日本勢は優勝候補が目白押し!? レスリング世界選手権が開幕!
9月16日、レスリングの世界選手権がセルビア・ベオグラードで開幕する。レスリング界にとって今年最大の舞台であるのもさることながら、世界選手権で実施される男女計30階級中、オリンピックでも行われる男子12、女子6の階級に出場する日本の選手にとっては別の点でも大きな意味を持つ。メダルを獲得すればパリオリンピックの日本代表に内定するからだ。
男女それぞれに国際舞台で実績のある選手が代表に名を連ねるが、その中でも注目されるのが女子53kg級の藤波朱理。「レスリングの次の時代を背負う逸材」と期待が寄せられている選手だ。
成績がそれを裏付ける。現在は日本体育大学2年生の藤波は、中学2年生だった2017年9月以降、出場した国内外すべての大会で優勝している。つまり約6年にわたり、一度も負けたことがないのだ。
現在も継続する連勝記録は、あの吉田沙保里が築いた119連勝をついに上回り「122」まで伸ばしている。
タックルをはじめとする攻撃力、簡単に相手に崩されることのない防御、巧みな駆け引き。あらゆる面で秀でた実力を持つ藤波は世界選手権でも優勝候補筆頭。連勝記録を継続するとともに、パリオリンピックへの切符を目標に大会に臨む。