フードプロセッサーで材料をつぶしてペースト状にするだけとは一歩も二歩も先を行っており、人々に新しい食の楽しみ方を提案している。
(Photo by DAISY MEAGER)
では3Dプリンターを使ったレストランを開くのはどのくらい簡単なのか?
3Dプリンターの手を借りれば、誰でも簡単に職人技などなくても作れると考えてしまいがちだが、残念ながら3Dプリンターは魔法の機械ではない。
そのため何でも一緒に加工できるわけではなく、間違えれば材料を爆発させることにもなりかねない。
よって、使う者はプログラムの仕組みや使い方、加減を見て料理を調整する能力を持っていなければならないのだ。
「3Dプリンターさえあれば成功する」という安易な考えで3Dプリンターを使用した事業を始めるのは難しいが、コストを払ってでも実行に移したほうがいいような考えがあるならやってみる価値はあるかもしれない。
また、今回紹介したレストランのフィッシュ・アンド・チップスのように、人が予想もしない見た目の一皿を提供することは、実際のところどのくらいの人々に受け入れられるのだろうか。