【私が巨デブになったわけ】マジかよ、ストレス!気付けば職場はセクシーパブ!? ~人生の負のロイヤルストレートフラッシュ物語~
深夜の薄暗い店。個室のようにスクリーンで仕切られたベロアのソファの席で、ドレスの女と客が戯れる。女がライターの火をともし、ウエーター、ウエートレスを呼ぶ。蛍のようにぼんやりした光の元へすたすたと向かい、さっと注文を取り、せっせとドリンクや氷を運ぶ……私のある1カ月の仕事でした。
27歳で上京を決意をした私は、大学卒業以来ずっと勤めた職場を退職。正直な話、裕福ではなかったので、上京前の1カ月間、資金調達のため朝9時から深夜3時まで働きました。昼はコールセンター、夜はそんなつもりはなかったのに、送りこまれた先が……まさかのセクシーパブ!
私の目の前に、とんでもねえ~世界が広がったのです。
泣きたくなったとんでもねえ~エロスの世界「××ちゃんご指名で~す、ありがとうございます、フゥ~イェッ!」
店内に響く、お世辞にも品が良いとはいえないアナウンスの中、ドレス姿の女性の“セクシーサービス”に理性崩壊の男性客、ステージではトップレスのショー、ビキニショーツに挟まれる福沢さんやら野口さんやら、日本銀行券がわんさか……。
当初はただ「Oh……ジーザス」としか漏らせませんでしたが、少したつと冷静になり「自分もこの絵の一部なんだよなぁ」