【燃えるゴミ、高価買取します】ゴミが世界的に価値ある商品になるワケ
また、燃焼によって生じる熱は、厳しい冬を乗り越えるための暖かさとしても利用されている。
まさに、ゴミを【生きる力】に変えている国と言えよう。スウェーデンではゴミの99%が再利用され、新たなエネルギーとして生まれ変わる。
ゴミはあればあるほど困るもの、という概念を一掃する試みに、世界中の人々が驚きを隠せないでいる。スウェーデンの人々はゴミを「価値ある資源」と捉えているようだ。
世界一のゴミ大国・日本
(Photo by dmitri_66)
スウェーデンが他国からゴミを輸入する一方、日本は【世界ナンバー1のゴミ排出国】として、その名を轟かせている。
年間に1人あたり320kgのゴミを排出している、と言ってもピンと来ないかもしれないが、ゴミ排出量2位のフランスにおいては1人あたり180kg、3位のドイツでは140kgという数字と比較すると、日本人がどれだけ大量のゴミを出しているかが分かるだろう。
日本ではゴミ問題に対して3R(リデュース・リユース・リサイクル)が提唱されているが、ペットボトルや古紙を違う形に変えるリサイクルにもまた莫大なエネルギーと資金が必要だ。