子育て情報『貧困の連鎖を断つための「体験」をすべての子どもに「無償で」提供!全国約40団体が賛同する「ジャパンキッズ」が始動』

2022年5月31日 09:30

貧困の連鎖を断つための「体験」をすべての子どもに「無償で」提供!全国約40団体が賛同する「ジャパンキッズ」が始動

任意団体ジャパンキッズ(事務局所在地:兵庫県西宮市、発起人:片山 誠)は、子どもたちが将来の選択肢を描き、誰もが生きやすい社会をつくるため、日本中の大人で日本中の子どもたちの体験をサポートする全国初の体験活動プロジェクト「ジャパンキッズ」(https://japan-kids.jp/)をスタート。第一弾として、脚本家の倉本 聰氏が代表を務める富良野自然塾(北海道富良野市)での開催を皮切りに、来年3月末まで北海道、東北、関東、北陸、関西、中国、九州の全25か所で約100回、子どもたちの農業体験をサポートしていきます(開催日・場所等詳細は後述・参考資料参照)。

貧困の連鎖を断つための「体験」をすべての子どもに「無償で」提供!全国約40団体が賛同する「ジャパンキッズ」が始動

「ジャパンキッズ」始動

【自尊感情を育てる体験活動を、家庭環境に関わらずすべての子どもに】
ジャパンキッズは、全国各地で活動している自然体験事業者や子どもの居場所づくりをしている団体など約40団体の有志が集まり、参加費無料で小学生から大学生までに様々な体験を提供する、全国初めての試みです。

近年、貧困の連鎖が問題視されています。厚生労働省の調査によれば、日本の子どもの貧困率(2015年)は13.9%(約7人に1人)、さらにひとり親家庭の貧困率は50.8%と、先進国の中でも最悪な水準だといわれています※1。

親の収入が少ないために十分な教育環境が得られず、ゆえに就職活動でも不利な立場に置かれ、その子ども世代まで貧困に陥る「貧困の連鎖」は、塾など勉強の機会のみならず、子ども向けの様々な体験活動で発生しています。文科省は令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告の中で、「小学生の頃に体験活動の機会に恵まれていると、高校生の頃の自尊感情が高くなる傾向が、家庭の経済状況などに左右されることなく見られる」と、体験活動の重要性を提唱しています※2が、民間団体による子ども向けの体験活動の多くは有償で提供されているため、貧困家庭の子どもは体験の機会が乏しいのが現状です。

※1. 内閣府HP:https://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/ouen-forum/r01/pdf/tottori/naikakufu.pdf
※2. 文科省HP:https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00738.html当プロジェクト発起人の片山誠は、このことを問題視。

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