「危険」と「優しさ」が隣り合わせのリオオリンピックが開幕
難民選手団のメンバー10人は、コンゴ共和国や南スーダン、エチオピア、そしてシリア出身だ。
英語が流暢で力強いメッセージを訴えてきたことから、“難民選手団の顔”と呼ばれているのが彼女。
シリア出身の競泳選手のユスラ・マルディニ選手だ。
(Photo by Europe 1)
<Yusra Mardini/ユスラ・マルディニ選手(シリア)>
避難していたトルコから泳いでドイツまで逃げてきた彼女。
インタビューでは、「五輪のファンには『難民』が母国を離れざるを得なかった『普通の人』だということを認識してほしい」と訴え、「いつかは難民にとっても平穏な日々が訪れる。どんなに困難がつきまとっても夢を諦めないでほしい」と語った。
史上で最も「性別に境界線を引かない」オリンピック
(Photo by Eric Allix Rogers)
なにかとLGBTQに風当たりが強いスポーツ界。
2014年のロシアで行われたソチ冬季五輪では2013年6月に成立した反同性愛法も含め、LGBTQの人権的な視点から世界中では批判の嵐だった。