「典型的なチャリティコンサートは参加者がチケットを買い、その売り上げがNPOに寄付されて慈善事業に使われる。
だけど、それでは『普通の人』や『若い人』が参加できないことがあると思うんだ。
若者には、チャリティのためのお金がないことが多いからだ。
そうするとチャリティはお金持ちの人のものになってしまう。
でも、『時間』なら誰もが1日24時間、平等に持っているんだ。
参加者がどんなに裕福でもどんなに貧乏でもいい。
この星で最も民主的なものは『時間』だと、僕は思うんだ。
だから、このフェスでは、人々は『時間』を提供することでボランティアに参加ができるんだ」
ユニークなアイデアが実現させたマイペースな社会貢献
(Photo by Reo Takahashi)
世界に存在する様々な問題の手助けとなる、チャリティー活動。
しかし、いつからこの活動は「富裕層の特権」になってしまったのだろうか。
世界が抱える問題の手助けは、なにもお金がなくても、不屈の正義の心がなくても、もっとユルく、自分のペースでできるのだ。