XIIX、新アルバムで「僕らが想い描いた音楽のピントがバチッと合った」
多彩な音楽性をハイセンスに取り込んだバンドサウンドを届けるXIIX(テントゥエンティ)。UNISON SQUARE GARDENで活躍する斎藤宏介さんと、米津玄師さんやaikoさんらアーティストのサポート・ベーシストやアレンジャーとして活躍する須藤優さん。このふたりならではの楽曲が詰まったサードアルバム『XIIX』が完成した。
「ミニマムな編成だからできる自由度の高い音楽を、自分たちでもワクワクしながら作っています。それでいて聴き手にも愛してもらえる音楽を常に模索してきました」(斎藤)
これまでは音源データのやり取りで曲作りを行ってきたが、今回の制作では須藤さんの自宅スタジオでセッションしながら作った曲も。
「なんか新しい風を吹かせたいねってことで、ふたりでビールを飲んでYouTubeを見たりしながらの制作がすごく新鮮でした」(須藤)
「1曲目の『魔法の鏡』は最初はピアノとドラムだけの曲だったんです。僕が『これをカルテットにしたらどうなるだろう?』と言ったら『ちょっと待って』ってその場で作ってくれたり。彼は0が0.1になった瞬間に、それを100まで持っていく能力がすごいんです」(斎藤)