一緒にいた時には正直に伝えられない・・・春の別れの心模様に思わず涙!
スピードが勝負の現代で、過去の感傷に浸っている暇はないのかもしれません。
でも、人は前だけを見て生きてはいけないものです。
過去に後ろ髪を引かれ、過去にとらわれてしまうのもまた、人の心なのです。
残される方が「寂しそうなことを言わない」理由って?
一方、新生活に向けて旅立った人を「送り出した人」のこと。
残された人たちは、何も変わらない日常が、明日もその次の日も続きます。
でも、「残される人」のほうが、心の中で大きな変化を感じるものだと思います。
新しい環境が待っている「送り出される人」と違って、「残される人」の変化といえば、ひとりの人間が自分の日常からいなくなる、それだけなのです。
環境的にはなにも変わらないぶん、寂しさは倍増するのでは、と思います。
でも、寂しいと言ってしまったら、相手の足を引っ張ってしまうから、言えないんです。
心から応援しているけれど、もう少し一緒にいたかった、そんな裏腹な思いがよぎります。「きっとあなたならがんばれる!応援しているよ」と言うのが精一杯。
新天地に行く人のほうがもっと不安で寂しいんだからと、心に言い聞かせて。
「心をつなぐ」