インターコムは9日、Windows用のファクス送受信ソフト「まいと~く FAX 9 Pro」(バージョン9.25)を発表した。既存の「まいと~く FAX 9 Pro」ユーザーは無料でバージョンアップ可能。発売やアップデートは10月29日を予定しており、対応OSはWindows Vista /7 / 8 / 8.1 / 10。ラインナップと税別価格は、パッケージ版が10,800円、ダウンロード版が7,500円、5ユーザーパックが35,000円、10ユーザーパックが64,000円、マイクロリサーチ社製のUSBモデム「MD30U」をセットにした簡易USBモデムパックが15,600円となる。まいと~く FAX 9 Proは、RS-232CやUSBなどで接続したファクスモデムを介して、PCでファクスの送受信が行えるソフト。サーバーとなるマシンにモデムを接続すれば、ネットワークを経由して複数PCからのファックス送受信を実現できる。ファックス送受信の時刻や宛先などをすべてログとして残したり、受信したファクスを設定した宛先にメールで添付ファイルとして自動転送するといった機能を持つ。
2015年10月11日ドスパラは7日、マグネット式のMacBook Air/Pro 13インチ用プライバシーフィルター「DN-13085」を、同社直営の「上海問屋」にて販売開始した。価格は税込5,999円。貼り付けることでディスプレイの視野角を左右30度に狭められる、プライバシーフィルター。不意の覗き見で表示情報を見られるリスクを低減する。装着はマグネット式で手軽に脱着でき、外出時のみ貼り付けるといった活用法が可能。透過率は縦68%。本体サイズはW305×D200×H0.4mm。クリーニングクロスが付属する。
2015年10月08日一般的に「検索」といえば、WEBブラウザの専権事項だ。iPhone/iPadの場合、Safariを起動してURLバー兼検索フィールドにキーワードを入力、事前に選択しておいた検索エンジン(初期値はGoogle)で検索を行う。検索結果はSafariの画面に表示され、そこから外部WEBサイトに遷移する……という流れだ。しかし、調べたい対象が外部WEBサイトに掲載されている情報とはかぎらない。App Storeで販売されているアプリかもしれないし、これから向かおうとしている土地の位置かもしれない。ひょっとすると、自分のiPhone/iPad上にあるプライベートな情報かもしれない。ほしい情報がWEBにあるという確信がないかぎり、検索対象が広い「Spotlight」で検索するほうが好都合だ。このSpotlight検索、iOS 9で大きく変わった。検索範囲に大きな変化はなく、WikipediaやApp Store、『マップ』の情報も串刺しして検索できるが、「戻る」機能がくわわっている。ステータスバー左端に表示される「検索に戻る」をタップすることで、Spotlightの検索結果に戻ることが可能になったのだ。iOS 8のSpotlightでは、ひとたび検索結果からSafariや『マップ』に遷移すると、タスクが切り替わってしまい、もういちどSpotlightを開き直さなければならなかった。すぐに開けば検索結果は残っているが、Safariなどのアプリを閉じたうえでSpotlightを起動しなければならず、操作のタイムラグが発生する。一方、iOS 9のSpotlightは遷移直前のSpotlightの画面へ直接戻れるので、タップ1回で操作が完了する。この改良により、WEBで(Safariで)関連情報を調べてからApp Storeでアプリをダウンロードする、マップで目的地を確認してからWikipediaで歴史をひもとく、といった使い方が可能になった。とりあえず検索するなら、Spotlightがお勧めだ。
2015年10月05日パイオニアは10月1日、iOS用音楽再生アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」をアップデートし、iPhoneやiPadへの音楽CDリッピングにおいて業界最速を実現したと発表した。Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~は、iOS端末と同社Stellanovaシリーズのワイヤレスユニット「APS-DA101J」シリーズを連携させるためのアプリ。iPhoneやiPadのローカルライブラリに保存した音源と、iTunesから同期した音源を管理できる。同アプリでハイレゾ音源を再生するには、動作確認済みのUSB DACと接続してアプリ内課金1,200円を支払う必要がある。ただし、パイオニアのUSB DAC「APS-DA101」と接続した場合は、課金なしでハイレゾ音源を楽しめる。今回のアップデートにより、iPhoneやiPadへの音楽CDリッピング時間が、従来から約25%短縮。約60分の音源をiPhone 6に取り込む場合、従来は6分48秒かかっていたが、5分12秒でできるようになった。このほか、音楽CDの音源をStellanovaシリーズのワイヤレスドックを介してUSBメモリやHDDなどに取り込む機能や、iPhone・iPadのローカルライブラリと外部メモリに同時リッピングする機能を追加した。Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~の対応ファイル形式はWAV、IFF、ALAC、AAC、MP3、FLAC、DSD。対応OSはiOS 7.1以降。
2015年10月02日米Googleは9月29日(現地時間)、初めて同社がハードウエアまで手がけたタブレット「Pixel C」を発表した。Chromebook Pixelと同じアルミニウム筐体を採用。ディスプレイは10.2インチ(2560×1800、308ppi)、プロセッサはNvidia Tegra X1。USB Type-Cポートを備える。OSはAndroid 6.0 Marshmallow。Pixel Cの"C"はコンバーチブル(Convertible)を意味する。マグネットでPixel Cと接続するキーボードカバーが用意されており、フルサイズキーボードと組み合わせることでノートPCのように生産性を引き上げられる。キーボード接続時には、100度から135度の間で角度を調整可能。MicrsoftのSurfaceシリーズのキックスタンドのような補助はなく、接続部分のみでPixel Cを支えるが、しっかりと固定されるという。キーボードとPixel CはBluetoothを通じてデータをやり取りする。バッテリーを備えたキーボードは満充電から最長2カ月の使用が可能。カバーとしてPixel Cに装着した状態でPixel Cから充電するようになっており、ユーザーがキーボードの充電を意識する必要はない。ホリデーシーズン前の発売を予定しており、価格は32GBモデルが499ドル、64GBモデルが599ドル。キーボードは149ドルだ。
2015年09月30日アップルが発表した12.9型の「iPad Pro」は、日本国内でも人気の高いSurface Pro 3のライバルになり得る存在として、注目を浴びている。ビジネス利用を前提に考えたとき、どちらのデバイスに優位性があるだろうか。9月9日(現地時間)のアップルによる発表イベントは、新型iPhoneの発表が中心になるとの見方が有力だった。そこに突如として現れたのが以前から何度も噂になってきた12.9型の「iPad Pro」だ。iOS端末の中で最大の画面サイズとなるiPad Proは、ビジネス利用にも大いに期待できるデバイスだ。その直接のライバルと目されるのは、マイクロソフトによる12型のWindowsタブレット「Surface Pro 3」だ。これまでPCとの「2台持ち」も珍しくなかったiPadとは異なり、SurfaceはタブレットとPCの1台2役で活用できることを強調してきた。果たしてiPad ProはSurfaceを凌駕する製品に仕上がっているのか、その特徴を分析する。○12.9インチへと大型化したiPad ProiPad Proの最大の特徴であるディスプレイは、これまでの9.7型・2048×1536ドットから、12.9型・2732×2048ドットに大型化した。これはSurface Pro 3の12型・2160×1440ドットのディスプレイより一回り大きいサイズだ。だが、iPad Proは4:3のアスペクト比や264ppiというRetinaディスプレイの画素密度を維持しており、これまでのiPadと同じ高精細な描画が期待できる。プロセッサーには新たに「A9X」を搭載する。アップルによればその性能はiPad Air 2の1.8倍で「デスクトップクラス」と表現する。これに対してSurface Pro 3はインテルの第4世代Coreプロセッサーを搭載する。これは高性能なモバイルノートPCと同じCPUであり、PCと同等のパフォーマンスを期待できる。重量とスタミナのバランスはどうだろうか。iPad Proは高解像度化とCPU性能の向上を実現しつつ、バッテリー駆動は10時間を確保。重量は初代iPadに近い713g(Wi-Fi版)、723g(LTE版)に抑えている。一方のSurface Pro 3は、Web閲覧時のバッテリー駆動時間が約9時間で、本体重量は800g。数字の上ではiPad Proに劣るものの、PCと同等の性能を備えたタブレットとしては、かなり健闘している。こうして見るとiPad Proは画面サイズと性能が向上したiPadだが、アップルは単なる「大型のiPad」ではないと主張する。その理由が純正アクセサリーとしてのキーボードやペンの追加による、生産性の向上だ。○iPad Proが単なる「大型のiPad」ではない理由iPad Proには、新たに純正アクセサリーとしてカバー兼用のキーボード「Smart Keyboard」とペン「Apple Pencil」が提供される。たしかに従来のiPad向けにも、サードパーティ製のキーボードは多数存在した。しかしiPad Proは、キーボードを接続する専用端子「Smart Connector」を搭載している。キーボードを物理的に接続することで、Bluetoothによるペアリングやキーボードの充電が不要になるなど、メリットは大きい。Surface Pro 3のタイプカバーも、構造は異なるものの物理的に接続するタイプだ。ペンも同様に、多くのサードパーティがiPad用の製品を投入しており、最近では独自に先の細いペンを開発するメーカーも現れている。だが純正のApple Pencilなら、それらを上回る精度での書き味が期待できる。またApple Pencilは充電用にLightning端子を搭載しており、iPad Proに15秒間差し込むだけで30分間利用できるという。これも純正品ならではの利点だ。一方、Surface Pro 3のペンも、ビジネス利用では十分なレベルの精度や書き味を実現している。駆動には単6電池が必要で、当初は日本での入手困難が予想されたものの、同型の電池を利用するペンが増えたことで入手性は徐々に改善されている。このようにiPad Proでは、キーボードやペンに新たに対応した。先行するSurface Pro 3と比べるとやや後追いとの印象はあるものの、これまでサードパーティ製品がカバーしていたものをアップルが改めてデザインし、高いレベルで取り込んだといえる。問題は、これによりiPad Proは「仕事に使える」かどうか、という点だ。○ファイル操作が必要な仕事にiPadは使いづらいiPad Proのビジネス利用において、最も重要な存在がMicrosoft Officeだろう。最近ではマイクロソフトがWindows優先からマルチプラットフォームへと軸足を移しており、iPadでMicrosoft純正のOfficeアプリを利用できるようになった。アップルの発表イベントには米マイクロソフトのOffice担当幹部が登壇。iOS 9のマルチタスク機能を用いて、複数のOfficeアプリを同時実行するデモを示した。画面を分割して複数のアプリを同時に操作できる点は、PCに匹敵する機能だ。アプリ間連携では、ExcelのグラフをWordやPowerPointの文書に貼り付けることが可能。Apple Pencilによるペン入力のデモでは、PowerPointのスライドに手書きで矢印を書くだけでオートシェイプに変換されることを示した。このようにiPad ProではMicrosoft Officeが快適に使える一方で、Officeだけで仕事が完結するわけではない。メールに添付されたZIPファイルを展開し、そこにUSBメモリー内のファイルを加えて返信する、といった単純な作業を考えても、iOSでは荷が重い。これはiOSの設計思想も関係している。iOSでは基本的にiTunesを通してコンテンツを管理しており、ファイルやフォルダ操作といったローレベルの処理を隠蔽している。これがiOSを親しみやすいものにしている一方で、ファイル操作が欠かせない種類の仕事には適合しづらい原因にもなっている。どうしてもファイルのやりとりが必要ならば、Windowsタブレットが利便性で優れている。特にSurface Pro 3やSurface 3は標準サイズのUSBポートを備えており、PCと同等の使い勝手を得られるだろう。○iPad Proは、もはや「2台持ち」できないこのようにPCやファイル操作を中心とした仕事環境では、iPad Proはポテンシャルを発揮できないだろう。しかし仕事環境も、徐々に進化しつつある。業務アプリにWebブラウザーでアクセスでき、情報共有がクラウドベースで行われているような環境では、iPad Proを活用できる場面はあるだろう。PCの利用頻度があまり高くないならば、iPad Proから会社内に用意した仮想環境などにリモートデスクトップで接続し、一時的にフル機能のWindowsを利用するという手もある。これはマイクロソフトがWindows RTの業務利用において、実際に提案していた手法だ。とはいえ、iPad Proに期待される生産性はもう一段高いものになる可能性が高い。それはiPad Proが価格と重量の2つの点から、PCとの「2台持ち」が難しくなるためだ。iPad Proの重量は700gを超えており、キーボードやペンを一緒に持ち歩くことを考えれば、カバンの余裕はかなり少ない。価格も気になる点だ。LTEに対応した128GB版のiPad Proは米国で1079ドル、キーボードは169ドル、ペンは99ドルで、日本円では税別で16万円を超える計算になる。ここまで高価なデバイスを導入するとなれば、モバイルノートPCの完全な置き換えが期待されることになるだろう。結論として、とにかく1台だけで仕事を完結させる必要があるならば、Surface Pro 3は有力な選択肢だ。iPad ProはiPadを進化させたものであり、PCを劇的に置き換えていくような存在ではない。だが、日常的に触れるデバイスとして、iPad Proの魅力も捨てがたい。モバイルデバイスは、単に会社の仕事をこなすだけでなく、自宅では個人用途でも楽しみたいところだ。この点ではノートPCの域を出ていないSurface Pro 3に対し、タブレット用アプリが充実するiPad Proは時間を忘れて楽しめるデバイスになるだろう。
2015年09月27日台湾MSIは25日、ビジネスならびに一般市場向けマザーボード「PROシリーズ」の新モデルとして、Intel H170搭載の「H170M PRO-VHD」とIntel B150搭載の「B150M PRO-VHD D3」を発表した。26日に発売し、店頭予想価格は「H170M PRO-VHD」が税別12,800円前後、「B150M PRO-VHD D3」が9,980円前後。オフィスなどビジネス環境での利用を想定したマザーボードで、いずれもフォームファクタはマイクロATX。Skylake世代では標準サポートされないD-subの追加や、ビジネス向けのPC管理機能である「Intel Small Business Advantage」や「Small Business Basics」に対応する。「H170M PRO-VHD」はDDR4、「B150M PRO-VHD D3」はDDR3をサポートし、「H170M PRO-VHD」では、モリ回路を周辺の部品から独立させ。信号の安定性を保つ「DDR4 Boost」を搭載する。MSI独自の品質基準である「ミリタリークラス 4」に準拠したコンポーネントを採用するほか、ショートなどからCPUや基板を保護する「Guard-Pro」を備える。
2015年09月26日Logitechは9日(米国時間)、米Appleが同日発表した12.9型タブレット「iPad Pro」用のキーボード「CREATE」を発表した。iPad Proは、12.9インチRetinaディスプレイを搭載したiPadシリーズの新モデル。ノートPCに匹敵するパフォーマンスの第三世代A9Xチップを搭載し、A7チップと比べCPUは2.5倍、グラフィックスは5倍高速になったとする。オプションとして、純正のスタイラスペン「Apple Pencil」やキーボード「Smart Keyboard」も用意される。「CREATE」は、フルサイズキーを備えた、iPad Pro専用のキーボード。iPad Proに搭載されるマグネット着脱のスマートコネクタ経由で利用でき、Smart Keyboardと同じく充電の必要がない。登場時期はiPad Proと同タイミングとし、米国のほか、ヨーロッパやアジアの複数の国で発売する。価格などの詳細は、今後数週間以内に同社公式サイトで告知される予定。同社は「現時点で詳細は非公開だが、『CREATE』はiPad Proの可能性をより高めるもの」としている。
2015年09月11日米Appleは9日(現地時間)、サンフランシスコで開催された新製品発表会において、12.9インチRetinaディスプレイを搭載したiPad Proを発表した。これはiOSデバイスでは過去最大サイズ。アクセサリとして、ペン型の入力デバイスApple Pencilと、カバーを兼ねたSmart Keyboardも発売される。iPad Proのサイズは305.7mm×220.6mm。厚さは6.9mmと、初代のiPad Air(7.5mm)よりも薄い。重量はWi-Fiモデルが713g、Wi-Fi+Cellularモデルが723gとなっている。解像度は2,732×2,048ピクセルで、iPad Airより78%大きい。ディスプレイの短辺がiPad Airの長辺とほぼ同じとなっている。バッテリー時間のスペック値はインターネット利用やビデオ・オーディオ再生で最大10時間と、その他のiPadシリーズと同様だ。ノートPCに匹敵するパフォーマンスの第三世代A9Xチップを搭載し、A7と比較してCPUは2.5倍、グラフィックは5倍高速になっているという。iMovieでは同時に3本の4Kビデオストリームを再生し、Auto CAD 360による3Dモデリングも可能。4つのスピーカーを内蔵し、デバイスの向きを検知してバランス良いサウンド再生を行う。併せて専用の入力デバイス、Apple PencilとSmart Keyboardが発表された。Apple Pencilはドローイングをナチュラルな操作で行える細身のペン型デバイスで、iPad Proのディスプレイ上で位置・圧力・傾きを検知する。Apple Pencilを使用しながら指によるタッチも検知し分けることが可能。また、Apple Pencil使用時はマルチタッチサブシステムが通常の2倍の速さでシグナルをスキャンし、滑らかで正確な描画を実現したという。手書き入力に対応した新しいメモアプリや、メールの添付ファイルへの書き込みができるほか、発表会ではiOS 9の新機能であるマルチタスキング(画面分割)を活用しながら、Microsoft Office 365 for iPad、Adobeの新しいクリエイティブツール CompやPhotoshop Fixといったアプリによるデモが行われた。Smart Keyboardは、従来のスマートカバーと同様にiPadを保護したりスタンドとして機能しながら、フルサイズの物理キーボードを搭載。キーボードをセットした際にiPad Proの側面にあるSmart Connect Portに接触することで接続し、外部電源やバッテリーを必要としない。キーに隙間が無いために水や汚れに強く、折り曲げに強い耐久性のある素材が使用されているという。この他、802.11ac Wi-FiテクノロジーとMIMO搭載により、最大866Mbpsのダウンロードに対応。Wi-Fi+Cellularモデルでは20のLTE周波数帯に対応し、4G LTE経由で最大150Mbpsの接続が可能となっている。カラーのラインナップは、シルバー/ゴールド/スペースグレイの3色。ストレージはWi-Fiモデルが32GB/128GBの2種類、Wi-Fi+Cellularモデルは128GBのみ。価格は順に、799ドル/949ドル、1079ドルとなっている。発売は11月の予定。また、Apple Pencilは99ドル、Smart Keyboardはチャコールグレーの1色展開で169ドル。iPad Pro用スマートカバーはチャコールグレーとホワイトの2色で59ドル。シリコンケースも同じく2色が用意され、79ドル。こちらも同じく11月に発売される予定だ。Apple JapanのサイトではすでにiPad Proのページが公開されているが、記事執筆時点で価格の表記は無い。
2015年09月10日米Appleは9月9日(現地時間)、米サンフランシスコで開催したスペシャルイベントで「iPad Pro」を発表した。iPadで最大となる12.9インチのディスプレイを搭載。強化されたA9Xプロセッサは「デスクトップ並みのパフォーマンス」(Apple)を備える。純正アクセサリとして、iOSデバイス向けに初めて専用スタイラスペン「Apple Pencil」とキーボードカバー「Smart Keyboard」を提供する。12.9インチディスプレイは、解像度が2732×2048ピクセル(264ppi)。本体サイズは305.7×220.6×6.9ミリで、重量は713グラム(セルラーモデルは723グラム)だ。大きなディスプレイはドキュメントや写真を大きく表示し、ドローイング・アプリなどでは広いキャンバスになる。従来のiPadはコンテンツを消費するためのデバイスだったが、iPad Proはクリエイティブな作業にも適している。そこでペンや筆のように使えるインプットデバイスとしてApple Pencilを用意した。高解像度のディスプレイが効率的かつ反応よく動作するように、酸化物TFT、可変リフレッシュレート、タイミングコントローラを採用し、指に加えてApple Pencilを用いたなめらかな入力を可能にした。Apple Pencilで描き始めてから画面に表示されるまでの遅れ、いわゆるレイテンシは「実質ゼロ」といえるほど小さいそうだ。筆圧に加えてApple Pencilの傾きも検出するので、極細の線から太い線、濃淡まで様々な表現を描き分けられる。12.9インチディスプレイはソフトウエアキーボードをフルサイズで表示でき、快適なタイピングが可能だ。Smart Keyboardを使うと、画面をキーボードで隠すことなく、フルサイズキーボードを利用できる。Smart KeyboardはSmart Coverと同じように、マグネットでiPad Proに接続する。Smart Coverはカバーとスタンドを兼ねるが、Smart Keyboardは折りたたみ方を変えることで、スタンド状態で手前にキーボードを広げて使用できる。キーボードは全体がポリウレタンでカバーされているが、レーザーアブレーションによってキーが形成されており、一つひとつのキーが正確に反応する。A9Xチップは、CPUパフォーマンスがiPad Air 2が搭載するA8Xの1.8倍、グラフィックス性能は2倍だ。3Dデザインの作成・レンダリングや、4Kビデオのマルチストリームの編集といったタスクでもスムーズに処理できるという。4つのスピーカーを搭載しているのも特徴の1つ。縦向き・横向きを認識し、上の2つのスピーカーがより高い周波数を優先し、常にバランスのよい鮮明なサウンドを届ける。iSightカメラは8メガピクセル、5枚構成のF2.4レンズを備える。FaceTime HDカメラは1.2メガピクセルセンサーとF2.2レンズの組み合わせ。Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2、Touch IDを搭載。内蔵バッテリーは38.5Whで、最大10時間の使用が可能だ。カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。ストレージは32GB、128GB。11月発売を予定しており、価格は32GBのWi-Fiモデルが799ドル、128GBのWi-Fiモデルが949ドル、128GBのWi-Fi+セルラーモデルが1079ドル。Apple Pencilは99ドル、Smart Keyboardは169ドルとなっている。
2015年09月10日ティアックは9日、独beyerdynamicのスタジオモニターヘッドホン「DT 1770 PRO」を発表した。発売は9月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別72,000円。DT 1770 PROは、プロフェッショナルヘッドホン「DT 770 PRO」の第2世代モデルだ。1テスラを超える強力な磁束密度を生み出す独自技術「テスラテクノロジー」の改良版を採用した「テスラ2.0ドライバー」を搭載。高い能率、広いダイナミックレンジ、歪みの低減を実現している。ケーブルは着脱式で、ハウジングにロック可能なミニXLR端子を装備。3mの片出しストレートケーブルと、5mの片出しコイルケーブル(ともにプラグは3.5mmステレオミニ)が付属する。イヤークッションは、マスタリング時などにクリアな音質を再現するベロア地のものと、レコーディング時などに周辺ノイズを低減する固めの合皮素材のものを付け替えることができる。主な仕様は、ドライバー径が45mm、周波数特性が5~40,000Hz、インピーダンスが250Ω、感度が102dB(1mW/500Hz)、ヘッドバンド側圧は約7.2N、重量が388g(ケーブル含まず)。
2015年09月09日タブレット端末のビジネス利用において、事例数ではiPadが70%、導入台数ではAndroidが74%とそれぞれ多数を占めている実態が、シード・プランニングが9月7日に発表した調査結果で浮かび上がった。同調査は、同社が把握するタブレット端末のビジネス利用380事例・222万5,000台と支援ソリューション270事例を対象に、2015年6月に実施したもの。対象分野は、教育、小売業、金融・保険・サービス業など9分野。2010年6月の調査における利用事例は端末導入と支援ソリューション事例の合計で28事例であり、5年間で23倍に増えている。2012年6月時点の調査では、ビジネス利用事例が181件、支援ソリューションが132件であり、3年間で2倍強に増えた。導入事例380件を分析すると、事例数に占めるiPadの導入は7割、導入台数ではAndroidが74%の163.8万台となっている。利用分野別の導入台数では教育が最多であり、全導入台数の68%(151.8万台)を占める。以下、金融・保険の同11%(23.2万台)、サービス業の同8%(18万台)と続く。支援ソリューションの対象となる端末をOS別に見たところ、iPadが単体OSとしては最多だった。一方でOSを選ばないマルチOS化も進んでおり、今回の調査では43%がマルチOS対応となっている。
2015年09月08日KODAWARIは9月12日より、同社が運営するiPhone/iPadのケースやカバーの専門店「SHOWCASE」を札幌にオープンすると発表した。同店舗は、札幌に新しくオープンする複合施設「Le trois(ル・トロワ)」内の2Fに出店予定で、東京・秋葉原にある「SHOWCASE 秋葉原」に続き、これが2店舗目となる。同店舗では、リーズナブルな製品からハイエンド製品まで幅広いラインナップを揃え、高い専門知識を有するスタッフが顧客のニーズに合わせたサービスを提供。熟練スタッフによるフィルム貼りサービスや、永久保証サービスも行う。秋葉原店同様、直接商品を手にとって触れられるスペースを設け、ゆっくりと落ち着いて利用できる空間を目指すとのこと。なお同店舗では、オープニング記念として、9月末までに同店にて製品を購入した来店者に、スマホがペンになるボールペン「Jackpen」を1本プレゼントする(先着300名)。
2015年09月07日●片方は現行機種のままに?9月9日のアップルスペシャルイベントが近づいており、ネット上を飛び交う噂話に一喜一憂している人も多いはず。本稿では新型iPadについて、ネットで流れている噂などを総合し、製品像を予想してみる。○今回「Air」はアップデートしない?現在、iPadは9.7インチの「iPad Air 2」と、7.9インチの「iPad mini 3」の2機種が販売されている。CPUはAir 2が最新のApple A8(正確には3コア版のA8X)、mini 3が1世代前のApple A7を搭載している。順当にいけば今回は「Air 3」と「mini 4」になるが、昨年あたりからタブレット販売が失速してきており、その影響はiPadといえど例外ではない。そこでまことしやかに流れているのが、今年はAirとmini、片方のラインだけがアップデートし、もう片方は現行機種のままいくという情報だ。どちらがアップデートするかは情報が流れる時期によってまちまちなのだが、現在主流なのはAirがアップデートを見送り、mini 4になるという噂だ。iPad mini 3は世代的に2世代遅れになり、iOS 9の新機能であるマルチタスクにも対応しないため、mini 4でCPUなどをアップデートしてこれに対応させるというのは十分あり得る話だ。この場合、mini 4の内部は現行のAir 2と同等、すなわちCPUがApple A8世代(発熱の問題もあるためA8Xになるかは不明)になる。その他の部分、たとえばLTEモデルでは新型iPhoneで見込まれるLTE Advanced対応になるかといった部分は不明だが、Air 2と部品調達を合わせるなら対応は見送られるかもしれない。このあたりはスペックがものをいうIT業界的には寂しいが、LTE Advanced対応のエリアがまださほど広くないことを考えれば仕方がないとも割り切れるだろう。カラーリングは現行と同じ3色(スペースグレイ、シルバー、ゴールド)で、ローズゴールドが増えるかどうかは未知数。個人的にはiPadには採用されないと見ている。●iPad Proはどうなる?○大型画面の「iPad Pro」が登場か?iPad製品ラインで大きなトピックになるとすれば、以前より噂されていた大型画面の「iPad Pro」がいよいよ登場する可能性が高まっていることだろう。噂は一昨年あたりからあり、出る出ると言われては延期が続いていたが、タブレット市場の失速を前に、カンフル剤としていよいよ投入が決まったというところだろうか。あるいは最近の、アップルとIBMやシスコの提携でも見られるように、エンタープライズ市場でのiPad需要増を見越して、プレゼンテーションなどの利用価値が高い大型iPadに勝算があると見たのかもしれない。iPad Proは12.9インチの液晶を採用するといわれており、画面と枠の比率がiPad Airやminiと同程度だと仮定すると、ほぼA4の紙と同程度のサイズになるだろうか。このサイズになると片手で持つのはさすがに厳しそうで、重さも1kg近くなりそうだ。ボディサイズに余裕があるためか、噂ではLightningコネクタに加えてUSB Type-Cまたはmicro USB端子が追加されるという話もある。これはiPadとしては邪道にも見えるが、周辺機器などを接続する必要が出た際には役立つだろう。スペックについては不明な点が多いものの、ハイエンドな端末だけに性能も最高のものが投入されるはず。Apple A9かその派生CPU(A9X?)が搭載されるだろう。LTEモデルがあれば、LTE Advanced対応になるのはほぼ確定と見ている。画面解像度が気になるところだが、現行モデルがすでにQXGA(2048x1536)とかなり高解像度であり、画面比率も4:3と、今の流行からは外れている。ここでiPad Proがワイド画面を採用する可能性も考えたが、iPadの良さは4:3という画面比に依拠するところが大きい気がするので、案外解像度はそのままで行くのではないだろうか。○価格はどうなる?iPad mini 4については現行のiPad mini 3と同等レベルの価格に収まるだろう。問題は新ラインとなるiPad Proだ。主なターゲットがエンタープライズ市場や教育市場であり、iPad air 2より上のモデルということで、価格はWi-FIモデルで700ドル前後~1000ドル前後、セルラーモデルで900~1200ドル前後になるのではないだろうか。こうなるとMacBook Airとの価格逆転が起きてしまうわけだが、用途が異なることである程度は正当化もできるだろう。もっともタブレット市場の低迷に合わせ、iPadライン全体が価格改定して少し安くなる可能性は残っており、この場合はギリギリで1000ドル弱程度を上限に収まるかもしれない。
2015年09月06日ワコムは、極細ペン先を採用したiPad専用の筆圧感知スタイラスペン「Bamboo Fineline 2」を10月に発売する。ブラック、グレー、ブルー、ゴールドの4色展開で、ブラックとグレーは全国の量販店と同社直営のオンラインショップ「ワコムストア」で販売される(ブルーとゴールドはワコムストア限定)。価格はオープンで、ワコムストアでの参考価格は8,078円。同製品は、極細ペン先(1.9mm)と筆圧感知機能の採用により、iPadの画面上に細かい文字やスケッチを思い通りに書くことができるスタイラスペン。新しいペン先はタッチスクリーン上でのよりスムーズで静かな書き心地を実現したほか、より持ちやすいデザインへと改良された。また、書いている途中で手のひらや指が邪魔しない「パームリジェクション機能」がさまざまなアプリでサポートされるなど、ノートとペンのような書き味に近づいているという。主な仕様は、長さは150mm(ペン後部にキャップを付けた状態)、重さは19g。最小直径は10mmで最大直径は12mm。バッテリーは2時間のUSB充電で約20時間の使用が可能。対応機種は、iOS 8以降のiPad Air 2、iPad Air、iPad mini 3、iPad mini 2、iPad mini、iPad(第4世代)、iPad(第3世代)。このほか、キャパシティブスタイラス「Bamboo Alpha」と、ペン入力対応 Samsung デバイス用の筆圧感知スタイラスペン「Bamboo Smart for Samsung Galaxy Note」も同時に発表された。価格はBamboo Alphaが1,382円、Bamboo Smart for Samsung Galaxy Noteが5,184円(どちらもワコムストアでの参考価格)。
2015年09月04日台湾MSIはこのほど、ビジネス向けマザーボード「PROシリーズ」のラインナップに、Intel H170チップセットを搭載した「H170A PC MATE」と、Intel B150チップセットを搭載した「B150 PC MATE」を追加し、販売を開始した。店頭予想価格は「H170A PC MATE」が税別13,980円前後、「B150 PC MATE」が11,980円前後。ビジネス現場での利用を想定したマザーボード。Skylakeでは標準サポートされないD-subの追加や、ビジネス向けのPC管理機能である「Intel Small Business Advantage」や「Small Business Basics」に対応する。MSI独自の品質基準である「ミリタリークラス 4」に準拠。ハードウェアの故障からマザーボードを保護する「GUARD PRO」、メモリ回路を独立させることで、安定性を向上させる「DDR4 Boost」といった機能を備える。
2015年09月04日Lenovoは9月2日(ベルリン時間)、「YOGA Tablet」シリーズの新モデルとして、プロジェクタを内蔵するタブレット「YOGA Tab 3 Pro」、カメラが180度回転する「YOGA Tab 3」を発表した。YOGA Tab 3の8型モデルは10月、YOGA Tab 3 ProとYOGA Tab 3の10.1型モデルは11月に発売する。価格はYOGA Tab 3 Proが349ユーロから、YOGA Tab 3の8型モデルが199ユーロから、YOGA Tab 3の10.1型モデルが299ユーロから。日本での発売については明らかになっていない。○YOGA Tab 3 Pro投影サイズが最大70型スクリーンに相当するプロジェクタを搭載する10.1型のタブレット。解像度はQHD(2,560x1,600ドット)。フロントにJBL社のスピーカー4基を搭載し、Dolby AtmosとWolfson Master Hi-Fi technologyも採用する。プロジェクタの投影レンズが従来モデル「YOGA Tablet 2 Pro」のヒンジ部分から、スタンド部分に移動。これにより、液晶ディスプレイを上にした状態でスタンドを立てれば、映像を壁面に投影できるようになった。CPUはIntel Atom x5-Z8500、メモリは2GB。ストレージは16GBまたは32GB。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0。5GHz帯と2.4GHz帯のデュアルバンド接続も可能。カメラ機能は前面5Mピクセル、背面13Mピクセル。バッテリ容量は10,200mAhで、最大約18時間の使用が可能だ。カラーはPuma Black。本体サイズはW247×D4.68×H179mm、重量は665g。OSはAndroid 5.1 Lolipop。Wi-Fi対応モデルは349ユーロ、LTE対応モデルは599ユーロとなる。○YOGA Tab 38型と10.1型の2モデルを揃えるAndroidタブレット。いずれも1,280×800ドットのディスプレイを搭載。レンズ部分が180度回転し、イン/アウトどちらにも使えるカメラを備える。両モデルともにカラーはSlate Black。8型モデルのOSはAndroid 5.1 Lolipop、CPUはQualcomm APQ8009、メモリは1GB、ストレージは16GB。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0。ディスプレイが8型HD(1,280x800ドット)。バッテリ容量は6,200mAhで、最大約20時間の使用が可能だ。本体サイズはW210×D7.0~7.3×H146mm、重量はWi-Fi対応モデルが466g、LTE対応モデルが472g。価格は、Wi-Fi対応モデルが199ユーロ、LTE対応モデルが249ユーロ。10.1型モデルのOS、CPU、メモリ、ストレージなどは8型モデルと共通だが、ディスプレイは10.1型HD(1,280×800ドット)となる。バッテリ容量は8,400mAhで、最大駆動時間は約18時間。本体サイズはW253×D3.5~9.5×H185mm、重量は655g。価格は、Wi-Fi対応モデルが299ユーロ、LTE対応モデルが349ユーロ。
2015年09月03日ヴイエムウェアは26日、Windows 10に対応したMac用仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 8」「VMware Fusion 8 Pro」を発表した。新規購入価格はVMware Fusion 8が9,990円、VMware Fusion 8 Proが24,690円(いずれも税込)。「VMware Fusion」シリーズは、Mac上でWindowsの仮想マシンを実行できるソフトウェア。今回の「VMware Fusion 8」では、Windows 10に対応。音声認識エンジン「Cortana」やWebブラウザ「Edge」といったWindows 10の新機能が利用できる。稼動環境として最新のMac OSである「OS X El Capitan」をサポート。El Capitanのパブリックベータ版で仮想環境が構築できるほか、現状のMac環境を維持したまま、El Capitanを仮想マシン上にインストールして利用することも可能。グラフィックエンジンも強化され、「DirectX 10」や「OpenGL 3.3」に対応。前バージョンと比べてグラフィック性能が最大65%高速化している。大量のグラフィックス処理が必要な3Dアプリケーションでも優れたパフォーマンスを発揮できる。iMac Retina 5KモデルやMacを4Kディスプレイに接続して使うといった高解像度の最新システムにも対応。また、MacBookシリーズ向けの強化点として、電力の使用効率の最大化やアダプティブグラフィックススイッチング機能が挙げられ、バッテリー寿命に配慮しつつも、最大限のパフォーマンスを引き出せるようになる。上級ユーザーや企業向けの「VMware Fusion 8 Pro」では、Windows 10、OS X 10.11 El Capitanプレビューに加え、Ubuntu 15.04などの最新OSをサポート。「VMware vCloud Air」へネイティブで統合し、ローカルの仮想マシンをクラウドにバックアップできるほか、稼動前のテスト環境として、Webサイトやアプリケーションをローカルで構築できる機能を搭載している。このほか、「VMware vSphere」「VMware ESXi」「VMware Workstation」などのサーバ上にホストされた仮想マシンとの接続、あるいはサーバ上で構築・稼動している仮想マシンとの統合が容易になった。リモートサーバから仮想マシンをコントロール/ダウンロードし、それらをFusion Proローカルの仮想マシンとして稼動させたり、ローカルの仮想マシンをvSphereに直接アップロードすることも可能。旧バージョン購入者向けの施策として、2015年7月29日から8月25日までに「VMware Fusion 7」「VMware Fusion 7 Pro」を購買したユーザーは、「VMware Fusion 8」または「VMware Fusion 8 Pro」に無料でアップグレードできる。また、「VMware Fusion 6」ならびに「VMware Fusion 7」からのアップデート価格はFusion 8が6,290円、Fusion 8 Proが14,890円(いずれも税込)。
2015年08月26日現在、アップルのWebサイトでは「iPadですべてが変わる」と題された特設ページが開設されている。「クッキング」「学ぶ」「スモールビジネス」「旅に出る」「模様替え」という5つのシーンで、iPadをどのようなアプリを用いて活用するかを紹介し、その魅力を伝えるというものだ。今回はその中から「旅に出る」にフォーカスし、8月23日、Apple Store, Ginzaにて開催されたトークイベント「iPadが変える旅:人生が変わる旅に出よう」の様子をお届けする。同イベントでは、旅で人生を変えてきたという、いわば旅のプロフェッショナルが集い、旅するということ、ワークスタイル、ライフスタイルについて語り合った。登壇したのは、トラベルプロデューサー、旅行作家として世界各地のプロジェクトに携わっている江藤誠晃さんと、「旅で世界を、もっと素敵に」を理念に旅のイベントやマーケティング事業を展開している株式会社TABIPPOの代表・清水直哉さん、コンテンツ・ディレクターの前田塁さん、マーケティング・ディレクターの篠原輝一さんの4名。本イベントはTABIPPOが主催する、「旅を学ぶ、旅から学ぶ」をコンセプトにした学びの場「旅大学」のプログラムの一環として実施された。通常、講義は有料とのことだが、今回はApple Store, Ginzaで無料開催の運びとなった。「旅が変わる、働き方が変わる、人生が変わる」をテーマに据え、iPadが旅のスタイルをどのように変えていったかを紹介していった。江藤さんとTABIPPOのメンバーとは親子ほど年の差があるという。江藤さんは1985年に初めて海外旅行に出かけたとのことだが、30年かけて辿りついた現在は、当時と比べるとICT機器により状況が一変したと言い、昔はこんなことできなかった、こんなことなかったと事例を挙げて解説してくれた。iPadのようなデバイスはもちろんなく、旅行先から電話をかけるのも骨が折れる時代だったのだ。江藤さんによれば、iPadを持って海外に出ると、ある種の不安が解消されるそうである。iOS標準搭載の「FaceTime」を使えば、日本に残してきた家族とビデオ通話ができる。FaceTimeは無料(SIM入りのiPadで通信する場合は契約形態でパケット代が発生する場合あり)で利用可能なので、気になることがあったり寂しくなったりしたときも、思いつきで相手と話ができる(時差には注意)。江藤さんは引き続き1985年当時の状況と、iPadがある現在とを比較して論じる。85年の初めての海外、香港・マカオへの旅行では、「時計」「カメラ」「電卓」「辞書」「筆記用具」「地図」「方位磁石」「ポータブルカセットプレーヤー」「ガイドブック」「小説などの書籍」をスーツケースに忍ばせたそうだ。これだけでも相当な荷物であるが、列挙した持ち物は、今では全部iPadの中に収まるのである。iOS標準の「時計」は目覚ましとして使えるのはもちろん、世界時計から、各地域の現在時間が一目で分かる。先ほどのFaceTimeする時間も、これでチェックすれば相手に迷惑をかけずに済む。iPadでは一度に6地域の時間が表示でき、各地の天気と気温も表示される。ジェットセッターには嬉しい機能だ。カメラももちろん、iPadに内蔵されている。85年当時はフィルムカメラだったので、撮れているかどうか帰国して現像するまで分からなかったが、iPadならその場で綺麗に撮れているかどうかわかる。動画も撮れるので、別途ビデオカメラを携行する必要もなくなった。「地図」アプリは折りたたみの地図や方位磁石、場合によってはガイドブックの機能も兼ねる。iPadは画面が大きいので位置の把握もしやすい。電卓はiPadでは用意されていないが、サードパーティが提供する「Currency」では、計算機能のほかに通貨の換算機能がある。江藤さん曰く「まけてくれ」といった値段交渉にも便利とのことだ。辞書もサードパーティから数多くのアプリが提供されている。辞書は先にあげた持ち物リストの中でも大きく重いアイテムのひとつだが、iPadからスマートにアクセスできるようになる。辞書や翻訳アプリを活用するのも良いが、他の手段もある。TABIPPOの清水さんは英語が苦手と謙遜していたが、iPadがあれば英語ができなくても世界一周できると言う。iPadで絵を描いて意思疎通を図ることも出来るし、所持していればなんとかなると自身の経験を伝えた。カセットテープも旅のお供で、何本も持っていったが、iPadに音楽を格納しておけばよくなった。ムードに合わせた音楽を聴きたいのであればApple Musicに加入していれば、おすすめのプレイリストからその場の雰囲気にマッチした曲を選ぶこともできるだろう。移動時間も、iTunesから映画、iBooksから小説をダウンロードしておけば暇が潰せる。LCC(Low Cost Carrierの略:格安航空会社)では座席に各種サービス提供用のモニターが用意されていないこともあるが、意外とUSBの給電が可能であったりすることがあり、iPadを長時間使用する際にバッテリー消費を気にせず楽しめる。江藤さんは、LCCのメリットを享受するのに荷物の持ち込み制限を越えてオーバーチャージをとられるのは損(大抵は7kgまで)、多くチャージをとられないように荷物は減らしたい、ならば、あらゆることを賄えるデバイスに任せたいとiPadの優位性を指摘する。最近はムービーの入った電子書籍をiBooks Authorで制作しているという江藤さん、電子書籍に貼り込む動画の編集もiPadで行っているらしい。使っているアプリは「Animoto Video Maker」とのことだ。このアプリでは旅先で撮った写真をムービー素材にすることができ、簡単に動画を作成できる。同じことはアップル純正の動画編集アプリ「iMovie」でも行える。iMovieは32GB以上のモデルのiPad Air 2/iPad miniであればプリインストールされている。16GBのモデルでも、購入後、無料でダウンロードできるので、使わない手はない。もしかしたら、ここまでの紹介で、それって全部iPhoneで良いのでは? と思った方もいるかもしれない。しかし、登壇した4人は、本物の旅人は間違いなくiPadを選ぶと口を揃える。地図アプリの項で見たように見やすい画面に依るところが大きく、絵を描いて何かを伝えようとする場合でも、iPhoneの画面よりも情報量が多くなるからだ。Macと比べた場合でもスピーディーに起動できるということで、機動力も全く異なるという。だからiPadなのだと。様々な局面で工夫してアイディアを形にしていけるのもiPadならでは、とも説いた。iPadで旅のスタイルが変わると、仕事のやり方も変わる。旅行先からiPadで原稿や企画書を作って送ることもできるから、移動しながら仕事をするということが簡単になる。そういったスタイルで仕事をする人が時代の主役になっていくのではないかという考えを江藤さんは示した。ライフスタイルやワークスタイルが変わると、休みでなくても海外で仕事しながら遊ぶといった風になるのではないかと想像を膨らませていた。こうなると、やはり人生そのものが変化していくことになるのだろう。「旅大学」に於いては、教室は世界である。iPadから世界を覗くと、そこでは座学だけでは得られないものが沢山ある。アップルのWebサイトは立体的に動く教科書、様々なアプリを使った事例が紹介されており、そこでは世界中の子供たちがいきいきとiPadを使う様子が捉えられている。江藤さんはiPadの向こうに世界の学びがあるということを敷衍していく活動に取り組みたいと熱弁を奮う。最後のQ&Aでは、旅の前と後で変わったことは?という質問に、旅の最中にiPadから情報発信をすることが多くなった(TABIPPO・篠原さん)、iPadの中身が人と違ってくる、使い込めば込むほど自分の個性に繋っていく(TABIPPO・前田さん)、やりたいことを当たり前のようにやれるようになった(TABIPPO・清水さん)と答え、江藤さんの、iPadは自分を表現する、人とコミュニケーションするのにぴったりなツールという台詞でイベントは締めくくられた。
2015年08月26日ヴイエムウェアは8月26日、Mac用仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 8」「VMware Fusion 8 Pro」を発表した。両製品は、プラットフォームとしてOS X El Capitanのパブリックベータに、仮想マシンとしてWindows 10に対応している。また、DirectX 10 やOpenGL 3.3に対応したことで、前バーションと比べてグラフィックスで最大65%の高速化が図られているという。VMware Fusion 8 Proでは、Windows 10とOS X 10.11 El Capitanパブリックベータに加え、Ubuntu 15.04にも対応しており、Windows、Linux、Mac の各最新OS への対応が追加されている。加えて、VMware vCloud Airへのネイティブな統合が実現されており、ローカルの仮想マシンをクラウドに安全にバックアップできるほか、Webサイトやアプリケーションをクラウドでの本番稼働前にローカルで構築することが可能。そのほか、VMware vSphere、VMware ESXi、VMware Workstationサーバ上にホストされた仮想マシンとの接続、これらサーバ上で構築された仮想マシンや稼働する仮想マシンとの統合が容易になった。これにより、リモートサーバから仮想マシンをコントロール/ダウンロードし、それらをFusion Pro ローカルの仮想マシンとして稼働させたり、ローカルの仮想マシンをFusion Pro からvSphere に直接アップロードしたりすることもできる。価格は、VMware Fusion 8が9990円、VMware Fusion 8 Proが2万4690円から。
2015年08月26日Avid Technologyは、同社Pro Toolsなどのオーディオおよびビデオソフトウェアを、iPadを使ってワイヤレスでリモートコントロール可能なアプリ「Pro Tools | Control」を公開した。価格は無料。同アプリは、マルチタッチ操作に最適化されたユーザーインタフェースにより、快適かつ高度なリモート環境を簡単に構築できるよう設計されている。iPadアプリによる直感的なセッションのレコーディングやミキシング、各種トラックセッティングなどを実現するMixer viewを搭載。また、Tracks viewでは同時に40トラックもの視認が迅速に行える。さらに、1タップで複数のキーストロークおよびショートカットを実行するカスタマイズ可能なボタンなども装備し、同社S3やArtist Mixのワークフローの強化・拡張にも適する。対応ソフトウェアは、Avid Pro Tools 12.1以降、Avid Pro Tools | HD 12.1以降、Avid Media Composer 8以降、Apple Logic Pro X、Steinberg Cubase 8、Steinberg Nuendo 6.5など。その他、EUCON(EuControl 3.3)に対応したソフトウェアをサポート。なお、5GhzのWi-Fiネットワーク利用が推奨されている。
2015年08月24日アスクは18日、GIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」の17.3型ノートPC「AORUS X7 Pro」シリーズの取り扱い開始を発表した。27日に発売し、店頭予想価格は税別27万円台後半から。グラフィックスにGeForce GTX 860Mをを2way SLIで搭載した「GIGABYTE AORUS X7 Pro V2」とGeForce GTX 970Mを2way SLIで搭載した「GIGABYTE AORUS X7 Pro V4」の2モデルをそろえる。「GIGABYTE AORUS X7 Pro V4」は、NVIDIAのディスプレイ表示技術「G-SYNC」に対応し、カク付きやティアリングを抑えたなめらかな画面表示を実現する。複数のヒートパイプと2基の冷却ファン、4つの排気口を組み合わせた独自の「AORUS Thermal+」により、薄型ゲーミングノートPCでも効果的に排熱できるという。このほか、キーボードはパンタグラフ構造を採用するほか、専用ユーティリティ「Macro Engine」からマクロを設定できる。「GIGABYTE AORUS X7 Pro V2」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4860HQ(2.4GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがDDR3L-1866 16GB、ストレージが256GB mSATA SSD + 1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 860M×2(2way SLI)、光学ドライブがなし、ディスプレイが17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶、OSがWindows 8.1 64bit。本構成の店頭予想価格は税別27万円台後半から。「GIGABYTE AORUS X7 Pro V4」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5850HQ(2.7GHz)、チップセットがIntel HM97 Express、メモリがDDR3L-1866 16GB、ストレージが128GB mSATA SSD×2 + 1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970M×2(2way SLI)、光学ドライブがなし、ディスプレイがG-SYNC対応17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)IPS液晶、OSがWindows 8.1 64bit。本構成の店頭予想価格は税別35万円台後半から。また、「GIGABYTE AORUS X7 Pro V4」はNVIDIAが実施している「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」バンドルキャンペーンの対象製品で、2015年9月1日までに購入すると、「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」のゲームクーポンがもらえる。
2015年08月18日東芝パーソナル&クライアントソリューションは8月6日、最新のオペレーティングシステムであるWindows 10 Proを搭載した法人向けタブレットとノートPCの8機種を商品化し、8月21日から順次販売すると発表した。高輝度・高精細のWUXGA(1,920x1,200ドット)液晶を搭載し、文字も鮮明に表示できる10.1型タブレット「dynabook Tab S60」をはじめ、タブレットから15.6型ノートPCまで、幅広いニーズに応えるラインナップを揃えた。同時に、Windows 10 Proを搭載したPCの新規導入、および既設PCのWindows 10 Proへのアップグレードを支援するサービスと、Windows 10に対応したHDDまるごと暗号化ソフト「Smart DE」の提供を開始。顧客のWindows 10 Pro環境への円滑な移行を、製品とサービスの両面でサポートするとしている。
2015年08月07日東日本電信電話(NTT東日本)は8月6日、中小・SOHO企業向けのオンライン・ストレージ・サービスである「フレッツ・あずけ~るPROプラン」において、オンライン上に保管しているデータへのアクセス・ログ管理機能を追加した。マイナンバー制度は10月1日からマイナンバーの通知が始まり2016年1月1日から施行開始予定だが、企業は従業員のマイナンバーの安全な管理・運用が義務付けられており、情報漏洩や不正提供、盗用には罰則規定がある。新機能は、こうした動きに対応するもの。同サービスは、クラウド利用で懸念されるID・パスワード流出による情報漏洩対策として、フレッツ光の物理回線認証により、契約回線以外からはID・パスワードが合っていてもログインできない仕組みや、端末認証により予め認証した端末以外からはログインできない仕組み、認証済み端末の盗難・紛失時に遠隔でアクセスロックする機能を備えており、重要なマイナンバー情報の保管・管理に適しているという。これらの既存機能に加えてアクセス・ログ管理機能を追加したことで、同サービスのユーザーは、いつ・誰が・どのマイナンバー関連ファイルにアクセスし、何をしたのかを自動で管理可能になると共に、容易に閲覧・検索できるとのこと。これにより、中小・SOHO企業のユーザーは、マイナンバー情報を扱う度に紙の管理簿などで管理する必要が無く、マイナンバーガイドラインに準拠する管理・運用を効率的に行えるとしている。同機能では、利用者ごとにログインIDを追加料金不要で最大999個まで発酵可能であり、ログインIDごとの操作履歴を自動収集し、管理者が検索・閲覧・管理可能。またオンライン・ストレージに保存したファイルごとに、いつ・誰が・どのマイナンバー関連ファイルにアクセスし、何をしたのかを自動収集し、管理者が容易に検索・閲覧・管理できるという。これらの内容および、システム側で自動的に行った自動バックアップ履歴などの動作のログも含め、クラウド上に蓄積しているユーザーに関する全てのログを自動収集し、CSV形式で出力できるとのこと。なお、アクセス・ログは過去1年間分をクラウド・サーバに自動収集する。
2015年08月07日子育ては24時間、365日、休みなし。でも、ママだって掃除や洗濯、ご飯の準備と、やることはたくさん。そんなときについ頼りがちなのが、スマホやiPadなどの電子機器です。いまは、幼い子どもが簡単なタッチパネル操作でパズルやゲームを楽しめるアプリも充実しているので、電車のなかでちょっと静かにしてほしいときなどにも大活躍します。1~2歳の子どもが上手に画面をタップしてパズルを完成させる、その力には驚かされてしまいますよね。でも、よくないとは思いつつ、「いまだけ……」という気持ちで取ってしまうこの行動が、子どもの将来に暗い影を落としてしまうかもしれません。今回は「Daily Mail」公式サイトを参考に、iPadが子どもに与える悪い影響についての調査をご紹介します。■4割の親が「なだめるため」にiPadを使用オーストラリア・カーティン大学の研究チームは4歳以下の子ども159人(2歳以下の子ども30人を含む)を対象に調査を行い、毎日30分以上連続してiPadを使っている子どもは大人になって慢性首痛や背中痛に悩まされる可能性が高まる、と発表しました。その要因は、電子機器を操作しているときの姿勢。幼い時期に、iPadやスマホの上で背中を丸めた姿勢を長くとりつづけると、成人期の筋骨格形成に悪い影響を与えるというのです。研究では、子どもの6割が1時間かそれ以上、タブレット端末を使っている実態を把握。また、親たちの40%以上が、子どもを静かにさせるために電子機器を使っていることも明らかにしました。カーティン大学のこの研究では、幼い子どものテレビ視聴時間についても調査。159人の4歳以下の子どものうち4分の1がテレビを平日1時間以上、50%が週末に1時間以上視聴していることを発見しました。テレビ画面の、ときに暴力的なまでに強い刺激が幼い子どもに与える影響は少なくありません。こうして毎日1時間以上、かがみこんだ姿勢をとりつづけたり目を酷使することが、将来の子どもの成長に悪い影響を与えているのです。■テレビ、電子機器は1日30分以内を目標に研究に関わった人間工学の専門家、ステファニー・キャシディ氏は、幼い子どもたちが電子機器に費やす時間は1日30分以内に抑えるべきだと主張します。日本の小児科医学会の「子どもとメディア」対策委員会も、このことについて問題を提起。乳児期にメディアに触れさせることは外遊びの機会を奪い、人とのかかわり体験の不足を招く、と強く警鐘を鳴らしています。子どもの運動不足や睡眠不足、さらにはコミュニケーション能力の低下を招き、はては心身の発達に遅れをきたすことすらあるというのです。子どもが電子機器に必要以上に触れることの恐ろしさは、その影響が「現在」ではなく「将来」に現れてくるところでしょう。子どもはすぐに電子機器に夢中になり、機嫌をなおしてくれます。しかも、その悪い影響がすぐには現れてこないため、なだめるためについ使いたくなってしまうもの。しかし、4歳以下の子どもたちの場合、親が与えなければ電子機器を使ってなにかをすることはありません。あのアップル社の元CEO、スティーブ・ジョブスも、子どもたちが電子機器に接する時間は制限するべきだと考えていたそう。幼いうちは、テレビやiPadの使用は一日30分以内、テレビからは充分に離れて視聴する、iPadを使う時には背中にクッションを当てたりテーブルに置いて姿勢よく使い前かがみの姿勢にならないように注意をしてあげるなど、その使い方に充分配慮することが不可欠です。筆者自身、1歳の息子を持つ者として無関心ではいられません。子どもの未来を守るため、小さい子どもを持つママは、この研究結果を電子機器とのかかわりについてもう一度考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。(文/よりみちこ)【参考】※Children who spend more than 30 minutes a time on their iPads could suffer from chronic neck and back pain in later life-Daily Mail Online※「子どもとメディア」の問題に対する提言―日本小児科医会
2015年08月02日サンコーは7月29日、Lightning接続する「電池要らず! iPhone/iPad用有線ミニキーボード」を発売した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での価格は4,480円(税込)。電池要らず! iPhone/iPad用有線ミニキーボードは、Lightning接続して使うiOS端末用のキーボード。キーボード側のLightningケーブルを端末に挿せば、すぐにタイピングを行える。接続したiPhoneやiPadから電源を得るため、電池などを必要としない。パンタグラフ方式のアイソレーション設計となっており、キーピッチは約19mm、キーストロークは約3mm、キー配列はUSキーボードに準拠する。本体サイズはW286×D122×H21mm、重量は312g。コネクタを除くケーブルの長さは455mmだ。対応機種はiPad(第4世代)、iPad Air、iPad mini、iPhone 5 / 6 / 6 Plus。対応OSはiOS7.1以上だ。
2015年07月30日東京メトロは23日、2015年8月1日より、東京メトロが管理する全駅でiPadを導入すると発表した。駅社員によるサービスの充実などを目的としている。東京メトロでは、2010年12月1日からサービスマネージャーがiPadを活用した利用客への案内サービスを行っていたが、駅社員についても利用者への案内向けに導入を検討していた。2014年5月1日からは一部の駅において、駅社員を対象に試験運用を実施、結果が良好だったため、今回採用が決定した。使用端末は「iPad Air 2」870台。東京メトロ全駅の駅事務室、定期券うりば、一部を除いた改札口に配備される。見込まれる導入効果は、インターネットやアプリ活用による案内サービスの品質向上、音声翻訳アプリ「VoiceTra4U」を使った多言語への対応、輸送障害時における駅事務所と改札口間の情報共有などだ。
2015年07月27日●GPSなしで位置情報がわかる仕組み先日発売された第6世代iPod touchや、歴代iPadのWi-FiモデルはGPSを搭載していない。Windows、Macを問わず、パソコン本体もほとんどがGPSを搭載していない。しかし、さまざまな位置情報サービスはGPSを搭載していない端末の位置情報を、かなり正確な形で把握している。これはどのような仕組みによるものだろうか?○Wi-Fiアクセスポイントから解析iPod touchなど、GPSのない端末が位置情報を知る仕組み、それはズバリWi-Fi(無線LAN)を利用している。Wi-Fiは個々の機器(クライアント)と、基本的に位置が動くことのないアクセスポイントで構成されているが、アクセスポイントの正確な位置がわかれば、そのアクセスポイントに接続している機器は、電波が届く範囲にいると絞り込める。また、今は同じエリア内に複数のアクセスポイントがあることも珍しくないが、複数のアクセスポイントの電波がつかめるところでは、それぞれのアクセスポイントからの反応速度を見れば、さらに高い精度でクライアントの位置情報を把握できる。アップルはこれにより、屋内で正確な位置情報を提供できる仕組みの特許を取得しており、駅やデパートといった公共施設内での案内サービスなどに利用しようとしているようだ。●肝心の精度は?○Wi-Fiの精度はどうなのか肝心の精度だが、大雑把なところで誤差は最大直径100m以内、アクセスポイントが集中しているような場所では数メートル程度の誤差が期待できる。GPSの数センチ単位にはかなわないが、それでもかなりの精度が見込めることがわかるだろう。例えば「iPhoneを探す」機能で落としてしまったiPod touchを探しに来た場合、ある程度正確な位置がわかれば、サウンドを鳴らすことで気づく可能性が高まる。また、建物の中で隣の店と見分けるのも、10m程度の差がわかれば十分だろう。正確に狙撃するわけではないので、位置情報は数メートルまで絞り込めれば十分ともいえるわけだ。アクセスポイントの位置情報の取得は、スマートフォンの登場初期にはすでに始められており、Googleやアップル、その他ソニーなど、いくつかの位置情報を提供するサービスは、自前でアクセスポイントの位置情報データベースを持っている。こうした情報はスマートフォンで位置情報を利用するたびに蓄積されていたのだが、中には別の手段でごっそりと獲得しようというケースもある。以前、Googleが同社のストリートビュー撮影車にWi-Fi電波を拾う仕掛けを付けて、無断でアクセスポイント名などを収集していたことが発覚し、非難されたという事件がまだ記憶に新しい人は多いのではないだろうか。また、逆にサービス側が正確な位置情報を提供したいと考える場合もあるだろう。例えばIngressのポータルのように、動かないランドマークをマークするなら、システム側があらかじめ極めて正確な数値を割り当てられる。●位置情報を取得されないために○位置情報を取得されたくない場合は?Wi-Fiアクセスポイントの情報が勝手に登録されていたということは、自分が知らないうちにアクセスポイント名と実際の住所につながる位置情報がひも付けられているということになる。機械的に集められた結果とはいえ、勝手にそのような情報に使われたくないという人もいるだろう。位置情報を取得する側の言い分としては、無線LANアクセスポイント名(SSID)はオープンでパブリックな情報であり、自分たちはその情報を取得しているだけだ、ということになる。その情報を取得されたくなければ、「うちは構わないでください!」という意思表示をしてくれ、ということだ。ずいぶん勝手な言い草なようにも思えるが、いずれにしても位置情報を集められないためには「オプトアウト」という手法で情報収集をやめさせることができる。Googleはアクセスポイント名の最後に「_nomap」を追加することで、この名前のSSIDの収集をやめてくれる。アップルなどほかのサービスもこの名前でいいようだ。余談だが、マイクロソフトはWindows Phoneを使ったWi-Fi位置情報収集をやめるためのオプトアウトの仕組みに、SSIDの最後に「_optout」と書け、としている。何もこんなところで個性を出さなくてもいいと思うのだが、GoogleとMSの両方に手を引かせたい場合に、「_optout_nomap」と書くのか、「_nomap_optout」が正解なのか、ほかの手段があるのかないのか、はっきりしてもらいたいところだ。
2015年07月22日メディバンは15日、無料のマンガ・イラスト制作ソフト「メディバンペイント タブレット」のiPad版アプリを公開した。App Storeよりダウンロードが可能。「メディバンペイント タブレット」は、PC版の「メディバンペイント」をタブレット向けにカスタマイズしたイラスト・マンガ制作アプリ。イラストやマンガを描く際に使用するトーン、背景、テクスチャーなど700種類以上の素材に加え、複数のブラシ機能やコマ割りといったマンガ制作に必要な機能を備えている。既にAndroid版をリリースしており、iPad版はそれに続く形となった。制作データは容量無制限のクラウドサーバーに保存できるほか、複数ユーザーとデータを共有してチーム制作も行える。また、PC版で構築したブラシやパレットなどの環境設定をiPad版アプリでも再現できる「クラウド同期機能」を搭載した。今後、7月中にAndroid向けアプリ「メディバンペイント ミニ」のリリースを予定。iPhone版アプリは2015年の夏に提供する見込みだ。
2015年07月16日Waldorf Musicは、ドラムサウンドに特化したiPad用シンセサイザーアプリ「Attack Drums」を発売した。価格は2,400円。同アプリは、2001年に発売された同社のVSTプラグインして登場した、「Attack」のサウンドとコンセプトをベースしているドラムシンセサイザーアプリ。24パートのサウンドエンジを搭載し、独立して使用できる4つのエフェクトスロットや、ポリフォニックスタップ対応のパターンシーケンサー(最大999パターン)、トリガーパッド、ミキサー、レコーダーなどの各種機能も装備されている。さらに、Audiobus、Inter App Audio、AudioCopy / AudioPaste、ソングのオーディオファイル書き出しなどもサポートし、その他の音楽アプリやコンピューターとの連携も可能。対応OSは、iOS 7.0以上。iPad 2、 iPad 3(Retina)、iPad 4、 iPad mini(1/2/3)、iPad Air(1/2)のモデルに対応する。
2015年07月16日