オトナに“こそ”読んでほしい。「多様な性」を考える絵本
「王さま同士が結ばれるおとぎ話もあっていい」というメッセージが伝わってくる。
(Photo by goodreads)
LGBTへの関心が高い北欧スウェーデンで出版されている絵本『Blompojken(お花の男の子)』。
この作品の主人公はスカートを履き、花冠をつけた男の子だ。
周囲から「ヘンだ」「強く、たくましくなれ」といわれる男の子を、「ありのままのあなたですてきなんだよ」というメッセージが優しく包む。
こうした絵本を通じて子どもの頃から性の多様さを知るのは、「いろいろな人がいて当たり前」という考えを持つ上でとても大切なことだ。
さらに、現に自分の性に悩みを抱えていたり、いじめの標的になっていたりする子どもたちの心の支えにもなるのではないだろうか。
まだ間に合う。大人が読んでも遅くはない
(Photo by Flickr)
絵本は決して子どもたちだけの物ではない。
子どもに伝わるように言葉を選んで書かれた文やイラストだからこそ、大人の心にダイレクトに刺さるメッセージがある。