「ジブリパークとジブリ展」で映画の世界を体験! カオナシの隣に座って千尋になりきってみては?
全国を巡回中の「ジブリパークとジブリ展」が東京に。一昨年、愛知県の愛・地球博記念公園内に開園したジブリパーク。スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設となっており、「ハウルの城」など作品中で登場人物たちが暮らす建物が、公園内の地形や木々と調和するように作られている。このジブリパークの構想段階から制作現場を指揮したのが宮崎吾朗監督だ。
映画を飛び出して、もう一つのジブリ作品の世界へ!
「宮崎監督を中心にジブリパークがどのようにして作られてきたのか。スケッチや模型、制作資料などを通して感じていただける展覧会です」
とジブリパーク展示イベント部の上村早江子さん。
宮崎監督は建設コンサルタントとして公園緑地などの計画・設計に携わった後、三鷹の森ジブリ美術館の建設時に総合デザインを担当。2005年の愛知万博で話題を呼んだ「サツキとメイの家」の制作では陣頭指揮を執った。
本展ではジブリパーク制作につながる宮崎監督のこれまでの仕事と作品も紹介している。
「宮崎監督のもの作りとそれに対する思いが見える」と上村さんが話す通り、制作資料に見られる宮崎監督の修正指示からは“映画の中の世界を体験してもらいたい”という熱意を感じられる。