chelmico・Mamiko「まさか人前で歌うことを職業にしているなんて思ってもいなかった」
chelmicoによる連載「chelmicoのちいさなにっき」。Vol.48はMamikoによる「緊張した時は、どうする?」の巻。
自分がミスったと思ったことが逆に良い方向にいくことも。
人前に出ることって、本当に意味がわからないよね。たくさんの目玉がこっちを向いてる時、自分がすごい精神状態にいるなってたまに思うよ。小学生の時にピアノの発表会が嫌すぎて「本当に嫌だ、やめたい、家に帰りたい、絶対に弾きたくない」と泣き喚いていたのに、まさか人前で歌うことを職業にしているなんて思ってもいなかったな。てことで、私はかなりの緊張しいだよ!!いや、なんかね、ステージに上がっちゃえばわりと大丈夫になるんだけど、本番前が一番落ち着かない。頭の中でセトリを思い出して、早送りで歌って、MCはこんな感じで話そうとか整理したり。
どんなライブでも、本番前は心臓がバクバクする。なんだけど慣れってすごいもんで、最近は前ほどじゃなくなったんだよね。場数を踏めば踏むほど平気になってきてるのかな。自分が緊張した時の気持ちの一連の流れ方を理解したんだと思う。「そうだよね、緊張するよねぇ」と受け止める。緊張しててもいいやって思えるようになった。