水曜日のカンパネラ・詩羽「自分のことを大事にして、自分を愛していこうねって伝えていきたい」
「アルキメデス」は斬新なモチーフによる言葉遊びと軽快なリズムが楽しい。レゲエ調で始まりながらもキュートにポップに展開し、夏フェスのステージが目に浮かぶような「マーメイド」も聴きどころ。
「『マーメイド』のようなレゲエ調の曲は今までなかったので、ラップの部分は荒々しく低めの声にしたり、そこ以外はポップな声で表現したりと、声の使い分けは意識しました。バンドがたくさん出演するフェスでも、水曜日のカンパネラのステージに立つのは私ひとり。ちょっとアウェイなときも、自分たちの曲を聴いたことがない人たちの心をどう掴むかという挑戦が楽しいです」
一方、ワンマンライブでは大人はもちろん小さい子たちからも歓声が。詩羽さんは全身でメッセージを放つ。
「ライブには小学生もたくさん来てくれますし、私のメイクや髪型を真似してくれる子たちも。中高生になれば流行りを気にしたり、『可愛い』の定義が生まれてしまうけれど、ファンの子たちが自分の『可愛い』を大切にしていることが良いことだと思う。
なのでこれからも自分のことを大事にして、自分を愛していこうねって伝えていきたいです」
3rd EP『POP DELIVERY』。