くらし情報『話題を呼んだ『ルックバック』が映画化 「AIでは決して作れないもの」を目指す』

話題を呼んだ『ルックバック』が映画化 「AIでは決して作れないもの」を目指す

物語は、藤野と京本の視点で進む。その中で“描く”という行為の魔物的な魅力を示しているのは原作と同じ。さらに劇場版では、共同作業を醍醐味とするアニメ制作側の視点も添えられた。

「原作は藤野=漫画家の目線なので、ネーム(漫画の設計図)を見せたときの京本の反応から最大級の喜びが感じられる構成です。劇場版では、アニメ制作者である僕の視点を投影して、藤野の努力と共同作業の尊さにフォーカスを当てています」

『ルックバック』の根幹には、ふたりの少女が辿った人生から「なぜその仕事をするのか」という問いかけがある。制作を終えた押山さんが見つけた答えとは?

「稼ぐためだったら、こんなに大変な思いはしません(笑)。うまく言葉にはなりませんが、少なくとも、精一杯描くことを突き詰めた自分の生き様があると思います」

『ルックバック』学年新聞に4コマ漫画を連載し、その画力に自信を持つ小学4年生の藤野。だが、不登校の児童・京本が初めて投稿した漫画の圧倒的な画力に衝撃を受ける。
小学校卒業の日に初めて対面したふたりは、共同で漫画制作をはじめるが――。藤野役を河合優実、京本役を吉田美月喜と、若手俳優が担当。全国公開中。

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