヶ月かかるので注意!友人、家族にプレゼントするのもオススメです私は娘が大きくなったら絶対に一緒に読みたいなと思っています☺️ただし、作者のITSUMIさんがカリフォルニア在住で海外から本が発送されるため注文後少し日にちがかかります!プレゼントでお考えの方はお早めに〜!!いかがでしたでしょうか?まだまだ伝えたい魅力がたくさんあるのですが、気になる方はまずはインスタからチェックしてみてください❣️@itsumitalkきっと心のサプリになること間違いなしです✌️最後までお読みいただきありがとうございました!!
2023年04月26日この世の中は悪いニュースばかりが目立ちがちですが、「世の中まだまだ捨てたものじゃない」という風に思える瞬間もあります。三本阪奈(mimoto19hanna)さんもそんな経験をした1人。幼い息子と一緒にしりとりをしながら歩いていると、前を歩いていた男子中学生が振り返ってきたのですが…。わざわざ振り返ってまで、頭上で鉄骨が移動していることを伝えてくれた男子中学生。知らない人に声をかけるのはなかなか勇気のいることですが、親子を心配して行動を起こしてくれたのですね。小さな男の子を気遣って、遠い横断歩道を渡った男子中学生もそうですが、若き紳士の気遣いに大人もハッとさせられます。投稿には、感動した人たちからのコメントが…。「わあ、こういう気遣い素敵ですね!」「ジーンと心が温かくなりました。私も同じような経験がある」「一番多感な時期なのに、自分より小さな子や周りに気を配れるなんて、本当に心やさしい子」「最近の若い人はダメだということをいつの時代もいいますが、人助けをしたり気遣いができたりする子もたくさん居てえらい」また、同じような場面に遭遇した人たちも多いようで、数多くのほっこりエピソードが寄せられていました。世の中にはこんなに素敵な子たちがいると思うと、前向きな気持ちになれます。同時に大人も見習わなければならないですね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月29日3歳から始まったとんがりめがねさんの長女のイヤイヤ期は終わりを迎え、天使期に入ったかと思ったのもつかの間、中間反抗期に突入しました。5歳の長女の中間反抗期が始まってから、長女に対して、ほほ笑みかけたり共感してあげたりしていないことに気づいた、とんがりめがねさん。長女の怒りを楽しさに変えてみようと行動し始めると、親子で衝突することが格段に減り始めました。 長女の抜歯でさらなる変化が訪れて…?私が長女への対応を変えていくと、長女も少しずつ変わっていった。さらに、乳歯を抜きに行ったとき……。 長女は抜歯をした日を境に、また今までは「えー」「あとで」「無言」だった長女の返事は、「うん。わかった」に変化し、お手伝いをしたりや苦手なものを食べるようになったりと、反抗期前の素直さを徐々に取り戻していきました。 こうして長女に訪れた中間反抗期は、とんがりめがねさんをはじめとする家族を巻き込んで紆余曲折あったものの、長女が6歳を迎えるころには終わりを迎えたのでした。 子どもが成長するためには、いろいろな失敗や壁を乗り越えていく必要があるでしょう。とんがりめがねさんの長女は、「抜歯」というイベントが大きな成長のきっかけとなったようです。 長女の中間反抗期に悩んだとんがりめがねさんが編み出したのは、「嫌な気持ちを楽しく変換すること」。子どもの言動に悩んだ際は、とんがりめがねさんのように子どもの性格それぞれに合った対処方法を探すように意識していきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年03月14日3歳から始まったとんがりめがねさんの長女のイヤイヤ期は終え天使期に入ったかと思ったのもつかの間、中間反抗期に突入。5歳の長女が寝る前にぽつりと漏らした「次女が生まれなくてもよかったのに」という言葉にとんがりめがねさんはショックを受けます。本気で思っているわけではなくても、その言葉はとげのように刺さって抜けません。そして事件は起こり、長女がこの日から簡単に自分の命を盾にするようになります……。 自分の命を盾にする娘に、思わず感情的に怒鳴ってしまい…長女の「次女が生まれなくてもよかったのに」という言葉が胸に刺さって離れない私をよそに、今日も5歳の長女と2歳の次女はケンカ。 しかしこの日はいつもと違い、長女が衝撃的な言葉を発するようになりました。 どこで覚えたのか、「死」 という言葉を持ち出した長女に、動揺してしまうとんがりめがねさん。5歳の子どもが発した言葉とはわかっていながらも、自分の命を盾にした言葉にとんがりめがねさんは思わず感情的に怒鳴り返してしまいます。 「だって怒るもん! 怒られたくないからしみたい(しににたい)!」 「長女はただストレートに怒られたくないという気持ちを「死」 という言葉を絡めて発しているだけ。言葉の奥には別の真意があるのだから」と、とんがりめがねさんは気持ちを落ち着け、そして長女の手をにぎり、いつものように語りかけました。 「姉ぇねがどんなにアカンことをしても、母ちゃんがどんなに怒っても、しんでほしいなんて思うことは絶対にない!」 とんがりめがねさんの言葉に、自分がいけないことをしているとわかったのか、長女は自分の頭を叩きだします。 とんがりめがねさんは、「大事な姉ぇねをいじめるのは許さん。それが姉ぇねでも、自分のことも大切にして」と自分の頭を叩く長女の手を取り語りかけると、長女はやっと怒るのをやめ、とんがりめがねさんも長女の気が済むまで抱っこしてあげました。 長女の自分の命に関する発言。本心で言っているわけではないとわかっていても、読んでいる私たちでさえつらい言葉ですよね。そのため親であるとんがりめがねさんの心にはより深く突き刺さるものだったと思います。 そんなときでも長女をそっと抱きしめて、落ち着いて言葉をかけてあげられるとんがりめがねさんの強さには尊敬してしまいます。命はゲームのようにリセットはできないもの、命の大切さは何にも代えられません。どんな状況や関係でも命を盾にする発言には、冷静に対応できる人間でありたいですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年02月16日3歳ごろから続いていたイヤイヤ期がやっと終わりを迎えた長女。ようやくイヤイヤ期を終え、天使期に入ったかと思ったのもつかの間、ついに突入した中間反抗期。5歳の長女が起こす5分に1回の事件に、とんがりめがねさんもイライラが募ります。寝る前は素直になれる長女に、「この平和な時間が永遠に続けばいいのに」と感じる、とんがりめがねさん。そして長女の中間反抗期が本格化してくると、2歳の次女へのイジワルは悪意のあるものに変わっていき……。 人の気持ちが想像できるようになったのは喜ばしい点だけど…?寝るときの素直で穏やかな長女はどこへやら。長女の行動には、次女の嫌がる気持ちがわかってやっているのがみえてきて……。 長女の中間反抗期が本格化し、次女へのイジワルは次女の嫌だと思う気持ちを読み取っているかのごとく、悪意のあるものに変化していきました。 そして、とんがりめがねさんの説教にもつい熱が入るように。 「その想像する力、良いほうに使って! 」 とんがりめがねさんの正論でぐうの根も出ない叱り方を受けて、何も言葉が出せずに目に涙を浮かべる長女。 一度でわかってくれればいいものの、長女もまだ5歳なので何度も同じようなイジワルをし、そのたびにとんがりめがねさんは長女と真剣に向き合いながら説教をしました。 そしてある夜、ついに長女は「ほーちゃん(妹)うまれなくてもよかったのに」とつぶやき……。 子どもは何度も注意をして「それがダメなことなんだ」と覚えていくものだとわかっていても、毎回真剣に向き合うのは骨が折れますよね。しかし、人の気持ちを想像して行動できることは、これからたくさんの人と接していく人生の中でとても大切な力。とんがりめがねさんの思いが長女へ伝わる日が来ることを願うばかりですね。 著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年02月14日国立成育医療研究センターの研究グループが発表全国18,510人の子どもがいる世帯を分析先進諸国では、思春期の子どものメンタルヘルスが課題となっており、日本国内でも長引くコロナ禍が子どもの精神状態に影響をおよぼしていると懸念されています。こうしたなか、国立成育医療研究センター・社会医学研究部の加藤承彦室長らの研究グループが「16歳時点での⼦どものメンタルヘルスの不調のリスク」について研究を行いました。国立成育医療研究センターは、妊娠・出産から成人期にいたるまでのライフサイクルにおいて生じる疾患(成育疾患)に対し、医療(成育医療)と研究を推進するために設立された機関です。調査は2001年に生まれた日本全国18,510人の子どもがいる世帯を対象に行われ、分析には厚生労働省並びに文部科学省が行っている「21世紀出生児縦断調査」の2001年コホートが使われています。父親が育児参加すると思春期のメンタル不調リスクが低い調査では、おむつを取り替えたり入浴させたりといった育児に父親がどの程度関わっていたか、程度に応じて「最も少ない」から「最も多い」まで4つのグループに分け、子どものメンタルヘルスの状況を比較しています。その結果、父親が育児への関わりが最も多いグループは、最も少ないグループと比較して、メンタルヘルスの不調リスクが10%低いことがわかりました。これを受けて「乳児期における父親の育児への関わりが多いことが、長期的に子どものメンタルヘルスの不調を予防する可能性を示唆する」と発表しています。具体的な父親の育児への関わりとは?赤ちゃんのお世話には、授乳・食事をさせる、おむつの交換、寝かしつけといった生活の介助のほか、遊び相手になったりスキンシップをしたりという情緒的な関わりがあります。今回の調査では、以下の6つの項目を「父親の育児への関わり」とし、それぞれの項目に対し「いつもする」「ときどきする」「ほとんどしない」「まったくしない」の段階に分け、関わり方の程度を確認しています。1.食事のお世話2.おむつの取り替え3.入浴させる4.寝かしつけ5.家の中での相手6.散歩など屋外に連れて行く乳幼児期から積極的に子育てに参加しよう今回の分析は、子どもが乳児期であった2001年時点の関与度をもとにしたもので、その後の父親の関わり方が反映されているわけではありません。しかし、今回の調査結果が父親の育児参加を後押しする、良いきっかけになりそうです。日本では、父親の育児休業取得をうながす体制整備が進められています。今回のような調査結果が追い風になって、父親の子育て参加が当たり前になることを期待したいですね。※この記事は2023年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2023年02月13日イヤイヤ期と思春期の間で訪れると言われる中間反抗期。イヤイヤとやさしいお姉ちゃんの間で揺れる、5歳の長女に訪れた中間反抗期に、日々苦悩しながら向き合う家族のお話です。 中間反抗期があるなんて聞いてない! はじまりはイヤイヤ期からで…? 今年で育児5年目に入る私は、長女が3歳3カ月のとき、次女を出産。 長女のイヤイヤ期が重なることから、次女の出産前から赤ちゃんの話をしたり、出産後の生活のシュミレーションをしたりしていました。 事前に対応していたおかげか、長女の赤ちゃん返りは無事回避。しかし長女は普段はやさしいお姉ちゃんだけれど、些細なことがきっかけではじまるイヤイヤがあって……? 育児5年目に入るとんがりめがねさんは、長女に「妹が生まれなくてもよかったのに」と言わせるような状況をつくってしまい、何がいけなかったのだろうと苦悩していました。次女が生まれる前も、生まれてからも長女を優先し、なるべく長女と1対1の関係をつくってきたのにと悩みます。 長女のイヤイヤ期は2歳半ごろからはじまり、たたく、物を投げる、ツバを吐いて床に塗るなど、自分の思い通りにならないとイヤイヤしてしまいます。些細なことがきっかけで火がついたようにはじまる長女のイヤイヤは、3歳前半のときは漠然と「イヤ」という感情のものが多く、ほとんどが父に向けられました。そのため、次女の世話を父に任せ、とんがりめがねさんは長女担当に。 「長女を優先する」という思いで育児をしていたため、ワンオペ時には次女の世話をするときも、長女の相手をしながらやっていました。当然次女との1対1の時間はほぼありません。 そのような事情もあってか、とんがりめがねさんは、次第に次女との大事な時間を長女のために犠牲にしてきたという思いを抱くようになったのでした。 子どもがかわいい時期だけではないことはわかっているし、別の人間だからこそ考えていることがわからないという難しさが、子どものイヤイヤにはありますよね。次女との大切な時間を犠牲にしてまで向き合ったからこそ、親側の感情の整理は難しいものです。どうすれば子どもに伝わるのか、どうすれば子どもを理解できるのか、年代を問わず、育児中の永遠のテーマかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター とんがりめがね3歳差姉妹(2016生と2019生)の母。ブログとInstagramで育児マンガを投稿中。
2023年01月26日どうして癇癪(かんしゃく)を起こすの?癇癪にまつわるギモン子育てしていく中のお悩みとして多い「癇癪(かんしゃく)」。大声で泣き叫んだり、壁や床に頭を打ちつけるなど、激しい癇癪への対応に周りの保護者の方もヘトヘトになってしまうという声も多くあります。発達ナビQ&Aコーナーでも、これまで癇癪に関する質問の投稿が1,000件以上寄せられています。発達障害との関係や、家での対応策、服薬するボーダーラインまで、みなさんの疑問とは。「子どもはどうして癇癪を起こすの?」「優しく声をかけてもダメ、怒ってもダメでノイローゼになりそうです。子どもの癇癪はどう対応したらいいのでしょうか」「2歳3ヶ月の癇癪が激しく、切り替えが極端に苦手、落ち着きのないなどの特性もあり、発達障害があるのでは?と感じています」「癇癪がひどく、小児科医で薬を処方されましたが、飲み始めてから子どもの元気がないような気がしていてこのまま飲ませ続けてよいのか心配です」このコラムでは、癇癪のなぜ?から、癇癪への対応、服薬についてなど、体験談や、専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。癇癪(かんしゃく)とは具体的にどのような状態のことをいい、原因にはどのようなものがあるのでしょうか。◆癇癪(かんしゃく)とは癇癪(かんしゃく)とは興奮を伴う混乱状態を指します。個人差はありますが、大声で泣き叫ぶ、壁や床に頭を打ちつける、物を投げるなどの激しい行動が見られることが多くあります。赤ちゃんのころから幼児期、児童期にも見られ、人によっては思春期や大人になっても続くこともあります。気持ちのコントロールがうまくできないときに起こりやすく、コミュニケーションの手段として習慣化することもあります。◆癇癪(かんしゃく)の原因赤ちゃんの癇癪は、空腹や眠気、痛み、おむつが濡れたなど生理的に不快な刺激によって引き起こされることが多いです。幼少期以降になると発達段階やその場の状況によって原因は異なるものの、癇癪が起きているときには、「何か不都合を取り除こうとしている」そして「困っているというサインを発している」と考えられます。発達ナビのQ&Aコーナーに寄せられた、具体的な悩みと解答について紹介します。年少の娘は自閉症です。上手くいかない事があれば、すぐ大声をだしたりグズグズします。原因不明の癇癪や、人形の靴が履かせれないなどなど…ささいな事でキーキー、グズグズ叫んで怒ります。(中略)私も主人もノイローゼになりそうです。助けてください。こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。A. 保育園や療育先で相談してもわからないのは辛いですね…わかりやすい癇癪は、例えば自分の要求が通らない時がありますが、他にも大人には理解に苦しむ癇癪が多々ありますよね。まだ生まれて3年です。上手く表現出来ないのです。親としても3年。成長と共に少しずつ理解出来るようになりますよ。例えば息子ですが、保育園時代の昼寝が地獄だったと小学生になってから教えてくれました。 癇癪は言葉で対応しようとしても、興奮していたり、怒っていたりしている場合がほとんどであり、気が立ってる時に働きかけても悪い方向に物事がすすんでいきます。癇癪を起こしてるときは、ものを側におかない、ものをこわしたり投げさせないよう気をつける、頭を叩いたり、ぶつけたりしないように気をつける、などし、興奮がなるべく短い時間に済むようにすることが大事です。癇癪している場合は、さらっとかわす。わたしは、スルー、やり過ごす、これでのりきりました。怒っても、もっとひどくなるだけです。こえかけは火に油になることも多いです。癇癪の対応に関するギモンと体験談をもとにした回答をご紹介いたしました。聞いてみたい質問があればぜひQ&Aコーナーに投稿してみてください!癇癪(かんしゃく)と発達障害の関連とは。自閉スペクトラム症やADHDなどがある子どもの癇癪の特徴は?激しい癇癪に服薬は必要?癇癪にまつわるギモンとして発達障害との関連や薬の服用について気になっている方も多いと思います。発達ナビのQ&Aコーナーにも以下のような投稿が寄せられています。子どもについて初めて投稿します切り替えが極端に苦手、落ち着きのなさ、人を叩く引っ張る噛む等々、上の子よりも激しいことが多々…。特に切り替えの苦手さで言うと、床に寝そべって泣き喚くことは日常茶飯事、何かで釣るのも普段はしないウチですが仮にしたとしても無意味、他の提案も聞いてすらもらえず、機嫌を損ねて癇癪を起こしたら最後で、何をしても無駄です。私は落ち着くのをひたすら待ちます。(中略)診断してほしい!とかうちの子は発達障害!と言い切りたいわけではないのですが、もう少しこの子や周りが上手に楽しく過ごせる方法はないのかな…と日々考えています。こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。A. 保育園児さんということで、年齢が分からないので何とも言えませんが、年長さんなら就学相談を含め早めに次の対応を考えられても良いのかな、と思います。年中さんなら、年長に上がる前に、担任や主任の先生とゆっくり、家庭と園の現状について話し合われれ、次のステップにいくかどうか相談されても良いのではないでしょうか。 親が大変かどうかで踏み込んで良いと考えています。「仮に何もなくても、相談して情報が得られるなら」と自治体の保健センターに相談しました。主治医からまさに「親御さんにしか困り感がわからないタイプだね」と言われて支援が始まりました。3歳すぎでASDの診断がおりています。初期の相談から2年経ち、息子も4歳過ぎましたが色々と形を変えた困りごとと向き合い続けているので当時の感覚は合ってたなという結論です。比較的早い年齢での着手でしたが、それでも児童精神科の受診や検査、療育先の契約までにそれなりの待ち時間がかかりました。逆算すればやはり早いに越したことはありません。癇癪がひどくわずかな事にイラつき暴言を吐いたり壁を殴ったりします。ストラテラを服用し始めて約2ヶ月たつのですが すごく改善されていた癇癪がまた元通りになってしまいました。こんな事ってありますか?こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。A. 我が家の主治医からは、薬を服用した際、そのような事例があると聞いていますよ。なお、これはストラテラに限らず、他薬でも似たような結果となる話は聞きます。その薬がどのような働きをするのかなど専門的見解から考えると、現状の癇癪がまた元通りになったというのは、特別おかしな状況ではありません。あくまでも基盤となる生活が毎日同じような繰り返しであっても、些細な気候の変化など様々な動きが生じます。そのなかで、さらに本人自身の体調の変化なども合わさりますと、薬の効果が感じないという事はよくある話でもあり、この場合においてはもう一度病院を受診されるなど、医師にご相談が無難ではと思われますよ。癇癪を頻繁に起こすからといって発達障害があるというわけではありませんが、発達障害のある子どもに見られることが多い傾向が癇癪を起こしやすくしている場合があります。◆癇癪の原因となり得る発達障害のある子どもに見られる傾向・感覚の問題とこだわりの強さ・自分の意思や気持ちを他者に伝えるのが苦手・他者と自分の意図をすり合わせるのが苦手・気持ちのコントロールが難しいこれらの傾向が癇癪のきっかけになり得る場合があります。◆癇癪と自閉スペクトラム症(ASD)自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもには、感覚過敏がある場合が多くあります。周りの子どもにとっては気にならない刺激であっても過敏に反応して癇癪を起こしてしまうことがあります。また、自閉スペクトラム症(ASD)のある子どものこだわりや不安の強さによって、普段と違うことが起きたり、突然の予定変更に気持ちがついていかず、癇癪につながってしまうこともあります。また、相手の気持ちや意図を理解するのが難しかったり、こだわりが強い、他人のペースに合わせるのが苦手、ということもあります。◆癇癪とADHD(注意欠如・多動症)ADHD(注意欠如・多動症)がある場合は、衝動性から「やりたい」という気持ちを抑えるのが難しいために、相手の気持ちが分かったとしても、その気持ちを譲ることができないことと、感情がすぐに表面化することで、爆発的に怒ってしまうことがあります。【小児科医に聞く】発達障害がある子どもの癇癪(かんしゃく)の対応のコツ、服薬のギモンここまで発達ナビのQ&Aコーナーに寄せられたギモンを中心にご紹介しました。次に、小児科医の藤井明子先生に発達障害がある子どもへの対応のコツ、服薬のギモンについてお答えいただきます。A. 癇癪を起こす背景として、感覚の問題、こだわりの強さ、気持ちを伝える苦手さなどがあります。癇癪を起こした際に、なぜ癇癪を起こしているのか、お子さんの視線に立って少し考えてみましょう。物事が思い通りに進まなかった、暑かった、いつもと違った順序で嫌だった、など理由が思い当たるかもしれません。癇癪を起こしている最中には、まずはお子さんが落ち着く・クールダウンできるように見守り、少し落ち着いたら、「〇〇できなくて悲しかったね」「思い通りできなくて悔しかったね」と気持ちの言語化を代わりにして、声をかけてみましょう。つい、癇癪を抑えようとして、お子さんの言いなりになりそうになるかもしれませんが、まずはお子さんの言いたい気持ちを受け止めて、言語化してみましょう。事前の対策は、これから起こりうる物事に対して、見通しを持った声かけをしておくと良いでしょう。「今日はいつもと違う道を通って帰るよ」「スーパーに行くけど、おやつは一個だけ買います」など、事前に見通しを立てておくと、気持ちのコントロールの手助けになることがあります。Upload By 専門家インタビューA. 親もヘトヘト、という時点で病院に受診することをおすすめします。特に、お子さんが小さい場合には、親御さんがヘトヘトでも目は離せません。親御さんの疲れがたまると、その皺寄せがお子さんへのイライラにつながってしまうことも多々あります。どうか、一人で悩まずに、医療機関、療育機関などに相談してください。病院に相談したから、すぐに薬の内服が始まるわけではありません。私の外来では、選択肢の一つとしてお薬の話をし、それ以外ご家庭でできる工夫などもお話ししています。また、すぐに癇癪が減るわけではないですが、第3者に相談して、一人でないのだと親御さんが思われるだけでも、少し気持ちに余裕が出てきて、お子さんの癇癪に対して、適切な対応を取れるようになってくる親御さんもいらっしゃいます。Upload By 専門家インタビューA. 服用に際しては、メリット、デメリットについてバランスをみて、服用のメリットがあると判断される場合に処方されます。もし、副作用など疑問があれば、主治医の先生に相談することをおすすめします。小児科で処方する癇癪に対する内服薬は、眠気や怠さなどの副作用が少ない薬を選択することが多いです。副作用があったり、内服中に気になることがあった場合には、主治医の先生と相談のうえ、中止ないし、ほかの薬への変更など考えていきましょう。Upload By 専門家インタビュー癇癪(かんしゃく)の理由は?クールダウン方法や対応は?自閉スペクトラム症など発達障害があるわが子の癇癪エピソード発達ナビライターの方々の癇癪にまつわるエピソードをご紹介します。子どもの癇癪(かんしゃく)で親もつらくなってしまうようなときは、迷わず専門機関に相談を癇癪にまつわるみなさんの疑問や回答、癇癪と発達障害との関係や、癇癪が起こってしまったときのクールダウン方法や事前の対策、病院を受診するタイミングなどをご紹介しました。癇癪が起こると、本人はパニック状態になってしまうため、まずは安全な場所でクールダウンできるように見守り、落ち着いたタイミングで本人の心に耳を傾けることが大切です。また、癇癪には何かしらの理由が隠れています。お子さんがパニックを起こさないで済むように事前に見通しを持てるような説明をしておくことが、癇癪を防ぐことにつながることがあります。癇癪に対して「通院」や「服薬」を聞くと、不安を抱いたり、「自分が我慢すればよい」「そこまで必要かな?」と思うこともあるかもしれませんが、子どもの癇癪で親御さんもつらい状況にある場合は、迷わずに小児科などの専門機関に相談してみてください。Q&Aにぜひ投稿してください!発達ナビはみんなでつくるポータルサイトです。一人ひとりの質問や回答が誰かの支えになっています。参考になる質問や回答を投稿してくださるユーザーの方々いつもありがとうございます!「ぜひ参考にしたい!」というユーザーの方々の声も多いことから話題の投稿などをご紹介し、専門家の先生にもコメントいただければと思っています。子育てに関する疑問や知りたいこと、身近な人には相談しにくいこともあるかもしれません。そんな質問をぜひ発達ナビのQ&Aに投稿してみてください!
2023年01月09日みなさんは、自分が反抗期だった頃のことを覚えているでしょうか。「あの頃は、親に反抗ばかりしていたな」という人もいるかもしれません。一方で、わが子のこととなると、「こんなに素直だけれど、本当に反抗期なんて来るのかしら……」と思っていませんか?今回は、「思春期と反抗期の違い」や「反抗期がある子とない子の違い」について、詳しく解説していきます。思春期は人生に一度誰にでも訪れる!反抗期は……?まずは、混同されがちな「思春期」と「反抗期」について考えてみましょう。■【思春期】人生に一度 “誰にでも” 必ず訪れる京都市こころの健康増進センターが作成した資料によると、思春期とは「子どもからおとなへと心身ともに大きく成長する時期」とのこと。どうやら、思春期は「心」と「身体」がどちらも急速に変化する時期のようです。同資料では、身体の変化のひとつ「第二次性徴」について以下のように説明されています。思春期におけるからだの成長スピードはとても速く、学童期まで慣れ親しんだ自分像は、あっという間に過去のものになってしまうほどです。新たなからだのイメージを自分のものとして受け入れられるようになるまで、不安や戸惑いを感じる子どもも少なくありません。(引用元:京都市こころの健康増進センター|思春期のこころをはぐくむためのガイド)みなさんにも、第二次性徴はあったはず。そう、思春期は人生に一度、誰にでも必ず訪れるのです。そして同資料では、「親に対してよそよそしくなる」「批判的な態度を示す」といった、思春期のあいだに訪れる心の変化を「一般的に反抗期と呼ぶ」と書かれています。■【反抗期】人生に2回訪れる(※個人差あり)和洋女子大学こども発達学科教授の大神優子氏は、反抗期は2回訪れると述べています。1回めは2歳前後のいわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる「第一次反抗期」。この第一次反抗期は、親に反抗するというよりも、心と体が未発達なのに「何でも自分でやりたい」という気持ちだけが強くなり、「やりたいのにできない」ことが引き金になっているとのこと。そして2回めは、中学生・高校生時期にピークを迎える「第二次反抗期」です。大人の言うことを素直に聞かなくなる、いつもイライラしていて「ウザい」「ダルい」と言ってばかり、親とあまり話さなくなるなど。大神氏によると、このような反抗的な態度は、早い子で小学校中学年くらいから始まり、高校生頃までには落ち着く傾向があるようです。ただし、「第二次反抗期」は、必ずしも全員に訪れるわけではありません。みなさんのまわりにも、「反抗期がなかった」という人がいませんか?次項では、「反抗期がないまま大人になった人」について考えてみます。反抗期がない子どももいる!?精神科医の菊池秀明氏によると、親離れや反抗期は「子どもが社会の中で親に頼らず同世代の仲間とともに自分の力を信じてやっていく、大人になっていくという過程の一部」なのだそう。そのうえで菊池氏は、親に反抗しない・できない子どもについて次のように危惧しています。むしろ、思春期になっても親に甘え続けてしまう。自分では何も決められない。親を恐れて全く反発できない。親や仲間に気を遣い過ぎて何も言えない。親や仲間の言いなりになってしまう。家や学校で良い子を演じてしまう。そのような子どものほうが、不登校や摂食障害などの問題を引き起こしてしまうことがあります。(引用元:公立学校共済組合 関東中央病院|反抗期について)しかし、昨今の親子関係に着目すると、反抗期がないことは一概に悪くないという見方もあるようです。京都女子大学教授で臨床心理学が専門の正木大貴氏は、「反抗期がない子どもが増えている」とし、その理由をふたつ挙げています。ひとつは、上記同様「反抗したくても、親のコントロールや押さえつける力が強い」から。この場合、正木氏が「大人になったときにどこかで爆発してしまう可能性がある」と注意を促すように、社会に出てから人間関係で苦労するケースもあるようです。ふたつめは、「子どもが親に対して反抗する必要がない」から。この場合、子どもに対して理解のある親が増えてきたという時代背景が関係しているようです。正木氏によると、最近では多様な趣味や生き方が広く知れ渡り、「いろんな価値観があっていいよね」と、子どもの意見を尊重する親御さんが増えているとのこと。その結果、「うちの親は比較的自由にやらせてくれる」「何を言っても否定せずに聞いてくれる」と、反抗する理由がなくなるというわけです。アンガーマネジメントの専門家である本田恵子氏もまた、「うちの子、反抗期がないけど大丈夫?」と心配になる親に向けて、「穏やかに育って反抗期がないという子どもも存在します。それは、子どもの欲求を上手に親が受け止めていた場合です」と話します。もちろん子どものわがままをすべて聞き入れて、子どもの言いなりになるという意味ではありません。大事なのは、わが子の話に耳を傾け、共感して受け止めてあげること。教育評論家の親野智可等氏も、思春期の子どもの話に共感することの大切さについて見解を述べています。まず、一番よくないのが「反抗期の子どもを “子ども扱い” する」ことなのだそう。いつまでも小さい子ども扱いして小言ばかり言ったり、正論を押しつけたり、すぐに励ましやアドバイスをしたりするのもNGです。親野氏によると、「まずは共感すること。『そうなの?それは嫌だよね』と共感してあげると話しやすくなり、親への信頼も高まる」のだそう。そして何より、親を信頼し、親の愛情を実感できている子は、自分を大切にするようになると言います。たとえ悪い誘惑があったときも、「大切にしてくれる親に心配かけたくない」という意識がはたらき、ブレーキがかかるようになるのです。子どもはしだいに、親の目が届かない世界に足を踏み入れていきます。だからこそ、親子の信頼関係をしっかり築き上げることで、安心して外の世界に送り出してあげることができるのではないでしょうか。「男の子の反抗期」と「女の子の反抗期」の違い最後に、「男の子の反抗期」と「女の子の反抗期」の違いについて解説していきます。「男の子は言動が荒々しくなる」「女の子はイライラして不機嫌になる」など、反抗期特有の言動は男女によって変わるケースもあるので、ぜひ参考にしてください。■【男の子の反抗期】ありがちな言動と解決法1. 口が悪くなる口を開けば「うっせー」「うぜー」「ムカつく」など、反抗的な言葉ばかり。うんざりしそうになりますが、心理カウンセラーで医学博士の芳川玲子氏によると、「ホルモンが不安定で、感情がコントロールできない」ことも一因なのだそう。「そういう時期なんだ」と割りきって、一歩離れて見守ってあげましょう。2. 部屋にこもりがち前はよくリビングで家族団らんの時間を過ごしていたのに、気づけば自分の部屋にこもってばかり……。心理学者の諸富祥彦氏は、「これまで過干渉気味だったのでは?」と指摘し、思春期に入った男の子は「部屋や自分の殻にこもり、コミュニケーションをしないことで親の干渉を遮断して、『自分』という新しい存在を一生懸命形成しようとしている」のだと言います。親子関係が新しいステージに入ったという自覚をもち、それまでとは違う距離感で関わっていきましょう。3. 出かけるときに行き先を教えてくれない「10歳くらいから、男の子は自分の力を試したい気持ちが強くなります」と芳川氏が言うように、この時期は親の手を離れて友だちどうしで遠出することが増えてきます。行き先や帰る時間を聞いてもはぐらかされたり、うっとうしそうにされたりすると、親として心配になりますよね。認知科学者の松井智子氏は、「まずは起こりうる危険を具体的に話して聞かせましょう。そのうえで、一度親御さん自身もその場所へ足を運び、お子さんと同じ風景を見て共感することも大事です」とアドバイスしています。■【女の子の反抗期】ありがちな言動と解決法1. 自分の容姿を人と比べるようになる産婦人科医の高橋幸子氏によると、反抗期の子どもは「周囲からどのように思われているのだろう」と他人からの評価にとても敏感になるため、容姿や体型などの外見的特徴を必要以上に気にするようです。「特に女の子によく見られますが、それは自我の順調な育ちです」とのことなので、スキンケアや脱毛、おしゃれのことなどは常識の範囲内で親が協力してあげると、子どもの安心感にもつながります。2. 注意するとふてくされるいままでは注意すると「ごめんなさい」と素直に答えてくれたのに、ふてくされたり、にらんできたり、かわいげのない態度をとるようになった……。諸富氏は、「学校や友だち関係で思い通りにならないことがあって、イライラしているのかも。心を許しているからこそ、親に甘えている」とし、過剰に反応せずに「あらあら」と流してOKとのこと。諸富氏によると、思春期の女の子の人間関係は毎日目まぐるしく変化し、感情のアップダウンが激しくなりがちなのだそう。わが子の機嫌に振り回されるのではなく、親として大きく構えておいたほうがよさそうです。3. だらしなくなる以前は元気で活発だったのに、いつの間にか「めんどくさい」「疲れてるからやらない」とダラダラ過ごす時間が増えてきた気がする……。親としては見過ごせませんが、芳川氏によると「第二次性徴が始まると、成長にエネルギーがもっていかれるので、どうしても疲れやすくなる」のだそう。「外では気を張ってちゃんとしているからこそ、家のなかではリラックスしているんだな」と解釈して、あまり口うるさく注意しないようにしましょう。***「反抗期なんてまだ先」と思っていても、気づけば思春期に差しかかり、お子さんの体も心もあっという間に成長してしいきます。嬉しくもあり、ちょっと淋しいお子さまの成長に寄り添えるように、充実した親子関係を築いていきたいですね。(参考)たまひよ|似ているようで違う、イヤイヤ期の反抗と、思春期の反抗京都市こころの健康増進センター|思春期のこころをはぐくむためのガイド公立学校共済組合 関東中央病院|反抗期についてYAHOO!JAPAN ニュース|「反抗期ない」若者増加か 専門家「親の考え方のゴリ押しが減少」SNSで発散する『隠れ反抗期』に注意STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「10歳の反抗期」に親がすべきこと。子どもは親の思いどおりには育たない!東洋経済オンライン|反抗期の子を絶望させる「親たちの最悪な対応」AERA with Kids 特別編集(2020),『自己肯定感を高める本』, 朝日新聞出版.諸富祥彦(2016),『反抗期乗り切りマニュアル』, 主婦の友社.
2022年12月19日■前回のあらすじワル美のことが客観的に見えてきたことで、もう怖くないと感じるようになったモモ。何も持ってないから、力と圧でねじ伏せてくるのだと、冷静にワル美を分析するようになります。■存在感をなくし、孤立するワル美■思春期女子の恋愛ルールを破るのはご法度なぜ、ワル美がそんな態度に出たのか?わたしにはワル美の思考パターンが理解できないのでした。次回に続く「伝説のいじめっ子が泣いて謝った話」(全34話)は17時更新!
2022年12月14日中高時代、反抗期がなかった私多くの若者が反抗期を経験する中高時代、私には反抗期が訪れませんでした。今思えばそれは、親との関係性が緊迫していて、安心して反抗できるような安定と信頼感のあるものでなかったことによると感じます。当時、父と母の関係は良くありませんでした。共働きだったわが家では、母は都内でのフルタイムの仕事から帰ってくると仕事着のまま腕まくりして夕食を作ります。このときの母の機嫌はたいてい悪く、皆が母の機嫌を伺ってビクビクしている状態でした。父は家族に対して冷淡で拒絶的。母はそれに対して常に愛情や絆の確認を求めている感じで、このやり場のない母の愚痴は娘の私に向かいました。私は母の感情のはけ口のようにされていたわけですが、当時母に抱き込まれすぎていた私にはその自覚がありませんでした。「弱々しくてかわいそうなお母さんを私が守ってあげなければ!」と、母のための小さなナースやナイト(騎士)のようになっていたのです。中学生の頃、庭先で母の首を締めようとする悪夢を見ましたが、何かとんでもないものを見てしまったと恐怖した私は、この夢のことを必死に忘れようとしました。私はなんて血も涙もないひどい子なんだと…。親が、成長途中の子どもが安心して反抗できるだけの自立した強さを持っていない。このような状況で、私に反抗期が来るはずがありませんでした。ルーズソックスに茶髪が全盛期だった当時、私はルーズソックスを履くことも髪を脱色することも、母を「クソババア」と罵ることもなく、極めてまじめな優等生として中高生活を終えました。私が「悪い子」になったりしたら母がどれだけ動揺するかと思うと、怖くて何もできなかったのです。大学入学後、世界が広がって… 親への激しい拒絶大学入学後、私は校則の厳しい中高一貫の女子校の環境から解放されて自由な環境に身を置くようになり、一挙に生きる世界が広がりました。恋人もできたりして、ようやく親と学校の勉強以外の世界に居場所を感じるようになると同時に、母の私への執着や束縛を生理的に受け入れられないほど気持ち悪く感じるようになりました。母は、私が大学をさぼった日などは、私をつかまえて半日でも話につきあわせ、陶然とした顔で「ああ、こんな時間がいつまでも続けばいいのに。このまま一生一緒に暮らそうよ」と言うのです… そう言われた瞬間には背中にぞわーっと悪寒が走り、吐き気を覚えました。これからの新しい人生を控えた若い女の子をつかまえて、どれほど異常なことを言っているのか自覚がないんだろうか…。母はだんだん私に対する家庭内ストーカーのようになり、出かけていると今どこにいて誰と何をしているのか、いつ帰るのかと、何十回と電話をかけてくるように。帰ってきたら帰ってきたで家の中で私を追い回して、夜中の2時3時でも話しかけてきます。私は母から逃れたい一心で家出をし、一時期、母からの電話を着信拒否して、当時つきあっていた人の下宿に転がり込んでいたほどでした。「安心して反抗できる関係性」は大事今となっては、私は母に「安心して反抗できる相手」でいてほしかったなあと思います。反抗というのは、「この人はちょっとぐらい攻撃しても崩れないぐらい強い」という信頼、「この人になら甘えを攻撃という形で出していい」という安心がなければ成り立たないものだと私は自らの経験からも思います。反抗期は親にとってはちょっと怖いものでしょうし、程度にもよるとは思うのですが、反抗期が来たらむしろ「私は子どもから信頼され甘えられている、子どもは健全に順調に育っているし、親子の関係性も健全だ」と思って安心してもいいのかもしれません。文/宇樹義子(監修・鈴木先生より)神経発達症の二次障害である反抗挑発症は周囲の無理解や保護者の過干渉からくることが多くみられる傾向がありますが、今回のケースは大学に入学後に母親の過干渉が起因となり、家出までした反抗につながってしまったのでしょう。小学生で少し早い反抗期と心配される親ごさんがいますが、適切な手段を講じないと反抗挑発症という二次障害に陥っている場合が少なくありません。それを放置するとさらに素行症という二次障害へ進展していきます。父親にASD傾向があり家族に対して冷淡、母親にADHD傾向があり父親からDVを受けたり子育てを一切任されたりされている、といったケースをみることがあります。そういう場合、母親がカサンドラ症候群となってうつ状態になっている場合が少なくありません。宇樹さんが、弱弱しく見えたお母さまの気持ちをカウンセリングのように傾聴し、ナイトのように救ってあげたことでお母さまのうつ病への進行を防いだのだと思います。
2022年10月01日娘は穏やかな性格で、育てやすいタイプだと思っていました。しかし、中学3年生になって態度が激変。高校1年生までの約2年が反抗期のピークでした。当時は私も更年期が始まり、心身ともに不調を感じていました。娘の思春期と私の更年期が重なり、親子関係は最悪でした。★関連記事:「こんな家族をつくるんじゃなかった…」家庭崩壊の危機!長男の反抗期と重なった最悪のプレ更年期【体験談】母の更年期と娘の思春期が重なり喧嘩ばかり…娘、中3になり部屋から出てこなくなる娘はのんびり屋さんで穏やかな性格。幼いころから、子育てで苦労することはあまりありませんでした。家ではよく会話していて、親子関係は良好でした。そんな娘の態度が激変したのは中3のときです。学校から帰ってきてもあいさつもせず、自分の部屋に直行して出てきません。「どうしたの? なんかあったの?」と聞いても、返ってくるのは「うるさい」という返事。ついにきたか思春期、と思いました。部屋にこもりたいからか、娘はこれまで共用スペースに置いていたタオルや洗面用具などをどんどん自室に持ちこみます。そのせいで、娘の部屋がどんどん汚部屋に……。「片づけたら」と言うと、「うるさいっ部屋を見るな!!」とドアがばたーんと乱暴に閉められました。娘が別人になってしまったようでショックでした。大喧嘩で約1週間無視され続け…私自身も10代のころ親をうざいと思い避けていた時期があったので、娘の態度も仕方ないとは理解していました。しかし、母親にも感情があります。特に私が怒ってしまったのは食事のことでした。ある日、娘が「ごはんいらない」というので、「じゃあおなかがすいたら食べてね」と娘の食事を片づけていました。すると、娘がお菓子を出して食べ始めたのです。ひどい! と思いました。「食べられるならちゃんとごはん食べなさいよ!」とキレ気味でお菓子を取り上げると、「だってごはん食べたくないんだもん」と娘。私は料理は得意ではありませんが、栄養バランスなどを考えて食事を用意しています。せっかく用意した食事を拒否され、傷つきました。怒る私に、「もうごはん作らなくていい、食べたいものだけ食べる」という娘。「そうはいかない、栄養をとらないとダメ」と怒る私。大喧嘩になり、その後1週間ほど無視され続けました。食事のことだけではありません。日常のささいなことですぐに喧嘩になりました。女性ホルモンの乱れのせいでしょうか。お互いすぐに不機嫌になってしまいます。大した理由がなくても毎日のようにぶつかり合う日々が続きました。あいさつしただけなのに文句を言われたり、話しかけても無視されることは日常茶飯事。イラついた娘から、私が畳んだ洗濯物を投げつけられたこともありました。ひとりになって考えたこと中3から高1にかけては、思春期というだけでなく、高校受験や環境の変化など、娘もいろいろ大変だったのだと思います。そう頭ではわかっていても、私も当時45歳で更年期の始まりを自覚しており、心身共に不安定な時期で、過剰に怒ったり落ち込んだりしていました。家にいると娘のことでストレスがたまり、「こんな家にいたくない」と思うときもありました。あるとき、ストレスから家にいるのがつらくなり、夜にひとりで近所のファミレスに逃げました。そこでひとり時間を過ごしながら、「私が時々ひとりになりたいように、娘もひとりになりたいのかな」と考えました。子離れのときなのかもしれません。私は私、娘は娘。「私が娘のことを気にしすぎるからお互いにつらいのかもしれない。少し距離を置いて、娘のことはそっと見守ろう」と思いました。まとめ娘が中3になってからの約2年間は、私の更年期と娘の思春期が重なったこともあり、母娘の喧嘩が絶えずつらい日々でした。私が意識を変え、娘と少し距離を取ることで親子関係に良い変化があったと思います。これからも娘と適度な距離感を保ちつつ、見守る子育てをしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。マンガ/あさり著者/もめん(46歳)高校生の娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。
2022年08月28日「反抗期になったらどうしよう!」Upload By 丸山さとこ息子コウは小学校の中学年ごろ、しばしば「反抗期になったらどうしよう…」と心配していました。周囲の変化や図鑑などの本の情報から反抗期の存在を知ったそうです。『思春期の身体的な変化は特に抵抗ないものの、ホルモンの精神的な影響により自分は変貌してしまうのでは?と心配になる。親にはいつもお世話になっているのに、酷い態度をとるようになるかもしれない』と不安げな様子です。「お母さんに日ごろよくしてもらっているのに、突然乱暴な態度をとるようになってしまうのでは…?」と言うコウに「親の方も思春期に起こりうる変化は織り込み済みだから大丈夫」と説明すると、「そっか~!気が軽くなったよ!」とコウは安心していました。そんなコウも現在中学生。思春期や反抗期の真っ只中な年齢になった彼に「そろそろ思春期に入り反抗期も起こりがちな年齢ですが、どうでしょう?」と聞いてみると、「なんか、思春期に入って情緒が安定してきた感じがある」とのこと。Upload By 丸山さとこ特に不安定だった小学校中学年から今までの間、彼の中にどういう変化があったのか、改めて過去を振り返りつつ本人に聞いてみました。白黒思考に周囲も自分も振り回されて今よりもずっと何事においても「0か100か」の白黒思考が強かったころのコウ。「絶対!」と言い切る思い込みの強さや融通の利かなさがあり、パニックになることも多くありました。そんなコウの不安定で極端な言動に、周囲の人のみならずコウ本人も振り回されていました。Upload By 丸山さとこ今のコウは、当時の自分を振り返って「今でもそうなんだけど…あのころはもっと、本当に自分絶対主義だった。自分以外の存在がよく分かってなかったと思う」と言います。「今は、『人からどう見られるかな?』とか、『人はどう思うかな?』とか考えるようになってきたし、前より気にするようになったと思う」とうなずくコウは、もう思春期に入っているのだろうと思います。Upload By 丸山さとこまた、コウが自分のことを表現した「自分絶対主義」は、他者が認識の中にいない結果として起こっていることなのかもしれないなと感じます。「見えているのに無視しているのではなく、見えていないから無視していると感じられてしまう状態だったのだろうな」と思いました。コウとしては自然にふるまっているつもりの言動に対して、「自己中だ!」と周りから非難を浴びる状況は、とてもつらかっただろうと思います。周りがよく見えていなかった小学校中学年までのコウは登下校の「いってきます」も「ただいま」も憂うつそうで、よく「家が一番いい」「家にいるのが落ち着くし楽しいしリラックスできる」と言っていました。Upload By 丸山さとこ小学校高学年に入り少しずつ他者の存在に気づき始めたコウ。6年生のころには担任の先生からも「クラスメイトとぶつかることが少なくなりました」と言われ、中学生になった今では「学校は楽しい!」と毎日元気いっぱい登下校しています。中学校では気をつかうことや頑張ることは多いそうで、ほぼ毎日「疲れた~!」と言いながら帰ってきていますが、その声と顔は明るく喜びが感じられます。そのことをうれしく思いつつ、「『相手からどう見られるか・相手がどう思うか』を気にするようになったコウは、以前のように学校生活がつらくなったとしても、それをそのまま家族など周囲にストレートに表現していないだけかもしれないな…」とも思っています。「産まれてからずっと反抗期みたいな状態」と言うコウの今かつては「僕は産まれてからずっと反抗期みたいな状態だよね。反抗的な気持ちはないんだけど、やってることが反抗期」と言っていたコウも、思春期に入り他者が少し見えるようになってきたことで、以前よりも他者の言葉や心情が入りやすくなったなと感じます。Upload By 丸山さとこ毎日明るくニコニコといろいろな話をするコウですが、親に見せない面や言わない話の方がきっとたくさんあるのだろうと思います。そして、そここそが、今の彼の世界の中心なのだろうなと思います。それを無理に探ろうとしないことと同時に、「コウが話しやすい関係を(できる範囲で)つくること」「それとなく調子を見ておくこと」が大切なのだろうなと感じるこのごろです。Upload By 丸山さとこ『突然驚くような話が出てくる覚悟もしつつやっていこう…』と改めて思う、突然驚くような話を聞きがちな私でした。執筆/丸山さとこ(監修:初川先生より)思春期になったら「ホルモンの影響で精神的に大きく変わってしまうのでは」と不安になる。コウくんには申し訳ないですが、とても面白い不安の持ち方だなと感じました。なるほど、そういう不安を感じることもあるのかと勉強になりました。さて、世間一般的には、思春期とは第二次性徴が来て、精神面では反抗期に突入する、そんな風に思われています。実際そうなのですが、脳の発達として、多くの場合だいたい11歳ごろより、客観視できるようになるという面もあります(もちろん個人差あり)。客観視できるようになることで、大人の言うことの理不尽さなどに気がつくことで反抗的な態度になる面もあります。コウくんの場合には、イライラする、反抗的になるという面よりも、客観視できるようになる、もっとざっくばらんに言えば、周りが見えるようになってきた、そういった側面が強く感じられたのかもしれませんね。自分を中心に物事を考えること、それは幼ければ当然の側面ですが、そのことによって、コウくんはイライラさせられていた色合いが強そうなので、視野が広がったり、客観視できるようになったことで、そうしたイライラとは距離ができてきたように感じました。丸山さんも書かれているように、思春期になり、周りがよく見えるようになると、自分の気持ちを語らなくなるお子さんもいます。また、親に言って悲しませることになるなら言わないでおこう、といった考え方をしたり、恥ずかしいから言わないとしたり、思春期になると自分の気持ち・出来事をなんでも語るわけではないフェーズに入ることが多いです。それも成長の一過程ではありますが、とはいえ保護者としては心配になることもあるでしょう。さとこさんが心がけていらっしゃるように、「話したいと思ったときに話せる関係をつくっておく」、「それとなく調子を見ておく」はとても素晴らしい対応です。私も相談場面でそのように助言することが多いです。
2022年08月21日心身共に大きな成長を迎える、思春期。気持ちが不安定になりがちで、イライラして攻撃的な態度を取ってしまうことがあります。反抗期に親とバトルになり、壁に穴をあけてしまったという黒歴史は、『思春期のあるある』かもしれません。母親の『告白』3兄妹を育ててきた、母親の、おのゆき(@snow3999)さん。すでに成人をした長男と次男が思春期の頃は、激しい反抗期があったそうです。おのゆきさんは、そんな修羅場を振り返り、ある告白をTwitterに投稿。内容に、思わず吹き出す人が続出しました。「思春期の時、壁に5つ穴があきました。そのうちの3つは私がやりました。ごめんなさい」正直に言います。私には「男、男、女」3人の子どもがいます。長男と次男は2才はなれており成人しています。思春期のとき壁に5つ穴があきました。そのうちの3つは私がやりました。ごめんなさい。— おのゆき| (@snow3999) August 15, 2022 まさかの5つ中3つの穴が、お母さんによる作品…!反抗期真っ盛りの我が子と、日々向き合い続けるのは、相当大変なこと。壁や物に当たるのはダメだと頭では重々理解していても、親だって人間です。時には行き場のない感情が爆発してしまうこともあるでしょう。ちなみに、一番下の娘さんは1度も穴をあけたことがないそうです。投稿には、ツッコミや共感の声などが相次ぎました。・いや3つは、あなたかい!強すぎで吹いた。・私もサッシを割ってしまい、息子がガムテープを貼ってくれました…。・今日イチ笑いました!親近感がわきます。「あの時は修羅場でしたが、穴を見るたび思い出して少し反省しております」と語っていた、おのゆきさん。壁の穴は全力で子供たちに向き合った、闘いの証でもありますね![文・構成/grape編集部]
2022年08月17日ADHDがあり、我慢が苦手な息子ADHDのあるわが子。今はもう成人していますが、幼児期のころから我慢することが苦手でした。勉強や運動は苦手ですが、明るく活発で友達付き合いはそこそこ上手でしたので遊びに誘われることが多く、中学では仲良くなった友人と繁華街のゲームセンターに入り浸って遊ぶようになっていきました。そのころには電車に乗って遠出もするようにもなっていました。よく遊ぶ友人のお家は共働きなことも多く、毎日いくらかお小遣いをもらっているようでしたが、わが家は毎月のお小遣いを月初めにあげるのみでした。お金の管理があまり上手くなく、月初にお小遣いを使い切ってしまうことも多かった息子。友人たちに遠方に遊びに誘われても一緒に行くお金がなく、よく「電車賃と飲み物代をちょうだい」と催促をしてきました。ですが私は月のお小遣いの中でやりくりをしてほしいという気持ちがあり、息子がそのように言ってきても追加のお小遣いをあげないようにしていました。Upload By ユーザー体験談夏休みのある日…警察から電話が!?そんな息子が中2の夏休みのある日……普段通りに過ごしていると夕方警察から電話がかかってきたのです。「息子さんが○○駅で不正乗車をしたので○○署で補導しました」不正乗車!補導!?一瞬耳を疑いました、○○駅!?そこは地元ではなく遠く離れた都内の駅でした。そんな遠くに行っていたの!?Upload By ユーザー体験談私は大急ぎで支度をして息子が補導されている警察署に向かいました。少年課のドアを叩くと、息子と友人2人が刑事さんにお説教をされているところでした。息子と友人は子ども運賃で電車に乗り、降りる際に音が鳴って職員に呼び止められました。年齢を確認され、不正乗車であると分かり、駅の事務室に入り警察に連絡が入ったということでした。(子ども用の切符で改札機を通るとピヨピヨと音が鳴るため、それで分かったそうです)3人は駅からパトカーに乗り、警察署へ…。私はひたすら謝りました。保護者の教育や管理が至らないことで起きたことであると、私も刑事さんに注意を受けました。Upload By ユーザー体験談夏休み期間中は地方から都内に遊びにくる中高生が多くいます。その中でも不正な乗車や無賃乗車があとを絶たず、鉄道員の方の業務が妨害されていることを知りました。家庭で不正乗車は犯罪であることをよく教えるようにと促され、子どもと帰ることになりました。その足で迷惑をかけた駅の職員の方に謝罪に行きました。その間も駅の職員のみなさんの忙しそうな姿を見て本当に申し訳ない思いでした。そして同時に情けなさと悲しさでいっぱいになりました。息子の気持ちとこれからについて息子には「友達から誘われてもお金がないときは断る」こと、それに「電車を運営するのに莫大な経費がかかっていて一人ひとりの運賃がなければ走らせられない」のだというインフラの話をしながら帰りました。息子の言い分としては「不正乗車はいけないことだと分かっていても、友達から誘われると断れなかった。僕も遊びに行きたいと思って、無理してでもついて行こうとしてしまった」「自分だけ行けなくなるのはとてもつらくて悲しくなった」とのことでした。しかしパトカーに乗り警察署まで行ったことを恥ずかしく感じたようで、「もう絶対にやらない」と約束してくれました。その後は友人と遠くに遊びに行くときは電車賃分のお小遣いを前借りして遊びに行くようになったり、そもそもお金がないときは遠くに出かけずに、わが家に友人を呼んでゲームで遊ぶようにしたりして、遊び方を変えました。それ以降は警察にご迷惑になることはなくなって安心をしています。Upload By ユーザー体験談(監修:井上先生より)毎月渡すお小遣いをすぐに使ってしまう子や逆に全く使えない子など、上手にお金を管理するのは意外に難しいものです。かといって「その都度渡していくと際限なくお金を要求するようになるのでは」、「前借り可能にすると癖になるかも」など、親御さんも不安になられるのではないでしょうか。一つの方法として、最初からお小遣いを月ごとに渡すよりは、週ごと、あるいは3日ごとなど小分けにして渡すことから始めたり、「おやつ」「ゲーム」など用途ごとに袋に入れて管理させるようにしたり、お小遣い帳のアプリなどを利用するなどの方法があります。年齢とスキルに応じて、本人が管理するお金の金額や用途を少しずつ増やしていけるとよいでしょう。イラスト/かなしろにゃんこ。エピソード参考/星野 真弓あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年08月14日発達障害のある子どもの「思春期・反抗期」エピソード!思春期は周囲の影響を受けながら、子どもから大人への変化を遂げる大切な時期です。見た目の変化に加え、精神面では子どもらしさと大人らしさの両面性を持つようになります。また、周りとの人間関係も複雑になってきて、この時期の仲間関係はその後の人間関係にも大きな影響を及ぼすと言われています。わが家流の思春期の乗り越え方、まだまだ幼いと思っていた娘の成長エピソード、進学による環境の変化からの反抗期、自閉スペクトラム症のある子どもの金銭、友達トラブルなど…今回はそんな「思春期・反抗期」についてのコラムを集めました。小4発達障害娘に反抗期がやってきた!?母のイライラは限界、発達外来で相談してみると…!小学4年生ごろから反抗期が始まった広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のあるあーさん。SAKURAさんは発言と行動の矛盾に困り果てて発達外来を受診することに。医師の言葉をもとに始めた「娘が自分で解決策を出せる」ための関わり方とは…!全3部作でお届けします。反抗期なんだから仕方ない!?理論派な発達障害娘との思春期の乗り越え方とは広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のあるあーさんは、現在小学6年生。現在、思春期・反抗期の真っただ中!理論派のあーさんに思春期・反抗期というものを発達のちゃんとした知識として、教えた方がいいと思ったSAKURAさんでしたが…あーさんの反応は!?「一緒に寝てほしい」まだまだ幼いと思っていた娘の成長を感じて吉田いらこさんの長女・ゆいさんは小学6年生。ASD、軽度知的障害、場面緘黙の診断を受けています。精神面で実年齢より幼いところがあるかな、と感じていた吉田さんでしたが、小学6年生になったある日…!学校からの呼び出し、停学、家庭教師問題…中学生活はトラブル続出!中学受験をし、中堅の私立中学に進学した息子さん。小学生のころは幼く、可愛かったけれど、中学に進学したら環境の変化からか学校からの呼び出し、中1でいきなりの停学とトラブルが続出で…!飛び降り、リスカ未遂、金銭トラブル、友人関係…自閉症娘の思春期はストレスだらけで12歳のころに自閉スペクトラム症の診断を受け、現在21歳の娘さん。自分の気持ちを伝えることが苦手で子どものころはいつもイライラ…そんなある日、娘が祖父から何度もお金をもらっていたことが発覚して…!そのほか人気コラムはこちらから!
2022年08月12日