1000年前の才女が放つ言葉が痛快! 心が疲れた時に読みたい、国内外の名作古典4冊
落ち込んだり、ムカついたり、やる気が出なかったり…そんな気分の時に読みたい4冊を紹介。先人たちの言葉は、きっと明日の元気につながるはず。翻訳者、エッセイストのイザベラ・ディオニシオさんと、書評家の三宅香帆さんがセレクトしてくれました。
心が疲れた時に読みたい、国内外の名作古典
芭蕉と共に旅する高感揚を楽しむ。
イザベラさん、三宅さんおすすめ
『おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』著・松尾芭蕉編・角川書店
江戸を発ち、奥州、北陸道を巡り、和歌に出てくる多くの名所旧跡を訪れながら俳句を詠み、地域に関する感想を書き綴った松尾芭蕉の紀行文。「時は始まりと終わりなく繰り返され、言ってしまえば、私たちの人生も一種の旅。『おくのほそ道』の旅に出た時、松尾芭蕉は45歳。当時はすでにおじいちゃんの年齢だけど、旅が楽しくて仕方がない芭蕉の言葉を読むうちに、私たち読者にもワクワク感が伝染。その元気にあやかりたい」(イザベラさん)。「表現力を学べる絶好の教科書でもあります」(三宅さん)。¥748/角川ソフィア文庫
1000年前の才女が放つ言葉がなんとも痛快!
イザベラさんおすすめ
『現代語訳 枕草子』著・大庭みな子
平安中期に書かれた清少納言の随筆文学。