デビュー20周年! ハリセンボン・近藤春菜「ただただ、人に恵まれているんだと思います」
そして、「じゃねーよ!」と言わせていただいている方々の存在も大きいです。
――その代表的な方が、角野卓造さんですよね。
はい。かれこれ18年くらい、「角野卓造じゃねーよ!」と言わせていただいてますね。
――鉄板ネタって、常に求められるものだと思うんですが、「もうそろそろいいのでは…」みたいな気持ちにはならないんですか?
全然ならないです、いまだに言わせてもらえているのはめちゃめちゃありがたい。特に私の「じゃねーよ!」は、誰かに振ってもらわないと発動できないもの。今でも私に振ってくれる人がいるのは感謝しかないです。
――あれはどんなところから生まれた芸だったのでしょうか?
確か2年目くらいのときに、とにかくその場で私を覚えてもらいたい一心で出した言葉だったんです。
正直怒られる覚悟でした。というのも、角野さんに許可をいただいたわけでもなかったですし。後にTBSのオールスター感謝祭でご一緒する機会があって、私は絶対謝罪しなきゃと思い、角野さんが『渡る世間は鬼ばかり』チームでスタジオに入ってこられるのを、スタジオ前で待っていたんです。で、角野さんが見えたので謝ろうとしたら、無言で手を差し出して握手してくださって。