くらし情報『「酔っ払った私のせい?」アートで訴えるレイプ被害者の苦悩』

「酔っ払った私のせい?」アートで訴えるレイプ被害者の苦悩

それは「自己責任論」だ。 
どんな出来事も「その結果に至るまでの自分の行動」に原因があり、被害をこうむっても「悪いのは自分」とする文化だ。 
最近だと、ISに日本人ジャーナリストが拘束され殺された際、「危険な国に勝手に行った奴が悪い」とする自己責任論がネット上で湧き上がった。 
レイプ被害に対しても、日本では 
「露出の多い格好してるからいけないんだ」 
「女なのにそんな時間に出歩いたのが悪い」 
といった声が被害者に浴びせられることがある。 
しかし、悪いのは本当に被害者なのだろうか?

悪いのは誰?作品に込められた被害者たちの叫び

(Photo by Facebook)

(Photo by Facebook)

<1人で歩くべきじゃなかったわ>

本当に非難されるべきなのは、加害者や、レイプ被害をよく理解していない社会だ。 
自らの欲望をコントロールできず、抵抗できない相手や力の弱い相手を襲う「手」、本質を見極めず、被害者の行動や見た目を責める人々の存在にこそ、今一度目を向けるべきではないだろうか。 
被害者を非難しても、問題はいつまでも解決しない。

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