子育て情報『子どもの“主体性、創造力、思考力”を伸ばすプログラム「アートマインドコーチング」を保育園、幼稚園、子ども園に導入開始』

2022年2月16日 10:00

子どもの“主体性、創造力、思考力”を伸ばすプログラム「アートマインドコーチング」を保育園、幼稚園、子ども園に導入開始

美術作品を見て考える力をつけると、生徒の学力や社会的なスキルも向上するというハーバード大学による研究結果もあり、世界各地で行われるようになりました。

イェール大学医学部大学院が開発した『絵画鑑賞トレーニング』は、創始者のアーマン・ヴァーマンが医学生たちの知覚力低下に気づき、その解決法として取り入れたことがきっかけとなったトレーニングです。

わずか2時間半のセッションだったにも関わらず、トレーニングを受講した学生たちの患者を見極める目は13%も向上し、受講しなかった学生と比較すると74%も高くなることが実証されました。
さらには、皮膚科の疾病に関する診断能力が56%も向上し、診断能力だけにとどまらず全般的な観察能力、特に細部の変化に気づく能力が10%向上したというデータがでています。

◆ ノーベル賞受賞者の90%以上が「アート愛好家」
ノーベル賞受賞者をはじめ、世界の名だたる経営者や科学者には「アート愛好者」の数が非常に多いのをご存知ですか?

「ノーベル賞受賞者の9割以上」が美術を趣味としているデータがあります。
アートに関心がある科学者の方が、そうでない科学者よりも2.8倍も高い確率でノーベル賞を受賞しています。

そして、2000年にノーベル経済学賞をとったジェームズ・ヘックマン教授をご存知ですか?
ジェームズ・ヘックマン教授は、自身の著作「幼児教育の経済学」において、「乳幼児期に非認知能力を伸ばす教育を」と提唱しています。

「非認知能力」とは、自尊心、自己肯定感、自立心、自制心、自信、目標に向かうために努力する力や意欲、やり抜く力・・・といった数値では測れない能力をさします。


一般的には、社会性と呼ばれる、協調性、共感する力、思いやり、社交性、道徳性などの「人と関わる力」もこれにあたります。いわば非認知能力は、「心の能力」のようなものです。

これに対して、知的能力を指す読み書き・計算などの知能指数(IQ)として計測できる能力を「認知能力」といいます。
ノーベル経済学賞受賞者であるジェームズ・ヘックマン教授は、「社会的成功にはIQや学力といった認知能力だけでなく、非認知能力も不可欠である」と主張しているのです。そしてそれを実証したことで知られています。

◆ まだまだ日本では認識されていない現状
こういった教育法は、アメリカを筆頭に世界中で「とても大切な教育だ」

新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.