子育て情報『出場時間の短い息子、興味があるバレーボールに転向したほうが良いという妻と意見が割れてます問題』

出場時間の短い息子、興味があるバレーボールに転向したほうが良いという妻と意見が割れてます問題

小学3年生の息子さんが公式戦で出場時間が短いためバレーボールをやらせてみたいお母さんと、今のままで良いと考えるお父さんとで意見が割れている。そこが今回のご相談の論点のようです。

お父さんは「サッカーじゃなくバレーボールに転向すべきなのでしょうか」と直球で質問されています。サッカーかバレーか?この二択です。

しかしながら、正直言って返答しかねます。これは私を含め、どんな専門家でも判断できるものではないでしょう。

なぜならば、サッカーをやるか、バレーをやるかは息子さんが決めることです。これは、もう小学3年生だから自分で決められるでしょ?といったものではなく、どんなに小さくても危険が伴うことや害を及ぼすものでない限り、子どもに決めさせるべきです。


私は何々すべきといった言葉はあまり好きではないのですが、どのスポーツをするかといったことは子どもに決めさせてください。

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■子育ては「スキル」愛情があればどんなやり方も許されるわけではない

お父さん、子育てはスキルです。愛情があればどんな子育てでも許されるわけではありません。

親が高学歴で高収入だから良い子が育つわけではありません。いくら何らかの教養があっても、アップデートされた子育ての知識とスキルを身につけていなければ、ゆがんだ子育てになる場合もあります。その象徴として、私が企画した書籍『高学歴親という病』(成田奈緒子著/講談社α新書)は昨年、ベストセラーになっています。

そして、私がここで伝えたいのは、この「子どもにすべて決めさせる」というスキルです。このスキルを身につけず、ついつい子どもがやることを親が決めてしまう。
干渉してしまうケースが見受けられます。

その場合、親御さんは子どもよりも、すでに大人である自分たちの見識や知見のほうが正しいと思ってしまい、その子に良かれと考えたうえで、あれやこれやと指図してしまうのです。

実はその言動が「子どもに何かを決めさせる」という、子どもが生きる力を身につける重要な機会を根こそぎ奪っている。そのことに気づいていません。

■決めささせるスキルが重要な理由その①

決めさせるスキルがなぜ重要か。理由は二つあります。

ひとつは、決断という行動には、決めるための情報集め、他者の意見を行く寛容さ、周囲とのコミュニケーションなどさまざまな能力が鍛えられるからです。

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