懐かしくて新しい! 「百段階段」を舞台に全国各地の“レトロ”を旅する展覧会
はらわた:「百段階段」で展示をするなら、本物のネオンサインを入れたいと。アオイネオン株式会社の職人さんが制作してくださり、光が灯ったときは感無量。歴史と重みのある空間に、ネオンの柔らかく繊細な光が溶け込んで嬉しく思いました。
甲斐:建物全体から、創業者の方や職人さんたちの想いがパワーとして迫ってきますね。それが地元パン(R)の無垢な魅力を包み込んで、より可愛らしく見えるのも嬉しい。
はらわた:高知でお馴染みのパンも紹介されていて思わず「あ!『百段階段』でニコニコパンだ」と大興奮。本物のパッケージが展示されているので、色合いやデザインのディテールをじっくり鑑賞できます。
甲斐:パソコンのない時代に手でデザインされたものの、今では出せない味にときめく要素や面白さがあります。
ぜひ時代を超えた新しさを楽しんでいただきたいですね。
文化財「百段階段」とは?
1935(昭和10)年に建てられた当ホテルに現存する唯一の木造建築。趣向の異なる7部屋を99段の階段廊下が繋ぐ。日本画の大家や当代随一の職人による豪奢な装飾が見どころ。
甲斐みのり氏『日本全国 地元パン』表紙
旅で出合った全国各地の愛すべきパン500個超を収録した著書より、47都道府県の地元パン(R)