アラビア語が「コワそうだから」作られたトートバッグ。
と書かれているというのだ。
(Photo by Rock Paper Scissors)
イスラエルのヤッファに住むパレスチナ人のデザイナー2人が風刺を込めて作った、このトートバッグ。
彼らのブランド「ロック・ペーパー・シザーズ」は、このトートバッグで「メディアに溢れる負のステレオタイプに疲れたアラビア語話者に少しでも安らぎを提供すること」と、「人々のアラビア語に対する見方に意義を申し立てること」そして「そんな見方をする人々を風刺する」ことが目的で制作されたという。
ジャーナリストによる投稿の影響か一時はトートバッグの在庫がなくなったようだが、追加で生産したようで、こちらから購入することができる。
値段は1500円程度だ。
(Photo by 国際化時代の40カ国言語判定)
そもそもアラビア語に親しみのない人にとっては、アラビア語と似ている言語のペルシャ語やウルドゥー語などと見分けることさえ困難だ。
アラビア語と他の似たような言語はひとくくりに“アラビア語”として見られてしまっている可能性は非常に高い。
世界でテロ行為を繰り返しているISが主にアラビア語を使っていることなどもあり、アラビア語話者や“それに似た言語”を話す人々に対する偏見は、残念ながら簡単には拭い去れないものとなっている。