思考力やコミュニケーション、「非認知能力」がサッカーで必要な理由 サカイクコーチが伝えるサッカーで非認知能力を伸ばすコツ
です。
その反対の非認知能力は、ひとことで言うならば「生きる土台となる力」。社会性や自分の心の働きを高める能力のことで、子どもの成長にとってとても大切なものであると近年は言われています。
■非認知能力=ライフスキル!サッカーで能力を伸ばせる
非認知能力は数字で測れない分、力のあるなしを目に見える形で評価することはできません。また、非認知能力には正解がなく、大人にとってもつかみどころが難しいかもしれません。
そこで提案するのが、サカイクが子どもたちにサッカーを通して身につけて欲しいと考えている「5つのライフスキル」について知ってもらうこと。サカイクが提唱するライフスキルはと、非認知能力の中から、小学生年代で身に着けてほしい要素を抽出したものです。
セミナーで使用したスライドより
試合も練習も、チームメイトと協力して動き、常に細かな判断が必要なサッカー。
仲間と共に「勝つ」という目標達成に向かって協力し、努力することは非認知能力を伸ばす絶好の場とも言えます。
ライフスキルは、「サッカーで勝つ」だけでなく「人としての成長」を重要視しています。
この能力があれば、サッカー選手としても社会に出ても、協調性や主体性をもった人間になれ、結果もおのずとついてくることでしょう。
■5つのライフスキルをそれぞれ解説
サカイクが提唱する5つのライフスキルセミナーで使用したスライドより
サカイクキャンプでは5つのライフスキル身につけてもらうべく、スタッフ全員が常に意識して子どもたちに接します。セミナーでは詳しくご説明しましたが本記事では指導者がどのような接し方や声がけをしているかを簡単にご紹介します。
①考える力
大切にしているのは「考える機会を大人が奪わない」こと。
大人は離れて見守ります。自分で考えてうまくいったことは強烈な成功体験として記憶に残り、さらなる「考える力」につながります。
②リーダーシップ
ライフスキルのリーダーシップは、「相手の立場に立って行動すること」です。キャンプ中ピッチの中だけではなく、ピッチ外や部屋でもたくさんみられます。
自分が周りのためにやるべきことができたことは大きな自信につながります。
③感謝の心
「サッカーができることは当たり前ではない」と気づいて楽しんでサッカーをしてほしいです。
楽しんでサッカーをすることに関しては、「自分が楽しんでサッカーをする姿を見ることが、保護者や周りの大人は一番嬉しいこと」