【5月22日】胸のなかの「悲しみ」が消えていく!5月の満月に咲き乱れる花とは?
5月、私が暮らす仙台では新緑の若葉が重なり合って、緑のアーチが生まれます。見上げると、若葉と若葉がまるで手をつないでいるかのよう。
その姿をいにしえのひとは「結び葉」「思い葉」と呼んだそうです。淡青(うすあお)、萌黄色(もえぎいろ)、若竹色(わかたけいろ)と葉っぱの色をながめるのも楽しいですね。
さて、新暦の5月15日から20日は第二十一候「竹笋生ず(たけのこしょうず)」。たけのこはなんと、1日に120センチ近く伸びることもあるそう。たけのこが生えると、今度は蚕(かいこ)が桑の葉を食べてぐんぐん成長する、「蚕起きて桑を食む(かいこおきてくわをはむ)」(5月21日から25日)の時季へ。
今日はたけのこにちなんで、竹にまつわる悲恋とミステリーをご紹介しましょう。
今回は、ちょっぴりこわい話ですよ。
かぐや姫と帝(みかど)の悲恋をおさらい
最近、某コマーシャルで、小悪魔的なかぐや姫が大活躍していますね。悲しい結末を迎えた物語だけに、茶目っ気たっぷり、キュートな笑顔を見せるかぐや姫を見るたび、なんだかしあわせな気持ちになります。
皆さんは、かぐや姫が登場する日本最古の物語「竹取物語」