週末の予定はこれ!話題の【ゴッホとゴーギャン展】を120%楽しむツボ
ポール・ゴーギャン《自画像》
Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)
(C)Kimbell Art Museum, Fort Worth, Texas
一方、装飾的な線と色面を用いた作風が特徴的なゴーギャンは、1848年のパリに生まれました。
幼少期をペルーのリマで過ごし、青年期には商船や海軍に勤務しながら世界各地を渡航。23歳の時にパリで株式仲買人として働き始めた頃から徐々に絵画への関心を高めていきます。
1883年、35歳の時に仕事を辞めて画家の道へ。ブルターニュ地方のポン=タヴェンやカリブ海のマルティニーク島での滞在を通して、野性的でプリミティブ(原始的)な美しさを描く独特の表現方法を磨いていきます。その後1887年にゴッホに出会い、翌年には彼の誘いに応じてアルルへ赴いたのでした。
ポール・ゴーギャン《タヒチの3人》
Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)
(C)Scottish National Gallery
アルルではともに絵を描き、芸術について議論を交わすなど充実した日々を送っていた二人。しかし意見の不一致などから徐々に軋轢が生じ、たった2ヶ月でゴーギャンはアルルを去ることに……。