「時間も愛情もお金もかけられる」「微妙な変化に気づける」など、愛情も時間もお金も1人に注げることをメリットにあげています。
また「1人の時間がもちやすいし、一緒に出かけるのも楽」「精神的にも経済的にもゆとりがあるので、子どもに優しくなれる」という回答も。自分の時間の確保や育てやすさというゆとりが、何よりのメリットだと考えている人も多いようです。
一方、複数子ママは、きょうだいで喧嘩したり遊んだりする中で「優しさや忍耐力がつく」「社会性が身につく」「支え合える」など、子ども同士で成長し合えることをメリットとしてあげました。
また「きょうだいで遊んでくれるので息抜きがしやすい」というコメントも。ママの負担という面から見ると、それぞれどちらも自分の状況をポジティブに捉えようとしていることが見受けられました。
続いて、ひとりっ子ママに「ひとりっ子を育てる上で心掛けてきたこと」を調査。
すると「お友達と遊ぶ機会をたくさんつくる」(51.3%)、「活動や習い事に積極的に参加させる」(38.7%)、「園に早めに通わせる」(35.1%)など、社会性を身につけさせる心掛けをあげている人が多くいました。先ほどの回答で複数子ママからあがったきょうだいがいるメリットを、ひとりっ子のデメリットにならないようにカバーする姿勢が見られます。
また「わがままを聞きすぎない」(48.7%)、「甘えさせすぎない」(36.6%)という回答もありました。
ひとりっ子のデメリットでも「わがままに育ったり、自己中心的になりそう」「親が子を構い過ぎて過保護になりがち」という回答があったことからも、ひとりっ子ママは子どもと1対1でしっかり向き合いつつも、いかに甘やかさないかという点を気にしていることがうかがえます。
■ 不公平さや接し方の差…心掛けていても難しいきょうだい育児
複数の子どもをもつママにも同じように、心掛けてきたこととデメリットを聞きました。
心掛けてきたことについては「不公平にならないように」(58.6%)、「それぞれの希望や主張を尊重する」(51.7%)、「兄弟姉妹のトラブルには公平な立場で介入する」(45.4%)など、子どもたちに不平不満を感じさせないように気をつけている人が多いことが分かります。
デメリットを聞いても「どうしても下の子優先になってしまう」「上の子に我慢させてしまう」