岡崎体育、生成AIが作った“岡崎体育っぽい”歌詞に「ちょっとゾクッとした…」
岡崎体育とAIの見分けはまだつきそうです。
たぶんですが、作詞より作曲のほうが先にAIが台頭してきそうです。歌詞は膨大な日本語から、言語センスという感覚的なものに依って生み出されています。だから、学習しないといけないことが幅広いし、深度もあって難しいと思います。一方、作曲は12個の音の組み合わせでしかない。コード進行とスケールを覚えたら“っぽい”楽曲がすぐ作れるようになるのでしょうか。そうなったら本当に作曲家の仕事がなくなってしまう。これは、どうすればいいのでしょうか。
BUMP OF CHICKENさんが10年前に初音ミクとコラボして曲を出した時、衝撃を受けました。でもそうやって、デジタルの世界やAIの技術を受け入れていく姿勢が、今のミュージシャンには必要なのかもしれない……。実を言うと、僕も今、AIとどう付き合っていくべきかを考えた曲を用意しています。AIというか、スマホなしでは生きられない今の現代人に向けた歌になる予定です。ニューアルバムに収録するので、ぜひみなさんにも聴いて考えてみてほしいです。
おかざきたいいくTVアニメ「マッシュル‐MASHLE‐」オープニングテーマ曲「Knock Out」