日常すぎると「爆発」する。私を爆発から抑えてくれるアレ【私をしあわせにしてくれる1000のアイテム】#0041
1年のうち360日くらいは食事をつくり、洗濯と掃除をしています。
独身のときはあんなにあこがれた結婚生活も、手に入れてみれば食事作りと洗濯、掃除の繰り返しです。
憧れた都会の生活は満員電車と高い家賃でキュウキュウだったし、理想の仕事にも就いてみれば忙しさに忙殺されて、なんでこの仕事を選んだのか疑問に思ったりして。おそらく生活とはそんなものでしょう。
しあわせなんだけど、飽きる。当たり前なのに、イライラする。
ほんのたまに、そんな日常から解放されたくなります。
「マティーニ」は非日常を感じさせてくれるアイテムのひとつです。
ビールと焼酎ではダメ。どちらも大好きですが、どっぷり日常すぎる。
ドラマ『セックスアンドザシティ』が流行ったとき、主人公たちの定番はマティーニで、舞台がニューヨークということもあり余計におしゃれに見えて、「そうだ、マティーニを飲もう!」と思いました。
それまで水の変わりにビールを飲んでいた私にとって、マティーニは酒の概念を覆されるものでした。だって、ぜんぜん喉が潤わん。
ジンの苦味がキリッと利いて喉を焼くような感覚に、いったいこれのどこがおいしくてカクテルの女王様などと呼ばれるのか不思議でした。