アラビア語が「コワそうだから」作られたトートバッグ。
(Photo by 『自由と壁とヒップホップ』公式サイト)
アラビア語話者への偏見は、ISによるテロが相次いでいるヨーロッパに限らない。
2008年に公開されたパレスチナ人のラッパーたちのドキュメンタリー映画『自由と壁とヒップホップ』では、青年がイスラエルの都市でアラビア語で話しているだけで職務質問をされるという場面がある。
イスラエルはユダヤ人が支配的な国で、主にアラビア語を話すパレスチナ人は偏見を持たれているだけでなく差別されているのだ。
これは「パレスチナ問題」と呼ばれている複雑な領土問題によるものである。
(Photo by Rock Paper Scissors)
さまざまな問題が複雑に絡む世界情勢のなかで「偏見」や「差別」をなくすことは容易いことではない。
けれども、先ほどのトートバッグの写真と説明がさらに拡散され、同じトートバッグを持つ人が増えていけば、「アラビア語話者への偏見」をなくす世界的で強力なムーブメントと呼べる動きが作れるかもしれない。
via. SBS Life, Rock Paper Scissors, The Vocal, snopes.com, Rock Pater Scissors, The Telegraph, HUFFPOST COMEDY, 『自由と壁とヒップホップ』公式サイト
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