PFCバランスって結局、何をどれだけ食べればいいの?
PFCバランスは食事の「質」も大切
PFCバランスを整えることは大切ですが、さらに気をつけたいのは、たんぱく質、脂質、炭水化物の「質」です。つまり、バランスばかり気にしても、脂身の多いお肉、糖質と脂質が多い甘いお菓子ばかりの食事を続けていると、生活習慣病やその重症化につながる可能性があるといわれているからです。そこで、気をつけたい食事のポイントは次の3つです。
自分に合ったたんぱく質の量を摂る
適切なたんぱく質の量は人によって違います。1日に必要なたんぱく質の目安は、「1g×標準体重」とされています。例えば、標準体重(※)が56.3kgなら、1日に56.3gのたんぱく質の摂取が目安になります。1食では20g弱なので、例えば朝食メニューであれば、ゆで卵1個5.7g+ウインナー1本12.1g+牛乳1杯6.6gで、目安のたんぱく質量をとることができます。
(※)標準体重の計算方法は、身長が160cmの場合、1.6(m)×1.6(m)×22=56.3(kg)となります。
脂質は「不飽和脂肪酸」を積極的に摂る
肉やお菓子、乳製品には飽和脂肪酸が含まれます。摂り過ぎは生活習慣病の原因にもなるとされています。