あなたの部屋も負けてないかも!ヴェールに包まれたオタク女子たちの「堕落部屋」【私をしあわせにしてくれる1000のアイテム】#0045
※川本史織『堕落部屋』(グラフィック社)2013年
床に炊飯器が置いてある。
キャスター付きのイスに、なぜかテレビが乗っている。
男根がインテリアの豪邸に住む主婦。
服に埋もれるアイドル……。
これらは、東京、大阪の都心に住む、アイドル、コスプレイヤー、漫画家、美術家、デザイナーなど、マニアック女子(オタク属性)50人の部屋とポートレートを紹介する『堕落部屋』という名の写真集に紹介されている、部屋の一部です。
私が初めて自分で購入した写真集が、こちらのフォトグラファーの川本史織さんが撮影された『堕落部屋』でした。
いつも心が荒んだ時に、この決して「美しいお部屋ですね」とは言えない写真集を広げ、オタク女子たちの部屋を見て、癒されています。
部屋に足の踏み場がない、なんてまだ序の口。
好きなものはジャンルを問わず、同じ場所に収納され、いつでも手の届く位置に管理されています。
それはある意味とても機能的ですらあり、華麗なヴェールで包まれている、見てはいけない女子の部屋を覗き見してしまったような、高揚感が得られるのです(笑)。
「断捨離」も流行ったし、きちんと整理整頓されている部屋の方が、頭も心もスッキリすることは知っています。