14歳のエジソン。独学でアフリカに「電力」をもたらした少年
とあざ笑う人や、「マリファナをやっているのか」と冷ややかな目で見る人もいたそうだ。大勢の大人がたった14歳の少年に対して……。それでも彼は諦めなかった。
彼の中に「できない」という選択肢は全くもってなかったのだ。
いつか「彼の言葉」に出会う人のために
(Photo by TED Conference)
その後、2006年には2基目の風力発電が、2007年には3基目の風力発電が完成し、現在までに完成した計7基の風力発電が村の暮らしを支えているという。
電力を得ることができたマシタラ村は、貧困を立て直すことができたのはもちろんのこと、なにより夜に灯る灯りが人々の心を癒していったそうだ。今では当時、彼をあざ笑っていた村人たちが電気を求めて列をなすこともあるという。
現在28歳になった彼はTEDのプレゼンテーションの中でこう語っている。
「夢を追いたくても私のように貧困の最中で苦しんでいる、貧しいすべての人に向けて言いたいことがあります。神のご加護がありますように。そして、彼らがいつかこのスピーチをインターネットで見たときのために。