この夏トレンドのスポーツテイストは【スポーツサンダル】なら初心者さんも取り入れやすい! スニーカー感覚で履けるので、たくさん歩くおでかけにもぴったり♡ トレンドの厚底やフェミニンなデザインなど、毎日でも履きたくなりそうなスポサンを5点紹介します。おしゃれスポサンを探している人は、ぜひチェックしてみて。シンプルデザインでさまざまなコーデにマッチ出典:.st【グローバルワーク】「らくっションスニーカーサンダル」¥4,400(税込・セール価格)シンプルなベルトデザインのサンダルは、カジュアルだけでなくきれいめなスタイルにもなじみます。軽く弾力性のあるソールで、長時間歩いても疲れにくそう。足首とアッパーのベルトを調節すれば、フィット感を高めることができます。この夏1足は欲しい厚底スポサン出典:.st【LOWRYS FARM】「レースアップスポサン」¥6,050(税込)約8cmの厚底とドロストデザインが今年っぽいサンダルは、スタイルアップも期待できます。足の甲を覆うデザインなので、安定感がありそう。素足で履くのはもちろん、カラーソックスを合わせるのも◎大人っぽいナチュラルカラーがおしゃれ出典:.st【ORiental TRaffic】「ダブルベルトスポーツサンダル」¥4,900(税込・セール価格)カラバリ豊富な厚底スポサンは、カーキやネイビーもぜひ選択肢に。シンプルなデザインながらも、金具によって上品さがUPし、大人カジュアルなスタイルにも合わせやすそうです。ボリューム感が今っぽい個性派スポサン出典:.st【PAGEBOY】「ラインソールスポサン」¥11,000(税込)個性的なデザインが目を引く、ボリューム感たっぷりのサンダル。クロスデザインの太ベルトが、安定感とおしゃれの両立を叶えてくれそう。一癖あるサンダルを探している人は、ブロンズカラーがおすすめ。派手すぎずこなれ感がアップします。甘めムードのきれいめスポサン出典:.st【mysty woman】「シャーリングナロースポサン」¥8,250(税込)スポーティーながらもフェミニンさを感じるデザインのサンダルは、きれいめやガーリーなファッションと好相性。シャーリングや細ベルトが女性らしく、ワンピースやスカート、カジュアルなパンツスタイルに合わせてもキュートに決まりそう。※すべての商品情報・画像は.st出典です。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:Momo Sawayama
2024年07月25日マッチングアプリを運営するTOKUGAWAは7月17日、20代~50代の会社員の男女を対象に実施した「社会人における友人」に関する調査の結果を発表しました。■社会人として友人に求めること1位は「話しやすい」まず、社会人になって友人を作るのが難しいと感じるかを尋ねたところ、73.8%が「はい」と回答しました。社会人になってから友人を作ることが難しい理由を聞いてみると、「適切な距離感がわからない」が54.7%で最多となり、以下「時間がない」が52.7%、「共通の趣味や話題がない」が47.8%で続く結果となりました。次に、社会人になってから新たにできた友人がどれぐらいいるかを聞いたところ、48.2%が「1~5人」、32.2%が「0人」と回答しました。友人ができたきっかけとしては、「仕事」が66.7%、「共通の趣味」が41.3%となりました。社会人として友人に求めることを尋ねてみると、1位が「話しやすい」で65.8%、2位が「価値観が合う」で58.7%、3位が「信頼できる」で56.0%、4位が「共通の趣味や話題がある」で52.9%という結果でした。最後に、社会人になってからできた新しい友人と普段なにをしているか聞いてみました。その結果、「食事」が75.6%で最も多く、次いで「スポーツ」が17.3%、「旅行」が14.2%で続きました。■調査概要調査期間:2024年6月14日~6月15日調査方法:インターネット調査調査対象:20代~50代の会社員男女調査人数:332人(フォルサ)
2024年07月25日もっと高みへ。FC東京を変えた2人の若武者。サッカー・FC東京の荒木遼太郎選手と松木玖生選手の素顔に迫ります。荒木遼太郎選手×松木玖生選手(サッカー/FC東京)写真右・荒木遼太郎選手、左・松木玖生選手――今号の特集テーマは“大人の男”です。まず、このフレーズから何をイメージしますか?荒木:まずパッと思い浮かんだのは、木村拓哉さんですね。ダンディな雰囲気とか。松木:分かる分かる。オーラがあるよね。個人的な“大人の男”のイメージは、清潔感があって、色気のある髭が似合う人とか。荒木:確かに髭は大人のイメージがあるね。自分は似合わないから絶対伸ばさないけど。松木:俺は一回だけチャレンジしたことがあるんですけど、すぐに飽きてやめちゃった(笑)。荒木:チームメイトだったらモリくん(森重真人選手)みたいに余裕があって、みんなを見守ってくれてるようなタイプとか。あと、分からないことを聞いたときに全部教えてくれる先輩もすごいと思う。余裕、知識、経験を持ってるのが“大人の男”ですかね。――今年は過密日程でなかなか休めない日々が続いていますが、オフはどう過ごしていますか?松木:普段はオフが1日だけなので遠出はできないんですけど、この間は久しぶりに2連休があったので奥さんと草津温泉に行ってきました。あとはサウナとかでリラックスして体を整えてますね。荒木:旅行はいいよね。俺も自然があるところでのんびりするのが好き。アウトドア派だと思うんですけど、汚れるのは嫌いなので、キャンプとかをするわけではないです(笑)。あと、運転の楽しさを知ってクルマが好きになったので、プロになってからは結構乗り換えたりしてますね。――それも大人の遊び方ですね。お二人はまだ20代前半という若さですが、将来はどんな大人の男になりたいですか?松木:うーん……まだ考えられないですね。本音を言えば、一番はまだ大人になりたくないです。いつまでも若さを武器にチャレンジしていたいので。荒木:玖生は性格的には落ち着いてるし、モリくんみたいに余裕のあるタイプになるんじゃない?松木:確かに話し方も含めて、落ち着いているとは言われますね。荒木:俺もそういう大人になるのが理想なんだけど、キャラ的にたぶん現実は違う(笑)。松木:いくつになっても周りをイジってそうだもんね。キャラ変もしなさそうだし(笑)。荒木:と言いながら、玖生も結構ないたずら好きなんですよ。先輩のスリッパを隠したりとか。松木:そこはよく絡む先輩を真似しただけですよ。タロウくん(荒木選手)っていう先輩を(笑)。荒木:いたずらは先輩にしかやらないのがポリシーだよね。松木:確かに俺も後輩にはやらないですね。タロウくんのいたずらって、チーム内のコミュニケーションのきっかけなんですよ。プレーや見た目の印象からは自由奔放なイメージがあるかもしれないですけど、意外と先輩感があって、すごく気にかけてくれる。荒木:真剣に話を聞いてないように見られがちだけど、実はよく人間観察をしてるからね。だから周りの気持ちの変化にはかなり気づいているほうだと思う。――キャプテンとしてはチームにこういう選手がいてくれるのはありがたいんじゃないですか?松木:間違いないです。ピッチ内のプレーはもちろんですけど、チームが一つにまとまるためのコミュニケーションをとってくれてるので。自分が、あまり自分から周りに話しかけるタイプじゃないので、すごく助かってます。荒木:玖生には普通の選手が持っていないオーラと人を巻き込む力があるから、本当にキャプテンって感じ。めっちゃ勝負強いタイプだし。ただ、試合中たまに小声で「ペナルティキック、蹴ってくださいよ」って言ってきたりするのは意外に可愛いところ(笑)。ちゃんと後輩力もあるしね。パリ五輪男子サッカー グループステージ日程7/25(木)2:00vsパラグアイ7/28(日)4:00vsマリ7/31(水)4:00vsイスラエル※日本時間FC東京 J1リーグ ホームゲーム日程8/11(日)19:0 0vs川崎フロンターレ8/17(土)19:00vs東京ヴェルディ9/14(土)vs名古屋グランパスあらき・りょうたろう2002年1月29日生まれ、熊本県出身。170cm、60kg。MF。東福岡高校から鹿島アントラーズへ加入。プロ2年目の2021年、史上2人目となる10代での2桁得点をマークしてJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。今シーズンからFC東京へ移籍。高いレベルで複数の攻撃ポジションをこなし、一瞬でビッグチャンスを生み出すアタッカーとして活躍している。ニックネームは「タロウ」。シャツ¥4,950(キャスパージョン) ブレスレット¥18,700(ライオンハート)共にシアンPR TEL:03・6662・5525パンツ¥39,600(タンジェント TEL:050・5218・3859)シューズ¥17,380(ロスコ/アースマーケティング TEL:03・5638・9771)Tシャツはスタイリスト私物まつき・くりゅう2003年4月30日生まれ、北海道出身。180cm、78kg。MF 。青森山田高校で数々の全国タイトルを獲得し、鳴り物入りでFC東京へ。高いボール奪取力とゴール前での勝負強さを武器に、ルーキーイヤーからレギュラーに定着した。若さに似合わぬ強いメンタルに定評があり、今シーズンから3人制を採用したチームキャプテンの一人に就任。圧倒的な勝負強さでチームをけん引する。シャツ¥4,950パンツ¥6,930(共にキャスパージョン)ネックレス¥17,600(ライオンハート) 以上シアンPRシューズ¥19,800(ヴァジリスタ グローバル スタジオ/アースマーケティング)その他はスタイリスト私物※『anan』2024年7月24日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)スタイリスト・ダヨシヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・青山知雄(by anan編集部)
2024年07月24日激しくエレガントなプレーで攻撃に彩りを加える22歳の荒木遼太郎。圧倒的な勝負強さとメンタルでキャプテンとして輝く21歳の松木玖生。FC東京のスタイルを大きく変えた2人の若武者に迫る。荒木遼太郎選手×松木玖生選手(サッカー/FC東京)写真右・荒木遼太郎選手、左・松木玖生選手パリ五輪、W杯アジア最終予選と日本代表の注目試合が続くサッカー界。その熱気は国内のJリーグにも波及。さまざまなトピックで話題を集めている。そんな中、今回クローズアップするのが、FC東京の二人、荒木遼太郎選手と松木玖生選手だ。J1リーグでも上位を狙える位置につけ、今後が楽しみなFC東京。今、若い二人が先頭に立ってチームを引っ張り、新しい風を吹かせている。攻撃で圧倒的な存在感を見せているのが、今シーズン開幕前に鹿島アントラーズからFC東京へ期限付き移籍し、パリ五輪の日本代表にも選出された荒木遼太郎選手。鹿島ではJリーグ史上2人目となる10代でのリーグ戦2桁ゴールを記録しながら、その後出場機会に恵まれず武者修行を決意。この決断が彼の人生を大きく動かした。開幕2試合で3ゴールを挙げた活躍を皮切りに、抜群のサッカーセンスをFC東京で表現。以前から「使ってもらえたら結果を出す自信はある」と語っていた彼が、ピッチ内に“違い”を生み出す選手として存在感を強め、U‐23日本代表に復帰。試合の流れを変える“ゲームチェンジャー”として不可欠な選手へと進化した。「個人的には思い描いていたシーズンにはなっていると思います。環境を変えて本当によかった。試合に出続けることで余裕ができて視野が広がっている感覚もあります。自分が常に考えているのは、他人と同じことをしてもつまらないということ。他の選手が持っていないプレーをしたり、相手の思考から逆を取るポジショニングを考えたりしています」試合の流れを読みながら、相手の嫌がるポジショニングやダイレクトパスで攻撃にリズムを生み出す。そのプレーはパリ五輪アジア予選でも存分に発揮され、カタールとの準々決勝では“負けたら終わり”の状況下で延長前半に決勝ゴールをアシスト。決勝でも終了直前にテクニカルなワンタッチパスで優勝に導くゴールを演出した。「プレッシャーはすごかったですけど、それも含めて楽しめた。自分はこういう試合で緊張することがなくて、大会を通じてスタメンでも途中出場でも普段より高いパフォーマンスを出せて、本当に自分の武器を証明できた気がします。代表チームは日本を背負って戦う特別な存在ですし、こういう緊張感の中でもっとプレーしたい」そしてもう一人、FC東京で今シーズンからキャプテンを務める松木玖生選手もまた、全く動じないメンタルの持ち主だ。21歳の若さで腕章を巻いて言葉とプレーで最前線に立つと、彼の言動がチームを大きく活性化させた。「同年代の玖生が言うから、自分も言えるようになった」と話す若手も少なくない。年齢を問わず厳しく求め合う空気が生まれ、勝つ集団になっていくベースがチームに醸成されつつある。「FC東京が優勝するためには自分たちが変わるしかない。もっと求めていかなければいけないと思います。だから周りに言う前に、まず自分がチームのために一番走ったり、球際で戦ったり、率先して取り組むようにしています。口だけなら誰でも言えますから」青森山田高校で何度も全国優勝を成し遂げ、各年代で日本代表に選ばれてきた。本人も「小さい頃から大事なところで点を決めていますし、決める自信もある。そこは誰にも負けない」と語るほど、大事なゲームで勝利に導くゴールを決めてきた経験もある。球際の激しさや動じないメンタルを発揮し、頼れる選手へと成長した。自覚と責任感の強い選手だ。プロ1年目から先発に定着し、強いメンタルでチームに刺激を加えてきた。そして今年はプレー面でも今まで以上に充実感を覚えている。「攻撃でも守備でも自分がゲームを作って、すごく自由にやらせてもらっています。得点も自分で取りにいくやり方が好きで、心地いいサッカーができている。そこに結果が結びつけば自分への自信につながるので、目の前の試合を大事にして戦うところからしっかりとやっていきたい」彼は豊富な優勝経験を持つからこそ大切にしていることがある。「先の話をするのは本当に好きじゃないんです。目の前の試合にフォーカスしない人がチームに1人でもいると、足をすくわれる。プロの世界で優勝したことがないから合っているかどうかは分からないですけど、高校時代はそれで何度も優勝してきてるんで」プレッシャーすら歓迎する二人の若き“メンタルモンスター”。いずれも将来性は無限大だ。彼らがここからさらに、いかなる成長を見せていくのか。若い二人の未来に、これからも注目だ。パリ五輪男子サッカー グループステージ日程7/25(木)2:00vsパラグアイ7/28(日)4:00vsマリ7/31(水)4:00vsイスラエル※日本時間FC東京 J1リーグ ホームゲーム日程8/11(日)19:0 0vs川崎フロンターレ8/17(土)19:00vs東京ヴェルディ9/14(土)vs名古屋グランパスあらき・りょうたろう2002年1月29日生まれ、熊本県出身。170cm、60kg。MF。東福岡高校から鹿島アントラーズへ加入。プロ2年目の2021年、史上2人目となる10代での2桁得点をマークしてJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。今シーズンからFC東京へ移籍。高いレベルで複数の攻撃ポジションをこなし、一瞬でビッグチャンスを生み出すアタッカーとして活躍している。ニックネームは「タロウ」。まつき・くりゅう2003年4月30日生まれ、北海道出身。180cm、78kg。MF 。青森山田高校で数々の全国タイトルを獲得し、鳴り物入りでFC東京へ。高いボール奪取力とゴール前での勝負強さを武器に、ルーキーイヤーからレギュラーに定着した。若さに似合わぬ強いメンタルに定評があり、今シーズンから3人制を採用したチームキャプテンの一人に就任。圧倒的な勝負強さでチームをけん引する。※『anan』2024年7月24日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)スタイリスト・ダヨシヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・青山知雄(by anan編集部)
2024年07月23日横浜を愛し、横浜に愛された「ハマの番長」も50歳の大人の男に。現役選手に勝るとも劣らない人気の三浦大輔さんが、プロ野球監督という仕事、そして“大人の男”のこだわりを語ります。“ハマの番長”三浦大輔はなぜ愛されるのか?©YDB1、球団マスコットとのほっこりするふれあいも話題に。DB.スターマン(写真中央)をはじめとするマスコットたちも三浦監督のことが大好き。試合後、スタンドに向かって整列しファンの声援に応えながら時には手を繋ぐ様子が見られる。「なんでだかわからないけどDB.スターマンが手を繋いでくるので、恥ずかしいですね」(三浦監督)©YDB2、公式グッズや限定フレームが大人気。三浦監督といえば昨年、球場のフォトスポットに登場した「番長フレーム」が、TikTokでバズるなど海外でも人気に。また、交流戦で観客に配られた「番長ペーパークラフト」も評判になった。こうした企画を楽しんでくれて、協力を惜しまない監督の懐の深さは、ファンの間でもすっかり有名に。©YDB鍛えた体にシックなスーツを纏い、ヘアスタイルはトレードマークのリーゼント。監督、今日もばっちりキマってます!「大人の男ねぇ。大丈夫ですか、俺で?」と場を和ませつつ、立ち姿にはやはり貫禄というか、期待を背負って生きてきた男のオーラが漂う。現役を引退して何年経ってもスター選手だった人には華があり、それが色褪せることはないのだなと思う。一見コワモテ風、それでいて柔らかな口調や笑顔とのギャップに、誰もが魅了されてしまうはず。プロ野球、横浜DeNAベイスターズを率いる監督にして元エース投手。三浦大輔さんは昨年、50歳の節目を迎えた。2021年に就任したとき、セ・リーグの監督のなかでただ1人40代だったこともあり、選手たちの兄貴分的な存在の三浦監督がどんなチームを作っていくのか注目された。「目指す監督像みたいなものは特にありませんでした。自分自身も子供の頃から野球をやってきて、監督さんってたくさん見ているわけです。監督それぞれに素晴らしいところがあり、やり方が違う。こうあるべき、という理想は掲げずに、自分らしくやればいいんじゃないかと思っていました」プロ野球についてあまりよく知らない人でも、監督という立場の重さはなんとなく想像できるのではないだろうか。「やりたいと言って就ける仕事ではないですからね。もちろん大きな責任と、思い描いたようにはいかない厳しさも感じています。1年目なんて、ことごとくうまくいかなかった。自分はこんなに無力なのかと打ちのめされましたよ」それでも2年目以降は、一度決断したことに対して結果がどうあっても割り切れるようになってきたという。いちばん大切にしているのはチーム内のコミュニケーションで、コーチ陣やスタッフたちとの情報共有は欠かせない。「とにかく、よく話します。アナリストに『ちょっと、これ教えてくれ』と聞くことも増えました。わからなければ聞く、教えてもらうという姿勢を大事にしています。選手とも話しますよ。ピッチャーだと直接聞いてくることもあって、俺なりに気づいたことをアドバイスします。その後で、どんな助言をしたのかをコーチと共有しています」ひと昔前までは、選手が監督に細かなことを質問したりするのは遠慮していたかもしれない。でも、三浦監督が大切にしているのは風通しのよさ。選手が思ったことを言えるような雰囲気でなければ、チームは成長できない。コミュニケーションを重視する三浦監督が「いちばん辛い仕事かな」と言うのが、選手に2軍降格を伝えることだという。自分の現役時代は、マネージャーから「明日からファーム(2軍)だから荷物まとめておけ」と言われるだけだったが、その当時のモヤモヤとした気持ちを思い出し、今は必ず監督室などに呼んで、自ら告げるようにしている。「なぜファームに行くのかというのは直接伝えてあげたほうがいいだろうと思います。個々のコンディションやチーム事情などで1軍と2軍の入れ替えってどうしてもあるけど、本人としてはやっぱりモチベーションが下がるので。でも、全員が戦力であることは間違いないですし、2軍でも目標を見失わずに取り組んで、また上がってきてもらいたい。そこがちゃんと伝わるようなコミュニケーションを心がけています」それは1軍監督としてのこだわりであり、もっとシンプルに、人としての優しさでもあるだろう。威圧的ではなく、親身に話をしてくれるリーダー。これって理想の上司像なのでは?「いや、どうなんでしょう。よくスタッフと食事に行くんですが、みんな俺の扱いが雑というかなんというか。『おい、オレ監督だぞ』って冗談で言ったりしています」ずっと憧れているのは、意外にも野球人ではなく矢沢永吉さん。「ステージで歌う姿はもちろんカッコいいし、生き様にも憧れます。プロ野球選手になったとき、髪型をリーゼントにしたのも矢沢さんの影響なんですよ。当時はパンチパーマの選手が多かったから(笑)、わりと目立ちましたね」リラックスした表情で話してくれた数時間後には、試合が始まる。そう、プロ野球はシーズン真っただ中。戦う指揮官へとスイッチを入れ直すように颯爽とスタンドを降りていく背中が、いちだんと頼もしく見えた。みうら・だいすけ1973年、奈良県生まれ。高田商業高校を卒業後、横浜DeNAベイスターズの前身である横浜大洋ホエールズに入団し、2016年に引退するまで横浜一筋。現役時代の背番号は、’98 年からエースナンバーの「18」、監督となった現在は「81」に。@d.miura_official衣装はすべてスタイリスト私物※『anan』2024年7月24日号より。写真・神藤 剛スタイリスト・伊達祐輔取材、文・黒澤 彩(by anan編集部)
2024年07月23日近年、海外における日本人スポーツ選手の活躍に注目が集まる機会も多く、海外でのスポーツ観戦人気が高まっています。そこで阪急交通社では、海外でのスポーツ観戦に関するアンケート調査を実施。海外でスポーツ観戦をしたい理由や、観戦したいと思うスポーツの種類についての調査結果を公開いたします。【調査概要】有効回答数:581名調査期間:2024/4/3~2024/4/8調査機関:株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)調査対象:全国、20代以上の男女調査手法:Webアンケート海外へ移籍し活躍する日本人スポーツ選手の存在や、大規模なスポーツイベント・大会の開催などにより、注目を集めている海外でのスポーツ観戦。海外旅行自体がコロナ禍以前のように活発になってきていることもあり、国外でのスポーツ観戦を目的とした渡航を検討する人も少なくありません。実際に海外でスポーツ観戦をしたいと考える人は、どのような理由で国外でのスポーツ観戦を望んでいるのでしょうか。海外でスポーツ観戦したいと思う理由や、観たいスポーツの種類ランキングなどを含めた、アンケート調査を実施しました。海外でスポーツ観戦をしたい人は3割以上! その理由は?まずは、実際に海外でスポーツ観戦をしたいと思っている人の割合を確認してみましょう。「海外でスポーツ観戦をしたいと思いますか?」という質問に対して、15.0%の人が「とてもしたい」、20.0%の人が「したい」と回答しました。合わせて3割以上の人が、海外でスポーツ観戦をしてみたいと思っていることがわかります。では、「とてもしたい」「したい」と答えた人は、どのような理由で海外でのスポーツ観戦を望んでいるのでしょうか。「海外でスポーツ観戦をしたいと思う理由として、当てはまるものを全て選んでください。」との質問に対する結果は、以下のとおりです。「本場の雰囲気を楽しみたいから」が40.4%と最も多く、僅差で「見たい試合や大会があるから」(37.9%)が続いています。また「応援したいチームがあるから」(33.5%)、「応援したい選手がいるから」(32.0%)と答えた人も多く、海外のスポーツチームや海外で活躍する選手の人気が高いことがわかります。海外で観戦したいと思うスポーツの種類ランキング「海外で観戦したいと思うスポーツの種類」を複数回答ありで選択してもらったところ、以下のような結果となりました。1位にランクインしたのは「野球」で、半数以上である53.7%の人に選ばれています。僅差で2位に入った「サッカー」も47.8%となっており、人気の高さがうかがえるでしょう。続いて3位に「バスケットボール」(26.1%)、4位に「テニス」(19.2%)が入り、5位には海外人気の高い「モータースポーツ」(14.3%)がランクインしています。ここからは、ランキング上位のスポーツについて概要や魅力などをお伝えします。1位 野球19世紀中頃にアメリカで生まれ、日本でも国民的スポーツとして親しまれている野球。本場・アメリカで繰り広げられる試合は圧巻で、世界最高峰の選手たちの見応えがあるプレーを、数万人の観客とともに堪能できます。また、試合以外にもさまざまなエンターテインメントや、会場ごとに特色のある食事・ビールなどが用意されている点もアメリカでの野球観戦の魅力。サーカスやマスコットキャラクターによるレース、地元の名物料理の提供など、子どもから大人まで楽しめる要素が充実しています。2位 サッカーサッカーは、世界中で最も人気のあるスポーツのひとつ。とくにイギリスをはじめヨーロッパの各国では、それぞれの地域における独自のプレースタイルや応援文化が発展しており、熱狂的なサポーターとともに試合の興奮を味わえます。数万人の観客が一体となって応援する様子は圧巻で、チームの一員になったかのような感覚を味わえることでしょう。ヨーロッパには「聖地」と呼ばれる名高いスタジアムも多く、見学ツアーに参加するのもおすすめです。3位 バスケットボールアメリカで生まれ、多くの国々で人気を博しているバスケットボール。本場・アメリカでの観戦の魅力は、その迫力と華やかさにあります。巨大なアリーナのなかで、ダイナミックかつ芸術的なプレーの数々に圧倒されることでしょう。アメリカのリーグはエンターテインメント性を重視していることもあり、試合中やハーフタイム中のイベントも大いに楽しめます。歌手のパフォーマンスやチアリーディング・ダンスなど、多様なイベントが用意されているため、バスケットボールに詳しくない人でも満喫できるでしょう。4位 テニスヨーロッパやオーストラリアなどで盛んなテニスは、優雅さと激しさが共存している点が特徴のスポーツです。例年行われる四大大会では、世界最高峰の選手の見事なプレーを見ることができます。とくに、イギリスやフランスなどの伝統ある会場での試合は格別です。選手たちの繊細なテクニックや、観客の洗練された観戦マナーなど、テニス特有の雰囲気を味わうことができるでしょう。有名な会場の周辺には観光地も多く、試合の前後で観光を楽しむのもおすすめです。5位 モータースポーツスリル満点のモータースポーツは、ヨーロッパやアメリカを中心に世界中で人気があります。海外の有名サーキットでは、エンジン音の轟きやマシンが通過するさいの風圧など、迫力のあるレースを五感で楽しめることでしょう。レースによっては、走行前のピットを開放するサービスであるピットウォークや、ファンイベントなどが開催されています。憧れの選手やマシンを間近に見られる体験は、忘れられない思い出となること間違いなしです。スポーツ観戦を目的とした海外旅行について本場の雰囲気を味わえたり、世界最高峰のチームや選手の競技を間近で見られたりすることができる海外でのスポーツ観戦。目の前で繰り広げられる圧巻のプレーや現地ならではの体験は、特別な思い出になることでしょう。阪急交通社では、今回紹介したスポーツの観戦や現地での観光を楽しめるプランを多数ご紹介しています。海外ならではのスポーツ文化や熱気を、ぜひ現地で楽しんでみてはいかがでしょうか。▼スポーツ観戦 海外ツアー・旅行特集はこちら ▼阪急交通社 海外旅行・ツアーはこちら ▼阪急交通社 旅行サイトはこちら 阪急交通社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月18日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「大相撲」です。大相撲が好きです。Netflixのドラマ『サンクチュアリ‐聖域‐』が話題となり、若い人たちの間でも大相撲が再び注目を集めているように感じます。僕はそれ以前からの大相撲ファン。祖父母と一緒に暮らしていたこともあり、子どもの頃からNHKで大相撲中継を観た後、ごはんを食べるというのが日課となっていました。なので長年、毎場所欠かさず大相撲を観戦していました。僕が観るようになってからだけでも、若貴ブームがあり、千代大海や武双山の活躍、朝青龍の独走からの白鵬の一強時代を経て、稀勢の里が横綱になる…。そんな相撲界の流れを平成の時代から追い続けています。より相撲好きになったきっかけは漫画『バチバチ』を読んだこと。佐藤タカヒロさんが描かれた相撲漫画でとても面白い。名大関といわれた父親が暴力事件を起こし、角界を追放され家族もバラバラに…。それが理由で相撲を憎んでいた主人公・鮫島鯉太郎が角界に入り、横綱を目指していく。スポーツアクションものかと思いきや、部屋のシステムや昇進のシステムなどテレビで見ているだけではわからない相撲界の常識やしきたりについてかなり詳しく描いてあるので、それを知るのも楽しいです。取材には日本相撲協会も協力をしているそうでかなり本格的。さらにもう一つ、僕を虜にしているのが昨年スタートしたYouTubeの「二子山部屋 sumo food」チャンネル。元大関・雅山が現在親方を務める二子山部屋。雅山関は関取の頃からメディアに積極的に出て相撲人気を世に広めようと努力を続けてきた方。YouTubeというメディアもとても上手に活用し、すでに登録者数は30万人を超えています。相撲部屋のモーニングルーティンを公開したり、力士たちの休日の過ごし方を紹介したり、その中でもみんなが大好きなのは、やっぱり力士飯。当たり前ですがみんなめちゃくちゃ食べまくる!それを眺めているだけでも痛快です。朝ちゃんこから夜ちゃんこまで、ちゃんこ番が料理をするのですが、誰が担当するかによってレシピが毎回違うのも面白い。三段目の出沼が作る唐揚げがめっちゃうまそうで釘付けになります。豪快に8kgもの唐揚げを作って、それを食べまくる力士たちの動画は再生回数もすごいのですが、体力が低下し、食欲も減退してくる夏の時期に見ると、絶対に元気をもらえると思うのでかなりおすすめです!おかざき・たいいく7/24(水)「宇治フェス ~DREAM & FUTURE~」(宇治市文化センター)に出演。秋には、ホールワンマンTOUR「盆テク博覧会」を全国5か所で開催。※『anan』2024年7月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2024年07月14日イタリアから日本への復帰を決めた、プロバレーボール選手の髙橋藍さん。海外で暮らして感じた、京都の魅力…。その街で生まれ育ったことを“誇り”に、新しい環境で、また新たな挑戦を始める!5月、3シーズンプレーした世界最高峰のイタリア・セリエAから、サントリーサンバーズ大阪への移籍を電撃発表。また、直近のネーションズリーグでは日本代表の中心選手として攻守で活躍し、メダル獲得が期待されるパリ五輪でも大きな注目を集める髙橋藍選手。一方で、天性の明るさとその華やかな存在感はコートの外でも多くの人を惹きつける。今回の撮影でも、日本の夏の伝統衣装・浴衣をさらりと着こなし、時にクールに、時に爽やかに、カメラの前でポーズをキメる姿はさながらプロのモデルのようだ。そんな髙橋選手が、故郷の京都について、2度目となる五輪への想い、そして、これから果たしたいことを語ってくれた。――今号のananは京都特集です。イタリアから帰国後、すぐに代表活動などもあり休む暇もなかったのでは?京都へは帰省できましたか?毎年、帰国後ゆっくりするのはなかなか難しいんですけど、今年は3日間嵐山の実家で過ごせたので、久しぶりにのんびりできましたね。――そうなんですね。地元に帰ってくると和みますよね。やっぱり京都は、街並みも色合いも落ち着いていて、穏やかな気分になりますね。イタリアで2年半暮らしてみて、京都の魅力にようやく気がついた感じはあります。もちろん、イタリアも古い石造りの建物がたくさんある美しい国なんですけど。――イタリアでは、チームメイトや友人に京都について聞かれることも多かったのでは?そうですね。日本の都市では、東京と同じくらい知名度が高いから、京都出身だって言うと、どんな街なんだ?ってよく聞かれました。――その時は、京都のことをどんなふうに紹介していたんですか?昔は日本の都だった歴史ある街で、お寺や神社など世界遺産もたくさんあるんだよって。まぁ、僕自身、行ったことがないところもまだまだいっぱいあるんですけどね(笑)。――むしろ、観光客の方が京都の名所に詳しいし、訪れていますよね。僕も海外に出てみてその凄さがわかりました。みんなが京都を訪れたくなる理由がわかったというか。そういう街に生まれ育ったことは、やっぱり誇らしく思います。僕もゆっくり休みが取れたら、あらためて観光スポットを巡ってみたい(笑)。――昨シーズンはプレーオフで決勝に進出し準優勝。かなり充実したシーズンだったと思いますが、振り返ってみていかがですか?イタリア・セリエAでプレーしてきて3シーズン目の昨季は、まずはプレーオフを目指してやっていました。チームメイトもレベルが高い選手が多く、自分自身もレベルアップして、チーム自体が強くなっていったおかげでその目標が達成できたのは、すごく嬉しかったです。さらに、目標を遥かに超えてプレーオフのファイナルまで経験できたことは、僕にとって大きな自信になりましたね。――そのセリエAを離れて、今シーズンは日本のサントリーサンバーズ大阪でプレーするという発表がありました。いろいろ選択肢がある中で、今回の決断に至った理由は?これまでも常に何かに挑戦してきましたが、さらに自分を成長させるためにも、新たな挑戦が必要だと思っていて。環境を変えて、その中で強くなりたいと思ったのが一番で、それを叶えられるのがサントリーだと思ったんです。そして、バレーボールを夢のあるスポーツにして、日本でもっとメジャーに、いろいろな人に楽しんでもらいたいという想いもあります。Vリーグも今季から新しくなるので、もっと盛り上げたいですし。海外の選手も日本のリーグに挑戦したいという人が多くて、そういった意味でも、日本のリーグを世界のトップに押し上げることに関わっていけたらと思っています。あとは、兄と一緒にプレーができるのも高校生以来なので楽しみです(笑)。――日本国内で髙橋選手のプレーが生で見られることを喜んでいるファンは多いと思います。そして、いよいよパリ五輪も目前に迫っていますが、今はどんな心境ですか?東京五輪が終わってから、3年間かけてパリに向けて準備をしてきて、やれることはやってきたと思っています。ネーションズリーグは五輪につながるいい機会でしたが、あとはこれまで取り組んできたことを全て出し切るだけ。パリ五輪の舞台で、日本代表としてまた試合ができることにワクワクしていますし、メダルの手応えも感じています。僕自身、非常に楽しみにしています。パリ五輪男子バレーボール日程7月27日(土)~8月3日(土) 予選8月5日(月) 準々決勝8月7日(水) 準決勝8月9日(金) 3位決定戦8月10日(土) 決勝戦たかはし・らん2001年9月2日生まれ、京都府出身。プロバレーボール選手。イタリア3季目の2023‐24シーズン、モンツァをチーム初となるプレーオフ準優勝に導く。今季は10月に新たに開幕するSVリーグの「サントリーサンバーズ大阪」でプレーする。浴衣¥49,500帯¥55,000下駄 参考商品巾着¥8,250(以上Y. & SONS TEL:03・5294・7521)団扇¥4,400(京うちわ 阿以波/阿以波 TEL:075・221・1460)PROVINCIALトリッスルベンチ¥236,500(HIDA高山店 森と暮らしの編集室 TEL:0120・606・655)※『anan』2024年7月17日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・井田正明大谷優依(プロップ)ヘア&メイク・TOYO(BELLO)着付け・望月さおり取材、文・野尻和代撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2024年07月14日パリオリンピックに挑むバスケットボール男子日本代表候補の比江島慎選手と河村勇輝選手。世代もプレースタイルも異なるが、その間にはリスペクトがある。大会に向けた意気込みとともに、厳しい戦いに身を置く中で大切な「癒し」についても語ってもらった。【バスケットボール】比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)×河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)写真右・比江島慎選手、左・河村勇輝選手――出会う前のお二人は互いにどんなイメージを持っていて、初対面はどんなものでしたか?比江島:河村は高校生の頃から有名だったし、’19年の天皇杯の福岡第一vs千葉ジェッツも観ていました。印象は「速っ!」ですね。河村:僕はマコさんが日本代表で活躍する姿をずっと見てきました。僕は「日本代表になりたい」と思っていて、自分の目指すところに行けばマコさんと一緒にプレーできるという思いがありました。――最初に対戦したのは4年前、河村選手がBリーグに入ってすぐのことでした。比江島:「やっぱり速い!」と思いましたし、高校生ながらBリーグに出ること自体がすごいと思いました。普通は18歳がプロで活躍なんてできませんよ。自分が18歳の時にBリーグがあったとして、このクオリティを出せるかと考えたら「無理だな」って(笑)。僕らはディフェンスのチームなのに、河村に結構やられましたからね。河村:あの時は気持ちに余裕がなくて必死にプレーするだけで、それで上手くいくこともあったんですけど、大事なところでは何もさせてもらえませんでした。高校で日本一になって「Bリーグでどれだけ通用するんだろうか?」と思って挑戦したのですが、トップチームの宇都宮さんとの差を感じた試合だったのを覚えています。比江島:受け答えもしっかりしているし、大人な部分しか見えないですよね。でも日本代表でチームメイトになって分かったのは、結構な頻度で靴下を忘れてマネージャーからもらっていたりして。河村:バレてました?(笑)比江島:意外と忘れ物が多いタイプで、そういう人間っぽさもあるんだなあと思いました(笑)。河村:うっかりが多いタイプです。高校の時もバッシュを忘れて、マネージャーに借りて試合でプレーしていたことがあります。比江島:それはヤバいね(笑)。――河村選手から見た比江島選手はいかがでしょうか。河村:富樫勇樹さんをはじめ、いろんな人のマコさんへのイジりを見ているので、頼りがいのある人というよりも雰囲気を和ませるタイプだと思うんですけど、試合のここぞという場面では本当に頼りになります。ポイントガードとして、マコさんにボールを預ければ何とかしてくれるという感覚があります。最年長のマコさんが僕たち後輩に寄り添って何でも話せる雰囲気を作ってくれているのも、とてもありがたいです。比江島:何もしていないけど、みんなが支えてくれる(笑)。河村:それも人柄ですし、やっぱりすごいと思います。――厳しい戦いの世界はプレッシャーも大きく、気持ちの切り替えやリラックスも大切ですよね。今号の「癒しの行動学」特集に合わせて、日々どんなことで癒されているか、教えてください。比江島:僕は体育館を出たらバスケのことは考えないようにしています。考えてプレーするのも大事ですけど、ダラダラ長く考えても脳が疲れちゃうだけなので。それができるようになったのは最近で、東京オリンピックぐらいまでは気負いすぎるぐらい気負っていたんですけど、今は上手く切り替えられるようになりました。河村:僕はお風呂が好きなので、湯船に浸かってゆっくりと体を休めて、気持ちもリラックスさせています。半身浴でじわっと汗を出しながら、結構長い時間入りますね。特に照明とか音楽にこだわるわけではありませんが、ファンの方から差し入れでいただいた入浴剤を使ったお湯に入って「ありがたいな~」と気持ちよくリラックスさせてもらっています。――Bリーグのシーズンが終わってから代表活動が始まるまでに短いオフがありました。そこで何か「癒し」はありましたか?比江島:地元の福岡から海までドライブして、寄せては返す波を何も考えずにボーッと眺めていました。海を眺めているひと時だけは誰にも邪魔されない空間として、そっとしておいてほしいです(笑)。河村:僕は最近、ワンちゃんと一緒に撮影する機会があって、プードルとレトリバーのミックスだったんですけど、かわいすぎましたね。めっちゃ癒されました。――急に1週間スケジュールが空いたら何をしたいですか?比江島:海外旅行ですね。バスケから切り替えたいのでNBAではなくイギリスにサッカーを観に行きたいです。僕の夢ですね。河村:僕もすぐにどこかは思いつかないんですけど、自然が豊かなところに行ってみたいです。――最後に、パリでも日本代表の躍進を期待するファンの皆さんに、意気込みをお願いします。比江島:今まで代表でいろんな経験をしましたが、昨年のワールドカップでは全員が同じ方向を向いてチームとしてまとまっていました。今年もそこには自信があるので、チームの雰囲気の良さ、全員で戦う姿を見てください。河村:オリンピックではベスト8という目標に向けて、「世界を驚かせよう」という合言葉で戦います。また皆さんの力を借りながら、世界を驚かせられるよう頑張っていきます。ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長191cm。シューティングガード。2018年にBリーグMVPを受賞、海外挑戦を経て’19年から宇都宮ブレックスでプレー。大学時代から代表に選ばれ、世界を相手に多彩なスキルを駆使して得点力を発揮してきた“日本のエース”。カットソー¥5,500(キャスパージョン/シアン PR TEL:03・6662・5525)かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172cm。ポイントガード。福岡第一高校時代から特別指定選手としてBリーグでプレーし、’23年に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶ。一瞬で相手を抜き去るスピードとバスケIQの高さを備えた日本代表の若き司令塔。パンツ¥5,940(キャスパージョン/シアン PR)その他はスタイリスト私物7月27日(土)20:30~ドイツvs日本7月30日(火)24:15~日本vsフランス8月2日(金)18:00~日本vs対戦国未定世界の強豪12チームが参加して行われるパリ2024オリンピック・男子バスケットボール。日本代表はドイツ、フランス、さらに今月ラトビアで行われる最終予選の勝者と予選ラウンドを戦う。まずはこの3試合、見逃せない!※『anan』2024年7月10日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・鈴木健一郎(鈴木制作所)(by anan編集部)
2024年07月06日昨年夏のワールドカップ以降、人気を集めている男子バスケットボールから、Bリーグでも大人気の比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)と河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)の二人が登場。写真上・比江島 慎選手、下・河村勇輝選手比江島 慎(宇都宮ブレックス)この数年で盛り上がってきたバスケットボール人気は、昨年夏に沖縄で行われたワールドカップでの日本代表の快進撃により一気に高まった。その変化を比江島慎選手はこう実感している。「バスケに詳しくない方から声をかけられることは、今までほとんどありませんでした。先日、『あのバスケの!』と声をかけてくれた方が『えーっと』と、僕の名前までは分かっていないんですよね(笑)。そういう方にも認識してもらい、応援していただけるようになったのはすごくうれしいです」比江島選手は長らく日本代表を支え、今ではチーム最年長となった。かつてはエースとして得点役を担っていたが、今のチームには渡邊雄太選手を筆頭に点の取れる選手が増え、ワールドカップには不参加だった八村塁選手もパリオリンピックには出場が期待される。「僕がやらなきゃ、という場面は減りましたね」と比江島選手は語る。「昔はその状況が良くなかったというか、それでは勝てないと気づかされました。チーム全員で戦う意識を持てたことが昨年勝てた要因だと思うし、個人的にも2019年のワールドカップ、東京と勝てない中でもがきながら、代表での自分の役割を見つけられたと思っています。自分が点を取らなくても別の部分で貢献できるよう、頭を使ってプレーするようになりました」だがエースの意識を失ってはいない。ファンの多くが今もここぞという場面では比江島選手が攻め、得点することを期待している。「チームの攻撃が手詰まりになった時には自分が打開する。その意識は今でも持ち続けているつもりです。負けた試合はそこで自分が何もできなかった印象もあるので」世代交代が進み若手の多い日本代表で、比江島選手は他を圧倒する実績を持つが、偉ぶることなく若手たちと同じ目線に立っている。「本当はもっとチームリーダーっぽくやらなきゃいけないのかもしれないですけど、それはまあ(笑)。年上だからとか実績があるとかで僕に気を遣ってほしくはないので、そこだけは意識しています」2023‐24シーズンのBリーグではベスト3P成功率賞を初めて受賞。3Pシュートが生命線の代表にもその好調ぶりを持ち込むことが期待されるが、彼の考え方は少し異なる。「ワールドカップでバスケに興味を持った方は3Pシュートのイメージが強いと思うんですけど、僕は何でもできると思っています。高確率で3Pシュートを決めることはもちろんですが、ドライブにもプライドを持っています」独特の緩急で相手ディフェンスをかいくぐって決める“比江島ステップ”が彼の代名詞。「自分でそんなに意識しているわけではありませんが、客観的に見ても動きが明らかに違うとは思います。ああいうリズムでプレーしたのは僕が初めてで、今はそういう感性を持つ選手がどんどん出てきていますけど、この部分ではまだ負けたくないですね」いよいよ始まるオリンピックに向けて、比江島選手はこう意気込む。「ワールドカップよりレベルが高いですし、日本バスケ界として過去最大のチャレンジになります。皆さんの応援の力をお借りして、一番良いプレーができるよう頑張ります」ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長191cm。シューティングガード。2018年にBリーグMVPを受賞、海外挑戦を経て’19年から宇都宮ブレックスでプレー。大学時代から代表に選ばれ、世界を相手に多彩なスキルを駆使して得点力を発揮してきた“日本のエース”。ジャケット¥107,800パンツ¥74,800ベルト¥13,200(以上ティーエイチ プロダクツ/TARO HORIUCHIcontact@a-tconcepts.com)シャツ¥29,700(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)その他はスタイリスト私物河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)現在23歳の河村勇輝選手は、急成長する日本バスケットボール界を象徴する存在となっている。「Bリーグも毎試合どの会場も満員で、応援の分厚さが今までとは明らかに違っていました」と、彼自身もその盛り上がりを実感する。ワールドカップでアジア1位になったことでバスケットボール男子日本代表はパリオリンピック出場を決め、高校生の頃から「日本代表のポイントガードとしてオリンピックに出場する」と公言していた河村選手の目標は、間もなく実現しようとしている。今の心境は「自分一人の力でやってこられたわけではないので、支えてくれた方々への感謝の気持ちでいっぱい」であり、「今までやってきたことが間違いじゃなかった」という手応えを感じつつも、彼は次の成功に向けた自身の成長に意識を向けている。「昨年のワールドカップで、オフェンスのバリエーションを増やさないと世界で通用しないと感じたので、この1年は得意なシュートを増やしたり、緩急を使って点を取ることを意識しました。それで平均得点を上げられたのは一つ自分の成長だと思います。ただ、ワールドカップを経験したことで自分の中のスタンダードも上がっていて、日本代表に選ばれるだけで満足してはいません。目標であるパリでのベスト8に行くために、自分がチームの勝利にどう貢献できるか。そう考えると現状には満足していなくて、やらなければいけないことは多いです」ずっと憧れてきたオリンピックの舞台で実現したいのは、良いプレーをして勝つことはもちろん、バスケをもっと盛り上げること。「いろんな競技が集まる大会なので、ワールドカップ以上に多くの方に注目されるし、バスケの魅力を伝える素晴らしい機会になります。このチャンスを逃さず、やっぱり一番は日本の皆さんにワールドカップ以上に盛り上がってもらえるように、僕はもちろん、チーム一丸となってバスケの魅力を伝えたい」身長がモノをいう競技で、世界大会ともなれば172cmの河村選手の小ささは一際目立つが、彼はそこに注目してほしいと語る。「すごく展開が早くて、どの1秒を切り取っても面白いスポーツだと思います。試合を観に来てもらうと一番分かりやすいのですが、身長2mを超える選手が当たり前にいる中で、僕は本当に小さいです。その小ささを活かしたスピードであったりテクニックにこだわって相手の高さを攻略しているので、そこに注目して試合を観て、面白いと感じてもらえたら僕としては一番うれしいです」オリンピックでも、そんなパフォーマンスでチームの勝利に貢献したい、と語る。「ワールドカップでは結果を出すことができましたが、どの試合もギリギリの戦いを制しての勝ちばかりでした。今振り返っても、皆さんの応援なくしては最後まで戦い抜くことができなかったと思うので、感謝の気持ちが大きいです。そして、また今回もファンの方々に応援してもらい、背中を押してもらいたいです。皆さんから受け取ったものをオリンピックに持ち込み、さらに上のレベルで戦ってベスト8という目標を達成し、素晴らしい結果で恩返しできるように。そのためにもチーム一丸で、精一杯頑張ります」かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172cm。ポイントガード。福岡第一高校時代から特別指定選手としてBリーグでプレーし、’23年に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶ。一瞬で相手を抜き去るスピードとバスケIQの高さを備えた日本代表の若き司令塔。ジャケット¥105,600(ティーエイチ プロダクツ/TARO HORIUCHI)シャツ¥29,700パンツ¥33,000(共にラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿)その他はスタイリスト私物7月27日(土)20:30~ドイツvs日本7月30日(火)24:15~日本vsフランス8月2日(金)18:00~日本vs対戦国未定世界の強豪12チームが参加して行われるパリ2024オリンピック・男子バスケットボール。日本代表はドイツ、フランス、さらに今月ラトビアで行われる最終予選の勝者と予選ラウンドを戦う。まずはこの3試合、見逃せない!※『anan』2024年7月10日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・鈴木健一郎(鈴木制作所)(by anan編集部)
2024年07月05日2大会連続の頂点を目指す、若き王者の肖像。体操競技男子 日本代表、橋本大輝選手の素顔に迫ります。橋本大輝(体操競技男子 日本代表)これまでストイックに練習だけを重ねてきたという橋本選手。この春社会人になったのをきっかけに、トレーニング法や生活に少しだけ変化が訪れていると話す。「もちろん体操が中心にあることは変わりないんですが、20代半ばに向けて、体や心の整え方をより意識するようになりました」例えば試合のための通し練習が続き、体が辛いときは、「課題だけしっかり押さえて、残りは個人的にやってみたい技に挑戦したり。遊びの時間を取り入れるようになりました。メリハリが付き、集中するべきときに集中できるようになったと思います」休日の過ごし方も変わった。「以前は疲れて夕方まで寝ていることがしょっちゅうだったんですけど、そうするとかえって体が痛くなってしまう。今は休みの日もだらだらせず、なるべく出かけるようにしています」お気に入りのエリアへ車を走らせたり、サウナに行ったり。「音楽がかけられる個室サウナが好きで、普段の練習のあとも時々行きます。10分入って1分水風呂、数分休む、を6セット繰り返したのが最高記録。疲れが取れるし、気分もすっきりします」また、オフ中はフレグランスで気分転換をはかることも。「リラックスしたいときは果実系、きりっと過ごしたいときは清潔感のあるグリーン系、と使い分けています。最近、同じブランドで見つけたラベンダーのルームフレグランスも気に入っていて。ベッドまわりで使ってみたら、よく眠れるようになった。ちょっとしたことだけど、大事だと思います」疲れを溜めないリセット法とともに、ことさら気を付けているというのが食事の内容だ。「練習や試合を効率良くできるように気を配るようになりました。今は朝食を摂ったあと、日中はゼリーなどの補食で軽く済ませて、夜は体を回復させるためにしっかり食べるというパターンが多い。甘いものもけっこう食べます」実は、和洋を問わずスイーツが大好きだという。「毎日大量のカロリーを消費するので、許容範囲かな、と(笑)。でも重い食事が続いたときは果物に置き換えて、調節しています」たゆまぬトレーニングとこまやかなケアで、最高の演技のための体作りを怠らない橋本選手。今回の「魅せるカラダ」特集に関連し、読者のヒントになるような、トレーニングの秘訣を聞いてみた。「なりたい姿を具体的に思い描くこと、そして同じ目標を持つ仲間と一緒に始めるのがよいのでは。モチベーションが下がりそうなときは、挑発するようなセリフをちりばめた動画コンテンツで、あえて自分を鼓舞するのもいいかも」ちなみに自身の体でとくに気に入っているパーツは?「まんべんなく鍛えていますが、強いて挙げるなら広背筋かな」見事な腕や腹筋に目が行きがちだが、強靱な体幹には広背筋もまた重要。大人っぽい黒のスーツから柔らかな色調の服まで、難なく着こなしてしまう美しい姿勢の秘密も、どうやらそこにあるようだ。今回のコーディネートを、「普段は選ばない服で新鮮。とくに白の組み合わせは爽やかです」と気に入った様子。「でも、自分で買うのは…。食べ物で服を汚しがちなので、ミートソースとか飛ばしちゃったら、とためらいそうです(笑)」20代の若者らしい笑顔で、そう話してくれた。最後に、これからしてみたいことを尋ねると。「ゴルフ場でのラウンドデビュー。最近たまに、打ちっぱなしに行くんです。普段屋内にいるので、自然の中でのんびりプレーしてみたい。でもスコアにはこだわりそう。体操選手なので、やっぱり数字は気になってしまうと思います」はしもと・だいき2001年8月7日生まれ、千葉県出身。セントラルスポーツ所属。2人の兄の影響で6歳から体操を始める。市立船橋高校在籍中の’19年、世界選手権団体総合で銅メダル。’21年、全日本体操個人総合選手権で初優勝、以降4連覇を果たす。同年、東京五輪にて鉄棒と、史上最年少で個人総合で金メダルを獲得。’22年、’23年の世界選手権の個人総合では2連覇を達成する。7月、連覇をかけてパリ五輪へ。(1枚目)ジャケット¥55,000パンツ¥40,700(共にガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087)タンクトップ¥7,700(カルバンクライン ジーンズ/カルバン・クライン カスタマーサービス TEL:0120・657・889)ブレスレット¥84,700リング¥26,400(共にプリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777)ネックレスはスタイリスト私物(2枚目)すべてスタイリスト私物※『anan』2024年7月3日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・高松由佳取材、文・新田草子(by anan編集部)
2024年07月02日鍛え上げた美しい体から放たれるのは、東京五輪覇者としての圧倒的な存在感。“金”に最も近い存在と目されるなか、自身の原点となる体操への思いを胸に、パリへ。体操界を牽引するニューヒーロー、橋本大輝選手の新たな挑戦が始まる。橋本大輝(体操競技男子 日本代表)体の隅々まで緊張感をみなぎらせ、難易度の高い技を連ねるダイナミックな演技で、観る者を魅了する橋本大輝選手。体操王国・日本において、いま最も注目を集めるアスリートのひとりだ。高校3年生の時に日本代表に選ばれ、世界体操で団体銅メダルに貢献したのが2019年。そのわずか2年後の東京五輪で、個人総合と得意種目である鉄棒、2つの金メダルを手にした。その後も国内外の大会で優勝を重ね、パリ五輪へは昨年末、選考会を待たずに出場が決定。日本体操界を牽引する新たな王者として、2連覇を狙う。重圧がかかる立場だが、「プレッシャーはあって当然。自分を信じ、自分の道を行きます」今でこそ、その境地に至ったが、前回の五輪後、注目度が一気に増した時期には“しんどい”と感じたこともあったという。「体操は数字ですべてが決まる競技。技も年々進化していて、つねに難易度が高い演技が求められます。その中で、自分がやりたいことと評価が出る構成のバランスをとるのが難しいことがあって」方向性を見失いそうになったときに立ち返ったのは、競技を始めた小学校時代から目に焼き付けてきた、日本の“美しい体操”だ。「膝もつま先も美しく伸び、ストップモーションでどこを切り取っても隙のない演技。大先輩の内村航平さんや順天堂大学時代の恩師でもある冨田洋之さんたちが作り上げてきた体操を受け継いでいきたいと改めて思いました」そうして、「昨日より少しでも前へ」を信条に地道に練習を重ねてきた橋本選手。自身の立ち位置とやるべきことを見据えることで、自信を取り戻せたと話す。「僕の一番の強みは雄大さ。それは体を大きく見せる技術ではなく、内面の自信によって醸し出されるものだと思います。最近の自分の演技動画を見ると、それが表現できているように感じる。パリでも思い切った演技を見せたいです」5月の選考会を経て、他の4人の出場メンバーも決まった。「世界一厳しいと言っても過言ではないのが日本の代表選考会。それを勝ち抜いてきた素晴らしいメンバーです。5人とも見ているのは同じ、ひとつの目標。全員で頂点に立ち、笑い合いたいですね」はしもと・だいき2001年8月7日生まれ、千葉県出身。セントラルスポーツ所属。2人の兄の影響で6歳から体操を始める。市立船橋高校在籍中の’19年、世界選手権団体総合で銅メダル。’21年、全日本体操個人総合選手権で初優勝、以降4連覇を果たす。同年、東京五輪にて鉄棒と、史上最年少で個人総合で金メダルを獲得。’22年、’23年の世界選手権の個人総合では2連覇を達成する。7月、連覇をかけてパリ五輪へ。※『anan』2024年7月3日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・高松由佳取材、文・新田草子(by anan編集部)
2024年07月02日DELIPICKSは6月20日より、「食べて応援!〜冷凍食品で味わう本格フレンチ〜」フェアを開催しています。「自宅でパリ気分を味わいながらスポーツ観戦を楽しめる」をテーマに、新商品フレンチ5種の発売・シャンパーニュプレゼントのSNS投稿キャンペーンを実施します。■新商品フレンチ5種の紹介・「ハンバーグ 自家製赤ワインソース-ヴァンルージュ-」価格:961円フランス料理の王道ソース“赤ワインソース”をDELIPICKSの人気メニュー“ハンバーグ”と組み合わせました。赤ワインソースはエシャロットをバターで甘くなるまでゆっくり炒めた後、たっぷりの赤ワインを加え水分がなくなるまで煮詰め、フランス料理の出汁のベースであるフォン・ド・ヴォー(仔牛の出汁)を加えさらに煮詰め、バターを入れまろやかさとコクを加えました。・「大豆ミートを使ったフランス風グラタン-アッシェ・パルマンティエ-」価格:961円フランスの国民食!ミートソースとじゃがいものピューレを使ったグラタン【アッシェ・パルマンティエ】を大豆ミートを使い仕上げました。ミートソースは香味野菜をゆっくり甘味がでるまで炒め、大豆ミートを加え赤ワインで煮込み、トマトソースを入れ仕上げました・「シャルキュトリー3種セット/2Terres」価格:2,678円フランスの星付きレストランで修行を積んだシェフ豊嶋 圭介氏が手掛けるシャルキュトリー専門店「2Terres」の一品。職人の手で作った特製シャルキュトリの中でも、人気の3種を詰め合わせセットで提供。<セット内容>◆パテ・ド・カンパーニュ◆鴨の生ハム◆仔羊と花山椒のソーセージ・「フランスパン3種/メモルス」価格:1,458円パリの朝食で定番のフランスパンを詰め合わせた「メモルス」の贅沢ブレックファーストセットです。 有名ホテルや大手ベーカリーで経験を積んだ熟練の製造チームが手掛ける自慢のパンをお楽しみください。<セット内容>◆クロワッサン◆パン・オ・レザン◆パン・オ・ショコラ・「マカロン/井桁堂」価格:1,598円菓子メーカーとしてスタートして40年。フォーマルからカジュアルまで、大切な人に「美味しい」を届けている「井桁堂」 のマカロン。こだわりは原料となるアーモンド。アーモンドプードルにアーモンドの女王と言われている、スペイン産マルコナ種を使用。それにより 鮮度の高いアーモンドの味と香りを楽しめます。有名ホテルのシェフ達や百貨店からも支持をされています。◇商品販売サイト・「DELIPICKS(デリピックス)」スタッフが厳選したこだわり商品を取り揃えている冷凍グルメのお取り寄せサイトサイトURL:・「DELIPICKSサブスクリプション」フレンチシェフが監督した冷凍弁当を、ユーザーの好みに合わせて届けるサブスクリプションサービスサイトURL:■「#デリピックス食べて応援キャンペーン」概要キャンペーン期間:2024年6月20日〜8月4日賞品:抽選で10名にシェフ選定のおすすめシャンパーニュ1本をプレゼント応募対象:DELIPICKSサブスクリプションの会員応募方法:・STEP1:応募フォームからキャンペーンに参加・STEP2:SNS(Instagram・X)に、DELIPICKSの商品写真と感想コメントを「#デリピックス食べて応援」のハッシュタグとともに投稿(エボル)
2024年07月02日動画配信サービスFODは6月26日 22時30分、タイBLドラマ『The Rebound』の日本独占配信を、タイ本国と同時に開始しました。■バスケのスキルを持った主演2人の本格的なプレーシーンも満載!タイのBLドラマ『The Rebound』は、王道の青春ドラマとも呼べる作品。廃部の危機に瀕する高校バスケ部を中心に、ロマンスや友情、家族愛、夢、そして勝利への道のりがさわやかに描かれています。バスケのスキルを持ち合わせた2人を主演に迎え、本格的なプレーシーンも満載。BLファンのみならずバスケットボールファンも楽しめる作品になっています。出演は、『Ai Long Nhai』などで人気を博したタイBL界の人気CPミーン&ピンさん、そして多くのBLシリーズを手掛けてきたタンワリン・スカピシットさんが監督を務めます。FODでは、新作の海外ドラマではなかなか体験できない、本国と同時公開という現地とラグのない視聴体験を提供します。◇【ストーリー】中学時代、バスケ部のチームメイトで親友でもあったリュウとゼン。しかし、高校生になった今は別々の道を歩んでいた。ゼンが高校のバスケ部で真面目に活動する一方、リュウはギャングが仕切る賭けバスケに出場してお金を稼ぐ日々を送っていた。そんな中、ゼンの所属するバスケ部が上級生の薬物問題で廃部の危機に陥ってしまう。しかし、諦めきれないゼンは部を存続させるべく奔走。新たな部員を集めて一からチームを立て直していく中、思いがけずリュウとまたチームメイトとして共にプレーすることに。2人は激しくぶつかり合いながらも支え合い、再び同じゴールに向かって歩み出すのだった。そして、2人の関係はやがて友情を超えていく。■番組概要タイトル:『The Rebound』(全12話)配信:タイ本国同時・日本独占配信・2024年6月26日 22時30分配信スタート毎週水・木曜日22時30分最新話配信※配信日時は予告なく変更になる場合があります。出演:ニッチャクン・カジョンボリラック(Meen/ミーン)/グリッタナン・アンチャナーナン(Ping/ピン)/シンナウット・インタラクーシン(Chin)/タナットサラン・サムトンライ(Frank)/クリッタナイ・アーサンプラキット(Nammon)/タソーン・クリンニウム(Emi)/ナンタワット・パイブーンパッタナ(Earth)/ラチャノン・カンピアン(Non)/チャロムデット・タマウット(Joke)/パチャラポーン・サンティポーン(Pass)スタッフ:監督:タンワリン・スカピシットURL:(配信ページ)(エボル)
2024年06月28日開幕まであと1か月と迫ったパリ五輪に向けて盛り上がりを見せている陸上競技。その「日本一決定戦」が6月27日から開催される。そこでパリでも活躍が期待される注目選手を紹介したい。速い、強い、カッコいい!パリへと続く「日本一決定戦」。まずは女子やり投の北口榛花だ。昨年の日本選手権はまさかの2位に終わったが、その後は国際大会を含めて連勝中。自身が保持する日本記録の更新も期待できる。パリ五輪でメダルを狙える逸材は男子にもいる。110mハードルの泉谷駿介だ。昨年8月のブダペスト世界陸上で5位入賞を果たしたが、スタート前に脚がつりかけての“快挙”だった。同じく順天堂大学出身の村竹ラシッド(JAL)は、昨年9月に先輩・泉谷が保持する日本記録に並んでおり、二人の激突が新たなドラマを生むだろう。日本が誇るマルチランナー・田中希実は、昨年の大会で中長距離2冠に輝いた。今年の5000mには東京五輪とブダペスト世界陸上の10000mで7位入賞を果たした廣中璃梨佳(日本郵政グループ)もエントリー。二人がどのようなバトルを繰り広げるのか、目が離せない。また、“日本最速”を決める男子100mでは栁田大輝(東洋大)、坂井隆一郎(大阪ガス)らに9秒台の期待がかかる。そのほかにもフランス人の父を持つ400mハードルの豊田兼(慶大)、走幅跳の橋岡優輝(富士通)らカッコいいアスリートたちが続々登場するので注目を!【女子やり投】北口榛花(JAL)世界陸上では一昨年に銅メダル、昨年は大逆転で金メダルを獲得。世界を驚かせた最終6投目の大アーチに注目。【男子110m ハードル】泉谷駿介(住友電工)東京五輪はこの種目で日本勢57年ぶりの準決勝進出。ブダペスト世界陸上での5位入賞は日本勢初の快挙だった。【女子1500m・5000m】田中希実(New Balance)東京五輪は1500mで8位入賞。ブダペスト世界陸上は5000mの予選で日本記録を更新して、同決勝では8位に入った。第108回日本陸上競技選手権大会日程:6/27(木)~6/30(日)会場:デンカビッグスワンスタジアム(新潟)NHK総合、BSで放送。※『anan』2024年7月3日号より。写真・アフロアフロスポーツ文・サカイマサト(by anan編集部)
2024年06月27日ゲームTやジャージなどのスポーツアイテムに、異なるテイストのアイテムを組み合わせた【スポーツMIXコーデ】が話題沸騰中! 今回はオシャレさんの着こなしを参考に、一気に旬顔になれるコーデ術を解説します。どうやら、ガーリー要素をバランスよく取り入れるのが、失敗しないコツみたい。この夏、スポーツMIXコーデにチャレンジするなら必見です!ユニフォームデザイントップス × レーススカート出典:.stオーバーサイズシルエットのユニフォームTにレーススカートを合わせた、トレンドど真ん中のスポーツMIXコーデ。スポーティー × ガーリーのギャップが、こなれ感アップに貢献。このユニフォームTは着丈が長めなので、ショーパンを忍ばせてミニワンピ風に着こなすのもおすすめ。ゲームシャツ × フレアスカート出典:.st大人っぽいスポーツMIXコーデを楽しむなら、モノトーンでまとめてみて。首まわりに抜け感が出るスキッパーカラーのゲームシャツなら、スポーティーさがややマイルドに。ハイウエストのフレアスカートにタックインすれば、脚長効果も期待できます。フリルキャミ × スウェットパンツ出典:.stフリルキャミ × スウェットパンツで、韓国っぽスポーツMIXコーデに仕上げるのもおすすめです。パンツがラフな分、フィット感のあるキャミでバランスを調整。メタリックなバッグとサンダルを選んで、手抜きに見せないのがポイントです。トラックジャージキャミワンピ出典:InstagramタンクトップやTシャツをインするだけのワンピースなら、難しいコーディネートいらずで即トレンドの着こなしが完成します。目を引く配色やハーフジップデザインが、オシャレ見えするポイントに。バッグやアクセサリーは女性らしいものを選ぶのが◎リボントップス × カーゴパンツ出典:Instagramトレンド継続中のカーゴパンツも、スポーツMIXコーデに活躍するアイテム。こちらはやや透け感のある素材で、大人っぽい着こなしにもマッチします。フロントリボンがアクセントになるノースリーブシャツで、ヘルシーな肌見せを狙ってみて。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では.st、VIS、@mii_wear様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2024年06月25日縦横無尽にコートを駆け回る、頼れる司令塔。バスケットボール、町田瑠唯選手の素顔に迫ります。町田瑠唯(バスケットボール/富士通レッドウェーブ)ユニフォームを脱ぎ、パンツスタイルの撮影に入ると笑顔から決めポーズまで、様々な表情を見せてくれた。聞けば、ファッションに興味があるという。現在は選手の傍らアパレル販売やスポーツ事業を行う会社を設立。自身が立ち上げたブランドでは、町田選手のこだわりが詰まったカジュアルウェアが好評だ。「コロナ禍で家から一歩も出られずバスケができなかった時、将来のことを考えてちょっと違うことをやってみようと思って始めました。ブランドはデザインから梱包、発送までやりますし、会議にも参加しています」ただ本業はバスケ選手。「イベントなどの事業を通してバスケを広めたいのはもちろんですが、プレーヤーとして、バスケ優先の生活に変わりはありません」そんな多忙な生活を送る町田選手が好きな時間が一人でドライブをすること。「バラードを聴きながら、バスケや仕事のアイデアを考えるのが好きなんです」ちなみに、特集にかけて“運命”について尋ねると「私はバスケに出合ったから、素敵な人たちと出会うことができました。バスケに感謝ですね」との答えが。とことんバスケ一筋な町田瑠唯選手だ。まちだ・るい1993年3月8日生まれ、北海道出身。身長162cm。ポイントガード。Wリーグ富士通レッドウェーブ所属。2014年に日本代表入りし、’15、’17、’19年のアジアカップでは優勝に貢献。五輪は’16年リオ、’21年東京に出場。リオではベスト8、東京では銀メダルを獲得し、オールスター5選出。スピードとキラーパスを武器に、日本を代表する司令塔として活躍中。ジャケット¥93,500パンツ¥66,000(共にシュガーヒル/林デザイン事務所 TEL:090・4737・1805)シャツ¥74,800(ニューイン/エンメ TEL:03・6419・7712)シューズ¥60,500(ニードルズ/ネペンテス ウーマン トウキョウ TEL:03・5962・7721)ネックレス¥35,200ブレスレット¥62,700(共にエネイ/エネイ松屋銀座 TEL:03・3566・2139)※『anan』2024年6月26日号より。写真・Nae.Jayスタイリスト・岡本さなみヘア&メイク・大西あけみ取材、文・小永吉陽子(by anan編集部)
2024年06月22日華麗なパスで敵を翻弄し、味方を生かすアシストで会場を沸かせる。WNBA挑戦やWリーグでの優勝を経て、見据えるはパリ五輪。ますます目が離せないポイントガードへと成長した、町田瑠唯選手に迫ります。町田瑠唯(バスケットボール/富士通レッドウェーブ)“パスの名手”と呼ばれる町田瑠唯選手がWリーグの富士通レッドウェーブに入団したのが高校卒業後の2011年。それから13年が経ち、4度目のファイナル進出の末、16年ぶりのリーグ制覇へとたどりついた。町田選手にとっては初優勝。得意のスピード感あふれるゲームメイクで仲間を生かし、要所で得点を重ねてチームを牽引。ベスト5とアシスト王を受賞し、悲願達成にうれし涙を流した。優勝までの道のりには危機もあった。年末の皇后杯では町田選手が負傷するアクシデント。その苦境を乗り越えたのは、バックアップ選手の成長があってこそ。プレーオフでは敗れた試合があっても「オーバーコミュニケーション」の合言葉のもと、一つずつ課題をクリアし、強固なチームディフェンスで最後まで粘り切った。「今シーズンは、試合に出ているメンバーはもちろん、控えの選手たちも自分が何をすれば貢献できるかを考えてプレーできるチームに成長しました。自分が怪我で離脱していた時に頑張っていた選手たちを見てきたからなのか、その選手たちのためにも優勝したい気持ちが強くて、それがいいプレーとして出たのだと思います」いつでも周囲のことを気遣う町田選手らしい優勝の感想だ。3年前の東京五輪では銀メダル獲得の立役者となり、準決勝のフランス戦では18アシストを決めて、1試合最多アシストのオリンピックレコードを更新。町田瑠唯の名は、バスケを知らない人たちにも知れ渡り、女子バスケ人気に火がついた。「街やお店などで『町田選手ですか?』と声をかけられることが多くなってうれしい半面、いまだに恥ずかしくて慣れないですね。でも自分のことが入り口でもいいから、そこからバスケを観て“推し”を作ってもらい、もっと女子バスケが広がってくれたらうれしいです」と、はにかんでみせる。東京五輪での活躍は、世界最高峰リーグWNBAのワシントン・ミスティックス入団へとつながる快挙となった。町田選手の人生はチャレンジの連続だ。「まさかWNBAからオファーが来るとは思っていなかったし、英語が得意じゃないから、もしオファーが来ても断るだろうと思っていたんです。でも、いざオファーをもらうと、ワクワクしてチャレンジしたい気持ちになりました」と挑戦を決め、1シーズンをやり切った今では、「もう一回、行きたい気持ちはすごくあります」と胸中を明かす。「1年目はアメリカのバスケのリズムや環境に慣れなかったけど、2年目ならもう少し余裕をもって自分のプレーにフォーカスできると思います。1年で終わるのは、ちょっともったいないかな」気がつけば31歳――。富士通でのWリーグ連覇やWNBA再挑戦など、やりたいことはたくさんあるが、いま目の前にあるのはパリ五輪のメンバー選考。東京五輪後はWNBA参戦や負傷もあって、日本代表の活動から離れていたが、「パリを目指します」と覚悟は決まっている。富士通を16年ぶりの優勝に導いたように、やるべきことは同じ。スピードある展開で走り、得意のパスでチームメイトを生かすことだ。「自分のプレースタイルは変わらないし変えたくない。日本代表でも自分らしさを出し、必要としてもらえる選手になります」まちだ・るい1993年3月8日生まれ、北海道出身。身長162cm。ポイントガード。Wリーグ富士通レッドウェーブ所属。2014年に日本代表入りし、’15、’17、’19年のアジアカップでは優勝に貢献。五輪は’16年リオ、’21年東京に出場。リオではベスト8、東京では銀メダルを獲得し、オールスター5選出。スピードとキラーパスを武器に、日本を代表する司令塔として活躍中。※『anan』2024年6月26日号より。写真・Nae.Jayスタイリスト・岡本さなみヘア&メイク・大西あけみ取材、文・小永吉陽子(by anan編集部)
2024年06月22日ブレイキン、スポーツクライミング、スケートボード、BMXフリースタイルのパリ五輪出場枠を争う「オリンピック予選シリーズ(OQS)」。上海とブダペストの2都市で実施されること、4競技が合同で実施されることで話題となったが、いよいよ6月20日から、最終予選となるブダペスト大会がスタートする。パリ五輪出場へのスケートボードの熾烈な代表争いがいよいよ決着!なかでも注目は、日本勢の激しい代表争いが繰り広げられているスケートボードだ。出場できるのは、開催国枠などを除き各種目20名。世界ランキングで決まる。東京五輪でのメダルラッシュが示すように、スケートボードでは屈指の強豪国である日本は、ランキングの上位に位置する選手が多数いる。だが各国の出場枠は各種目3名まで。そのためランキング20位以内にいても、日本勢の中で3番目以内にいなければパリ五輪には出られない。例えばストリート男子を見てみると、現在の世界ランキング1位は14歳の小野寺吟雲(ぎんう)がつけ、5位に根附海龍(かいり)、6位に白井空良(そら)、7位に佐々木音憧(とあ)、11位に東京五輪で金メダルを獲得した堀米雄斗。つまり、金メダリストですら、現段階では日本勢5番手と出場圏外になっているのだ。パリ五輪出場のためのランキングに反映される最後の大会であるブダペストは、まさにパリ行きの切符を手にするためのラストチャンス。上位をキープできるか、逆転できるか、その争いに注目だ。堀米雄斗東京五輪金メダルをはじめ世界のシーンをリードしてきた。日本勢5番手から逆転での五輪連続出場なるか。佐々木音憧アメリカの名門チームに所属しながら日米双方で活動、成長著しい17歳。パリへの切符獲得まであと一歩。長谷川瑞穂種目の一つパーク女子で現在日本勢4番手ながら、3月の国際大会で3位になるなど伸び盛りの中学2年生。中山楓奈(ふうな)ストリート女子で現在日本勢4番手。東京五輪銅メダルの実力者が、代表入りを目指しブダペストでの逆転に挑む。オリンピック予選シリーズ(OQS) ブダペスト大会日程:6/20~23会場:ハンガリー・ブダペストOlympics.comのOlympic Channel、オリンピック公式アプリでライブ配信予定。※『anan』2024年6月26日号より。写真・松尾/アフロスポーツ文・松原孝臣(by anan編集部)
2024年06月20日ヨーロッパ最強国を決める戦い「UEFA EURO 2024」が6月14日に開幕する。W杯よりもハイレベル!?欧州制覇へ名手たちが競演。ドイツ各地で行われるUEFA EURO 2024は、予選を突破した24か国によって争われ、欧州クラブで活躍する選手が覇を競う大会。かねてより「FIFAワールドカップよりレベルが高い」とも称されてきたビッグトーナメントでもある。そんな中で優勝候補の呼び声高いのが、才能あふれる若手を多数擁するイングランド。スペインの名門レアル・マドリードで攻撃の大黒柱となっている20歳のベリンガム、マンチェスター・シティでリーグ戦19得点8アシストという存在感を見せ、プレミアリーグ史上初の4連覇に貢献した24歳のフィル・フォーデンが急成長。ドイツのバイエルン・ミュンヘンでリーグ戦32試合36得点を記録して欧州得点王に輝いたハリー・ケインは大会の主役候補だ。サッカーの母国がスター選手を並べ、虎視眈々と大会初制覇を狙っている。組み合わせ抽選で強豪ひしめく“死の組”が生まれてしまうのも大きな大会ならでは。今大会は前回王者のイタリア、’22年カタールW杯ベスト4のクロアチア、強豪スペインがアルバニアとともにグループBに同居。いきなりのサバイバルマッチは激戦必至だ。また、今大会は新旧のタレントが顔をそろえる節目のイベントになると見られている。フランスは“世界最高のストライカー”エムバペだけでなく、18歳のザイール・エメリにも注目。17歳で代表デビューを果たし、ゴールも決めた逸材だ。スペインは16歳の若さでバルセロナの主力になりつつあるヤマルが、大会を席巻するスター候補に挙げられている。ベテラン選手たちも負けてはいない。レアルで良質なプレーを見せ続ける38歳のモドリッチ、サウジアラビアリーグで35得点を挙げて得点王に輝いた39歳のクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)も出場。今大会限りでの現役引退を発表したドイツ代表の“精密機械”トニ・クロースのプレーも見逃せない。レアルで世界的な名パサーとして活躍していた34歳の決断は世界を驚かせたが、自国開催の“ラストダンス”で有終の美を飾るべく意気込んでいる。大きな輝きを放ち始めた若き才能と世界的名手たちの競演。4年に一度、ヨーロッパの頂点を目指すハイレベルな戦いを、ぜひご堪能あれ。キリアン・エムバペ(フランス/FW)圧倒的なスピードと決定力を兼備した稀代のストライカー。パリ・サンジェルマン所属。ジュード・ベリンガム(イングランド/MF)市場価値約300億円、世界最高峰のMFと称される若き至宝。レアル・マドリード所属。ラミン・ヤマル(スペイン/FW)数々の最年少記録を更新し、世界中から注目を集める驚異の16歳。FCバルセロナ所属。ルカ・モドリッチ(クロアチア/MF)38歳にしてワールドクラスの司令塔として輝き続けるレジェンド。レアル・マドリード所属。フィルジル・ファン・ダイク(オランダ/DF)あらゆる能力に秀でた世界最高峰のDF。所属チームのリヴァプールでは日本代表MF遠藤航と堅守を構築。UEFA EURO 2024日時:6/15~7/15開催地:ドイツ10都市出場チームグループA:ドイツ・ハンガリー・スコットランド・スイスグループB:スペイン・アルバニア・クロアチア・イタリアグループC:イングランド・デンマーク・スロベニア・セルビアグループD:フランス・オーストリア・オランダ・ポーランドグループE:ベルギー・ルーマニア・スロバキア・ウクライナグループF:ポルトガル・トルコ・チェコ・ジョージア※『anan』2024年6月19日号より。写真・ムツ・カワモリAPロイターAlamy/アフロ文・青山知雄(by anan編集部)
2024年06月13日ハンドボールの発展と進化を推し進めるプロチーム・ジークスター東京で活躍する、東江雄斗選手と部井久アダム勇樹選手の素顔とは?東江雄斗×部井久アダム勇樹(ハンドボール/ジークスター東京)――お二人の出会いは日本代表選手としての合宿でしょうか?東江:そうですね。アダムが高校3年生ぐらいの時から?部井久:はい。代表としては7年ぐらい前からの付き合いになります。もうどれだけ雄斗さんに、ごはんをご馳走になってきたことか。東江:この間も一緒に焼き肉を食べに行ったしな。今はジークスター東京のチームメイトでもありますけど、アダムは昔から何も変わってないです。ごはんに行く時も彼がいつも予約をしてくれますし。部井久:確かに僕が幹事になりがちです。同世代と食事会をする際も、ほぼ100%の確率で僕がみんなの予定を聞いていますし。東江:しっかり者なんです。部井久:というより雄斗さんを含めて周りのみんながやらなすぎるから、仕方なしにです(笑)。東江:アダムは愛されキャラなんですよ。先輩後輩に関係なく誰とでも仲良くなれるし、裏表がないし。自分も先輩だけどすごく接しやすいし、こんなガタイがいいけど、かわいげのある後輩です。部井久:ふふっ。雄斗さんは、マジで一人行動ができない人です(笑)。大げさに言うとトイレにも誰かと行く、みたいな。先輩ですけど放っておけない感じで、みんなの末っ子感があります。東江:その通りです。部井久:でも、さすがにトイレには行けましたかね?東江:行けるけど、たまに玉(玉川裕康)なんかを「トイレに行こう」って誘ってる(笑)。――今回はカジュアルな衣装でも撮影しましたが、ファッション的なこだわりというと?部井久:雄斗さんは、いつも同じ服を着てるイメージ。東江:うん、いつも同じ服。部井久:そうですよね、絶対にこだわりがないと思った(笑)。僕は緑色が好きなので、全体的なコーデの1か所には必ず緑を入れたいなと思っているんです。今日の私服も上着の袖が緑ですし、本当は靴も緑色のものを履いてこようと思ったんですけど、帽子にも緑が入っていたので、さすがに緑すぎるなと思ってやめました(笑)。なんなら家にも、観葉植物などの緑がめっちゃ多いです。東江:大丈夫?無理してない?部井久:いやホントに植物の緑も好きなんですって!(笑)雄斗さんの家の家具も、意外とオシャレなものが多いじゃないですか。前に電気屋さんで買い物をしていたら偶然、雄斗さんに会って。いい空気清浄機を買ってるなぁと思いながらおうちにお邪魔したら、ソファや照明なども、めっちゃオシャレなんですよ。しかも「1年くらいかけて、やっと家が完成した」って言ってたし。東江:でもそれも別に僕の力じゃなくて、たまたまインテリアコーディネートが好きな友達がいて。それで「俺に部屋のレイアウトを決めさせて」って言われたから、言われるがまんまに買いに行っていたら、結果ちょっとオシャレな感じになっちゃっただけ。――では、個人的には…?東江:全くこだわりがないです!東江&部井久:あははは!(笑)部井久:買い物も嫌いですか?東江:嫌いじゃないけど、マジで興味がなさすぎて…。部井久:じゃあ例えば誰かに「買い物に行こう」って誘われるのは、苦ではない?東江:行ったら行ったで見るのは楽しいし、一応「この服、似合うかな」って少し考えたりもする。部井久:じゃあ本当に自分では興味がないし、一人ではほとんど行動しないってことなんですね。東江:最近の悩みは、脱毛サロンに行ってみたいんだけど一人で行く勇気がないってこと。部井久:いやいや、脱毛は一人で行くものですよ(笑)。東江:2回目からはちゃんと一人で行くから、せめて初回だけは誰かと一緒に行きたい!(笑)あがりえ・ゆうと(写真右)1993年7月6日生まれ、沖縄県出身。身長183cm。センターバック。興南高等学校を卒業後、早稲田大学へ。2013年の全日本学生ハンドボール選手権大会では優秀選手賞を受賞し、’15年は第28回ユニバーシアード競技大会、および同年日本代表にも初選出。日本ハンドボールリーグでは’16~’21年に大同特殊鋼でプレー後、ジークスター東京へ移籍。’23年のアジア予選では代表キャプテンを務めた。ポロシャツ¥16,500(モクティ/ドナ TEL:03・5799・6924)パンツ¥37,400(レインメーカー TEL:075・708・2280)靴¥39,600(ヨーク/HEMT PR TEL:03・6721・0882)ブレスレットは本人私物べいぐ・あだむ・ゆうき(写真左)1999年4月21日生まれ、福岡県出身。身長196cm。レフトバック。パキスタン人の父親、日本人の母親を持つ。博多高等学校へ進学後、2017年7月に高校生初の日本代表に選出される。中央大学へ進学後の’18年にはフランスリーグのセッソン・レンヌ・メトロポールHBと契約して渡欧。大学卒業後はジークスター東京に所属し、昨年春にはAl Jazira(UAE)への約1か月半の期限付き移籍も経験した。シャツ¥4,950(キャスパー ジョン/シアン PR TEL:03・6662・5525)Tシャツ¥8,800パンツ¥35,200(共にカルバンクライン ジーンズ/カルバン・クライン カスタマーサービス TEL:0120・657・889)その他はスタイリスト私物※『anan』2024年6月12日号より。写真・須田卓馬スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)取材、文・松木智恵(by anan編集部)
2024年06月09日36年ぶりとなる五輪への自力出場を勝ち取った“彗星JAPAN”。ハンドボールの発展と進化を推し進めるプロチーム・ジークスター東京で活躍する、東江雄斗選手と部井久アダム勇樹選手が語る、競技の“いま”とパリ五輪への想いとは。東江雄斗×部井久アダム勇樹(ハンドボール/ジークスター東京)ボールが手に吸い付いているかのように自在に操り、対峙する相手選手陣の間をかいくぐって華麗にゴールへ投げ込んでいくハンドボール。“彗星JAPAN”こと男子日本代表は、昨年10月のパリ五輪男子アジア予選で悲願の優勝を果たして36年ぶりの自力での五輪切符を獲得した。共に日本ハンドボールリーグのジークスター東京に所属する東江雄斗選手と部井久アダム勇樹選手は、その代表への選出を有力視されている。両親も兄もハンドボール選手をしており、物心ついた頃からボールがそばにあった東江選手。小学校の卒業文集には「将来の夢はオリンピック選手になること」と書き、「やめようって思ったこともないし、やめたいと思ったこともない」と言い切る。大学からは“司令塔”と呼ばれるセンターを務め、アジア予選ではキャプテンも務めた。一方の部井久選手は、小学5年生の時に参加した福岡県タレント発掘事業でハンドボールの講師から「君だったら日本代表になれるよ」と言われたことを機に同競技の道へ。高校3年生の時に代表に初選出されて以来7年もの間レフトバックを担当し、時速127kmを誇る日本トップクラスの豪速球ロングシュートは「アダムキャノン」(本人命名)と呼ばれている。自身を高校生の時から知る東江選手は部井久選手にとって、「いわばシェフ」なのだとか。「雄斗さんは本当に器用なんです。全体のバランスを見て味方を生かしますし自分で攻めもしますし。絶大な信頼を寄せる先輩で、僕は雄斗さんにアシストしてもらいながら気持ちよくプレーをさせてもらっている食材です」(部井久)対して「いやぁ、もうすごい高級食材で(笑)」と東江選手。「困った時や大事な局面でのアダムの得点力は非常に重要で、彼が点を取れなかったら確実にうちのチームは負けます。だからこそ自分は周りを含めて彼をどう動かしてやろうかと常に考えている状態。それにアダムも近年は味方を生かすプレーを身に付けてきて、どんどんプレーの幅が広がっている印象がありますね」(東江)ハンドボールの魅力については二人とも口を揃えて「スピーディな展開」と述べている。「短時間の中で本当にいろいろなことが起こる競技。それに顔以外であれば、正面からどこに触りに行ってもいいスポーツでもあります。僕のように身長が2m近く、体重100kg超えの選手同士がぶつかり合う激しさや、そこを抜けてシュートを打ったり、止めたりする攻防戦もすごく見応えがあると思いますね」(部井久)「チームスポーツでもあるので、観戦に慣れてきたら応援するチームが仲間とどう協力して相手チームのディフェンスをだましたり、攻撃を仕掛けたりしていってるのかを考えながら観てもらうのも楽しいと思います。パリ五輪への出場を決めたとはいえ、バスケットボールやバレーボールに比べるとまだまだ認知度は低い競技。もっと多くの人に知ってもらうためにもアダムさんのさらなる露出で、多くのファンを会場に呼び込んでもらえたらと思います」(東江)「いやいや、僕だけじゃ無理です(笑)。でも確かに東京五輪から少しずつ露出の機会は増えてきましたし、リーグも来季からはプロになる予定で、うちのチームもその先駆けとしてほとんどの選手がプロ契約中です。試合もこれまでは質素な感じで演出面に力を入れていない状態でしたけど、ジークスター東京がエンターテインメント性を出すようにしてからは他チームにも同じ動きが出てきました。あと選手としてできることは、やっぱり『代表で結果を出す』ということに尽きます」(部井久)そのためにも目指したいのは、パリ五輪でのベスト8進出。「キャプテンとしてアジア予選の優勝の瞬間に立ち会えたことは、自分の中でもとても大きなことでした。僕の年齢的にも五輪出場は今回がラストチャンスかなと思っているので、まずは代表メンバーに入ることが目標。その上で司令塔としてほかの選手たちと積極的にコミュニケーションをとりながら予選リーグを突破して、そこからメダル獲得にチャレンジできたらと思っています」(東江)「自力での五輪出場は自分のハンドボール人生の中でずっと掲げていた目標の一つだったので、決まった瞬間はめちゃくちゃに泣いていたことにも、後で映像を見てやっと気付くくらいに興奮していました。自分は高校生の頃から代表にいて、ベテランの選手とも昔から知っている仲。今は歴でいうと中堅ぐらいになってきているので、代表内では選手同士の架け橋的な役割ができると考えています。プレーヤーとしても新しく就任した監督の考えや自分に求められることをしっかりと理解して、それをコート内でしっかりと表現する。五輪はかなり厳しい戦いになると思いますが、より勝つ確率の高いプレーを選択していけるようにしたいです」(部井久)あがりえ・ゆうと(写真右)1993年7月6日生まれ、沖縄県出身。身長183cm。センターバック。興南高等学校を卒業後、早稲田大学へ。2013年の全日本学生ハンドボール選手権大会では優秀選手賞を受賞し、’15年は第28回ユニバーシアード競技大会、および同年日本代表にも初選出。日本ハンドボールリーグでは’16~’21年に大同特殊鋼でプレー後、ジークスター東京へ移籍。’23年のアジア予選では代表キャプテンを務めた。べいぐ・あだむ・ゆうき(写真左)1999年4月21日生まれ、福岡県出身。身長196cm。レフトバック。パキスタン人の父親、日本人の母親を持つ。博多高等学校へ進学後、2017年7月に高校生初の日本代表に選出される。中央大学へ進学後の’18年にはフランスリーグのセッソン・レンヌ・メトロポールHBと契約して渡欧。大学卒業後はジークスター東京に所属し、昨年春にはAl Jazira(UAE)への約1か月半の期限付き移籍も経験した。※『anan』2024年6月12日号より。写真・須田卓馬スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)取材、文・松木智恵(by anan編集部)
2024年06月09日バレーボール女子日本代表、古賀紗理那さんと石川真佑さんの素顔に迫ります!バレーボール女子日本代表・古賀紗理那×石川真佑――今号の特集のテーマが“自己肯定感の高め方”なのですが、アスリートのお二人にとっても大切にされている部分なのでは?古賀:自己肯定感を高めたいからというわけじゃないんですけど、私はいつも自分を褒めていますね。例えば自分のプレーを見て「あ、この間できなかったプレーができるようになってる。すごいじゃん自分!」って。そのたびに自己肯定感は勝手に高まっているのかなと。アスリートの人ってみんなそうかもしれませんが、私、自分のことが一番好きなので(笑)。だからめちゃくちゃ褒めます。「生まれ変わっても絶対、古賀紗理那がいい」って思ってます(笑)。石川:紗理那さんに比べると私はネガティブで、自分に自信を持てなかったんですけど、イタリアに行って心の持ちようが変わりました。できるようになったことに目を向けるようになったし、「自分がどうしたいか」が前に出るようになりました。以前は「できなかったらどうしよう」とか結果を気にしすぎていたけど、自分が思っているほど周りは気にしていないなと海外に行って感じたので。――石川選手も“自分のことが一番好き”ですか。石川:私はあまりそう思ったことはないですね。古賀:え、でも真佑も自分のこと好きだと思うよ!石川:ほんとですか?自分がわかってないだけ?(笑)古賀:だってちゃんと自分で目標を立てて、考えてプレーするし、考えて生活してる。自分に必要なことをわかっていて、落とし込みながら成長する選手だから。私が真佑だったら、自分のこと好き。――バレーボール以外の面でも、モチベーションを上げるためにこだわっていることはありますか。古賀:私はコスメやスキンケアが大好きなので、そういうのをチェックするのも試すのも楽しい。それで自分を好きになるというより、好きなことをやるとストレス発散になるし、スッキリしますね。石川:私はないんですよね(苦笑)。こういう撮影の時にメイクをしてもらって綺麗にしてもらったりすると、うれしいし興味を持ちますけど、自分で調べるほどは踏み込まないですね。古賀:でも爪とか可愛いじゃん。いつも綺麗にしてるよね、爪。――手も足も綺麗にマニキュアが。石川:こういうところでしか(苦笑)。普段はバレーだけなので、爪だけでも“今までと違う自分”みたいになると気持ちが上がります。ま、女子力として(笑)。――イタリアから帰ってきた石川選手の変化を何か感じますか?古賀:表情が柔らかくなった?試合になるともちろん表情は変わると思いますけど、普段はニコニコすることが多くなって、口角が上がっている時間が増えたよね。石川:ほんとですか(笑)。――古賀選手も男子日本代表の西田有志選手と結婚されて、生活面に変化があったのでは?古賀:お互いの拠点が、私は関東で向こうは関西なんですが、Vリーグ中は2週に一回は会っていて、気分転換になっていましたね。私が向こうに行く時は京都で新幹線を降りるんですけど、関西は雰囲気が全然違うので日常から離れることができて、「また練習、ちゃんとやろ!」という気持ちになります。電話と直接会って話すのとでは全然違いますし。まあ、ずっと私がしゃべってるんですけど(苦笑)。話を聞いてもらえるだけでもスッキリするし、そういう人が近くにいるのはありがたいです。――石川選手は、お兄さんの祐希選手と連絡を取り合うことは?石川:連絡はあまり取らなくて。会うことがあっても特に話すことはなくて「オウ」ぐらい(苦笑)。古賀:仲悪くないけど興味ないよね、お互いに。石川:お互い「それぞれだから」って感じなので。でもイタリアでの兄の試合を初めて観て刺激は受けました。周りのトップ選手もそうですけど、1点に対する気迫や熱さを感じられて、面白かったし学ぶことは多かったです。――イタリア生活で困ったことは。石川:車ですかね。駐車場がなかったので、路上の空いているところに縦列駐車で止めるんですけど、空いている場所が見つからない時は、家の近くをずっとグルグル回って帰れなかったり。古賀:言葉の壁もある中、「海外挑戦してみたい。行こう!」って思うのすごいと思う。日本じゃないところで一人で戦うって、本当に大変なこと。挑戦すること自体、本当にリスペクトします。こが・さりな(写真左)1996年5月21日生まれ、熊本県出身。身長180cm。アウトサイドヒッター。熊本信愛女学院高校を卒業後、NECレッドロケッツに入団。2013年に17歳で日本代表デビューし、’22年から主将。攻撃、守備、サーブ、ブロックすべてがハイレベルなオールラウンダー。トップス¥30,800パンツ¥35,200(共にハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239)アクセサリーは本人私物いしかわ・まゆ(写真右)2000年5月14日生まれ、愛知県出身。身長174cm。アウトサイドヒッター。下北沢成徳高校を卒業後、東レアローズに入団。’23年からセリエAに挑戦。’24‐’25シーズンはイゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラでプレーする。パワーあふれるスパイクを多彩なコースに打ち分ける。サーブ力も日本屈指。トップス¥20,900パンツ¥49,500(共にハイク/ボウルズ)アクセサリーは本人私物※『anan』2024年6月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・小林実可ヘア&メイク・yumi美樹(共にThreePEACE)取材、文・米虫紀子(by anan編集部)
2024年06月02日パリ五輪の出場権を獲得するための最後の戦い、ネーションズリーグが開幕。出場の可否は、6月11日からの福岡ラウンドで決まる!冬場のリーグで自信をつかんだ2人のエース――古賀紗理那さんと石川真佑さんが、日本を五輪へと牽引する。バレーボール女子日本代表・古賀紗理那×石川真佑バレーボール女子日本代表にとって勝負の3か月間が始まった。終着点はパリ五輪。そして今まさに、五輪切符を獲得できるラストチャンス、ネーションズリーグの戦いの真っ只中にいる!5月14日に開幕したネーションズリーグ。6月16日まで行われる予選ラウンド終了時点の世界ランキングによって五輪出場のゆくえが決まるため、一戦たりとも気が抜けない戦いが続く。5週間をかけて12試合を戦う予選ラウンドは、精神的にも肉体的にもタフな戦い。その過酷な挑戦を前にしても、日本代表の古賀紗理那主将は地に足が着いていた。「今年は一番結果を残さなきゃいけないシーズンではあるんですけど、結果ばかり考えすぎずに、まずは一日一日しっかり出し切って、積み上げていくことが大切。先のことを考えても、自分たちでコントロールできるわけではないので、自分たちができることに集中して。例えばコンビの精度を上げるとか、サーブで崩せるようにするとか、そういう日々の意識が結果につながっていくと思います」古賀選手自身は所属するNECレッドロケッツで充実した2023‐’24シーズンを送り、パリ五輪に備えてきた。トレーニングによってジャンプ力が増し、高い打点で打つことができるコンビをセッターと構築。Vリーグ、皇后杯の2冠獲得の原動力となり、自信を持って再び代表に合流した。古賀選手が日本代表にデビューしたのは高校2年の時。その2年後の’15年ワールドカップで大活躍した。まだあどけなさの残る19歳は、怖いもの知らずで勢いよくスパイクを打ち込んだ。その後’16年リオデジャネイロ五輪でのメンバー落選や、エースとして臨んだ’21年東京五輪での怪我、予選ラウンド敗退という経験を経て、’22年に代表の主将に。試合中はプレーで引っ張るだけでなく、チームメイトの目を見て鼓舞したり、寄り添う言葉で支える。「『キャプテンだから』というのは全然考えていなくて。『勝ちたいから』が一番にあります。勝つために、これをやったほうがいいと思ったことをやる。キャプテンの前に一人の選手なので」ただ、キャプテンとして無意識のうちに背負いすぎていたものもあった。今年、日本代表の眞鍋政義監督に「キャプテンだけど、それはもう気にせずに、いち選手として、オフェンスの軸として、コートに入ってほしい。キツかったら俺たちに言っていいから」と言葉をかけられ、胸が熱くなった。「本当にその言葉に救われました。今年は自分のプレーにフォーカスしたいなと思っています。昨年は年上の選手もほとんどいなかったし、精神的な軸もあまりいなかったので……。助けてくれる人がいなかったわけじゃないんですけど、『自分が頑張らないと』みたいな気持ちはあったのかなと。チームって一人で成り立つものじゃなく、みんなで作っていくものなので、あまり気負いすぎずにやりたいなと思いますね」そんな古賀選手と共に、代表チームで軸になる存在として今年期待がかかるのが、24歳の石川真佑選手。昨年、海外移籍を決意し、Vリーグの東レアローズを退団。’23‐’24シーズンは、男子日本代表の主将を務める兄の石川祐希選手もプレーするイタリア・セリエAに参戦して結果を残し、たくましさを増して帰ってきた。174cmの身長は、海外のスパイカーの中に入ると小柄。それでもフィレンツェで開幕からレギュラーを勝ち取り、シーズンを通して攻守の中心となって活躍した。「高いブロックに対しての点数の取り方は、変わった部分だと思います」と自己分析するように、高さのある相手ブロックの指先を狙ってはじき飛ばしたり、軟打を巧みに織り交ぜるなど、スパイクの引き出しが増えた。「あとはメンタルの部分でも、しっかり心に余裕を持ってプレーすることができているので、そこは成長したところかなと思います。心に余裕があることで、選択肢も増えますし、気持ちの面でも変わってくる。ミスした時の切り替えだったり、次の1点に意識を向けることは、うまくできる場面が増えたかなと。そこはチームメイトの影響もあって、自分にプラスになっていると思います」言葉の壁を少しずつ乗り越えたり、初めての一人暮らしや自炊など、バレー以外の面でも新たな挑戦が盛りだくさんだった。そんな半年間を経て帰国した石川選手は、バレー一筋には変わりはないけれど、どことなく柔らかさが加わったような印象が。オリンピックイヤーの代表活動は、楽しみか不安か、どちらが大きいかと尋ねると「楽しみなほうが大きいです」とキッパリ。その答えには、新しい自分への期待感が詰まっていた。こが・さりな(写真左)1996年5月21日生まれ、熊本県出身。身長180cm。アウトサイドヒッター。熊本信愛女学院高校を卒業後、NECレッドロケッツに入団。2013年に17歳で日本代表デビューし、’22年から主将。攻撃、守備、サーブ、ブロックすべてがハイレベルなオールラウンダー。いしかわ・まゆ(写真右)2000年5月14日生まれ、愛知県出身。身長174cm。アウトサイドヒッター。下北沢成徳高校を卒業後、東レアローズに入団。’23年からセリエAに挑戦。’24‐’25シーズンはイゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラでプレーする。パワーあふれるスパイクを多彩なコースに打ち分ける。サーブ力も日本屈指。※『anan』2024年6月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・小林実可ヘア&メイク・yumi美樹(共にThreePEACE)取材、文・米虫紀子(by anan編集部)
2024年06月01日迷わず、前へ。世界も注目する小さなスプリンター。瞬間最高時速70km以上という峻烈な自転車競技の世界で戦う佐藤水菜選手(自転車競技 トラック短距離 ナショナルチーム)。パリ五輪も目前の今、しなやかでたくましい脚と独特の感性を武器に世界の強豪とわたり合う、彼女のパワフルな内面に迫ります。どんな状況もチャンスととらえ、ポジティブにレースに臨みます。最大傾斜45度、周長250mのすり鉢状のトラックを専用自転車「ピストバイク」で疾走し、順位を争う自転車トラック競技。そのパリ五輪女子日本代表として最有力視されているのが、佐藤水菜選手だ。現在25歳。6種目ある競技のうち一対一で競う「スプリント」や日本の公営競技である競輪がルーツの「ケイリン」など、短距離種目で出場を目指す。生まれは神奈川県の茅ヶ崎市。趣味で自転車競技をしていた父親の影響で、幼い頃から自転車や競輪場は身近な存在だったが、選手になることは考えていなかった。「でも高校の頃、徐々にピストバイクで走り始めたら、タイムが出て面白くなって。練習会や競技会で父と同年代の男性たちに圧勝できるのも快感だったし(笑)、そこからのめり込んでいきました」やがて周囲に勧められ、高校卒業後に日本競輪選手養成所に入所、翌年には女子の競輪「ガールズケイリン」でプロデビューした。3年後、22歳でトラック競技のナショナルチームへ。ハードな練習を重ね、この1年は権威あるトラック競技の国際大会「ネーションズカップ」の女子ケイリンで3連勝する傍ら、本業のガールズケイリンで’23年の賞金女王に輝くなど、破竹の勢いだ。自身の強みを、「勝負どころの見極め力」と分析する佐藤選手。「仕掛けるべき時が来ると、顔に受ける風や聞こえる音、周囲の選手の体温などが微妙に変化するのが分かるんです。その瞬間を逃さないように、絶えず五感を研ぎ澄まして走っています」昨年のジャカルタでのネーションズカップ・女子ケイリン決勝でも、その鋭い感覚で勝利を引き寄せた。身長が180cm近くある大柄な外国人選手に囲まれながら終盤、並走する選手の一瞬の遅れを見逃さずに前へ。外側から先頭走者をかわし、見事優勝した。「めちゃくちゃ爽快でした。海外の強豪選手たちにテクニックで勝てたことも、自信になって」体格が良く脚力のある相手に対しても、「空気抵抗が少ない分、自分が有利」など、ポジティブに考えられるようになった。次に狙うは、パリ五輪出場とメダル獲得。「その場に立てたら、持てるすべてを出してレースを楽しみます」実は優柔不断。自転車レースは迷う余地がないところが好き。瞬時の判断で勝負を仕掛け、鮮やかなレース展開で観客を魅了する佐藤水菜選手。プライベートでも決断が速いのではと思いきや、「全然、優柔不断ですよ。ラーメン屋でのメニュー選びも延々と悩むタイプ(笑)。迷う時間や選択肢が多くある状況が苦手です」だから、迷う暇のない自転車競技が向いているのかも、と笑う。緻密な練習スケジュールで自由な時間が限られるなか、大事にしているのは1年前に迎えた2頭のチワワと過ごすひととき。「休日もドッグランへ。もう犬なしの生活は考えられません」今号の特集テーマは「美脚・美尻」。お尻や脚まわりの、普段のケア方法を尋ねてみると、「鍛えることももちろん大事だけれど、保湿も同じくらい大切にしていて。乾燥しているとパフォーマンスにも影響が出るので、化粧水と乳液、ボディクリームの3つで潤すようにしています」私生活もつい自転車のことが中心になりがち、と佐藤選手。「高校の頃は好きなアイドルがいて『anan』もよく読んでたんですけど、養成所でネットや携帯が禁止されていたので、そこから世俗と縁遠くなりました(笑)。そのうち時間ができたら、本や雑誌をゆっくり読みたいですね」それは五輪後のこと?と問うと、「その後にも目標があるので、もうちょっと先かな」。五輪をも通過点に、さらなる高みを目指す佐藤選手。この夏もきっと、観る人を熱くするレースを披露してくれるに違いない。さとう・みな1998年12月7日生まれ、神奈川県出身。身長163cm。ガールズケイリン選手。2021年からは自転車競技トラックレースの日本代表チームに参加、チームの中心選手として活躍。’23年ジャカルタ、カイロ、’24年アデレードのネーションズカップで女子ケイリン 金メダル獲得、アデレードではスプリントでも銀メダルを獲得。本業のガールズケイリンでは’23年の賞金女王を獲得、いま一番“稼ぐ脚”を持った女性アスリートでもある。トップス¥27,280(ステュディオ アール スリーサーティーcontact@studor330.co.jp)スカート¥6,600(ザ ショップ ティーケー/ワールド プレスインフォメーション TEL:03・6851・4604)右耳のイヤカフ¥11,000(エテビジュー/エテ TEL:0120・10・6616)左手のリング¥16,500(エテ)ネックレス¥16,500右手のリング¥15,400(共にジュエッテ TEL:0120・10・6616)サンダル¥9,900(カランシエル/シップス インフォメーションセンター TEL:0120・444・099)左耳のピアスは本人私物※『anan』2024年5月29日号より。写真・KAZUYUKI EBISAWA(makiura office)スタイリスト・小林実可ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・新田草子(by anan編集部)
2024年05月26日YOASOBI(ヨアソビ)が「NHKスポーツテーマ2024」を担当することが決定。YOASOBIが「NHKスポーツテーマ2024」を担当NHKの2024年度のスポーツ中継や番組を盛り上げるテーマソングとなる「NHKスポーツテーマ2024」。本楽曲のモチーフとなるのは、集英社『少年ジャンプ+』にて活躍するタイザン5、桐島由紀、そして春野昼下の3人のマンガ家が、それぞれスポーツをテーマに描き下ろした漫画作品だ。パリ オリンピックなどのスポーツ放送彩る新曲出来上がったこれらの漫画作品をもとに、『NARUTO ー ナルト ー サスケ烈伝 うちはの末裔と天球の星屑』や『サスケ新伝 NARUTO ナルト 新伝シリーズ』などで知られる作家・江坂純が小説を執筆。これを原作小説として、YOASOBIが楽曲を制作した。本楽曲は、日本陸上選手権や7月よりスタートするパリ オリンピック・パラリンピック 2024などのスポーツ放送で使用される。YOASOBI コメント■AyaseNHKスポーツテーマを担当させていただけること、大変光栄に思います。漫画と小説、たくさんの方々のお力を受け取って、色鮮やかな楽曲を放てるよう頑張ります。■ikuraこの度は素敵な機会をありがとうございます。皆さんの心に寄り添い、共に熱くなれる音楽をお届けします。どうぞよろしくお願いします。作品情報YOASOBI 新曲「NHKスポーツテーマ2024」(※タイトル未発表)リリース日:未定<楽曲原作となる作品>『はなれたふたり』作:タイザン5『パラレルレーン』作:桐島由紀『終わらないデュース』作:春野昼下小説:江坂 純
2024年05月26日5月20日に開幕し、連日熱戦が繰り広げられている、テニス四大大会(グランドスラム)の第2戦、全仏オープン。今大会終了時の世界ランキングでパリ五輪の出場権が決定するため、当落線上にいる選手にとっては重要な大会だ。日本勢では西岡良仁、日比野菜緒らが最後の椅子を奪いに行く。また、パリ五輪の会場は、全仏の会場と同じローラン・ギャロス。トップ選手にとっては五輪の前哨戦の意味合いもある。パリ五輪前のラストチャンス!大坂の復活躍進にも期待したい。女子シングルスには産休から復帰した大坂なおみが、2年ぶりに出場する。復帰後はなかなかトーナメントを勝ち上がれていないが、試合勘を徐々に取り戻してきている。優勝候補筆頭は2連覇中のシフィオンテクだ。女子シングルスでグランドスラム同一大会3連覇となれば、全米オープンでのセリーナ・ウィリアムズ以来10年ぶりの快挙となる。今シーズンも初戦の全豪オープンは取れなかったものの、その後の成績で順調にランキング1位を快走しており、死角は見当たらない。男子は全豪を制したシナーが好調を維持し続けている。クレーコートでの優勝経験もあり、結果次第では初の世界1位浮上もありうる。また、赤土の王者ラファエル・ナダルは今シーズン限りでの引退の意向を示しており、これが最後の全仏になる可能性が高い。まずは万全な状態での出場が望まれるが、クレーキングのラストダンスを味わいたい。大坂なおみ捲土重来を期す一年となる2024年は、年初から精力的に大会に出場し続けている。苦手のクレーコートで復活に向けたきっかけを掴むことはできるか。イガ・シフィオンテク2年間世界ランキング2位以上をキープしており、常に安定した強さを見せ続けている。得意の全仏で女王らしい力強いプレーを見せて前半戦を締めくくりたい。ヤニック・シナーコート上での冷静な立ち振る舞いや、強力なフォアハンドをロジャー・フェデラーに重ねるファンも多い。全仏でも躍動し、新時代の旗手となれるか。全仏オープン テニス2024日時:開催中~6月9日場所:フランス パリ「スタッド・ローラン・ギャロス」WOWOWライブで生中継、WOWOWオンデマンドでライブ配信予定※『anan』2024年5月29日号より。写真・アフロ文・今田望未(by anan編集部)
2024年05月23日AKATSUKI JAPANバスケットボール日本代表 新ユニフォームデザインの発表会が都内で行われ、5人制 男子日本代表の渡邊雄太選手と馬場雄大選手、同女子日本代表の馬瓜エブリン選手と宮崎早織選手が登壇しました。バスケットボール日本代表は男女ともに大舞台に進む©日本バスケットボール協会(右から男子日本代表の馬場雄大選手、渡邊雄太選手、同女子日本代表の宮崎早織選手、馬瓜エブリン選手)男子日本代表は昨年の夏、FIBAバスケットボールワールドカップ2023でアジア最上位を勝ち取り、48年ぶりに自力で今年の夏に開催されるパリオリンピック出場権を獲得しました。また2020年の東京オリンピックで銀メダルを獲得している女子代表も、今年2月、ハンガリーで行われたオリンピック最終予選での決戦を制し、パリオリンピックへの切符を獲得。この夏はバスケットボール観戦が盛り上がりそうです。オリンピックでも着用される新ユニフォームをお披露目©日本バスケットボール協会登場シーンでは、ステージに用意されたランウェイの上を、それぞれの選手が新ユニフォームを着てウォーキング。ポーズを決めていきます。スポーツ選手らしい活発さや明るさもありながら、個性豊かなポージングに、会場も沸き立ちます。©日本バスケットボール協会馬場雄大選手は、FIBAバスケットボールワールドカップ2023で比江島慎選手がスリーポイントを決めた時に見せて話題となったポーズを披露。登壇している選手や会場にも思わず笑顔がこぼれます。パリオリンピックでも着用される、ジョーダンブランドの日本代表チーム ユニフォームは赤と白の2種類。独自のバランスと特別設計により、涼しくドライな感触とパフォーマンスに適した機能性をアスリートに提供しているそう。実際新たなユニフォームを着用した選手たちは次のようにコメントしています。馬場雄大選手「新しいユニフォームはすごく軽いというのがまず着た印象です。また、今までカラーは、白、黒、赤が使われているイメージだったのですが、今回の白のユニフォームにはピンクのラインが入っていてすごく新しいなと思いました」馬瓜エブリン選手「新しい時代の幕開けということで、シンプルでありながら多様性があるユニフォームだなと思っています。前回のオリンピックでは青色のバッシュで気分がよかったので、次回も青系のバッシュを合わせたいと思います」©日本バスケットボール協会このユニフォームを着て出場するパリオリンピックで対戦したいチーム、選手を聞かれると、NBAでプレイしてきた渡邊雄太選手は次のようにコメント。渡邊雄太選手「予選ですでに対戦することが決まっているドイツとフランスにはたくさんのNBA選手がいるので、そのような選手とマッチアップできるのは楽しみです。そこを突破して、もしアメリカチームと対戦することができたら、この2年間、同じNBAチームでプレイしてきた選手とマッチアップすることになるのでそれも楽しみですね」7月開催のパリオリンピックへの意気込みきたるパリオリンピックへの意気込みを聞かれると、次のように回答。渡邊雄太選手「ワールドカップで男子日本バスケットボールをようやく盛り上げることができましたが、パリオリンピックで勝つかどうかでまた変わってくると思います。昨シーズンはNBAでなかなかプレイタイムがもらえなかったので、単純に今はバスケがしたいです。夏の練習試合を含めて、ようやくこの大会でバスケができるという気持ちがあります」©日本バスケットボール協会宮崎早織選手「東京オリンピックからあっという間だなと思いましたし、まずはしっかり12人のメンバーに入ることが大切。自分の強みやいいところを出して頑張っていきたいです」両チームのここがすごい!男女のチームともに、オリンピック前にこの新ユニフォームを着て、強化試合が控えているバスケットボール日本代表。ファンのみなさんに観戦を楽しんでもらうためにも、お互いの”ここがすごい!”というポイントを教えてもらいました。©日本バスケットボール協会まず、男子代表について聞かれお二人は次のようにコメント。馬瓜エブリン選手「最初から最後までやりきる力!トム・ホーバスヘッドコーチが常に『最初から最後までやろうよ』と言っていて、その言葉が体現されていると思います。最後の最後まで何が起こるかわからないほど、自分たちの力を信じてプレイしているのがすごいです」ムードメーカーの馬瓜エブリン選手のコメントを受け、渡邊雄大選手は「トム・ホーバスヘッドコーチのモノマネが上手くて変な汗をかいてきました」と答え、会場から笑いが起こりました。©日本バスケットボール協会宮崎早織選手「チームワークですね。ワールドカップの時もそうだったのですが、最後まであきらめずに戦う姿やどんなに点数が開いても逆転する力など、試合に出ている選手もベンチの選手もみんながチームのことを考えて、ひとつになっているなと思って、ワールドカップはとても感動して泣きそうになりました」馬瓜エブリン選手が「ワールドカップ泣いたよね?」とコメントすると宮崎早織選手も「泣いた、泣けた。あの渡邊選手が泣いている姿を見ると…」と話していると、渡邊雄大選手が「え、いや、今、泣いてないって言ってたよね。泣きそうになったって言ってたけど(笑)」とすかさずツッコミ!すると宮崎早織選手もバレたかといった感じで爆笑。男女の選手同士でコメントにツッコミをし合い、ここでもチームワークや仲の良さが垣間見えました。次に、女子代表について聞かれお二人は次のようにコメント。渡邊雄太選手「2大会連続でメダルを獲るところです。東京オリンピックでメダルを獲ったので、パリオリンピックでも当然、獲ってくれるよね!という願いも込めて。そんな素晴らしいチームの試合が強化試合で見られるのはとってもお得です」それを受け、馬瓜エブリン選手・宮崎早織選手は「プレッシャーかけてくるな〜」。続けて馬瓜エブリン選手は「期待してもらうのはめちゃめちゃ嬉しいです。東京オリンピックから何が進化したのか、これからの試合で見てもらいたいです」と話しました。©日本バスケットボール協会馬場雄大選手「一丸力です。僕は女子バスケットボールチームがパリオリンピック出場を決めたカナダ戦の試合を遠征先で見させていただいたのですが、チームのコミュニケーション力がすごいなと。技術面だけでなくメンタル面でも声を掛け合っていて、これが勝っていくチームだよなと思いました」このコメントに対して宮崎早織選手は「ひとりひとりの選手がどんな時も声を出し続けているのが女子チームのいいところです。そのなかでもエブリンが一番、吠えてくれているので、チームの雰囲気もいいです。ただ、自分のシュートが入らなくなるとエブリンは吠えなくなるので」と言うと、馬瓜エブリン選手は「やめろ〜。言うな、言うな。今回はシュート入らなくても吠えます」とコメントし、また会場に笑いが起こりました。©日本バスケットボール協会終始、笑いも交えながら進んだ発表会。声援に対して「みなさんの声援が僕たちの力になりますし、みなさんの声援が大きければ大きいほどいい結果につながっていくと思っているので、今後とも応援してもらえたらと思います」と渡邊雄大選手は締め括りました。筆者も実際にバスケットボールをプレイし、観戦を楽しんでいますが、バスケットボールはスピード感もありスポーツ観戦としても魅力的でおすすめです。この夏、どんどん盛り上がるバスケットボール日本代表をみんなで応援しましょう。Information公益財団法人日本バスケットボール協会
2024年05月21日三月場所、大関として初めて土俵に上がった琴ノ若関が、五月場所からは横綱だった祖父の四股名「琴櫻」を継承することに。父も祖父も力士で実家が相撲部屋という環境で育った琴櫻関に相撲への思いやプライベートについて聞きました。――改めて、大関昇進おめでとうございます。昇進した三月場所は1場所だけ、大関・琴ノ若を名乗り、五月場所からは大関・琴櫻になるということですが、これはどういった思いからですか?琴櫻将傑さん(以下、琴櫻):悩んだんですよ。「琴ノ若」は父である師匠から受け継いだ四股名なんですが、師匠は関脇までで、体力の限界で引退したわけでもなかったので……。最初は大関になったら琴櫻を継ぐということになっていたんですが、やっぱりこの名前を一場所でも大関に上げたいと思って、師匠と相談して三月場所だけ大関・琴ノ若で土俵に上がることになりました。――親孝行ですね。おじいさまの四股名を受け継ぐことはいつから決まっていたんですか?琴櫻:覚えてないんですけど、自分が子どもの頃に祖父に「いつになったら琴櫻の名前をもらえるの?」って聞いたらしいんです。今思うととんでもないことを聞くな!と思うんですけど(笑)。そのときに「大関になったらやるよ」って言われたみたいです。先代との約束は守れて準備はできたので、もう一場所この名前(琴ノ若)で取っても先代は怒らないんじゃないかな、と思って。――褒めてくれると思いますけど。琴櫻:そうですかね?(笑)――おじいさまは琴櫻関のことをすごくかわいがっていたそうですね。稽古場でもいつも隣に座らせて稽古を見ていたとか。琴櫻:銭湯に連れていってもらって、アイスを買ってもらうのが楽しみでした。普段はやさしかったですけど、相撲のこととなると厳しくて、いつか相撲の大会で銀メダルを持って帰ってきたときは「銀メダルってことは、最後誰かに負けたんだろう。金じゃなきゃダメだ」と言われました。それからは金メダル以外は持って帰るのをやめて、銀と銅のメダルは全部車に隠してました(笑)。――いつからお相撲さんになりたいと思っていたんですか?琴櫻:なりたいというより、「必然的になるんだろうな」っていう感じでしたね。まわしは2歳から締めていて、記憶がないときから相撲をやっているので。家が相撲部屋なので間近で見ていたし、師匠も現役でしたし。逆に小さい頃から見ている分、その厳しさをわかっていたと思うんですけど……、でもこれしかできないんで(笑)。――高校3年生のときに入門されたわけですけど、入門してからいちばん苦労したことは?琴櫻:苦労と言われたらほぼ全部で、楽なことがなかったです。稽古しないと強くなれないし、自分に厳しくないと上がれない世界なので。親父が師匠だから、祖父が横綱だからとかで出世できないですからね。食事なども普通は番付が上の人からになるし、とにかく強くなれなきゃ意味がない。簡単な世界じゃないんだ、ということはわかっていて入りました。――初土俵から8年少しで大関昇進を決めたわけですけど、ご自分としては早かったですか、遅かったですか?琴櫻:必死にやっていたので、早い遅いではなく、「やっと掴みとれた」というのが正直な気持ちです。子どものときは大きな夢をいくらでも語れたんですけど、入門して地位が上がるほど、その難しさを肌で感じるので。もちろんもう一つ上の地位に上がるつもりでやってきてはいますけど、簡単ではないと思っています。――実際に大関になってみていかがですか。琴櫻:まだ日が浅いので実感できていないところもあるんですけど、大関昇進伝達式は、今まで見てきた光景なので、それを自分が体験できたのはうれしかったです。上に立って一層、気を引き締めていかなきゃいけないなと思いました。――三月場所では土俵入りや取組のときに「大関・琴ノ若」と呼ばれていましたね。琴櫻:その名前で呼ばれるのは三月が最後だったんですけど、しっかり名前を刻めたんじゃないかと思います。――場所が終わっても巡業や挨拶回りなど何かと忙しいとは思うんですけど、プライベートの時間はどんなことをしてるんですか?琴櫻:暇さえあれば寝てます(笑)。寝られるときは夜7~8時間、昼寝で1~2時間。移動中も30分とか仮眠を取ったりします。趣味がないんですよ、自分。おもしろくないですよね(笑)。――どんなときが楽しいですか?琴櫻:自分の付け人や若い衆とゴハンを食べに行ったり、ボウリングに行くときですかね。――何を食べに行くんですか?琴櫻:ほぼ焼き肉です。一時期、週5で行ってて、さすがに師匠に「野菜を食べろ」と怒られました(笑)。――自分の部屋だけでなくほかの部屋のお相撲さんたちともゴハンに行ったりするんですか?琴櫻:うちは千葉県松戸にあってほかの部屋と離れているので、普段はほぼないです。巡業に出ているときは高校の後輩の豪ノ山や王鵬と行ったりしますね。そういうときもまず近所で焼き肉屋さんを探します(笑)。見つからなかったら仕方なくほかを探す、って感じです。――ちなみに焼き肉、どれくらい食べるんですか?琴櫻:入門したばかりの10代の頃は、4~5人前のファミリーセットを一人で4皿と、ご飯をどんぶり5杯とかですね。今はそんなに食べないです。もう無理です(笑)。――ボウリングは?琴櫻:昔は兄弟子たちも一緒に行ったりして、リフレッシュになっていました。今もたまに行っていて、いつも手を添えずに片腕で投げてます。ベストスコアは215です。――すごい!今、時間ができたら何をしたいですか。琴櫻:寝たいです(笑)。でもこんな忙しい生活は大関に上がらないと経験できないですし、注目していただいてありがたいことしかない。だから全然大丈夫なんですけど、寝れるなら寝たいです(笑)。あと、ゆっくりゴハンに行きたいですね。――突然ですが、好きな女性のタイプはどんな人ですか?琴櫻:……やさしい方です(笑)。芸能人でいうと、とか答えられないですよ!いろんな人がいすぎて、しかもみんなかわいくて。コロナ禍に『親バカ青春白書』を見ていたとき、永野芽郁さんや今田美桜さんはかわいいと思いました。――TVドラマを見ることもあるんですね!琴櫻:コロナ禍で巡業がなかったときは朝ドラも見てましたね。巡業があると、本場所と合わせて3か月くらい家を空けることになるので、行く前に子どもだった主人公が、帰ってくる頃にはおばあちゃんになってたりするんです(笑)。この春までの朝ドラも録画が100話くらい溜まってしまったので、もう諦めようかと思ってます。大関・琴櫻として初めて土俵に上がる、大相撲五月場所は5月12日(日)~26日(日)東京・両国国技館にて開催。チケットは既に完売しているが、チケット大相撲やチケットぴあのサイトでリセール情報が出る場合があるので、チェックを。ことざくら・まさかつ1997年11月19日生まれ、千葉県出身。実家である佐渡ヶ嶽部屋の稽古場で、先代師匠である祖父の隣に座って稽古を見ながら育つ。相撲の名門、埼玉栄高校の3年生だった2015年の十一月場所で初土俵。今年の初場所後に大関昇進。「もう一つ上を目指して頑張りたい」とさらに相撲を磨く。※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・村上未知インタビュー、文・古屋美枝(by anan編集部)
2024年05月07日Bリーグ選手のカラダ作りの秘訣は?2月に行われた「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」で1位となった、千葉ジェッツの金近廉選手に注目します!代表に選ばれて、パリでプレーする姿を見てもらいたい。金近選手がバスケットボールを始めたのは小学校低学年の頃。「兄がバスケットボール部に入っていたので、そのチームの人たちと、家の前の公園で暗くなるまでバスケットボールをしていたんです。シュートを決めた瞬間が、何より楽しくて。プロになってからは、ファンの方たちが一緒に喜んでくれるので、その嬉しさを一層感じています」現在、21歳。ジェッツでは年下組。「30代、40代のベテラン選手も多いチームではありますが、上下を感じることはなく、風通しがいい。チームメイトからは“かねち”とか“廉”と呼ばれています。キャプテンの富樫勇樹選手は、“かねち”と呼んでくれていますが、試合中のピリッとした場面では“廉!”になることも。気が引き締まります(笑)」大学時代のポジションは、高身長の人が就くパワーフォワードやセンターだったが、プロに入ってからはスモールフォワードにスイッチ。「以前とは仕事が全く違うので、シーズン前半はうまくいかないことも。でも、中盤くらいからは慣れてきて、スモールフォワード特有のディフェンスの多様さが楽しくなってきました。今シーズンも残りわずか。昨季ジェッツは準優勝と、悔しい思いで終わった試合を僕もベンチで観ていたので、今季はリベンジできるように、チーム一丸となって優勝を目指しています」7月には、男子日本代表も出場するパリ五輪が開催。金近選手は、代表入りを期待される一人。「昨年のワールドカップでは、最終選考で外れてしまって…。やはりワールドカップやオリンピックという大舞台で世界の選手と対戦することは、バスケットボール人生において大きな経験になると思いますし、応援してくれている方たちのためにも、今度はしっかり選ばれて、パリでプレーする姿を見せたいです」2月のバレンタイン時期に開催された「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」では見事、1位を獲得。しかも、歴代最高得票数という快挙を成し遂げた。「みなさんが毎日投票してくれたり、SNSで応援メッセージをもらったりして、本当に嬉しかったですね。昨年1位の河村勇輝の得票数を上回ったことも(笑)。(“さん”づけでないのは)大学の先輩ですが、1個上は同級生みたいなものなので」イベントでは特技の3ポイントにかけて“恋する放物線”と甘いキャッチフレーズがついていたけれど。「せっかくなので…25歳くらいまでこれで頑張ろうと思います(笑)」かねちか・れん2003年3月11日生まれ、大阪府出身。身長196cm。’23年、東海大学を2年で中退し、練習生を経て千葉ジェッツに加入。ポジションはスモールフォワード。©CHIBAJETS FUNABASHI/PHOTO:Keisuke Aoyagiジャケット¥17,600パンツ¥15,400(共にリーバイス フォー ビオトープ/ビオトープ TEL:0120・298・133)インナーパンツ、タンクトップはスタイリスト私物靴は本人私物「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」結果発表!毎年、Bリーグが行っているバレンタイン企画で、昨年は横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手が1位となった「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」。B2、B3を含む全56クラブから各1名がエントリーし、SNSなどでのファン投票で8代目モテ男No.1に輝いたのは千葉ジェッツの金近廉選手。優勝者はananに登場するのが恒例に。2位は宇都宮ブレックスの四家魁人選手、3位は琉球ゴールデンキングスのジャック・クーリー選手。投票の有効ポイント数が過去最高と、大盛り上がり!【1位】金近 廉(千葉ジェッツ)/96,024票3ポイントシュートを武器に、チームで存在感を発揮。関西出身でお笑い好き。好きな芸人は千鳥と、かまいたち。©CHIBAJETS FUNABASHI/PHOTO:Keisuke Aoyagi【2位】四家魁人(しけ・かいと)(宇都宮ブレックス)/62,578票アメリカの大学でのプレーを経て、昨年加入。チーム最年少で愛され弟キャラ。3ポイントシュートが得意。©B.LEAGUE【3位】ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)/55,151票試合後の手厚いファンサに定評あり。昨シーズンはリバウンド王に輝くなど、ゴールを守るチームの大黒柱。©B.LEAGUE※『anan』2024年4月17日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス)スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・坂西 透取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2024年04月13日