子育て情報『子どもに干渉しすぎて自立を阻害する「ヘリコプターペアレント」になってない? 過保護にならないための対処法』

子どもに干渉しすぎて自立を阻害する「ヘリコプターペアレント」になってない? 過保護にならないための対処法

■ヘリコプターペアレントにならないために

子どもに干渉しすぎて自立を阻害する「ヘリコプターペアレント」になってない? 過保護にならないための対処法

(C)たむらさいか

では、ヘリコプターペアレントにならないために、どうすれば良いのでしょうか。あさくらさんは、具体的な対策を提案してくれました。

「例えば、練習の準備をいつも親御さんがしているのであれば、お子さんに任せてみるのもいいかもしれません。ほかにも、新しいソックスを買うといったときに、お子さんに選ばせてみましょう。

いつもお母様が準備したり、選んでいるのであれば、お子さんは戸惑うかと思いますが、『自分でやってみる?』『自分で選んでみる?』と聞いてみましょう。そのときに、お子さんが喜ぶか、嫌がるかを見ていただきたいです」

このときに、お子さんが「自分ではできない、決められない」「面倒だから、お母さんがやって」と言ってきたら、危険信号かもしれません。

「お母様の提案に対して、お子さんが『うまくできるかな』『やってみたいけど不安』というのはOKだと思います。
そこで『じゃあ一緒にやろうよ』とふたりでやることで、やり方がわかったり、自信がつき、次からはひとりでできるようになるかもしれません」

■子どもの問題解決能力を阻害しているか、他責思考にしてしまっているか確認する方法

日常生活の中にも、親の関わり方によって、子どもの問題解決能力を阻害していないか、他責思考になっていないかを測る方法があります。

「例えば、食事のときに、お味噌汁を洋服や床にこぼしてしまったとします。基本的に大人が『シャツを脱ぎなさい』『雑巾で拭きなさい』など、解決方法を提示しますよね。

でもそこで、親御さんの方から『こぼしちゃったね。どうしようか?』と言って、お子さんに問題を解決する能力があるのか、見てみるのはいかがでしょうか」

問題解決の具体的な方法を思いつくのか、その手順に沿って解決できるのかを、見てみる作戦です。「そこで、呆然として何もできなかったらまずいですよね。反対に、急いで行動してくれたら、その子に問題解決能力が備わっていると言えます」

■サッカー上達のために必要な思考力、問題解決能力は、チームだけでなく家庭でも育てられる

サッカーが上手くなるためには「自分で考え、ピッチ上の問題を解決する能力」が必要です。それはサッカーの時間だけでなく、日頃の親の関わり方からも育むことができます。


過保護・過干渉は止めて、お子さん自身に考えさせ、決断させる。

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