「不登校のお子さまに関わる人が民間教育に求めること」についてのコラムを12月10日にホームページ上で公開
ただ、金銭面の問題で学びの場を活用できない方も多くいます。そのような問題への支援が多くなれば子どもにとって最適な学びの場を選びやすくなると思います。」
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回答者:ぼちぼちの会 志賀さん
■4. 選択肢を自分で選ぶ(元校長先生)
(1)不登校になったときに家庭学習は必要か?
「まず前提として子どもが不登校であるかどうかにかかわらず学びの場は必要です。昔は公教育しか選択肢がなかったので不登校になったときのマイナス面が大きかったと思います。しかし、現在では学びの場の選択肢が増えてきましたが、子ども達には多様な学びの場が必要であると思います。
家庭学習をするうえで一番大事なことは子どもの意思があるかどうかです。学校にいけなくなったから家で学校と同じ勉強をするではただの学校の焼き直しになります。子どもは学校には行きたくない。しかし、決して勉強をしたくないわけではない、親は子どもの気持ちを理解することが必要です。
どこで何を学ぶかが重要です。その学び自体を効率よく進めていくために学習サポートなどの民間教育を活用することは一つの選択肢だと思います。
子どもが自分で考え、望むようにやるのが一番です。子ども達には、『いろいろな人の話を聞く。しかし、まねをするのではなく自分で考えて決定する。』ということを忘れないでほしいと思います。」
(2)民間教育が不登校のお子さまにとってどのような学びの場であってほしいか
「学校に行く意味、勉強する意味を考えさせることは重要です。一般的に子どもが進路を考えるときに現時点の学力や今やりたいことをもとに考えることが多いのですが、子どもにとってまずは何に興味があり、将来何をやりたいかから考えさせるのが一番いいと思います。そしてその目標を叶えるためには今、何をしないといけないかを考えさせること、子どもが自分の意思で何を学ぶかを選ぶためには、自分自身で情報を選択し、様々な選択肢から自らの判断で選ぶことが大事だと思います。
そのためにも、親と子どもの間にはいって第3者の目線からお互いの気持ちを伝える通訳みたいな役割を担ってくれる立場の方がいると、よりよい選択肢の決定ができるのではないのかと思います。」
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回答者:ぼちぼちの会 木村 素也会長(元福岡市立能古中学校校長)
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