くらし情報『大橋純子「歌える間はずっと歌っていたい。それが私の夢」』

2022年7月23日 18:00

大橋純子「歌える間はずっと歌っていたい。それが私の夢」

それはきっと歌だけではなく、どんな仕事も同じですよね。

シンガーとしては、加齢も悪くなかったり…?
個人的には年を取ってよかったと思うことはほとんどないんですが(笑)、シンガー大橋純子としては、悪いことばかりではないな、と思っています。若い頃は、高音は鋭くカーンと出せる一方、低音域があんまり出ないのが悩みだったりもして。でも年齢を重ねるほどに低い声が出るようになり、しかも深みも増してきた。そうすると歌詞に膨らみが出るんです。昔に比べてニュアンスのある歌が歌えるようになってきて、この年になって、ようやく自分の歌う歌に説得力がついてきた気がします。若いときに歌っていた歌を今歌うと、違う解釈で歌えたりして、そんなところも楽しいです。

私は“音楽”に出合い歌うことが好きになり、それを仕事にできて本当に幸運だったと思います。
70代に入り、果たして自分はいつまで歌えるのかな…、と思うのも事実ですが、歌いたい気持ちはなくなりません。歌える間はずっと歌っていたい。それが私の夢です。

1995年発売のアルバム『For Tomorrow』のジャケットより。当時の大橋さんは40代。

おおはし・じゅんこ1950年生まれ、北海道出身。

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