子育て情報『排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%』

2023年12月25日 09:30

排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%

また、食事を含む日常生活の調整で排便状態をより良くすることが可能なのに、それを知る機会は少ないのです。
排便記録は、日ごろ無視しがちな排便状況を子ども自身が振り返り、自分の身体に関心を持つという重要な一歩です。そして1週間連続して記録することで、ふだんの生活を振り返り、生活習慣を改善するきっかけになるという行動療法でもあります。場合によっては、医療機関を受診し、積極的な治療に結び付けてもらいたいものです。
また、この記録を家庭内で共有することにより、家族全員が排便、そして身体と生活習慣について話し合う機会が増えることを期待します。
===
中野 美和子先生(学校法人神戸学園 神戸動植物環境専門学校理事・校長、吉川小児科排便外来、さいたま市立病院 小児外科 非常勤・元部長)

<日本トイレ研究所のコメント>(抜粋)
子どもの便秘は放っておくと悪化することもあるため、大人が早めに気づいて、早めにケアできる環境をつくることが必要です。子どもが便秘になりやすい契機として、入学による環境の変化や、学校でトイレに行くのを避けることが便秘のきっかけになる可能性があります。
一般的に学校のトイレは老朽化が進んでおり、家庭のトイレとのギャップが大きいことも課題として挙げられます。
また、学習指導要領において排便教育が位置づけられていないことも課題です。
便の状態には、食事、運動、睡眠、心の状態などさまざまなことが影響します。排便をきっかけに自分の体の状態に目を向け、体の調子を整えようと意識することは、とても重要だと考えています。

排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%

排便記録に用いたうんちチェックシート

■うんちweek2023について
排泄は、食事・睡眠・運動と同様に、生きる上で欠かすことのできない生理的欲求です。しかし、大人も子どもも排泄について学ぶ機会はほとんどありません。「うんちweek」では、自分の便の状態を知ることで健康について考え、おなかにいい生活を実践することを呼びかけています。

期間 : 2023年11月10日(いいトイレの日)~11月19日(世界トイレの日)
特設サイト:https://toilet-magazine.jp/unchiweek
目的 : 排泄をとおして、健康や生活リズムを整えるきっかけをつくる
内容 : 小学校・中学校を通した児童・生徒の排便記録、フォーラム開催 等
主催 : 特定非営利活動法人日本トイレ研究所
協賛 : EAファーマ株式会社、太陽化学株式会社、カルビー株式会社、
小林製薬株式会社、イチジク製薬株式会社、株式会社ケンユー、
野村乳業株式会社、マグミット製薬株式会社(順不同)

新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.