不登校のお子さまのための学びの多様性を拡げるための制度 ICTを活用した「出席扱い制度」について第5回オンライン説明会を12/14(土)実施
出席扱い制度を活用し、学習へのきっかけと学習活動を評価されることが学習への自信を付けられる可能性があります。
グラフ4
そのほか以下のようなメリットが考えられます。
・勉強習慣がつく
・生活リズムがつく
・お子さんに目的意識ができる
・親子で共通の目標ができる
・学校に関わるきっかけができる
何をメリットとして出席扱い制度を活用するかに正解はありません。お子さまと保護者の方にとってメリットとなり得そうであれば活用するという考え方が大切です。
4:出席扱い制度活用までの流れ
出席扱い制度を活用にするにあたっては注意をしないといけないことがあります。
・学習活動を開始してすぐに認めてもらえるわけではない
・全国でルールが統一されていない
・必ず活用できるわけではない
活用までの流れ(図5)を踏まえて解説いたします。
・学習活動を開始してすぐに認めてもらえるわけではない
出席扱い制度を適用できるかを過去の学習実績をもとに判断することがあります。お子さまが継続的に安定して学習できているかを見られます。
そのため1ヶ月ほど取り組んで、学習状況等を報告できる状況になってから学校に相談を行うのが好ましいです。
・全国でルールが統一されていない
不登校の状況はお子さまによって違います。そのため出席として認められるのかどうかは多くの場合校長先生または教育委員会の判断にゆだねられることになります。学校や地域で前例がないと認めることに消極的になることもあるため全国での事例の共有が求められています。
・必ず活用できるわけではない
先述したように活用に関しては明確な基準がありません。同じ学校内であっても認められるお子さまがいれば認められないお子さまが出てくる可能性もあります。出席扱い制度を必ず認めてもらえるような記載があるICTを活用した学習教材のサイトもありますが必ず認めてもらえるICTを活用した学習教材はありません。学校に相談を行い、活用できるかどうかを事前に確認することが好ましいです。
不登校のお子さまには、学校に戻ることを希望する方も、しない方もいます。出席扱い制度は、不登校状態にあるお子さまをお持ちの保護者の方々に知っていただきたい制度です。
当社は出席扱い制度を通してお子さまの家庭での頑張りを「出席」という目に見える結果にして自信につなげたい、その自信をもとに未来の選択肢を作り、選んでほしいと考えています。