パリ五輪代表争いに決着がつく大一番! 全日本卓球選手権大会から目が離せない!
1月22日から28日にかけて、卓球の全日本選手権が東京体育館で行われる。例年、日本一を懸けて選手たちの熱い戦いが繰り広げられるが、今回はいつにも増して熱のこもった舞台となりそう。なぜならパリ五輪代表選考の最終大会でもあるからだ。
2024年全日本卓球選手権大会
個人戦は2022年以降の各選考大会で得た合計ポイントの上位2名が代表に選ばれる。男子はポイントランキング1位の張本智和、2位の戸上隼輔が代表選出を確実にしている一方で、激しい競争となっているのが女子だ。現在790.5点の早田ひなの1位はすでに確定している。だが2位の平野美宇は486点、3位の伊藤美誠は451.5点と34.5点差。全日本選手権で得られるポイントは、優勝者が120点、2位100点、3~4位80点、5~8位50点……と定められているから、結果によって両者の順位は十分入れ替わる範囲にある。
たとえ個人戦で代表に入れなかったとしても、団体戦用のメンバー(1名)に選ばれる可能性はある。ただその選考は総合的な判断によるとされていて、ランキング3位であってもそのまま選ばれるとは限らない。なによりも、平野も伊藤も、個人戦での代表入りを目指して戦ってきただけに、自力で五輪切符を手にしたいところだ。