週末の予定はこれ!話題の【ゴッホとゴーギャン展】を120%楽しむツボ
1853年、オランダの牧師の家庭に生まれ育ったゴッホは職を転々としながら様々な挫折を味わい、27歳でついに画家の道を歩み始めます。その後、1890年に自ら命を絶つまでのたった10年の間に、現在では数十億円といった価格で取引される数々の作品を生み出しました。
しかし残念なことに、当時それらの作品が評価を得ることは決してなかったのです。
フィンセント・ファン・ゴッホ《収穫》
Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)
(C)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)
ゴッホはその作品において農民や労働者などの人々、風景、数多く制作した自画像など、現実の世界を独特の表現方法で描き出しましたが、画家であった10年の間には故郷のオランダから大都会パリ、南仏アルルなどへと拠点を移し続け、それぞれの地でその絵画表現も変化していきました。特にアルルの強い日差しを受けた色鮮やかな景観に強く魅了され、パリで親交のあったゴーギャンを呼び寄せたことで、二人はこの地で共同生活を送ることとなったのです。
冒険の画家「ポール・ゴーギャン」