子育て情報『サッカーに向いてない息子。親が他競技への転向を勧めてもいいのか問題』

サッカーに向いてない息子。親が他競技への転向を勧めてもいいのか問題

「他のチームで続けたいのかどうか」を尋ねてください。

聞いてみた結果、お子さんが「楽しくない」と答えれば、「お母さんは、君が楽しいことをやってほしいと思うよ。楽しくやっている姿を見たいな」と話してはどうでしょう。

そのうえで「こないだ行ったテニスをもしやりたいのなら、テニスに替えてみるのはどうかな?」と提案してもいいでしょう。また、両方やってもいいのです。

■本人も向いてないのは自覚している、親が重ねて否定しないこと

そうではなく「楽しくないことはないんだけど......」と決めかねるようであれば、彼が自分で決めるのを待ってあげたほうがいいと思います。

その際、ハッキリしなさいとか、努力してないよねといった否定する言葉を投げるのはやめてください。

ご相談文にも「本人も自分が下手で向いていない自覚がある」と書かれています。
なかなかうまくいかず自信がないことに取り組むことはそう簡単ではありません。

できれば「毎回サッカー休まずに行って偉いね。何でも続けられるってすごいことだよ。でも、いやだったらいつでも言って来てね」といった話をしてあげてほしいです。

つまりは、サッカーをやめるのも、テニスに転向することも、すべて息子さんに決めさせるのです。

その際「テニスのほうが向いていると思うよ」とか「サッカーはこれ以上やっても無駄かも」などとネガティブなことを言ってはいけません。何かできないことや足らないことは本人がわかっています。前述したように、否定しないことが重要です。


結論を伝えたところで、あと2つほどアドバイスさせてください。

■アドバイス①ほかの子よりできないから辞めさせたいの?何のためにサッカーさせたのか今一度考えてみて

ひとつめ。サッカーを、何のためにやらせていますか?そこをぜひ考えてみてください。

スポーツの語源は「遊び」です。英会話や習字はある程度上達を目的に取り組むことかもしれませんが、私自身はそれさえも小学校の間は遊び感覚でいいと思っています。

子どもが自分がやっていることに対し、いつ目覚めるか、半端なく意欲的になるかはわかりません。子ども自身が「続けたい」と言う間は、経済的なことなど負担がOKであれば続けさせました。

スポーツは特に、習熟度や達成度を他の子どもと争う側面が多々あります。
なぜならば、お母さんが「ドリブルもリフティングもできないし、強いキックもでできない」

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