しかし、国民の思いは複雑だ。
銃の規制対策が発表されて以降、奇妙なことに、銃の展示販売会を訪れる人の数が増えたのだ。
「規制される前に買わなくては、子どもの命を守れないだろう」
小さな子どもを連れて、会場を訪れる父親もいる。
アメリカの人々にとって、銃は「身を守るために絶対に必要なもの」なのだ。
他の誰かが銃を持っている以上、彼らは銃を手放すわけにはいかない。
残念ながら、先ほど紹介した架空の銃ショップをオープンしたGuns With Historyの取り組みは、銃を持つ自由を訴える団体により糾弾されている。
「銃を持たない日本」を守る
(Photo by boris drenec)
一般市民の銃の所持が法律で許されていない日本においては、乱射事件など想像もつかない。
家を出た途端にライフルの弾丸が炸裂するなど、誰も危惧していないのだ。
「武器を持たない当たり前」を未来にも継承していくためには、「武器のある恐ろしさ」に対して無知ではいけない。
ポケモントレーナー射殺事件を「他人事」