思考力やコミュニケーション、「非認知能力」がサッカーで必要な理由 サカイクコーチが伝えるサッカーで非認知能力を伸ばすコツ
と子どもたちに伝えています。
④チャレンジ
ミスしないようにするのではなく、ミスを怖れずにチャレンジする気持ちに価値があると伝えることから始めます。
ただし、「ミスをしてもいい」というわけではありません。キャンプでは「ミスのレベルをあげること」も伝え、常に高い目線でのチャレンジを促します。
⑤コミュニケーション
サッカーは試合での目標達成(勝利)のために仲間とのコミュニケーションは不可欠です。サカイクが大切にしているコミュニケーションは「プラス」のもの。常にポジティブな言葉を選び、チームの士気が上がる雰囲気作りを重視します。
■非日常の中では「非認知能力」が伸びやすい
コロナの時期を経て、宿泊を伴う合宿や修学旅行などが中止になってしまい、初めて親元を離れて子どもたちだけで過ごす場となった子も多かったここ数年のサカイクキャンプ。
日常から離れ、当たり前が当たり前でなくなる3日間で、参加者はたくましく成長し、その中でライフスキル=非認知能力がぐんぐん伸びます。
キャンプに参加するスタッフはその伸びを最大限にすべくサカイク10か条の中で3つ目の項目である「信じて見守る」ことを特に徹底しています。
サカイク10か条
参加者の保護者のみなさんからも、「参加してから子どもの意識が変わった」「キリッとした顔つきで返ってきた」などのお声があり、サッカーのスキル上達以外の部分で、効果を感じてくださる方が多いようです。
■保護者の悩みや疑問にアドバイス
セミナー後、ご参加いただいた保護者のみなさんから、家庭での子どもとの接し方に関してたくさんの質問が寄せられました。それらを紹介します。皆さんの抱えていた悩みを解決するヒントになるかもしれません。
<参加者からの質問と回答>
質問:つい口を出しすぎてしまいます。どう関わったら子どもの成長に繋がりますか?
回答:口を出してもいいんです!ただし、本人が苦労することで成長が見込めるような場面では「目をかけて手を貸さず」を意識してぐっとこらえてみてください。
質問:「感情でモノを言うな」と言われますが、愛があるゆえに感情が沸き上がるものだと思います。感情的になってしまうのは悪いことでしょうか。
回答:大切なお子さんへの愛があるゆえに感情的になってしまうのは自然なこと。悪いことではありません。ただ、発した言葉を受けた子どもの表情は見逃さないで。