「酔っ払った私のせい?」アートで訴えるレイプ被害者の苦悩
Brock Turnerとは、酒に酔い意識のなかった女子学生をレイプしたとして2015年に逮捕された、20歳のスタンフォード大生だ。
レイプという重大な罪を犯しながらも、今年6月に出た判決は禁固6か月。
その量刑の軽さや、息子をかばい被害者を責めるような父親の発言が物議を醸していた。
これは決して珍しい事件ではない。
現在アメリカでは、約4人に1人の女子大生が在学中に性的被害(同意なしの体への接触、キス、レイプ)に遭っていると言われる。
非難の文化に染まったアメリカ、日本
(Photo by Facebook)
<スカートが短すぎたの>
しかし、被害を訴えようとする彼女たちに立ちはだかるのは「非難の文化(Blaming Culture)」だ。
レイプは被害者が酒に酔い(あるいは無理に飲まされ)、意識が朦朧としている時に行われることが多い。
「非難の文化」に染まったアメリカ社会では、レイプの加害者ではなく、被害者の不注意や意志の弱さを責める声が少なくないのだ。
日本にもBlaming Cultureがある。